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【2026年最新】第108回甲子園の抽選会はどう変わった?オンライン方式の全貌

桐島 奈緒 桐島 奈緒 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

2026年の最大の変更点は、抽選会の会場だけでなく、3回戦までの組み合わせを決めるタイミングにもあります。

日本高等学校野球連盟(日本高野連)と朝日新聞社は、4月17日の第2回運営委員会で、第108回大会の抽選方式を決定しました。従来のフェスティバルホールでの対面式抽選会を取りやめ、8月1日にオンラインで3回戦までの組み合わせを決定する方式です。

2026年の大会日程と抽選概要

- 大会名:第108回全国高校野球選手権大会
- 抽選日:2026年8月1日(土)
- 抽選開始予定:17時
- 出場校:49校
- 開幕日:2026年8月5日(水)
- 決勝:2026年8月22日(土)
- 開催球場:阪神甲子園球場
- 事前抽選の対象:1回戦から3回戦まで

大会は8月5日から22日までの18日間で開催され、智辯和歌山が健大高崎を4対3で破り、5年ぶり4度目の優勝を果たしました。

フェスティバルホールでの公開抽選会は実施せず

これまで夏の甲子園の組み合わせ抽選会といえば、大阪市北区のフェスティバルホールに各代表校の主将らが集まり、対面でくじを引く光景が恒例でした。

しかし、2026年はこの形式を採用していません。代表校が会場に集まって一斉に抽選する従来の公開イベントから、オンラインで抽選を行う方式へと移行しました。

ここで押さえておきたいのは、公開抽選会そのものがなくなった一方、抽選の様子を視聴する手段は残されたことです。

2026年はスポーツナビ内の「バーチャル高校野球」で抽選会が無料ライブ配信されました。会場に足を運ばなくても、全国の高校野球ファンが組み合わせ決定の瞬間を見届けられる仕組みです。

オンライン抽選はコンピューターによる自動決定なのか?

「オンライン抽選」と聞くと、コンピューターが自動的に対戦カードを生成する方式を想像する人もいる可能性があります。

しかし、オンライン開催という発表だけで、抽選がAIや自動アルゴリズムによって行われたと判断することはできません。日本高野連が公表したのは、開催形式と抽選対象、実施日時、組み合わせ上の条件です。

したがって、2026年の変更を正確に表現するなら、抽選の開催方式が対面式からオンライン形式へ変わったということです。抽選そのものがなくなったわけでも、対戦カードを主催者が任意に決める方式になったわけでもありません。

【抽選の仕組み】3回戦までは事前決定、準々決勝以降は再抽選

抽選会甲子園

2026年の甲子園抽選会を理解するうえで、最も大切なのが「3回戦まで」と「準々決勝以降」の違いです。

第108回大会では、すべての試合の組み合わせを8月1日に決めたわけではありません。大会前に決める範囲と、大会が始まってから決める範囲を明確に分けています。

1回戦から3回戦までは8月1日に決定

最初に、49校の代表校について、1回戦から3回戦までの対戦カードをオンライン抽選で決定します。

この段階で分かるのは、初戦の相手だけではありません。勝ち進んだ場合に2回戦、3回戦で対戦する可能性のある学校まで、トーナメント表として確認できます。

つまり、各校は大会前から序盤の勝ち上がりルートを把握できます。

学校側にとっては、対戦相手の分析だけでなく、遠征の日程、宿泊、応援団の移動、吹奏楽部や関係者の準備を進めやすくなる利点があります。

準々決勝は3回戦の勝利校主将が抽選

一方、準々決勝の組み合わせは大会前に固定されません。

3回戦を勝ち上がった学校の主将が、それぞれの試合終了直後にくじを引き、準々決勝の対戦カードを決定します。

そのため、3回戦を突破したとしても、準々決勝でどの学校と対戦するかは、試合が終わるまで確定しません。

この方式では、序盤の計画性を確保しながら、勝ち上がった学校に対して新たな抽選の機会を残せます。

準決勝も改めて抽選する

準決勝の組み合わせも、準々決勝の結果が出た段階で決まります。準々決勝を勝ち抜いた学校の主将が、試合終了後にくじを引く方式です。

したがって、準々決勝と準決勝の対戦カードが大会前から完全に固定されているわけではありません。

なお、決勝は準決勝の勝者同士が対戦するため、決勝進出後に改めて抽選する必要はありません。


2026年の抽選方式を整理すると



8月1日・大会前

1回戦から3回戦までの組み合わせをオンラインで決定。


3回戦終了後

勝利校の主将がくじを引き、準々決勝の組み合わせを決定。


準々決勝終了後

勝利校の主将がくじを引き、準決勝の組み合わせを決定。


準決勝終了後

勝利した2校が決勝で対戦。


この仕組みは、2026年に突然生まれたものではありません。準々決勝以降を勝利校の主将による抽選で決める方法は、過去の大会でも採用されてきました。

【対戦ルール】南北北海道・東西東京は初戦で当たらない?

