国会議事堂の中には、テレビの国会中継で見かける本会議場だけでなく、天皇陛下が国会の開会式当日にお入りになる「御休所」、豪華な装飾が施された皇族室、そして天井までの高さが32.62メートルもある壮大な中央広間がある。実は、国会議事堂は一般の人も見学できる施設であり、参議院の一般参観は無料。衛視の案内による約60分の見学コースが用意されている。
2026年11月現在、参議院の通常参観は平日の午前9時から午後4時まで毎正時に実施され、9名以下なら事前予約も不要だ。一方、衆議院は土日祝日にも参観を実施しており、受付時間や申込方法、撮影できる場所にも違いがある。加えて、皇族室はすべての一般参観で必ず見られるわけではない。現行の公式案内と特別体験プログラムの内容を区別しながら、内部の見どころ、1936年竣工の歴史、見学条件を詳しく紹介する。
【国会議事堂の中はどこまで見学できる?】参議院の公式コースと内部の全貌

国会議事堂は、中央塔を境にして左右に衆議院と参議院が配置された左右対称の建築物だ。正面から見て左側が衆議院、右側が参議院となっている。
一般参観では、議員や職員が日常的に使用するすべての部屋に入れるわけではない。衛視が案内する決められた順路を歩き、公開対象となっている施設を見学する仕組みだ。
参議院の通常参観で見られる場所2026年11月現在、参議院公式サイトに掲載されている通常参観の順路は、次のとおりだ。
参観ロビー → 参議院議場 → 御休所 → 中央広間 → 前庭
所要時間はおおむね60分。参観ロビーでは参議院の活動や役割、国会議事堂の歴史を紹介する展示を見ることができる。その後、議場や御休所などを巡り、最後に前庭へと進む。
特に注目したいのは、本会議場の傍聴席だ。普段テレビ画面を通じてしか見られない議場を、実際の建物の中から見下ろせる。議長席や議員席の配置、天井のステンドグラスなど、映像では伝わりにくい空間の広がりを確認できる。
皇族室は通常参観でも必ず見られる?ここは2026年の見学情報で注意したいポイントだ。
以前の参議院見学ガイドや特別体験プログラムの公式FAQには、皇族室を含む次の見学順路が掲載されている。
参観ロビー → 本会議場傍聴席 → 御休所 → 皇族室 → 中央広間 → 前庭
特に、2026年時点で公開されている参議院特別体験プログラムのFAQでは、プログラム終了後の見学先として皇族室が明記されている。御休所と皇族室は、どちらも廊下からの見学となる。
ただし、2026年11月時点の一般向け通常参観ページに掲載されている現行順路には、皇族室の記載がない。したがって、通常参観で必ず皇族室を見られると考えるのは正確ではない。
皇族室を目的に訪れる場合は、参議院警務部参観係に事前確認するのが確実だ。特別体験プログラムは、原則として小学5年生から中学3年生相当の子ども10名以上の団体が対象で、一般の大人が自由に申し込める通常ツアーとは異なる。
自由行動や個人での内部探索はできない参議院の参観では、衛視の案内から離れて自由に歩くことはできない。途中で引き返したり、緊急時以外に途中退出したりすることも認められていない。
また、国会の状況や混雑によって見学コースが変更されたり、説明が簡略化されたりする場合がある。見たい部屋がある場合でも、当日の案内が優先される。
【内部写真で見る国会議事堂の見どころ】本会議場・御休所・中央広間を解説
国会議事堂の内部写真を見ると、一般的な官公庁の建物とは異なる、重厚な石材や精巧な装飾が目を引く。建物の美しさだけでなく、国の重要な儀式や議会政治を支える機能が各空間に組み込まれている。
1. 参議院本会議場の傍聴席参議院の本会議場は議事堂の2階に位置し、3階まで吹き抜けになっている。
議場の正面中央には議長席と演壇が設けられ、その背後には開会式の際に天皇陛下が臨席される席がある。議員席は演壇を中心に半円形に配置されている。
特徴的なのは、議席が合計460席設けられていることだ。現在の参議院議員定数は248名だが、議場は貴族院時代の名残をとどめている。
3階には傍聴席があり、一般参観ではここから議場を見学する。天井にはステンドグラスが施され、自然光が差し込む構造になっている。壁面の彫刻にも装飾性と音響への配慮が見られる。
なお、見学コースで傍聴席に入ることと、実際に開催される本会議を傍聴することは別の手続きだ。議事をリアルタイムで見たい場合は、参議院の傍聴案内を確認する必要がある。
