2会場は同じイベントの会場ですが、楽しめる内容には明確な違いがあります。
五位堂は車両整備設備や車両展示、高安は特急車両との撮影や乗務員体験が中心です。
| エンティティ・会場 | 主な内容 | 関連する見どころ |
|---|---|---|
| 近畿日本鉄道 | イベント主催 | 27回目の鉄道まつり |
| 五位堂検修車庫 | 車両展示・整備設備 | 40tクレーン、8A系 |
| 高安車庫 | 車両撮影・乗務員体験 | しまかぜ、洗車体験 |
| 8A系 | 新型一般車両 | 運転台見学・車両展示 |
| しまかぜ | 観光特急 | 出庫前の記念撮影 |
| 団体専用列車「楽」 | 特別乗車体験 | 五位堂・高安間のツアー |
| 事前応募イベント | 抽選制の体験企画 | 運転士・車掌・洗車体験 |
今回の開催内容を振り返るうえで見逃せないのが、五位堂検修車庫で行われた「きんてつ車両写真撮影会」です。
鉄道専門誌『鉄道ファン』の2026年11月2日付ニュースでは、次の5編成が展示されたと報じられています。
- 2410系「伊勢志摩お魚図鑑」(W23)
- 1201系「ポムポムプリンラッピング」(RC02)
- 1252系「東武8000系風ラッピング」(VE77)
- モワ24系「はかるくん」(MF24)
- 12400系「サニーカー」(NN03)
なかでも「伊勢志摩お魚図鑑」は、ラッピング車両のモ2423を大阪上本町方に方向転換させて展示した点が特徴でした。
このように、2026年の近鉄鉄道まつりは、一般向けの体験企画だけでなく、珍しい車両の編成や展示方法を楽しめる鉄道ファン向けの要素も充実していました。
【事前抽選・応募期間】運転士体験や洗車体験は誰でも参加できた?

今回のイベントで注意したいのが、一般入場と体験イベントへの参加条件は別だったという点です。
会場自体は入場無料でしたが、人気の高い体験企画はインターネットによる事前応募制で、応募者が定員を超えた場合は抽選となりました。
応募期間と当選発表9月29日~10月15日
2026年の事前応募受付期間
応募開始
9月29日(火)10:00
応募締切
10月15日(木)18:00
当選連絡
10月29日(木)まで
当選者にのみ、応募フォームに登録したメールアドレス宛てに連絡。参加当日は当選メールまたは印刷物の持参が必要でした。
近鉄の公式発表で案内された対象企画は以下のとおりです。
| 会場 | 事前応募対象の企画 | 対象条件 |
|---|---|---|
| 五位堂 | 運転士体験 | 条件指定なし |
| 五位堂 | 車掌体験 | 条件指定なし |
| 五位堂 | 橋つくり体験 | 小学生限定 |
| 五位堂 | 鉄道マナーすごろく | 小学生以下 |
| 五位堂 | ATカート乗車体験 | 条件指定なし |
| 高安 | しまかぜ撮影 | 条件指定なし |
| 高安 | マスコン操作体験 | 小学生以下 |
| 高安 | こども車掌体験 | 小学生以下 |
| 高安 | 近鉄中学生検定 | 中学生限定・10月31日 |
| 高安 | 近鉄小学生検定 | 小学生限定・11月1日 |
| 高安 | 洗車体験 | 条件指定なし |
| 高安 | 運転シミュレーター | 小学生以下 |
| 高安 | ちびっこ検車係員 | 小学生以下 |
| 高安 | 小学生放送コンテスト | 小学生限定 |
1. 入場無料でも体験企画は別扱い
無料で会場に入れることと、抽選対象の企画に参加できることは別です。運転士体験やしまかぜ撮影などは、当選が参加条件でした。
2. 子ども限定の企画がある
小学生以下、小学生限定、中学生限定といった参加条件が設定されていました。家族で申し込む場合は、子どもの学年や年齢条件を確認する必要がありました。
3. 当日受付での参加はできない企画がある
抽選対象イベントは事前応募が前提です。開催日に会場へ行けばすべての体験に参加できるわけではありません。
2026年11月2日現在、これらの応募受付は終了しています。
【団体専用列車「楽」】乗車体験ツアーの料金・運行区間・時刻
2026年の鉄道まつりでは、通常の車庫公開に加えて、団体専用列車「楽」に乗車できる特別ツアーも企画されました。
この企画は、五位堂駅と高安駅の間を団体専用列車で走る乗車体験です。
五位堂・高安間の乗車体験概要| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | 10月31日・11月1日 |
| 運行区間 | 高安駅~五位堂駅 |
| 運行本数 | 各日3往復 |
| 募集人数 | 各コース・各回120名 |
| 旅行代金 | 1,000円 |
| 料金対象 | 大人・子ども・乳幼児同額 |
| 予約開始 | 9月18日11時 |
| 予約方法 | 近鉄旅の予約センターのWeb受付 |
料金には片道運賃、特急「楽」の料金、記念品、記念乗車証、諸税が含まれていました。乳幼児も1,000円が必要という条件でした。
運行時刻はどうなっていた?公式特設サイトに掲載された時刻は次のとおりです。
| 高安駅発 | 五位堂駅着 |
|---|---|
| 11:35 | 11:50 |
| 12:51 | 13:07 |
| 14:35 | 14:50 |
| 五位堂駅発 | 高安駅着 |
|---|---|
| 12:03 | 12:23 |
| 13:45 | 13:58 |
| 15:03 | 15:23 |
近鉄名古屋駅から高安駅まで、往路に団体専用列車「楽」を利用する別ツアーも設定されました。
| 区分 | 旅行代金 |
|---|---|
| 大人 | 5,670円 |
| 子ども | 3,310円 |
| 幼児 | 400円 |
桑名、近鉄四日市、白子、津、榊原温泉口、五位堂に停車する行程でした。
こちらは五位堂・高安間の1,000円の乗車体験とは別商品です。申し込み方法や料金を混同しないようにしたいところです。
「楽」は会場間の移動手段ではない特に重要なのが、公式サイトがこの企画を会場間の移動用ではないと明記していた点です。
事前予約のない人は当日乗車できず、満員になり次第受付終了という条件もありました。
つまり、通常の入場者が五位堂と高安を自由に行き来するためのシャトル列車ではなく、列車に乗ること自体を目的とした旅行商品だったのです。
【アクセス・最寄り駅】五位堂検修車庫と高安車庫への行き方
2会場とも近鉄大阪線の駅から徒歩でアクセスできます。
五位堂会場
奈良県香芝市・五位堂検修車庫
最寄り駅:近鉄大阪線・五位堂駅
徒歩約10分
高安会場
大阪府八尾市・高安車庫
最寄り駅:近鉄大阪線・高安駅
徒歩約5分
車での来場はできる?