甲子園の抽選では、すべての学校が完全に無条件で対戦相手を決めるわけではありません。

2026年の大会でも、従来から続く特別な配慮が維持されました。それが、南北海道と北北海道、東東京と西東京の代表校同士が初戦で対戦しないというルールです。

なぜ北海道と東京だけ特別扱いなのか

夏の全国高校野球選手権大会は、原則として各都道府県から1校が出場します。ただし、北海道と東京都は地域を分けて代表校を選出するため、それぞれ2校が全国大会に出場します。

北海道は南北海道・北北海道、東京は東東京・西東京という区分です。

この2地域については、同じ都道府県から出場した代表校同士が初戦で直接対戦しないように組み合わせを調整します。

これは、全国大会に2校を送り出す地域の代表権を考慮した措置です。ただし、初戦の対戦回避であり、同じ都道府県の学校が大会の最後まで対戦しないという意味ではありません。

抽選方式と対戦条件の関係
項目 2026年の取り扱い 意味
南北海道・北北海道 初戦で対戦しない 同一都道府県の代表同士の初戦を回避
東東京・西東京 初戦で対戦しない 同一都道府県の代表同士の初戦を回避
その他の都道府県 通常の抽選対象 地域による東西ブロック固定ではない
1~3回戦 大会前にオンライン抽選 序盤の対戦ルートを事前に確定
準々決勝 3回戦勝利校の主将が抽選 勝ち上がった学校によって決定
準決勝 準々決勝勝利校の主将が抽選 直前の勝ち上がり後に決定

重要なのは、北海道と東京の特別ルールがオンライン化によって撤廃されたわけではないことです。抽選の開催形式が変わっても、初戦の対戦回避という条件は引き継がれています。

選手宣誓の決め方もオンライン抽選に合わせて実施

組み合わせ抽選会では、開会式で行われる選手宣誓の担当者も決定されました。

2026年は、出場49校のうち15校の主将が立候補。組み合わせ決定後、日本高野連の北村聡会長が代理で抽選を行い、八王子実践の矢沢陵磨主将が選ばれました。

八王子実践は、この年に創立100周年を迎えた学校で、甲子園初出場も決めていました。チームメートから宣誓を勧められていた矢沢主将は、当初から立候補する意思を固めていたと報じられています。

選手宣誓は、単に大会の進行を担う役割ではありません。全国の代表校を前に、選手を代表して大会への決意や感謝を伝える大切な機会です。

2026年は、組み合わせ抽選と同じオンライン開催日に担当者が決まり、8月5日の開会式で矢沢主将が宣誓を務めました。

【歴代変遷】甲子園の抽選方式はなぜ何度も変更された?

夏の甲子園の組み合わせ抽選は、長い大会の歴史の中で何度も見直されてきました。

変更の背景にあるのは、試合の公平性だけではありません。観客の安全、試合運営、学校や応援団の準備、選手の負担といった複数の事情が関係しています。

1995年から2012年:3回戦までを事前に決める方式

日本高野連の大会小史によると、1995年の第77回大会で抽選方法が改定され、最初の抽選で3回戦までの組み合わせを決定する方式になりました。

この方式では、序盤の対戦相手やトーナメントの位置関係を大会前から把握できました。準々決勝以降は大会の進行に合わせて組み合わせを決める仕組みです。

2013年から2016年:勝利校が順次くじを引く方式

2013年から2016年にかけては、最初の抽選で全試合の対戦相手を決めず、勝ち上がった学校が次の試合の組み合わせを順次決める方式が採用されました。

この方式では、大会前の段階で先の対戦相手が確定しません。勝ち進むたびに新たな抽選が発生するため、トーナメントの展開が最後まで見えにくい特徴がありました。

2017年:3回戦までの事前決定方式に復帰

2017年の第99回大会では、再び最初の抽選で3回戦までの組み合わせを決める方式に戻りました。

背景として報じられたのが、前年の人気校同士の試合で発生した観客集中です。2016年の横浜対履正社の試合では、開門前から甲子園周辺に約1万人が集まり、安全面への懸念が出ていました。

