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ブラックデビルさんまの誕生秘話と高田純次からの交代、2026年再登場を徹底解説

天海 修平 天海 修平 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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明石家さんまの代表的な人気キャラクターとして、今も昭和バラエティーの記憶に残る「ブラックデビル」。黒い怪人姿と独特の鳴き声で、ビートたけし演じるタケちゃんマンと激しい対決を繰り広げた、『オレたちひょうきん族』を象徴する存在だ。しかし、実は最初からさんまが演じる予定だったわけではない。初代を務めたのは高田純次であり、おたふく風邪による欠席が、後の名キャラクター誕生につながった。

2026年には、テレビ東京の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』でもブラックデビルが再登場。7月11日放送のスペシャルで、さんまが伝説のキャラクターを披露した。誕生の舞台裏から高田純次との交代理由、鳴き声の制作秘話、タケちゃんマンとの関係、そして2026年の最新動向まで、当時の本人証言と関係者の回顧をもとに整理する。

【ブラックデビルの正体】明石家さんまが演じた『ひょうきん族』の人気怪人とは?

ブラックデビルさんま

ブラックデビルは、フジテレビ系のバラエティー番組『オレたちひょうきん族』の人気企画「タケちゃんマン」に登場した敵キャラクターだ。

ビートたけしが演じるタケちゃんマンの宿敵として登場し、悪魔を思わせる独特の姿とコミカルな言動で視聴者を楽しませた。

さんまが演じたブラックデビルは、単なる悪役ではない。タケちゃんマンに何度倒されても立ち向かい、独特のリアクションや鳴き声で笑いを生み出す存在だった。

タケちゃんマンとの対決が人気を生んだ

「タケちゃんマン」は、正義のヒーローと怪人が対決する特撮番組の形式を、バラエティーのコントに取り込んだ企画だった。

たけしが演じるタケちゃんマンは、赤い衣装や特徴的な表情、独特のしゃべり方が印象的なヒーロー。一方、ブラックデビルは、さんまのテンポのよい掛け合いと身体表現によって、敵役でありながら強い存在感を放っていた。

特に注目したいのは、二人の笑いのスタイルが異なっていたことだ。たけしの独特な間やボケに対し、さんまは素早い反応とアドリブで応戦する。台本に沿ったコントでありながら、二人の掛け合いによって予想外の笑いが生まれていた。

ブラックデビルは、こうした二人の個性をぶつけるための重要な役割を担っていたのである。

【誕生秘話】初代・高田純次がおたふく風邪に!さんまが代役から定着した理由

ブラックデビルの誕生を語るうえで欠かせないのが、高田純次の存在だ。

現在では明石家さんまの代表的なキャラクターとして知られているが、当初この役を演じていたのは高田だった。

初代ブラックデビルは高田純次だった

2018年5月18日配信のテレビ朝日「テレ朝POST」の記事では、ビートたけしが当時の事情を振り返っている。

たけしによれば、ブラックデビルはタケちゃんマンのライバルとして高田をレギュラーにする予定だった。しかし、高田が体調を崩して出演できなくなり、急きょさんまが代役を務めることになったという。

その病気がおたふく風邪だった。高田は初回収録後におたふく風邪にかかり、番組を離れることになった。

さんま本人が明かした「一日だけ」の代役

このエピソードについて、さんま自身も2022年11月5日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で詳しく説明している。

さんまは、当時すでに「ひょうきんベストテン」と「ひょうきんニュース」の2つのコーナーを担当していた。そのため、ブラックデビルの撮影が行われる現場にも残っていた。

高田が急に来られなくなり、ほかの出演者も帰った後だったため、制作側から声がかかったのである。

「ごめん、今日だけ」って言って出ただけなんですよ。

これは当時の状況を振り返ったさんま本人の発言だ。最初から高田の後任になるつもりで引き受けたわけではなかった。

さらにさんまは、高田がすぐ戻ってくると思っていたため、正式な交代という意識もなかったと説明している。

なぜ一日限りの代役がレギュラーになったのか

転機になったのは、最初の代役出演に対する制作側の反応だった。

さんまの演技がディレクターに気に入られ、次の出演にもつながった。本人の2022年の説明では、何度か演じた後、面白いという評価を受けて継続することになったという。

2025年7月13日放送の『発見!タカトシランドSP』でも、さんまは当時のことを改めて回想。高田が2週か3週ほど演じた後、おたふく風邪になり、現場に残っていた自分が三宅恵介ディレクターから頼まれたという経緯を話している。