近鉄の公式発表では、会場およびその付近に駐車場は設けないと案内されていました。
そのため、来場には電車やバスなどの公共交通機関を利用することが基本です。
特に家族連れで車を利用したい場合でも、会場周辺の駐車場を前提にした計画は避けたほうがよいでしょう。
2会場を回るならどちらを先にする?目的によって優先順位を決めるのがおすすめです。
- 車両や整備設備をじっくり見たい人: 五位堂を優先
- しまかぜや洗車体験を楽しみたい人: 高安を優先
- 子どもに運転士・車掌の仕事を体験させたい人: 抽選対象の企画を中心に計画
- 鉄道写真を撮影したい人: 五位堂の車両撮影会や高安のしまかぜ撮影を確認
2会場の開催時間は同じ10時~15時です。すべての企画を短時間で回ることは難しいため、参加したい企画を絞ることが現実的です。
【近鉄鉄道まつり2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:近鉄鉄道まつり2026の入場料はいくらでしたか?
入場料は無料でした。五位堂検修車庫と高安車庫の両会場とも無料で入場できました。ただし、団体専用列車「楽」の乗車体験ツアーは1人1,000円の有料企画でした。
Q2:40tクレーン実演や8A系展示はどちらの会場でしたか?
40tクレーン実演と8A系展示は五位堂検修車庫です。高安車庫では、しまかぜとの記念撮影、運転台のマスコン操作、子ども車掌体験、洗車体験などが実施対象でした。
Q3:運転士体験や車掌体験は当日申し込めましたか?
対象企画は9月29日10時から10月15日18時までの事前応募制で、応募多数の場合は抽選でした。当選者には10月29日までにメールで通知される仕組みでした。
Q4:五位堂会場と高安会場の最寄り駅はどこですか?
五位堂会場は近鉄大阪線の五位堂駅から徒歩約10分、高安会場は高安駅から徒歩約5分です。会場周辺に専用駐車場はありませんでした。
Q5:2027年の近鉄鉄道まつりの開催日は決まっていますか?
2026年11月2日時点では、2027年の開催日程は公式発表されていません。次回の開催情報は近畿日本鉄道の公式発表や鉄道まつり特設サイトで確認する必要があります。
まとめ:近鉄鉄道まつり2026は2会場それぞれに違った魅力があった
2026年の「きんてつ鉄道まつり」は、10月31日・11月1日の2日間、五位堂検修車庫と高安車庫で開催されました。
五位堂会場では40tクレーン実演や8A系展示、車両撮影会など、車両整備や鉄道車両そのものに焦点を当てた企画が目立ちました。
一方、高安会場では、しまかぜとの記念撮影、運転台の操作、子ども車掌体験、洗車体験など、乗務員や車両の仕事に触れられる内容が充実していました。
今回のイベントから見えてくるのは、近鉄鉄道まつりが単なる車両展示ではなく、鉄道を支える整備・運転・安全確認の仕事まで一般の人に知ってもらう場になっていることです。
入場無料という参加しやすさに加え、子ども向けの体験企画と鉄道ファン向けの車両展示を両立している点も、27回続いてきたイベントの特徴です。
次回の開催に備えるなら、次の3点を覚えておくと役立ちます。
1. 五位堂と高安ではイベント内容が異なるため、目的に合わせて会場を選ぶ。
2. 運転士体験・車掌体験・洗車体験などは事前抽選の対象かどうかを確認する。
3. 団体専用列車「楽」は通常の移動手段ではなく、別途申し込みが必要な有料ツアーとして考える。
2027年の開催情報が発表された際も、開催日程、応募期間、対象年齢、会場ごとのプログラムを早めに確認することが、近鉄鉄道まつりを満喫するためのポイントになります。