2026年11月2日現在、カーリング女子の世界ランキングで日本は国別5位、31.442ポイントを獲得しています。世界カーリング連盟(World Curling)の公式ランキングでは、スイス、カナダ、スウェーデン、韓国に続く位置です。一方、女子チーム世界ランキングでは日本勢の躍進も目立ち、仁平美来が世界6位、上野美優が12位、藤澤五月が13位にランクインしています。
注目したいのは、国別ランキングとチーム別ランキングでは評価する対象も集計方法も異なることです。日本女子カーリングの現在地を正しく理解するには、世界ランキングの順位だけでなく、北海道銀行カーリング、ロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブなど国内チームの成績や、2026年の国際大会での結果も合わせて見る必要があります。
【2026年11月最新】カーリング女子の国別世界ランキングで日本は5位

2026年の女子カーリング国別世界ランキングでは、スイスが首位を維持しています。カナダが2位、スウェーデンが3位、韓国が4位、日本は5位です。
世界カーリング連盟の公式ランキングに掲載されている要点は次のとおりです。
女子国別世界ランキング・トップ5- 1位:スイス 84.651ポイント
- 2位:カナダ 77.442ポイント
- 3位:スウェーデン 61.977ポイント
- 4位:韓国 45.256ポイント
- 5位:日本 31.442ポイント
出典は世界カーリング連盟の女子World Rankingsです。国別ランキングでは、各国の加盟協会が獲得した成績に応じてポイントが配分されます。日本は5位を確保しており、女子カーリングの国際的な競争力を持つ国の一つとして位置づけられています。
特に注目したいのは、4位の韓国と5位の日本の差です。韓国は45.256ポイント、日本は31.442ポイントで、差は13.814ポイント。上位進出には、世界選手権などの主要大会で安定した結果を残すことが大切です。
また、首位スイスと日本のポイント差は53.209ポイントです。スイスは国別ランキングだけでなく、チーム別ランキングでも複数の上位チームを送り込んでおり、国全体の競争力の高さが数字に表れています。
なお、この順位は特定の大会の最終順位をそのまま反映したものではありません。複数年にわたる成績を加味した累積型のランキングである点が大きな特徴です。
【女子チーム世界ランキング2026】日本勢は仁平美来が世界6位
国別ランキングと並んで確認したいのが、個々の登録チームを対象としたWorld Curling Team Ranking System(WCTRS)です。
2026年10月30日時点の女子チーム世界ランキングでは、韓国のキム・ウンジが1位。スイスのゼニア・シュヴァラー、カナダのケリー・エイナーソンが続きます。
日本勢では北海道銀行の仁平美来が世界6位に入り、トップ5に迫っています。
世界女子チームランキング・上位5チーム- 1位:キム・ウンジ(韓国)349.382ポイント
- 2位:ゼニア・シュヴァラー(スイス)314.825ポイント
- 3位:ケリー・エイナーソン(カナダ)302.225ポイント
- 4位:アリーナ・ペッツ(スイス)298.452ポイント
- 5位:レイチェル・ホーマン(カナダ)253.525ポイント
このランキングは、世界カーリング連盟が定めるWCTRSに基づき、CurlingZoneが管理しているものです。2026年10月30日更新のランキングでは、仁平美来が252.700ポイントで6位に入りました。
5位のレイチェル・ホーマンとの差は、わずか0.825ポイントです。日本のチームが世界トップ5に食い込める位置まで来ていることを示す数字です。
【日本女子カーリングの注目選手】仁平美来・上野美優・藤澤五月を比較
2026年の日本女子カーリングを語るうえで欠かせないのが、仁平美来、上野美優、藤澤五月の3人です。それぞれ所属するチームや競技実績が異なり、世界ランキングでも違った位置にいます。
以下は2026年10月30日時点の女子チーム世界ランキングと、各チームの所属・主要実績を整理したものです。
世界ランキングにおける日本勢の位置づけ| 世界順位 | スキップ・選手 | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | キム・ウンジ | 韓国 | 349.382 |
| 2位 | ゼニア・シュヴァラー | スイス | 314.825 |
| 3位 | ケリー・エイナーソン | カナダ | 302.225 |
| 4位 | アリーナ・ペッツ | スイス | 298.452 |
| 5位 | レイチェル・ホーマン | カナダ | 253.525 |
