2026年11月2日現在、早稲田大学競走部の駅伝チームは、大学三大駅伝のうち出雲駅伝と全日本大学駅伝を制し、2冠を達成した。10月12日の出雲駅伝では大会新記録で16年ぶり3度目の優勝。さらに11月1日の全日本大学駅伝でも5時間03分31秒の大会新記録を樹立し、16大会ぶり6度目の頂点に立った。
注目は、駅伝主将の小平敦之、最終8区を任された工藤慎作、3年生の山口竣平、2年生の鈴木琉胤、そして1年生ながら全日本で大会MVPに選ばれた新妻遼己らだ。全日本のチームエントリー16人と実際に走った8人、補員5人を整理しながら、箱根駅伝2027に向けた戦力と早稲田大学の歴代成績を詳しく見ていく。
情報基準日:2026年11月2日/対象:早稲田大学競走部・男子駅伝部門
【2026年最新】早稲田大学は出雲・全日本で2冠!現在の駅伝メンバーを解説

2026年の早稲田大学は、大学三大駅伝の開幕戦から圧倒的な存在感を示した。
出雲駅伝2026は大会新記録で16年ぶりの優勝2026年10月12日に開催された第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で、早稲田大学は総合タイム2時間05分56秒を記録。大会新記録で優勝した。
早稲田にとっては16年ぶり3度目の出雲駅伝制覇だった。
実際に出走した6人は次の通り。
- 1区:吉倉ナヤブ直希(3年)
- 2区:本田桜二郎(1年)
- 3区:鈴木琉胤(2年)
- 4区:新妻遼己(1年)
- 5区:山口竣平(3年)
- 6区:工藤慎作(4年)
特に目立ったのは、若い選手たちの積極的な走りだ。
2区の本田桜二郎が区間賞を獲得すると、4区の新妻遼己、5区の山口竣平も区間賞を獲得。最終6区では工藤慎作がトップを守り切った。
1年生から4年生まで、それぞれの学年に重要な役割を担う選手がいることが、このチームの特徴だ。
早稲田大学競走部の公式大会記録でも、総合優勝と各区間の記録が公表されている。
全日本大学駅伝2026でも16年ぶりの優勝続く11月1日の第58回全日本大学駅伝では、さらに強さを見せた。
第58回全日本大学駅伝・2026年11月1日5時間03分31秒
1位 早稲田大学
5:03:31
2位 國學院大學
5:07:05
3位 創価大学
5:09:28
熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前/全8区間106.8km
早稲田大学は2位の國學院大學に3分34秒差をつけて優勝。従来の大会記録5時間06分47秒を3分16秒更新した。
特筆すべきは、2区の増子陽太、3区の新妻遼己、5区の鈴木琉胤が区間新記録を樹立したことだ。さらに8区の工藤慎作が区間賞を獲得し、最後まで首位を守った。
大会公式発表でも、出雲と全日本を連続で制した早稲田大学は学生三大駅伝の2冠と紹介されている。
【登録メンバー16人】早稲田大学駅伝メンバー2026の学年別一覧
全日本大学駅伝に向けて発表された早稲田大学のチームエントリーは16人。
2026年10月8日に確定した公式メンバーは、以下の構成になっている。
4年生:チームを支える経験豊富な4人- 工藤慎作
- 小平敦之
- 増子陽季
- 山﨑一吹
4年生の中心は、駅伝主将の小平敦之と工藤慎作だ。
小平はチームをまとめる立場であり、全日本では4区を担当。工藤は出雲の最終6区、全日本の最終8区を任され、両大会で優勝に貢献した。
3年生:山口竣平ら中核を担う3人- 瀬間元輔
- 山口竣平
- 吉倉ナヤブ直希
山口竣平はトラックとロードの両方で実績を持つ主力選手。出雲では5区区間賞を獲得し、全日本では7区を担当した。
吉倉ナヤブ直希も出雲1区を走り、チームの優勝に貢献している。
2年生:鈴木琉胤ら次世代の主力4人- 佐々木哲
- 鈴木琉胤
- 堀野正太
- 山田晃央
この学年の注目選手は鈴木琉胤だ。
出雲では3区を走り、全日本では5区で区間新記録を樹立。2026年の早稲田を象徴する成長株の一人となった。
1年生:新妻遼己・増子陽太ら期待の5人- 上杉敦史
- 新妻遼己
- 本田桜二郎
- 増子陽太
- 若狭奏汰
1年生が5人も登録されている点は見逃せない。
出雲では本田桜二郎と新妻遼己が出走し、全日本では増子陽太、新妻遼己、本田桜二郎の3人が実際に走った。
とりわけ新妻は全日本3区で区間新記録をマークし、大会MVPにも選出されている。
出典:早稲田大学競技スポーツセンター「全日本大学駅伝チームエントリーメンバー」2026年10月30日掲載。
【区間エントリー完全照合】登録16人と実際に走った8人・補員5人の違い