2. 御休所(ごきゅうしょ)御休所は、国会議事堂の内部でも特に格式の高い部屋だ。中央階段を上がった議事堂中央部の3階に位置し、天皇陛下が国会にお着きになった際、開会式に先立ってお入りになる場所として設けられている。
開会式当日には、両院の議長と副議長がこの部屋で陛下にお目にかかる。
室内には本檜や本漆が使用され、金箔や金具、精巧な彫刻など、建設当時の日本の建築・工芸技術が集められている。安土・桃山時代の様式を取り入れた華麗な意匠も特徴だ。
単なる休憩室ではなく、国会の開会式という重要な国家行事を支える場所である。そのため、一般的な議員執務室とは異なる特別な設計が施されている。
3. 皇族室皇族室は御休所の隣に設けられた部屋だ。御休所が天皇陛下のための部屋であるのに対し、皇族室は皇族のための部屋として設けられている。
参議院の公式資料には、室内の写真も掲載されており、シャンデリアや装飾性の高い壁面、家具などを見ることができる。
ただし、特別体験プログラムの公式FAQでは、皇族室は室内に入るのではなく、廊下から見学すると説明されている。内部写真で見る豪華な内装と、実際に見学者が立ち入れる範囲は区別しておきたい。
4. 中央広間は高さ32.62メートルの大空間国会議事堂の内部で、建築的な迫力を最も感じられる場所の一つが中央広間だ。
中央塔の真下に位置するこの空間は、4階吹き抜けで、天井までの高さは32.62メートル。広さは267.65平方メートルに及ぶ。
窓と天井にはステンドグラスが取り付けられ、床には大理石のモザイク装飾が施されている。上部から自然光が入る設計になっており、時間帯によって異なる表情を見せる。
広間の三方には、伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像が立っている。いずれも日本の議会政治の確立に功績を残した人物だ。
中央広間には、4人目の銅像を置くための台座も設けられている。4人目を誰にするか決められなかったという経緯があり、政治には完成がないという象徴として語られることもある。
5. 中央玄関は「あかずの扉」国会議事堂の正面中央にある中央玄関は、普段は閉じられている特別な入口だ。
使用されるのは、主に次のような機会である。
- 国会の開会式で天皇陛下をお迎えするとき
- 衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙後、国会召集日に議員が初登院するとき
- 外国の元首や国賓などを迎えるとき
日常的に使用されないことから「あかずの扉」と呼ばれている。参議院の公式建築案内によると、扉はブロンズ製で、1枚の重さは約1.1トンにもなる。
一般参観者が通常利用する入口とは異なるため、見学ツアーで中央玄関から入れるわけではない。普段閉じられている扉だからこそ、国会の儀式や格式を象徴する存在になっている。
【国会議事堂は1936年竣工】17年の建設史と建築データ
現在の国会議事堂が完成したのは昭和11年(1936年)11月。大正9年(1920年)1月の着工から、実に17年もの歳月を費やして建設された。
日本の議会政治は1890年の帝国議会開設から始まっているが、現在の建物が完成するまでには、複数の仮議事堂を使用した歴史がある。
現在の議事堂ができるまでの歴史明治23年(1890年)、帝国議会の開設に合わせて最初の仮議事堂が日比谷・内幸町に建設された。しかし、この建物は完成後間もなく火災で焼失した。
その後、第2次仮議事堂が建設されたものの、大正14年(1925年)に再び焼失。第3次仮議事堂を使用しながら、現在の本格的な議事堂の建設が進められた。
国立国会図書館の歴史資料によると、現在の議事堂の建設構想は明治時代から存在していた。設計や財政上の問題などを経て、大正9年に本格的な工事が始まったのである。
1918年には建物の意匠設計が一般公募され、118点の応募作品が集まった。1等に選ばれたのは、当時宮内省の技手だった渡辺福三の作品で、これを参考に設計が進められた。
1936年11月に竣工し、同年12月24日に召集された第70回帝国議会から使用が始まった。
国会議事堂の建築データ建物の規模を数字で見ると、その壮大さがさらに分かる。