対戦カードを早く確定させれば、観客が集中する試合を事前に把握し、警備や安全対策を準備できます。抽選方法の変更には、こうした大会運営上の事情がありました。

2025年:開幕戦だけを先行オンライン抽選

2025年の第107回大会では、抽選方式に新たな工夫が加わりました。

8月1日にオンラインで開幕戦の対戦カードだけを先行決定し、8月3日にフェスティバルホールで残りの組み合わせを決める2段階方式です。

この変更の直接的な理由は、8月5日の開幕までの期間が短く、応援団の移動などに必要な準備時間を確保することでした。実際、開幕戦は創成館と小松大谷の対戦に決まり、その他の対戦カードは従来型の公開抽選会で決定されました。

2026年:3回戦までの全抽選をオンラインに移行

そして2026年、第108回大会では、オンライン抽選の対象が開幕戦だけでなく3回戦までに拡大しました。

フェスティバルホールに各代表校が集合する公開抽選会を実施せず、8月1日に序盤の対戦カードを一括して決定する形です。

この流れを見ると、2025年は先行オンライン抽選を試みた段階、2026年は序盤の抽選全体をオンラインに移した段階と整理できます。


甲子園の抽選方式・主な変遷



1995~2012年

3回戦までを最初の抽選で決定。


2013~2016年

勝ち上がりに合わせて次の対戦を順次抽選。


2017~2024年

3回戦までの事前決定方式に復帰。


2025年

開幕戦のみオンラインで先行抽選し、残りはフェスティバルホールで公開抽選。


2026年

3回戦までの組み合わせをオンラインで決定。公開抽選会は実施せず。


出典:日本高野連の大会小史、2017年・2025年・2026年の運営委員会に関する発表および報道。

【変更の理由を分析】オンライン抽選は高校野球に何をもたらす?

今回の変更を単なるデジタル化として捉えると、本質を見落とします。

日本高野連が2026年の運営委員会で示した目的は、チームや学校応援団の調整・準備期間の確保です。これは、出場校だけでなく、大会を支える学校関係者や応援団にも関係する問題です。

理由1:応援団の移動や宿泊の準備時間を確保する

全国49校が出場する夏の甲子園では、各校の所在地が北海道から沖縄まで広範囲に及びます。

選手だけでなく、保護者、学校関係者、吹奏楽部、応援団なども大会に関わります。試合の日程や対戦相手が決まらなければ、移動手段や宿泊、応援体制を具体的に組み立てるのが難しくなります。

3回戦までの組み合わせを大会前に決めることで、勝ち上がった場合の予定も含めた計画を立てやすくなります。

特に遠方の学校では、移動距離や交通手段の制約が大きく、準備期間の確保が現実的なメリットになります。

理由2:大会運営の負担を軽減する

従来の公開抽選会では、代表校の関係者が大阪市内の会場に集まる必要がありました。

49校の関係者が同じ場所に集まるイベントには、移動や会場運営、日程調整など多くの準備が伴います。

オンライン形式への変更は、こうした大会前の移動や集合に関する負担を抑える方向の見直しです。

ただし、主催者が2026年の公式発表で明示した直接の目的は、チームと学校応援団の調整・準備期間の確保です。運営コスト削減などを公式に決定理由として発表したわけではありません。

理由3:オンラインでも抽選のライブ感を残せる

フェスティバルホールでの公開抽選会には、代表校の主将が壇上に上がり、くじを引く瞬間を会場全体で見守る独特の緊張感がありました。

オンライン化によって会場に集まる形式はなくなりましたが、ライブ配信によって抽選の進行を全国に届けることはできます。

2026年はバーチャル高校野球で抽選会が無料配信され、インターネットを通じて視聴できる環境が整えられました。

これは、会場に集まることを前提とした公開性から、配信を通じて多くの人が参加できる公開性への変化と見ることができます。

オンライン化で失われるもの、残るもの
比較項目 従来の公開抽選 2026年の方式
開催場所 フェスティバルホール オンライン
代表校の会場集合 あり 従来型の一斉集合なし
ライブでの視聴 会場・報道など インターネット配信
3回戦までの決定 大会前の抽選 大会前のオンライン抽選
準々決勝以降 試合後の抽選 従来どおり試合後の抽選
学校・応援団の準備 抽選後に調整 早期決定で調整しやすい