早稲田大学の駅伝メンバーを調べる際、特に注意したいのが「チームエントリー」と「区間エントリー」の違いだ。
16人に登録されているからといって、全員が実際の大会に出走するわけではない。
全日本大学駅伝では、チームエントリー16人の中から区間担当選手と補員を選び、大会当日の変更を経て最終的な出走メンバーが確定する。
全日本大学駅伝2026の実際の区間エントリー2026年11月1日に確定した最終オーダーと公式記録を照合すると、早稲田大学の出走者は以下の8人だった。
出典:早稲田大学競走部の公式競技結果および大会当日確定メンバー表。
この区間配置から読み取れるのは、前半を1年生の勢いで押し上げ、中盤以降を経験豊富な上級生が支える構成だ。
特に2区・3区の連続区間賞と区間新記録は、早稲田が序盤で主導権を握る決定的な要因になった。
全日本大学駅伝の補員5人11月1日の最終メンバー表に記載された補員は次の5人。
- 瀬間元輔(3年)
- 佐々木哲(2年)
- 山田晃央(2年)
- 上杉敦史(1年)
- 吉倉ナヤブ直希(3年)
また、チームエントリー16人のうち、増子陽季、山﨑一吹、若狭奏汰は当日の最終13人には入っていない。
つまり、次の3段階を分けて見る必要がある。
- チームエントリー:16人
- 大会当日のメンバーエントリー:13人(競技者8人・補員5人)
- 実際の出走者:8人
この違いを理解しておけば、登録メンバーと実際の区間担当選手を混同せずに済む。
【注目選手5人】小平敦之・工藤慎作・山口竣平・鈴木琉胤・新妻遼己
2026年の早稲田大学を語るうえで欠かせないのが、学年も役割も異なる5人の選手だ。
1. 小平敦之|駅伝主将としてチームをまとめる存在
政治経済学部4年・早稲田実業高校出身
全日本大学駅伝4区を担当。チームの精神的支柱として、2冠達成を支えた。
小平敦之は2026年1月に発表された早稲田大学競走部112代目の学生幹部で、駅伝主将に就任した。
選手としての実績もある。2026年の全日本では4区11.8kmを33分24秒で走り、区間4位ながらチームの首位を維持した。
小平の特徴は、個人の記録だけでなく、チーム全体をまとめる立場にあることだ。
2027年1月の箱根駅伝は、4年生として迎える大学最後の箱根となる。主将としてどのような走りを見せるかが注目される。
2. 工藤慎作|最終区を任される早稲田のエース
スポーツ科学部4年・八千代松陰高校出身
出雲6区と全日本8区を担当。2026年の2冠を締めくくった選手。
工藤慎作は、早稲田の長距離陣を代表する選手の一人だ。
箱根駅伝では山登りの5区を経験し、過去には区間2位、区間3位の実績を残している。その走りから「山の名探偵」という呼び名でも知られる。
2026年の出雲駅伝では最終6区10.2kmを29分00秒で走り、区間賞を獲得。
全日本大学駅伝では最長の8区19.7kmを担当し、56分20秒の区間賞でフィニッシュした。
短い距離のスピードだけでなく、長距離区間を任せられる持久力と安定感が強みだ。
2027年の箱根駅伝でも、山登りを含むどの区間に起用されるかが大きな見どころになる。
3. 山口竣平|トラックでも結果を残す3年生
スポーツ科学部3年・佐久長聖高校出身
出雲5区区間賞、全日本7区担当。
山口竣平は、早稲田の中長距離戦力を支える重要な存在だ。
2026年は日本インカレ10000mで優勝。出雲駅伝では5区6.4kmを17分35秒で走り、区間新記録と区間賞を獲得した。
全日本では17.6kmの7区を50分58秒で担当し、区間3位でつないだ。
2027年の箱根駅伝では、さらに経験を積んだ3年生としてチームを引っ張る立場になる。今後の成長が楽しみな選手だ。
4. 鈴木琉胤|スピードと駅伝適性を兼ね備える2年生
スポーツ科学部2年・八千代松陰高校出身
2025年箱根4区区間賞の実績を持つ若手主力。
鈴木琉胤は、今後の早稲田を支える重要な選手だ。
2025年の箱根駅伝では4区で区間賞を獲得。2026年の出雲では3区、全日本では5区を担当した。
特に全日本5区では12.4kmを34分31秒で走り、区間新記録を樹立。
まだ2年生でありながら、主要大会で結果を残している点は大きい。箱根駅伝2027でも、往路の重要区間を任される可能性がある注目選手だ。
5. 新妻遼己|1年生で全日本MVPに輝いた大型新人
スポーツ科学部1年・西脇工業高校出身
全日本3区で区間新記録を樹立。
2026年の早稲田大学で最も大きなインパクトを残した1年生の一人が新妻遼己だ。
高校時代には全国高校総体5000mで優勝。早稲田大学入学後も高い競技力を発揮している。