- 着工:1920年1月
- 竣工:1936年11月
- 建設期間:17年間
- 敷地面積:103,007平方メートル
- 建物面積:13,356平方メートル
- 延べ床面積:53,464平方メートル
- 中央塔の高さ:65.45メートル
- 建物の構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
- 工事に携わった人数:延べ約254万人
建築資材のほとんどすべてに国産品を使用する方針が採られ、外壁には花こう石が張られている。耐震性や耐火性にも配慮した堅牢な構造だ。
1936年の完成当時、中央塔の高さ65.45メートルは日本一の高さを誇った。現在も永田町の景観を象徴する建築物として存在感を保っている。
【2026年最新】国会議事堂の見学時間・料金・予約方法
国会議事堂は、議員や関係者だけが入れる施設ではない。参議院と衆議院の双方で一般参観を受け付けている。
ただし、両院で受付時間や予約条件が異なるため、訪問先を決めてから手続きを確認することが大切だ。
参議院の見学時間と料金参議院の一般参観は無料。2026年11月現在の公式案内では、平日の午前9時から午後4時まで、毎正時に出発する形式となっている。
受付時間は次のとおりだ。
- 午前9時
- 午前10時
- 午前11時
- 正午
- 午後1時
- 午後2時
- 午後3時
- 午後4時
受付締切りは各回の5分前。手荷物検査は毎時40分から55分まで行われるため、余裕を持って到着したい。
本会議が開催される日は、開会予定時刻の1時間前から散会まで参観が中止される。また、国会内の事情や特別行事によって急きょ変更・中止となる場合もある。
参議院の見学予約方法個人で訪れる場合と団体で訪れる場合では、予約条件が異なる。
9名以下の場合
事前予約は不要。当日、参議院参観受付窓口で申込書に必要事項を記入すればよい。身分証明書も必要ないと公式FAQに記載されている。
ただし、受付と手荷物検査を毎時55分までに終える必要がある。希望する開始時刻の20分ほど前を目安に到着すると安心だ。
10名以上の場合
事前予約が必要となる。一般団体は参議院警務部傍聴参観係に電話で問い合わせ、学校行事団体は公式の予約申込書を利用する。団体予約は、希望日の3か月前の月初めから受け付けられる。
参議院の問い合わせ先は、警務部参観係(03-5521-7445)。
なお、国会閉会後の第1・第3日曜日には、参議院議員を通じて申し込む特別な参観も実施されている。通常の土日一般公開とは異なるため、利用条件を確認したい。
衆議院の見学時間と予約方法衆議院も一般参観を受け付けており、平日だけでなく土日祝日にも見学できる。
平日は午前8時から午後5時まで。受付は午後4時までに済ませる必要がある。
土日祝日は、次の6回に分けて実施される。
- 午前9時30分
- 午前10時30分
- 午前11時30分
- 午後1時
- 午後2時
- 午後3時
10名以上の団体は事前申込みが必要で、参観申込書と参観者名簿をFAXで提出する。申込みは希望日の60日前から前日まで受け付けている。
9名以下の場合は事前予約不要で、当日受付窓口で申込書を記入する。
通常の見学時間は約60分だが、混雑状況によっては説明が簡略化され、30分程度になる場合もある。
【参議院と衆議院はどっちがいい?】参観コース・受付・撮影ルールを徹底比較
国会議事堂の中を見学する際、意外と迷いやすいのが参議院と衆議院のどちらを選ぶかという問題だ。
同じ建物の中にあるものの、入口や参観時間、予約条件、撮影可能な場所には違いがある。訪問目的に合わせて選ぶと、満足度が高くなる。
| 比較項目 | 参議院 | 衆議院 |
|---|---|---|
| 建物の位置 | 正面から見て右側 | 正面から見て左側 |
| 平日の受付時間 | 9時~16時、毎正時 | 8時~17時、受付16時まで |
| 土日祝日 | 通常参観は平日。特定の日曜日は議員経由で申込み | 9時30分~15時の間に6回実施 |
| 個人9名以下 | 当日受付・予約不要 | 当日受付・予約不要 |
| 団体10名以上 | 事前予約が必要 | 事前予約が必要。申込書と名簿をFAX提出 |
| 見学所要時間 | 約60分 | 通常約60分 |