オンライン化によって、会場での主将同士の交流や、壇上でくじを引く姿を直接見る機会は減りました。一方で、抽選の視聴機会や序盤の対戦カードを早く知るという実用面は維持されています。

つまり、2026年の改革は高校野球の伝統をすべて取り払うものではなく、抽選会の運営方法を見直しながら、大会の競技部分に残る伝統的な仕組みを維持する取り組みです。

【よくある質問】甲子園の抽選会に関するFAQ

Q1:2026年の夏の甲子園の組み合わせ抽選会はいつでしたか?
A1:2026年8月1日(土)17時からオンラインで実施されました。第108回全国高校野球選手権大会の1回戦から3回戦までの組み合わせが決定しました。

Q2:2026年はフェスティバルホールで抽選会を開催しましたか?
A2:開催していません。大阪市北区のフェスティバルホールに代表校が集まる従来の公開抽選会は実施されず、オンライン形式に変更されました。

Q3:オンライン抽選会はどこで見られましたか?
A3:スポーツナビ内の「バーチャル高校野球」で無料ライブ配信されました。2026年8月1日17時からの抽選会を視聴できる形でした。

Q4:準々決勝の組み合わせも8月1日に決まったのですか?
A4:いいえ。準々決勝は3回戦を勝ち上がった学校の主将が、各試合終了後にくじを引いて決めます。準決勝も準々決勝の勝利校主将による試合後の抽選で決定します。

Q5:南北海道と北北海道、東東京と西東京は初戦で対戦しますか?
A5:初戦では対戦しないルールが維持されています。オンライン方式になっても、この特別な組み合わせ条件は変更されていません。

Q6:2026年の選手宣誓は誰が担当しましたか?
A6:八王子実践の矢沢陵磨主将です。49校のうち15校の主将が立候補し、日本高野連の北村聡会長による代理抽選で選ばれました。

Q7:今後の夏の甲子園もオンライン抽選会になるのでしょうか?
A7:2026年大会ではオンライン方式が採用されました。ただし、2027年以降の方式については、次回大会の日本高野連による正式発表を確認する必要があります。

参照した主な情報は、日本高等学校野球連盟の第108回大会運営委員会審議結果、大会小史、朝日新聞社の配信発表、日刊スポーツなどの大会報道です。

まとめ:2026年の甲子園抽選会は準備期間と伝統を両立する新方式へ

2026年の第108回全国高校野球選手権大会では、従来のフェスティバルホールでの公開抽選会に代わり、8月1日にオンラインで3回戦までの組み合わせを決定する方式が採用されました。

今回の変更で押さえておきたい要点は、次の3つです。

  • 抽選会のオンライン化:代表校がフェスティバルホールに集まる形式を取りやめ、8月1日にオンラインで実施。
  • 抽選対象の明確化:3回戦までは大会前に決め、準々決勝と準決勝は勝利校の主将が試合後に抽選。
  • 変更の目的:選手や学校応援団が対戦日程に合わせて準備する時間を確保。

特に重要なのは、オンライン化と抽選ルールの全面変更を混同しないことです。大会前に序盤の組み合わせを決める一方、準々決勝以降は主将がくじを引く伝統的な方式が残っています。

2025年の開幕戦先行オンライン抽選を経て、2026年は3回戦までの抽選全体がオンラインに移行しました。これは、甲子園の大会運営が学校や応援団の実務にも目を向けながら、時代に合わせて変化していることを示しています。

今後の大会でも、抽選方式を確認する際は、開催場所だけでなく、何回戦までが事前に決まるのか、準々決勝以降の抽選がいつ行われるのか、北海道・東京の初戦対戦回避が維持されているのかという3点を確認すると、組み合わせ表をより正確に読み解けます。

甲子園の抽選会は、単に対戦相手を決めるイベントではありません。選手、学校、応援団、そして全国の高校野球ファンにとって、夏の大会が本格的に動き出す重要な節目です。2026年のオンライン化は、その節目の形を変えた大きな転換点となりました。

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桐島 奈緒

芸能担当デスクとして14年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典の確認できない話は記事にしません。

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