| 6位 | 仁平美来 | 北海道銀行 | 252.700 |
| 12位 | 上野美優 | SC軽井沢クラブ | 212.600 |
| 13位 | 藤澤五月 | ロコ・ソラーレ | 204.100 |
出典:CurlingZoneのWorld Curling Team Rankings(2026年10月30日更新)。なお、ランキング上の選手名は各チームのスキップ名を基準に表示されています。
仁平美来|北海道銀行から世界トップ6へ2026年の日本女子カーリングで、特に注目を集めているのが仁平美来です。
仁平がスキップを務める北海道銀行チームは、田畑百葉、山本冴、中島未琴を中心とした編成です。2026年の日本カーリング選手権では準優勝。2025年、2024年の同大会でも準優勝しており、国内トップクラスの安定した実績を持っています。
加えて、2026-27シーズンには北海道銀行カーリングクラシックやアドヴィックスカップなどのツアー大会でタイトルを獲得。国際ツアーでの成績も世界ランキング上昇を支えています。
10月30日時点の世界6位という順位は、日本人選手の中でも最上位です。世界5位のレイチェル・ホーマンとの差が0.825ポイントという接戦も見逃せません。
国内大会での安定感を国際ツアーでも発揮できるかどうかが、今後のトップ5入りを占うポイントになります。
上野美優|SC軽井沢クラブを率いる国内王者上野美優は、SC軽井沢クラブのスキップを務める選手です。
2026年の日本カーリング選手権では優勝。2024年にも同大会を制しており、国内選手権で結果を残してきました。
2026年10月30日時点の女子チーム世界ランキングでは12位、212.600ポイントです。仁平美来に続く日本勢の上位選手として、世界大会や海外ツアーでのさらなる経験が期待されています。
上野のチームは、国内選手権での優勝実績に加え、海外の大会にも参戦しています。国内タイトルを国際舞台での継続的な成績につなげられるかが注目点です。
藤澤五月|ロコ・ソラーレの実績と現在地藤澤五月は、日本の女子カーリングを代表するスキップの一人です。所属するロコ・ソラーレは北海道北見市常呂町を拠点とするチームで、国際大会でも長く実績を積み重ねてきました。
2026年のチーム編成では、藤澤五月がスキップ、松澤弥子がバイス、鈴木夕湖、吉田夕梨花がチームメンバーを務めています。
ロコ・ソラーレは2026年の世界女子カーリング選手権で4位に入りました。一方、2026年の日本カーリング選手権では9位という結果でした。
世界チームランキングでは13位、204.100ポイントです。過去のオリンピックでの実績や知名度だけで順位が決まるわけではなく、対象期間内の大会成績がランキングに反映されることが分かります。
なお、2026年のランキングは藤澤個人の競技能力を数値化した選手個人ランキングではありません。スキップを代表名として登録されたチームの成績を示すものです。
【世界の勢力図】スイス女子カーリング・カナダ女子カーリング・韓国女子カーリングの強さ
日本が国別5位に位置する一方、世界の女子カーリングではスイス、カナダ、韓国が上位争いを繰り広げています。
スイス女子カーリング|国別1位とチーム層の厚さスイスは国別ランキング84.651ポイントで首位です。チーム別ランキングでも、ゼニア・シュヴァラーが2位、アリーナ・ペッツが4位に入っています。
国別ランキングとチーム別ランキングの双方で上位に複数のチームが存在することは、スイスの強みを考えるうえで重要です。特定のチームだけでなく、複数の競技チームが国際大会で結果を残していることが数字に表れています。
カナダ女子カーリング|世界ランキング上位の常連カナダは国別2位の77.442ポイントです。チーム別ランキングでもケリー・エイナーソンが3位、レイチェル・ホーマンが5位に入りました。
世界ランキング上位5チームのうち2チームをカナダが占めている点は注目に値します。日本の仁平美来がホーマンに迫っていることも、2026年のランキングを読むうえで興味深いポイントです。
韓国女子カーリング|キム・ウンジがチーム別世界1位韓国は国別4位ですが、チーム別ランキングではキム・ウンジが349.382ポイントで世界1位です。
この結果は、国別ランキングとチーム別ランキングの違いを理解するうえで分かりやすい事例です。韓国全体の順位が4位であっても、代表的なチームが世界1位になることは十分にあり得ます。
国全体の競技力と、個別チームの競技力は必ずしも同じ順位にはなりません。日本が国別5位でありながら、仁平美来がチーム別6位に入っていることも同じ構造で説明できます。
【女子カーリングランキングの集計方法】国別とチーム別の違いを解説