出雲駅伝では4区を担当し、区間新記録で区間賞を獲得。
全日本大学駅伝では3区11.9kmを32分45秒で走り、再び区間新記録を樹立した。
大会公式発表でも、新妻の走りが早稲田の独走態勢を築いた大きな要因として紹介され、大会MVPに選ばれている。
1年生でありながら、すでに優勝争いの中心にいることは、2027年以降の早稲田にとっても大きな強みとなる。
【箱根駅伝2027】早稲田大学の戦力は?2冠チームの今後を分析
2026年の出雲・全日本2冠によって、早稲田大学は箱根駅伝2027の有力候補として注目される存在になった。
ただし、箱根駅伝は出雲や全日本とは競技特性が異なる。
往路・復路の長距離を10人でつなぐため、選手層だけでなく、山登り・山下りへの適性、長い距離での安定感、選手交代を含めた総合的な戦力が問われる。
2027年箱根駅伝のチームエントリー16人はまだ未発表2026年11月2日時点では、箱根駅伝2027の早稲田大学チームエントリー16人はまだ正式発表されていない。
全日本大学駅伝の16人を、そのまま箱根の登録メンバーと考えることはできない。
箱根では距離やコースへの適性が重視されるため、出雲・全日本で出走機会が少なかった選手が候補に浮上する可能性もある。
箱根駅伝2027で注目したい選手層現時点で注目したいのは次の選手たちだ。
- 工藤慎作(4年): 山登りの経験と長距離区間での安定感。
- 小平敦之(4年): 駅伝主将としての経験とチームをまとめる力。
- 山口竣平(3年): トラック・駅伝双方での高い競技力。
- 鈴木琉胤(2年): 箱根区間賞経験と全日本区間新の実績。
- 新妻遼己(1年): 主要駅伝で結果を残した新戦力。
- 増子陽太(1年): 全日本2区区間新記録のスピード。
4年生の工藤と小平にとって、2027年1月の箱根は大学生活最後の大舞台になる。
一方、山口、鈴木、新妻、増子らは今後の早稲田を支える中心選手として期待される。
早稲田大学の箱根駅伝直近5大会の成績箱根駅伝公式サイトに掲載されている早稲田大学の成績を見ると、2026年は総合4位。2025年も4位で、2大会連続のトップ4入りを果たしている。
- 2026年:4位・10時間44分29秒
- 2025年:4位・10時間50分57秒
- 2024年:7位・10時間56分40秒
- 2023年:6位・10時間55分21秒
- 2022年:13位・11時間00分03秒
2022年の13位から順位を回復させ、2025年・2026年には4位まで浮上した。
ここに2026年の出雲・全日本2冠という実績が加わったことは、箱根駅伝に向けた大きな追い風になる。
ただし、箱根で優勝するには、全日本で活躍した選手を並べるだけでは足りない。特に山の区間を誰が担うか、往路でどこまで上位を維持できるかが重要な判断材料になる。
【早稲田大学駅伝の歴代成績】箱根13回・全日本6回・出雲3回の実績
早稲田大学は、日本の大学駅伝を代表する伝統校の一つだ。
早稲田大学競走部は1914年創部。長い歴史の中で多くのトップランナーを輩出し、箱根駅伝でも数々の優勝を重ねてきた。
箱根駅伝は13回の総合優勝箱根駅伝公式サイトの優勝回数ランキングによると、早稲田大学の総合優勝は13回。
最後の優勝は2011年の第87回大会で、総合タイムは10時間59分51秒だった。
この大会では復路でも優勝し、東洋大学との接戦を制している。
2010年度には大学駅伝3冠を達成早稲田大学の歴史を語るうえで欠かせないのが、2010年度の学生駅伝3冠だ。
出雲駅伝、全日本大学駅伝、そして2011年1月の箱根駅伝を制し、学生駅伝3大会すべてで優勝した。
早稲田大学の公式発表でも、第87回箱根駅伝で18年ぶり13度目の総合優勝を果たし、学生駅伝3冠を達成したと記録されている。
そして2026年、出雲と全日本を連続で制したことで、再び3冠への挑戦権を手にした。
2026年終了時点の主要駅伝優勝回数| 大会 | 優勝回数 | 2026年の状況 |
|---|---|---|
| 箱根駅伝 | 13回 | 2026年は4位 |
| 全日本大学駅伝 | 6回 | 2026年優勝 |
| 出雲駅伝 | 3回 | 2026年優勝 |
全日本の6度目の優勝は16大会ぶり、出雲の3度目の優勝も16年ぶりとなった。
伝統校としての実績に加え、2026年は現在の選手たち自身が新しい歴史を作っている。
【駅伝早稲田メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の早稲田大学駅伝メンバー16人は誰ですか?