| 主な見学場所 | 参議院議場、御休所、中央広間、前庭など | 衆議院議場、御休所、中央広間など |
| 写真撮影 | 参観コース内で原則可能。営利目的などは禁止 | 本会議場、御休所、中央広間、建物外などに限定 |
※2026年11月時点の各院公式参観案内に基づく。参観コースや実施時間は、国会の状況によって変更される場合がある。
参議院がおすすめなのはどんな人?中央広間や御休所など、建築や歴史に関心がある人には参議院の見学が向いている。
平日に訪問でき、個人で予約の手間をかけずに参加したい場合にも利用しやすい。公式サイトでは360度のバーチャル参観も公開されており、通常の参観順路に含まれない塔屋や第1委員会室なども体験できる。
衆議院がおすすめなのはどんな人?土日祝日に見学したい人には衆議院が便利だ。平日に時間を確保できない人でも、指定時間に合わせて訪問できる。
また、衆議院ビジターセンターでは、国会の仕組みをパネルや映像で紹介している。議事堂に入る前に国会の役割を学べる点も魅力だ。
なお、両院は同じ建物の左右に位置するが、参観受付窓口は別々だ。参議院の受付に行って衆議院の見学を申し込むことはできないため、事前に入口を確認しておきたい。
【内部撮影・アクセス・見学時の注意点】失敗しない訪問ガイド
国会議事堂の内部写真は撮影できる?国会議事堂の内部撮影は可能だが、両院でルールが異なる。
参議院では、参観コース内の撮影は原則可能。ただし、私的な宣伝や営利目的の撮影、通行の妨げになる場所での撮影、混雑して秩序を保てない場所での撮影、歩きながらの撮影は禁止されている。
衆議院では、参観コース内であっても撮影可能な場所が限定されている。混雑時などを除き、本会議場、御休所、中央広間、建物外での撮影が認められているが、その他の場所や営利目的の撮影はできない。
写真を撮る際は、その場の衛視や係員の指示を優先すること。スマートフォンで撮影できるからといって、すべての部屋や廊下で自由に撮影できるわけではない。
国会議事堂のアクセスと最寄り駅国会議事堂の所在地は、東京都千代田区永田町1丁目7番1号。東京メトロの複数路線からアクセスできる。
参議院の受付に向かう場合
- 東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」1番出口から徒歩約3分
- 東京メトロ千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前駅」1番出口から徒歩約6分
参議院の受付は西通用門横にある。永田町駅1番出口から向かうルートが便利だ。
衆議院の受付に向かう場合
- 東京メトロ丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口から徒歩約3分
- 東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」1番出口から徒歩約3分
衆議院は平日と土日祝日で受付窓口が異なる。平日は議事堂裏側の衆議院参観通用門内、土日祝日は衆議院面会受付所内の窓口を利用する。
2026年11月からのバリアフリー関連の注意衆議院では、2026年11月1日から2027年1月24日まで、ビジターセンターのエレベーター工事が予定されている。
この期間、車椅子を利用する人は、土日祝日と同じ衆議院面会受付所から入館するよう案内されている。一般参観者は通常どおり参観門から入館する。
国会議事堂は1936年に完成した建物で、階段や段差が多い。衆議院ではエレベーター利用を希望する場合、衛視・係員に申し出るよう案内している。身体の状態や移動方法に不安がある場合は、事前に各院へ相談しておくとよい。
手荷物検査と持ち込み制限国会内の安全確保のため、参議院では手荷物検査を実施している。かばんのほか、開封済みのペットボトル、缶、瓶、水筒なども検査対象となる。
スーツケース類は持ち込みできない。受付に荷物を預ける場所もないため、大きな荷物は駅のコインロッカーなどを利用したい。
また、参観中は自由に行動できず、院内の食堂や売店も利用できない。出発前にトイレを済ませておくことも忘れないようにしたい。
【国会議事堂の中に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:国会議事堂の見学料金はいくらですか?