ここで重要なのは、病気による欠席だけがブラックデビルの成功を説明するわけではないことだ。

さんまは与えられた役をそのまま演じるのではなく、鳴き声や動きなどを工夫し、独自のキャラクターへと発展させた。偶然の代役が長く記憶される存在になった背景には、本人の笑いへのこだわりがあった。

【鳴き声と衣装の秘密】ファッファッファ?ブラックデビルの特徴を検証

ブラックデビルを思い出すとき、多くの人が印象に挙げるのが独特の鳴き声だ。通常の会話とは異なる奇妙な発声が、キャラクターの個性を強く印象づけた。

鳴き声はさんま自身が試行錯誤して作った

ブラックデビルの鳴き声について、特に興味深い証言を残しているのが、長年さんまと番組制作をともにした三宅恵介ディレクターだ。

2024年にフジテレビ系の「めざましmedia」で公開されたさんまと三宅のインタビューでは、ブラックデビルの特徴的な「ウエッ」という声について、その制作過程が紹介された。

さんまはアニメ『ロードランナーとワイリー・コヨーテ』のセリフからヒントを得て、発声を考えたという。

加えて、さまざまなパターンを録音して三宅に聞いてもらい、最終的に13番目の録音が採用されたと紹介されている。

つまり、あの鳴き声は単なるアドリブではなく、さんま自身が試作を重ねて完成させたものだった。

「ファッファッファ」という表記で検索されることもあるが、関係者の証言で具体的に語られているのは「ウエッ」という発声である。記憶や文字による表現には違いがあるものの、独特の鳴き声がブラックデビルの大きな特徴だったことは間違いない。

ブラックデビルの衣装はどんなデザイン?

さんま版ブラックデビルの外見は、黒を基調とした怪人スタイルが特徴だ。

全身を覆う黒い衣装に、頭部の触角を思わせる装飾や大きな耳のようなパーツを組み合わせた、ひと目で怪人と分かるビジュアルだった。

一般的なヒーロー作品の怪人と異なるのは、衣装の不気味さとさんま本人のコミカルな動きが同居している点である。

また、初代の高田版と、後に定着したさんま版は、演者が異なる。現在広く知られているブラックデビルのイメージは、主にさんまが演じた時期に形成されたものだ。

鳴き声と身体表現がキャラクターを完成させた

テレビディレクターの三宅恵介は、文藝春秋PLUSの2024年12月9日掲載記事でも、さんまの仕事への取り組み方を振り返っている。

三宅によれば、さんまはブラックデビルの初登場前から複数の鳴き声を録音し、どれがよいか意見を求めていた。

この証言から分かるのは、さんまが偶然与えられたキャラクターを、細部まで考えて作り込んでいたことだ。

黒い衣装だけでも、奇妙な声だけでも、長く愛されるキャラクターにはならなかっただろう。視覚的なインパクトと音、さらに本人の動きや表情が一体になったことが、ブラックデビルの魅力だった。

【共演者・関係者一覧】ブラックデビルの歴史とタケちゃんマンとの関係

ブラックデビルの歴史を整理すると、単純なキャスト交代以上の意味が見えてくる。番組の開始時期、初代の高田純次、さんまへの引き継ぎ、そして2026年の再登場までをまとめた。

時期 人物・出来事 関係とポイント
1981年5月16日 『オレたちひょうきん族』第1回 特別番組として放送開始。
1981年10月 レギュラー番組化 土曜夜の人気バラエティーとして本格始動。
番組初期 高田純次 初代ブラックデビル。おたふく風邪で出演できなくなる。
番組初期 明石家さんま 一日限りの代役から継続出演へ。ブラックデビルのイメージを確立。
1981~1989年 ビートたけし タケちゃんマン役。ブラックデビルとの対決が人気企画に。
1985~1996年 高田純次・ビートたけし 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でも共演。
2026年7月11日 明石家さんま 『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』でブラックデビルを披露。