カーリング女子ランキングを調べる際に最も注意したいのが、世界カーリング連盟の国別ランキングと女子チーム世界ランキングを混同しないことです。
両者は同じカーリング競技のランキングですが、ポイントの対象も計算方法も異なります。
1.国別世界ランキングの計算方法世界カーリング連盟の国別ランキングは、各加盟協会の競技成績を評価する仕組みです。
要点は種目ごと、シーズンごとに配分され、世界選手権や予選大会などの結果が反映されます。また、オリンピック・パラリンピック開催シーズンには、大会への出場に応じた追加ポイントも加算されます。
特徴的なのは、過去4シーズンの成績をそのまま合算するのではなく、古い年度ほど評価を下げる仕組みです。
- 当該シーズン:100%
- 1年前:75%
- 2年前:60%
- 3年前:40%
その後、4年間で獲得できる最大ポイントに対する割合を算出し、ランキングを決定します。
つまり、2026年の大会で好成績を収めても、それだけで国別ランキングが決まるわけではありません。過去数年間の積み重ねも評価されます。
2.女子チーム世界ランキングの計算方法女子チーム世界ランキングは、World Curling Team Ranking System(WCTRS)によって管理されています。
ポイントの対象になる大会には、次のようなものがあります。
- 世界カーリング選手権
- 各国の国内選手権
- グランドスラム・オブ・カーリング
- 国際カーリングツアー
- 登録された国内・国際大会
大会ごとの要点は、参加規模、出場チームの競技力、大会の重要性などを考慮して決定されます。
また、2026-27シーズンのCurlingZone掲載ランキングでは、当該シーズンの上位4大会のポイントに、前シーズンのポイントの50%を加える方式が採用されています。10月30日時点の掲載データは、この基準で計算されたものです。
したがって、チームが大会で優勝したからといって、必ず世界ランキングで一気に上位へ上がるわけではありません。参加チームの競技水準や大会規模、過去の成績などが影響します。
3.2026-27シーズンからのランキング制度の変化2026-27シーズンには、世界カーリング連盟がチームランキング制度を拡張しました。
従来の総合世界チームランキングに加え、男女チームを対象に3つの大会シリーズ別ランキングが導入されています。
これにより、単純な総合順位だけでなく、どの競技シリーズで実績を積み重ねているかも把握しやすくなりました。
世界ランキングを継続的に追う場合は、総合ランキングなのか、シリーズ別ランキングなのかを必ず確認する必要があります。
【2026年の大会結果を検証】日本女子は国別5位でも課題を残す
日本の国別ランキング5位という数字を理解するには、2026年の主要国際大会の結果も確認する必要があります。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックでは日本は8位2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピック女子カーリングでは、日本は予選リーグを2勝7敗で終え、最終8位となりました。
上位4チームが進出するメダルラウンドには届かず、スウェーデン、スイス、カナダ、アメリカが準決勝に進出しました。
一方、オリンピックの結果だけで日本の国別世界ランキングが決まるわけではありません。世界選手権や予選大会などの複数年の成績が反映されるため、五輪8位と国別5位は矛盾する数字ではありません。
世界選手権ではロコ・ソラーレが4位2026年の世界女子カーリング選手権では、ロコ・ソラーレが4位という成績を残しました。
日本チームは予選リーグでも9勝3敗を記録し、上位でプレーオフに進出しています。世界選手権での好成績は、日本女子カーリングの競争力を示す実績の一つです。
ただし、同じ2026年でも日本選手権ではロコ・ソラーレが9位となっています。大会ごとに出場チームや競技環境が異なるため、単一大会の結果だけでチームの実力を判断するのは適切ではありません。
日本女子の強みは複数の有力チームが存在すること世界カーリング連盟は2026年1月の日本代表紹介記事で、日本女子には複数の国際競争力を持つチームが存在する一方、世界選手権の代表がチーム間で入れ替わってきたことにも触れています。
過去4大会の世界選手権では、北澤育恵、藤澤五月、上野美優、吉村紗也香の各チームが日本代表を務めました。
複数のチームが国際舞台を目指せることは日本の大きな強みです。その反面、同じチームが連続して世界選手権に出場し、長期間にわたって国際経験を蓄積することが難しいという側面もあります。