A1:参議院の一般参観は無料だ。個人9名以下なら予約も不要で、当日受付で申し込める。参議院公式FAQにも無料と明記されている。
Q2:国会議事堂の中は何分くらいで見学できますか?
A2:参議院・衆議院とも通常は約60分が目安だ。ただし、混雑や国会内の事情によって所要時間や見学内容が変わる場合がある。
Q3:御休所や皇族室の中に入れますか?
A3:御休所や皇族室は、廊下から見学する案内がある。特に参議院特別体験プログラムのFAQでは、両室とも廊下からの見学と説明されている。通常参観では現行の公式順路に皇族室の記載がないため、事前確認が必要だ。
Q4:国会議事堂の中で写真撮影はできますか?
A4:参議院は参観コース内で原則可能。衆議院は本会議場、御休所、中央広間、建物外などに限定されている。いずれも係員の指示に従う必要がある。
Q5:国会議事堂は土日でも見学できますか?
A5:衆議院は土日祝日にも指定時間で一般参観を実施している。参議院は通常平日の参観が基本で、特定の日曜日には議員を通じた申込みによる参観がある。
Q6:国会議事堂の中央玄関から入れますか?
A6:通常の一般参観では中央玄関を利用しない。中央玄関は開会式や選挙後の初登院、外国の賓客を迎える場合などに使用される特別な入口だ。
Q7:国会議事堂の見学に身分証明書は必要ですか?
A7:参議院の一般参観では身分証明書は不要と公式FAQに記載されている。ただし、手荷物検査は実施されるため、受付時間に余裕を持って訪問したい。
まとめ:【プロの結論】国会議事堂の中を見学するなら目的に合わせて選ぼう
国会議事堂の中は、一般の人が想像する以上に見どころが多い。議員が議論を交わす本会議場、国家行事を支える御休所、歴史的な意匠を残す中央広間など、日本の議会政治を象徴する空間が一つの建物に集まっている。
特に高さ32.62メートルの中央広間は、建築物としての迫力を体感できる場所だ。1936年に完成してから約90年が経過した現在も、当時の建築技術と工芸の粋を伝えている。
見学先の選び方は、目的によって異なる。
- 建築や歴史をじっくり見たい人:平日に参議院の一般参観を利用する。
- 土日祝日に訪問したい人:衆議院の一般参観を選ぶ。
- 国会の仕組みを子どもに体験させたい人:参議院特別体験プログラムを検討する。
- 皇族室を見たい人:通常参観と特別体験プログラムの違いを確認し、事前に問い合わせる。
- 内部写真を撮りたい人:各院の撮影ルールを事前に把握する。
国会議事堂は、単なる歴史的建築物ではない。法律や予算が審議され、日本の政治が動く場所そのものだ。テレビで見ていた議場を実際に訪れ、議員席や傍聴席、中央広間の空間を自分の目で確かめることには、画面越しでは得られない価値がある。
2026年に訪問するなら、最も大切なのは古い見学情報だけを頼りにしないこと。参議院・衆議院それぞれの最新の受付時間、見学コース、予約条件を確認し、自分の目的に合った参観を選びたい。
主な公的確認資料: 参議院の現行参観案内・FAQ、衆議院の参観手続・施設案内、参議院特別体験プログラム、国立国会図書館「史料にみる日本の近代」。