A1:全日本大学駅伝の登録16人は、4年生が工藤慎作、小平敦之、増子陽季、山﨑一吹。3年生が瀬間元輔、山口竣平、吉倉ナヤブ直希。2年生が佐々木哲、鈴木琉胤、堀野正太、山田晃央。1年生が上杉敦史、新妻遼己、本田桜二郎、増子陽太、若狭奏汰です。
Q2:早稲田大学の駅伝主将は誰ですか?
A2:2026年の駅伝主将は小平敦之です。政治経済学部4年で、2026年11月1日の全日本大学駅伝では4区を担当しました。
Q3:2026年の全日本大学駅伝で実際に走った早稲田の選手は誰ですか?
A3:本田桜二郎、増子陽太、新妻遼己、小平敦之、鈴木琉胤、堀野正太、山口竣平、工藤慎作の8人です。補員は瀬間元輔、佐々木哲、山田晃央、上杉敦史、吉倉ナヤブ直希の5人でした。
Q4:早稲田大学は2026年の出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝しましたか?
A4:はい。出雲駅伝は10月12日に2時間05分56秒の大会新記録で優勝。全日本大学駅伝は11月1日に5時間03分31秒の大会新記録で優勝し、2冠を達成しました。
Q5:箱根駅伝2027の早稲田大学メンバー16人は発表されていますか?
A5:2026年11月2日時点では未発表です。全日本大学駅伝の登録16人とは別に、箱根駅伝に向けたチームエントリーが発表されることになります。
Q6:早稲田大学の箱根駅伝の歴代優勝回数は何回ですか?
A6:総合優勝は13回です。最後の優勝は2011年の第87回大会で、総合タイム10時間59分51秒を記録しました。
まとめ:早稲田大学は箱根駅伝2027で学生駅伝3冠を狙う
2026年の早稲田大学競走部は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で2冠を達成し、大学駅伝界に強烈なインパクトを残した。
その原動力となったのは、駅伝主将の小平敦之、最終区を任された工藤慎作、トラックでも活躍する山口竣平、全日本で区間新を記録した鈴木琉胤、そして1年生ながら大会MVPに輝いた新妻遼己らの存在だ。
今回の2冠で特に注目したいのは、上級生の経験と下級生の勢いが両立していることだ。1年生の増子陽太や新妻遼己が前半で流れを作り、4年生の小平や工藤が終盤を支える。こうした学年を超えた戦力の組み合わせが、2026年の躍進につながった。
【プロの結論】
箱根駅伝2027で早稲田大学を見る際は、次の3点が重要になる。
1. 工藤慎作と小平敦之ら4年生が最後の箱根でどのような走りを見せるか。
2. 山口竣平、鈴木琉胤ら中堅世代が往路・復路の主力としてどこまで成長するか。
3. 新妻遼己、増子陽太ら1年生が箱根の長距離区間にも対応できるか。
早稲田大学が最後に箱根駅伝を制したのは2011年。2026年の2冠は、その伝統を再び頂点へ押し上げるための大きな一歩となった。
出雲・全日本に続く箱根優勝で、16年ぶりの学生駅伝3冠を達成できるのか。2027年1月の早稲田大学競走部から目が離せない。
主な参照資料:早稲田大学競走部公式大会結果・選手紹介、早稲田大学競技スポーツセンター公式発表、全日本大学駅伝大会公式記録、箱根駅伝公式サイト。