マウカメドウズがあるのは、アメリカ・ハワイ州のハワイ島西側に広がるコナ地区です。
コナ地区は、マウナ・ロア山とフアラライ山の中腹に位置するコーヒーの名産地。ドトールコーヒーの公式サイトによれば、火山性の肥沃な土壌、豊富な日照、海から吹く貿易風、午後の通り雨などがコーヒー栽培に適した環境をつくっています。
農園の所在地は次のとおりです。
- 施設名:マウカメドウズ(Mauka Meadows)
- 所在地:75-5476 Mamalahoa Highway, Holualoa, HI 96725
- 地域:ハワイ島コナ地区
- 駐車場:あり
観光地としての魅力は、コーヒー畑だけではありません。農園からはコナの街並みと太平洋を見渡せ、熱帯植物や果樹が広がる庭園も楽しめます。
1991年に始まった農園の歴史ドトールコーヒーがハワイ島に直営農園を開設したのは1991年です。
コーヒーの味を追求するうえで、焙煎や抽出だけでなく、原料となる豆を育てる土地や栽培環境にも自ら関わりたいという考えが背景にありました。
その後、1995年には隣接する農園を取得。現在のマウカメドウズを構成する2つの農園へと発展しました。
2026年は開設から35年にあたります。日本のコーヒーチェーンが、海外の産地に長期的な栽培拠点を持ち続けている点は、ドトールのコーヒー事業を理解するうえで見逃せません。
東京ドーム約16個分という規模マウカメドウズの大きな特徴が、その敷地面積です。
公式サイトでは、マウカメドウズ・オーシャンとマウカメドウズ・マウンテンを合わせて、東京ドーム約16個分の広さと紹介されています。
単にコーヒーの木を植えた土地ではなく、山側の栽培エリア、海を望む庭園、植物観賞の散策路などを含む複合的な農園です。
そのため、一般的なコーヒーショップの延長として考えるよりも、コーヒーの生産現場とハワイの自然を一緒に体験できる観光施設として捉えると、実際の魅力が伝わります。
【オーシャンとマウンテンの違い】2つの農園を徹底比較

マウカメドウズには、名前の異なる2つの農園があります。
それが「マウカメドウズ・オーシャン」と「マウカメドウズ・マウンテン」です。
どちらもドトールの直営農園ですが、立地や景観、農園の楽しみ方には違いがあります。
2つの農園の特徴一覧出典:ドトールコーヒー公式農園紹介。農園の特徴を整理した比較です。
マウカメドウズ・マウンテン:コーヒー栽培の現場マウンテンは、山の斜面に沿ってコーヒーの木が整然と並ぶ農園です。
ここで注目したいのが、収穫方法です。
コーヒーチェリーと呼ばれるコーヒーの果実が赤く熟した段階で、一粒ずつ手作業で摘み取ります。その後、天日乾燥によって仕上げていきます。
機械による大量収穫だけに頼らず、熟度を見極めながら丁寧に収穫することが品質管理につながっています。
また、コーヒーの木に白い花が咲く時期には、農園一帯が白く彩られます。この景色は現地で「コナの雪」と呼ばれています。
コーヒーがカップに入るまでの過程を知りたい人にとって、特に興味深いエリアです。
マウカメドウズ・オーシャン:海と熱帯植物を楽しむ農園一方、オーシャンは海を望む庭園のような農園です。
熱帯の花々や果樹に囲まれ、山側のマウンテンとは異なる開放的な雰囲気があります。
特に魅力的なのが、夕暮れの景色です。
コナの海岸線を望む農園が夕日に包まれる時間帯には、コーヒー栽培の現場というより、ハワイらしい自然を満喫できる場所になります。
また、自分のコーヒーの木を植樹できる体験も紹介されています。
ただし、植樹体験の実施条件や申し込み方法は、通常のセルフガイド散策とは別に確認する必要があります。
要点は、マウンテンとオーシャンを単純にコーヒーの味で優劣比較しないことです。
公式紹介で明確に示されている違いは、主に立地、景観、農園での体験内容です。それぞれの豆に異なる味の特徴があると決めつけるより、栽培環境や農園の個性に注目するのが適切です。
【コナコーヒーの栽培方法】ドトールが農園を持つ理由とは?
