第100回大会で総合10位以内に入った大学には、翌年の第101回大会に予選会を経ずに出場できるシード権が与えられた。
今回、シード権を獲得したのは次の10大学だ。
シード権を獲得した大学一覧1. 青山学院大学(総合1位)
2. 駒澤大学(総合2位)
3. 城西大学(総合3位)
4. 東洋大学(総合4位)
5. 國學院大學(総合5位)
6. 法政大学(総合6位)
7. 早稲田大学(総合7位)
8. 創価大学(総合8位)
9. 帝京大学(総合9位)
10. 大東文化大学(総合10位)
第100回大会のシード権争いで大きな注目を集めたのが、大東文化大学だった。
同大学は往路8位で折り返したものの、復路は17位。総合順位を落とす展開となった。それでも、最終的には11時間00分42秒で総合10位に滑り込み、シード権を獲得した。
大東文化大学の公式スポーツサイトによると、このシード権獲得は9年ぶり。大学創立100周年の節目に達成した成果でもあった。
特に10区では、東海大学との激しい10位争いを制した。日本テレビの大会ダイジェストでも、10区の途中で大東文化大学が東海大学を逆転し、最終的に10位を確保した経緯が紹介されている。
一方、11位の東海大学は11時間01分52秒でフィニッシュ。シード権まであと1分10秒届かなかった。
この結果は、箱根駅伝におけるシード権争いが、総合優勝争いとは別の意味で重要な見どころになっていることを示している。
シード権とは?翌年の出場にどう影響する?箱根駅伝のシード権とは、総合10位以内に入った大学が、翌年の本大会に予選会を経ずに出場できる権利のことだ。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式サイトでは、前年のシード校10校と、予選会を通過した10校、関東学生連合チームによって本大会が構成されると説明されている。
つまり、総合10位と11位では、翌年に向けたチーム運営にも大きな違いが生じる。
シード校は予選会に向けた調整に時間を割く必要がなく、本大会を見据えた強化計画を立てやすい。反対に、シード権を逃した大学は、まず予選会を突破しなければならない。
このため、箱根駅伝では優勝争いだけでなく、10位前後の大学の順位変動も見逃せない。
【区間賞一覧】第100回箱根駅伝で輝いた10人のランナー

第100回大会では、各区間で大学の順位を押し上げる走りが相次いだ。
特に注目されたのは、青山学院大学の選手たちによる複数区間の区間賞獲得と、城西大学・山本唯翔の5区での区間新記録だ。
東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの区間賞記録に基づく、全10区間の受賞者を紹介する。
第100回大会の区間賞・記録一覧1区(21.3km)
- 篠原倖太朗(駒澤大学・3年)
- 記録:1時間01分02秒
2区(23.1km)
- 黒田朝日(青山学院大学・2年)
- 記録:1時間06分07秒
3区(21.4km)
- 太田蒼生(青山学院大学・3年)
- 記録:59分47秒
4区(20.9km)
- 佐藤一世(青山学院大学・4年)
- 記録:1時間01分10秒
5区(20.8km)
- 山本唯翔(城西大学・4年)
- 記録:1時間09分14秒
-
6区(20.8km)
- 武田和馬(法政大学・3年)
- 記録:58分02秒
7区(21.3km)
- 吉居駿恭(中央大学・2年)
- 記録:1時間02分27秒
8区(21.4km)
- 塩出翔太(青山学院大学・2年)
- 記録:1時間04分00秒
9区(23.1km)
- 倉本玄太(青山学院大学・4年)
- 記録:1時間08分51秒
10区(23.0km)
- 岸本遼太郎(東洋大学・2年)
- 記録:1時間08分51秒
第100回大会の区間賞で特に注目したいのが、城西大学の山本唯翔だ。
山本は山上りの5区を1時間09分14秒で走破。従来の区間記録を更新する快走を見せた。
5区は小田原から箱根・芦ノ湖へ向かう山上りの区間で、標高差の大きいコースへの対応が求められる。平地とは異なる身体的負担があり、選手の登坂能力やペース配分が結果を大きく左右する。
山本の区間新記録は、城西大学が総合3位という大学史上最高順位を獲得するうえでも印象的な成果となった。
なお、山本は前年の第99回大会でも5区の区間賞を獲得しており、2大会連続で山上りの主役となった。
青山学院大学は5区間で区間賞を獲得総合優勝した青山学院大学は、2区、3区、4区、8区、9区の5区間で区間賞を獲得した。
特に黒田朝日、太田蒼生、佐藤一世の往路での活躍は、青山学院大学が往路優勝を果たすうえで大きな要素となった。
復路でも塩出翔太と倉本玄太が区間賞を獲得。往路だけに頼らず、復路にも強力な選手を配置できたことが、総合優勝を支えた。
青山学院大学の個人区間記録を振り返ると、10区の宇田川瞬矢も区間2位を記録している。つまり、区間賞を獲得した選手だけでなく、各区間で安定して上位の記録を残した選手たちの総合力が優勝につながった。
【2026年最新】2024年の大会新記録と箱根駅伝の歴代優勝校
第100回大会の記録を2026年に振り返る際、押さえておきたいのが、その後の大会による記録更新だ。
2024年当時、青山学院大学の10時間41分25秒は大会新記録だった。しかし、2025年と2026年の大会で総合タイムがさらに更新されている。
2024年の10時間41分25秒は現在も歴代上位の記録箱根駅伝公式サイトの歴代総合タイムランキングによると、2026年までの上位3記録は次のとおり。