2026年のランキングで仁平美来、上野美優、藤澤五月がそれぞれ上位に入っていることは、日本女子カーリングの選手層の広がりを示すものです。
【カーリング女子ランキングの見方】順位を比較するときの3つの注意点
ランキングを参考にする際には、数字だけでなく、どのような条件で算出された数字なのかを確認することが大切です。
注意点1:国別ランキングとチーム別ランキングを混同しない日本が国別5位だからといって、日本の特定チームが世界5位という意味にはなりません。
国別ランキングは加盟協会全体の成績を評価し、チーム別ランキングは登録チームの大会成績を評価します。両者は別々に確認する必要があります。
注意点2:更新日を確認するカーリングの世界ランキングは大会結果に応じて変動します。
例えば、今回紹介した女子チームランキングは2026年10月30日時点のデータです。大会終了後やシーズンの進行によって順位が変わる可能性があります。
古い記事や前年のランキングを2026年の最新順位として扱わないよう注意してください。
注意点3:選手個人のランキングだと思わないWCTRSに掲載される選手名は、原則として登録チームのスキップ名を基準に表示されています。
仁平美来の6位、上野美優の12位、藤澤五月の13位は、それぞれの登録チームの世界ランキングです。選手個人の技術力だけを順位化したものではありません。
メンバー構成が変わった場合も、登録チームの情報やポイント配分を確認することが大切です。
【カーリング女子ランキング2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のカーリング女子日本の国別順位は何位ですか?
A1:2026年11月2日時点で確認できる世界カーリング連盟の女子国別ランキングでは、日本は5位です。獲得要点は31.442ポイントで、上位はスイス、カナダ、スウェーデン、韓国の順です。
Q2:2026年の女子チーム世界ランキングで日本人最上位は誰ですか?
A2:仁平美来です。2026年10月30日時点で北海道銀行のチームが世界6位、252.700ポイントを獲得しています。5位のレイチェル・ホーマンとの差は0.825ポイントです。
Q3:藤澤五月とロコ・ソラーレの世界ランキングは何位ですか?
A3:2026年10月30日時点で、藤澤五月をスキップとするロコ・ソラーレは世界13位、204.100ポイントです。2026年の世界女子選手権では4位に入っています。
Q4:国別ランキングとチーム別ランキングの要点は同じですか?
A4:同じではありません。国別ランキングは加盟協会の複数年の競技成績を評価し、チーム別ランキングは対象大会で登録チームが獲得したポイントを集計します。数値を直接比較することはできません。
まとめ:2026年の日本女子カーリングは世界トップ5を狙える位置に
2026年11月のカーリング女子ランキングを見ると、日本は国別世界ランキング5位、女子チーム世界ランキングでは仁平美来が6位という結果になっています。
特に注目したいのは、仁平美来が世界トップ5に迫っていること、上野美優が12位に入り国内選手権優勝の実績を積んでいること、そして藤澤五月率いるロコ・ソラーレが世界選手権4位という結果を残していることです。
世界の勢力図では、スイスが国別首位、カナダが2位、韓国はチーム別でキム・ウンジが世界1位と、それぞれ異なる強みを見せています。
日本女子が今後さらに上位を目指すには、個々のチームが国際大会で安定してポイントを獲得することに加え、国内の複数チームが世界レベルの競争力を維持することが欠かせません。
ランキングを見る際は、国別とチーム別を分け、更新日とポイントの集計基準を確認することが大切です。2026-27シーズンは新しいシリーズ別ランキングも始まっており、仁平美来、上野美優、藤澤五月をはじめとする日本勢がどこまで順位を伸ばすのか、今後の大会にも注目が集まります。
編集上の補足: 国別順位は世界カーリング連盟の公式表示、チーム別順位は同連盟が管理を委託するCurlingZoneの2026年10月30日更新データを基準にしています。両者を区別して掲載することで、検索ユーザーが混同しやすいランキングの違いも把握できる構成です。
主な情報源
- World Curling:World Rankings、World Curling Team Rankings
- CurlingZone:World Team Rankings 2026/27
- Hokkaido Bank Curling Classic 2026:出場チーム・選手情報
- Milano Cortina 2026:公式女子カーリング最終順位
- The Grand Slam of Curling:2026年女子チーム情報