コナ地区がコーヒー栽培に適している理由コナコーヒーは、ハワイ島のコナ地区で生産されるコーヒーとして知られています。
この地域には、コーヒー栽培に適した自然条件がそろっています。
- 火山活動によって形成された肥沃な土壌
- コーヒーの生育を支える日照
- 海から吹き込む貿易風
- 午後に降る雨
- 山の斜面を利用した栽培環境
ドトールの公式説明でも、これらの条件がコナ地区をコーヒーの理想的な産地にしていると紹介されています。
単にハワイという観光地で栽培されているから価値があるのではありません。土地の自然条件と栽培技術が組み合わさっている点が、コナコーヒーの魅力です。
苗木から収穫・精選まで一貫して取り組むマウカメドウズでは、コーヒーの苗木を育てる段階から収穫、精選に至るまで、コーヒーづくりに取り組んでいます。
基本的な流れは次のとおりです。
1. コーヒーの苗木を育てる。
2. 農園に植え付け、成長を管理する。
3. コーヒーチェリーが赤く熟すのを待つ。
4. 熟した果実を手作業で収穫する。
5. 乾燥などの精選工程を経て生豆に仕上げる。
6. 生豆を日本へ輸送する。
7. ドトール独自の直火式焙煎で仕上げる。
ここで重要なのは、農園で栽培した段階で商品が完成するわけではないことです。
ドトールは日本に運んだコナコーヒーの生豆を、自社の直火式焙煎によって仕上げています。
農園での栽培と日本国内での焙煎がつながって、最終的な一杯になる仕組みです。
直営農園を持つことのビジネス上の意味コーヒー豆は農作物です。
天候や気温、降雨、収穫時期などによって品質や生産量が変化します。豆の仕入れだけに依存する場合、生産現場の状況を直接把握することには限界があります。
直営農園を持つことには、次のような意味があります。
- 生産現場に直接関わることができる。
- 栽培から収穫までの工程を把握できる。
- コーヒーの品質に関する知見を蓄積できる。
- 消費者に産地や生産背景を伝えやすくなる。
ドトールの農園は、単なる広告用の観光スポットではありません。
自社が提供するコーヒーの品質を、生産地から考えるための重要な拠点でもあります。
【2026年最新】ドトール農園の見学方法・営業時間・料金・アクセス
マウカメドウズを訪れる場合、知っておきたいのが見学方法です。
2026年11月時点で、農園公式サイトには、セルフガイドによる散策とガイド付きツアーの2種類が案内されています。
営業時間と入園料マウカメドウズ基本情報
通常営業時間
月~金 9:00~15:00
最終入園
14:00
セルフガイド入園料
1人5米ドル
定休日
土曜・日曜・祝日
セルフガイド予約
農園公式サイト掲載情報。祝日の扱いや臨時休園については訪問前に確認してください。
セルフガイドの場合、営業時間内であれば予約なしで入園できます。
入園料は1人5米ドル。庭園の散策、コーヒー畑の見学、農園産コーヒーの試飲などを楽しめます。
つまり、ガイド付きツアーに申し込まなくても、農園の雰囲気を体験できる仕組みです。
ガイド付きツアーの予約方法と料金より詳しく農園を知りたい場合は、ガイド付きツアーがおすすめです。
公式サイトに掲載されている料金は次のとおりです。
| 参加人数 | 料金 |
|---|---|
| 1~3人 | 1人25米ドル |
| 4人以上 | 1人20米ドル |
※15歳以上を対象とした料金です。
ツアーは火曜日と木曜日(祝日を除く)に開催され、開始時間は次の3つから選べます。
- 9:30
- 11:30
- 13:30
最少催行人数は設定されていません。1人でも参加できます。
予約は公式サイトの申し込みフォームから行えます。当日の予約は電話で受け付けています。
電話番号は +1-808-322-3636 です。
なお、英語版公式サイトでは、ガイド付きツアーは英語で実施すると案内されています。日本語での解説を希望する人は、予約前に対応可能か問い合わせておくと安心です。
見学の所要時間はどれくらい?見学時間は、選ぶ方法によって異なります。
セルフガイドの場合
農園公式サイトでは、散策路は約500メートルと案内されています。
英語版公式サイトによれば、片道の散策にかかる時間は約15~20分です。
ただし、写真撮影や植物の観賞、コーヒーの試飲、売店での買い物を含めると、さらに時間が必要になります。
ガイド付きツアーの場合
所要時間は約60分です。
スタッフの案内で植物やコーヒーについて学び、景色を楽しんだあとにコナコーヒーを試飲する流れです。
徒歩または送迎用のバンで駐車場へ戻れます。
見学時に注意したいこと農園の散策路には傾斜があります。
雨が降ると足元が滑りやすくなるため、サンダルやヒールよりも歩きやすい靴が適しています。
また、英語版公式サイトでは、雨天時にはガイド付きツアーが中止になる場合があると案内されています。
訪問当日の天候や営業状況を確認してから出発しましょう。
2026年11月の特別イベントにも注目2026年11月9日から13日には、コナ・コーヒー・カルチュラル・フェスティバルの関連イベントとして、マウカメドウズでセルフガイド農園ツアーとコーヒー試飲会が予定されています。
イベント情報は次のとおりです。
- 開催日:2026年11月9日~13日
- 開催時間:9:00~15:00
- 最終入場:14:00