- 1位:第102回(2026年)青山学院大学・10時間37分34秒
- 2位:第101回(2025年)青山学院大学・10時間41分19秒
- 3位:第100回(2024年)青山学院大学・10時間41分25秒
2024年の記録は、2025年大会でわずか6秒更新され、2026年大会ではさらに3分51秒更新された。
ここで注意したいのは、2024年大会の記録が大会新記録ではなかったという意味ではないことだ。
2024年1月3日の時点では、それまでの総合大会記録だった2022年の10時間43分42秒を2分17秒上回る新記録だった。その後の大会で更新されたため、2026年現在では歴代3位の記録となっている。
「2024年大会新記録」と「2026年現在の歴代最高記録」は、異なる意味で使われる言葉だ。
箱根駅伝の歴代優勝校と青山学院大学の実績箱根駅伝の歴代優勝校を振り返ると、青山学院大学と駒澤大学が近年の優勝争いをリードしていることが分かる。
特に第100回大会前後の優勝校は次のとおりだ。
- 第98回(2022年):青山学院大学
- 第99回(2023年):駒澤大学
- 第100回(2024年):青山学院大学
- 第101回(2025年):青山学院大学
- 第102回(2026年):青山学院大学
青山学院大学は2024年の優勝で通算7度目の総合優勝を達成した。その後も2025年、2026年と連続優勝を果たし、2026年時点では通算9度の優勝を記録している。
一方、2023年大会では駒澤大学が総合優勝。青山学院大学は総合3位だった。
2024年大会は、前年の王者である駒澤大学と青山学院大学が再び頂点を争い、青山学院大学が王座を取り戻した大会としても歴史に残る。
【プロの結論】2024年大会の順位から分かる箱根駅伝の本質第100回大会の結果を分析すると、箱根駅伝では単純なエース選手の強さだけでなく、10区間を通じた選手層の厚さが総合順位を左右することが分かる。
青山学院大学は往路・復路ともに1位を獲得し、5区間で区間賞を獲得した。特定の選手だけに依存するのではなく、複数の区間で高いパフォーマンスを発揮したことが優勝につながった。
また、城西大学は往路3位から総合3位を獲得し、法政大学や帝京大学は復路で順位を上げた。大東文化大学は復路17位という結果でも、往路で築いた貯金を生かして総合10位を守り切った。
読者が箱根駅伝の順位を読み解く際には、次の3つを確認すると大会の構図が理解しやすい。
1. 総合タイム: 最終的な大学の順位と優勝争いの結果を把握する。
2. 往路・復路の順位: どの大学が前半型、後半型の走りを見せたのかを比較する。
3. 区間賞とシード権: 個人の活躍と、翌年の出場権をめぐるチームの成果を確認する。
2024年大会は、これら3つの視点がすべて際立った記念大会だった。
【箱根駅伝2024の順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:箱根駅伝2024の総合優勝はどこの大学ですか?
青山学院大学です。第100回大会で10時間41分25秒の大会新記録を樹立し、2年ぶり7度目の総合優勝を達成しました。
Q2:箱根駅伝2024の2位と3位はどこの大学ですか?
2位は駒澤大学で10時間48分00秒、3位は城西大学で10時間52分26秒でした。
Q3:箱根駅伝2024でシード権を獲得した大学は何校ですか?
総合10位以内に入った10校です。青山学院大学、駒澤大学、城西大学、東洋大学、國學院大學、法政大学、早稲田大学、創価大学、帝京大学、大東文化大学が獲得しました。
Q4:箱根駅伝2024の往路優勝と復路優勝はどこですか?
どちらも青山学院大学です。往路は5時間18分13秒、復路は5時間23分12秒を記録しました。
Q5:箱根駅伝2024で区間新記録を出した選手は誰ですか?
城西大学の山本唯翔です。5区で1時間09分14秒を記録し、区間新記録を樹立しました。
Q6:箱根駅伝2024の10位と11位の差は何秒ですか?
10位の大東文化大学が11時間00分42秒、11位の東海大学が11時間01分52秒で、その差は1分10秒でした。
Q7:2024年の青山学院大学の大会新記録は、2026年現在も歴代最高ですか?
いいえ。2025年に10時間41分19秒、2026年に10時間37分34秒が記録されました。2024年の10時間41分25秒は、2026年時点で歴代3位の総合タイムです。
まとめ:箱根駅伝2024は青山学院大学が大会新記録で完全優勝
第100回箱根駅伝は、青山学院大学が総合10時間41分25秒という大会新記録で優勝した記念大会だった。
総合2位は駒澤大学、3位は城西大学。青山学院大学は往路・復路の両方で優勝し、5区間で区間賞を獲得する強さを見せた。
また、総合10位の大東文化大学までがシード権を獲得し、11位の東海大学との差はわずか1分10秒。優勝争いだけでなく、翌年の出場権をめぐる争いも印象的だった。
2026年現在、2024年の総合記録は歴代3位に位置している。2025年、2026年と青山学院大学が記録と優勝回数を更新したことで、第100回大会はその後の箱根駅伝の歴史を考えるうえでも重要な節目となった。
箱根駅伝の順位を確認するときは、総合成績だけでなく、往路・復路のタイム、区間賞、シード権争いまで見ることで、各大学が見せた2日間の戦いをより深く理解できる。
主な参照資料:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、青山学院大学公式発表、大東文化大学公式スポーツサイト。