※番組開始日は、特別番組としての初回放送と正式なレギュラー化を区別している。フジテレビの企業沿革では1981年5月の放送開始が記録されている。

ビートたけしと明石家さんまの共演が生んだ化学反応

ブラックデビルの人気を語るうえで、ビートたけしとの関係は外せない。

たけしが演じるタケちゃんマンは、単に怪人を倒すヒーローではなかった。さんまとの掛け合いによって、予定調和を崩すような笑いを生み出していた。

2019年11月のマイナビニュースでは、三宅恵介ディレクターが二人の関係について詳しく語っている。

三宅によれば、さんまは台本どおりに演じるだけでなく、何か一つ新しい要素を加え、自分の存在感を作ろうとしていた。初期にはタケちゃんマンの相手役を複数の出演者が務めていたが、さんまがそのポジションを勝ち取っていったという。

加えて、三宅はさんまが誰かとの掛け合いによって笑いを生み出す才能を持っていたと評価している。

ブラックデビルとタケちゃんマンの対決は、こうした二人の持ち味が最も分かりやすく表れた企画だった。

高田純次とビートたけしのその後の共演

ブラックデビルを降板した高田純次も、その後、テレビで独自の存在感を発揮した。

1985年から1996年まで放送された日本テレビ系『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』では、ビートたけしと長期にわたって共演している。

2018年のテレビ朝日「テレ朝POST」では、たけしが『ひょうきん族』時代に高田と組みたかったという趣旨の思い出を語っている。

2025年の『発見!タカトシランドSP』でも、さんまは、たけしが本当は高田と組みたかったことや、高田が『元気が出るテレビ!!』で活躍した経緯について話している。

この話からも、ブラックデビルの交代は、単純に高田が芸能界から姿を消したという話ではないことが分かる。

【2026年最新情報】ブラックデビルがテレビ東京の番組で再登場!

2026年にブラックデビルをめぐって注目された出来事が、明石家さんまのテレビ東京番組への出演だ。

7月11日放送『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』

テレビ東京は2026年6月27日、7月11日放送予定の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』2時間半スペシャルについて発表した。

番組タイトルは「ひぇー!明石家さんまが3年ぶりにキター!絶好調の“お笑い怪獣”と新潟縦断122キロ!」という内容で、鈴木福もゲストとして出演した。

番組では、新潟県柏崎市の荻ノ島かやぶきの里を出発し、長岡市や加茂市などを経由して、阿賀野市のやすだ瓦ロードを目指す旅が展開された。

そして、番組紹介で特に注目されたのが、さんまによるブラックデビルの披露だった。

地元スーパーでブラックデビルを披露

テレビ東京の公式番組紹介によれば、旅の途中で立ち寄ったスーパーで、店長からのリクエストに応えてさんまが伝説のキャラクターを披露する内容が告知された。

かつて『オレたちひょうきん族』で人気を集めたブラックデビルが、買い物客や地元の人々が集まるスーパーという場所で再び姿を見せる。昭和のテレビを知る世代にとっては、懐かしさを感じる場面となった。

この再登場の要点は、過去の映像を流すだけではなく、さんま本人が現在の番組でキャラクターを披露することにある。

2026年の再登場は正式な『ひょうきん族』復活なのか?

ここは区別しておきたい。

2026年7月の出来事は、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』内での特別なキャラクター披露である。『オレたちひょうきん族』の新シリーズが制作されたわけではない。

また、ブラックデビルを主人公とする新番組や、タケちゃんマンとの新たな連続対決企画が始まったという発表でもない。

したがって、2026年の最新情報として正確に押さえておきたいのは、7月11日の放送でさんまがブラックデビルを披露したことだ。

懐かしいキャラクターが再びテレビに登場したという意味では大きな話題だが、レギュラー復活とは別の出来事である。

【ブラックデビルの現在とその後】さんまの人気キャラクターとして残り続ける理由

『オレたちひょうきん族』は1989年に終了したが、ブラックデビルの知名度はその後も衰えていない。

その理由の一つは、キャラクターがさんま本人の芸風と強く結びついていることだ。

ブラックデビル以外にも生まれた人気キャラクター

さんまは『ひょうきん族』でブラックデビル以外にも、アミダばばあや知っとるケなど、個性的なキャラクターを生み出している。

いずれも単なる衣装替えではなく、声の出し方、動き、話し方、設定を組み合わせた独立したキャラクターだった。

特にアミダばばあは、桑田佳祐が作詞・作曲を手がけた「アミダばばあの唄」でも知られる。キャラクターと音楽を結びつける演出は、当時の番組の大きな魅力だった。

ブラックデビルについても、キャラクターソング「好きさブラックデビル」がレコード化されている。歌唱を担当したのは、山田太郎と美樹克彦によるユニット「オレたち昔・アイドル族」だった。