- 会場:Doutor Mauka Meadows Coffee
- 内容:農園散策、農園産コナコーヒーの試飲
- 参加条件:12歳を超える参加者は10米ドルのフェスティバルボタンが必要。対象者はそのボタンで入場無料。
通常のセルフガイド見学とは料金条件が異なるため、イベント期間中に訪れる場合はフェスティバルの案内を優先してください。
【混同注意】ドトール珈琲農園の店舗とハワイの農園は別物
「ドトールコーヒー農園」と検索すると、ハワイのマウカメドウズとは別に「ドトール珈琲農園」という店舗が表示されることがあります。
名称が似ているため混同されやすいのですが、両者は役割が違います。
ドトール珈琲農園は日本国内のカフェブランドドトール珈琲農園は、2017年10月11日に世田谷区の多摩堤通りに1号店がオープンしたカフェ業態です。
店舗のコンセプトは、コーヒー農園主の邸宅。
一般的なドトールコーヒーショップよりも落ち着いた空間で、スペシャルティコーヒーなどを楽しめる店舗として展開されています。
店内はテラス、ファーム、ゴージャス、パークという4つの空間をイメージした設計です。
コーヒーは注文を受けてから一杯ずつサイフォンで抽出するスタイルが、2017年の開業発表で紹介されました。
2つの「農園」の違いを整理| 比較項目 | マウカメドウズ | ドトール珈琲農園 |
|---|---|---|
| 所在地 | ハワイ島 | 日本国内 |
| 施設の種類 | コーヒー生産農園 | カフェ店舗 |
| 主な目的 | 栽培・収穫・観光 | 飲食・コーヒー提供 |
| 主な体験 | 農園見学・試飲 | 店内での飲食 |
| 特徴 | 自然の中でコーヒーづくりを体感 | 農園主の邸宅をイメージした空間 |
名前に「農園」が付いていても、同じ施設ではありません。
ハワイの農園を訪れたい人はマウカメドウズ、国内でゆっくりコーヒーを楽しみたい人はドトール珈琲農園を選ぶとよいでしょう。
どちらを選ぶべき?おすすめの判断基準マウカメドウズがおすすめの人
- コナコーヒーの生産現場を見てみたい。
- ハワイの自然や庭園を楽しみたい。
- コーヒーの栽培方法に興味がある。
- 農園産コーヒーを現地で試飲したい。
ドトール珈琲農園がおすすめの人
- 日本国内で気軽に利用したい。
- 落ち着いた空間でコーヒーを楽しみたい。
- サイフォン抽出など、コーヒーの提供方法にもこだわりたい。
- ハワイ旅行の予定はないが、ドトールの別業態を体験したい。
このように、農園での体験とカフェでの飲食という目的の違いで選ぶことが大切です。
【よくある質問】ドトールコーヒーの農園に関するFAQ
Q1:ドトールコーヒーの直営農園はどこにありますか?
A1:アメリカ・ハワイ州のハワイ島コナ地区にある「マウカメドウズ」です。住所は75-5476 Mamalahoa Highway, Holualoa, HI 96725です。
Q2:ドトール農園の見学には予約が必要ですか?
A2:セルフガイドの散策は予約不要です。ガイド付きツアーは事前申し込みが基本で、当日予約は電話で受け付けています。
Q3:ドトール農園の入園料はいくらですか?
A3:セルフガイドは1人5米ドルです。ガイド付きツアーは15歳以上の場合、3人以下なら1人25米ドル、4人以上なら1人20米ドルです。
Q4:見学の所要時間はどれくらいですか?
A4:セルフガイドは散策路の片道が約15~20分です。ガイド付きツアーは約60分が目安です。試飲や買い物の時間も考慮しましょう。
Q5:営業時間は土日も営業していますか?
A5:通常の営業時間は月曜日から金曜日の9:00~15:00で、最終入園は14:00です。土曜・日曜・祝日は休業と案内されています。
Q6:マウカメドウズ・オーシャンとマウンテンは何が違いますか?
A6:オーシャンは海を望む庭園や熱帯植物が特徴で、マウンテンは山の斜面に広がるコーヒー栽培の景観が特徴です。
Q7:ドトール珈琲農園の店舗でもコーヒーを栽培していますか?
A7:いいえ。ドトール珈琲農園は日本国内のカフェ業態です。実際にコーヒーを栽培しているハワイの直営農園はマウカメドウズです。
まとめ:ドトールの農園はコーヒーづくりの原点を体験できる場所
ドトールコーヒーの直営農園「マウカメドウズ」は、1991年にハワイ島コナ地区で開設された歴史あるコーヒー農園です。
1995年に隣接農園を取得し、現在はマウカメドウズ・オーシャンとマウカメドウズ・マウンテンの2つを合わせて東京ドーム約16個分の規模に広がっています。
山側ではコーヒーの栽培や収穫の風景、海側では熱帯植物や美しい景観を楽しめるのが特徴です。加えて、セルフガイドなら1人5米ドルで見学でき、ガイド付きツアーでは約60分かけて植物やコーヒーについて学べます。
2026年に訪問するなら、通常の営業時間、休業日、予約条件を確認したうえで計画を立てることが大切です。特にガイド付きツアーは開催曜日が限られています。
ドトール珈琲農園という国内店舗との違いも理解しておけば、検索時の混乱も避けられます。
一杯のコーヒーの背景には、土地の自然、農園で働く人々の手仕事、収穫後の精選、そして日本での焙煎があります。マウカメドウズは、その一連の過程をハワイの自然の中で感じられる、ドトールコーヒーならではの生産拠点です。