なぜブラックデビルは今も記憶されるのか

ブラックデビルが長く記憶されている理由は、大きく三つある。

第一に、誕生の経緯そのものがドラマチックだったこと。病気による欠席と急きょの代役という偶然が、人気キャラクターを生み出した。

第二に、さんま自身がキャラクターを作り込んだこと。鳴き声を何度も録音して選ぶほどのこだわりが、他の怪人とは異なる個性につながった。

第三に、ビートたけしとの共演があったこと。タケちゃんマンとの対決を通じて、ブラックデビルは単独のコントキャラクターを超え、番組を代表する存在になった。

三宅恵介ディレクターの証言からも、さんまが与えられた役を自分の力で発展させていったことが分かる。

この点は、現在のバラエティー番組にも通じる。出演者が用意された設定を演じるだけでなく、キャラクターの細部を自分で作り、共演者との掛け合いで面白さを広げる。ブラックデビルは、その成功例の一つだった。

【プロの結論】ブラックデビルの本当の価値は「代役から生まれた創造力」にある

ブラックデビルの歴史を振り返ると、単なる昭和の懐かしいキャラクターという説明では足りない。

初代の高田純次が体調不良で出演できなくなり、偶然現場に残っていたさんまが代役を務めた。そこから鳴き声を考案し、演技を磨き、ビートたけしとの掛け合いを通じてキャラクターを完成させた。

この過程には、バラエティーにおける重要な要素が詰まっている。予想外の出来事を受け入れる柔軟性、与えられた役割を自分の個性に変える力、そして共演者との相乗効果だ。

高田純次が最初に演じたという事実も、さんま版の成功を否定するものではない。むしろ、二人の演者がそれぞれの時期に関わったからこそ、ブラックデビルの誕生秘話は現在まで語り継がれている。

2026年の再登場も、そうした長い歴史が現在の視聴者に届いていることを示す出来事だった。

【ブラックデビルさんまに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:ブラックデビルの初代は誰ですか?
A1:初代は高田純次です。その後、高田がおたふく風邪で出演できなくなった際、明石家さんまが代役を務め、さんま版が定着しました。

Q2:ブラックデビルが高田純次からさんまに交代した理由は?
A2:高田がおたふく風邪にかかったためです。さんまは当初、一日だけの代役として出演しましたが、演技が制作側に評価され、その後も続けて演じることになりました。

Q3:ブラックデビルの鳴き声は「ファッファッファ」ですか?
A3:鳴き声の表記には記憶による違いがあります。関係者の証言では、さんまが工夫した「ウエッ」という発声が紹介されています。複数の録音パターンを作り、13番目が採用されたという制作秘話もあります。

Q4:ブラックデビルは2026年に復活しましたか?
A4:2026年7月11日放送のテレビ東京『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で、さんまがブラックデビルを披露しました。ただし、『オレたちひょうきん族』の番組自体が復活したわけではありません。

Q5:ブラックデビルとタケちゃんマンを演じていたのは誰ですか?
A5:ブラックデビルは初代が高田純次、後に明石家さんま。タケちゃんマンはビートたけしが演じていました。二人の掛け合いが人気企画の中心でした。

Q6:高田純次はブラックデビルを降板した後、どうなりましたか?
A6:高田はその後もテレビで活躍し、1985年から1996年まで放送された『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でもビートたけしと共演しました。

まとめ:ブラックデビルさんまは偶然と努力が生んだ昭和の名キャラクター

ブラックデビルは、明石家さんまのために最初から用意されたキャラクターではなかった。初代の高田純次がおたふく風邪で出演できなくなり、さんまが急きょ代役を引き受けたことが始まりだった。

しかし、一日限りの予定だった出演は、さんまの独創的な演技と鳴き声へのこだわりによって、長く愛されるキャラクターへと成長した。

ビートたけし演じるタケちゃんマンとの対決は、『オレたちひょうきん族』を代表する名場面となり、さんまの人気を語るうえでも欠かせない歴史となっている。

そして2026年7月11日には、テレビ東京の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』でブラックデビルが再登場した。

昭和の番組が生み出したキャラクターが、数十年を経ても本人の手によって再現される。その背景には、偶然のチャンスを自分の力で大きな仕事へ変えてきた明石家さんまの芸人としての姿勢がある。

ブラックデビルの歴史は、高田純次から始まり、さんまの創造力によって完成し、ビートたけしとの共演によって伝説になった。2026年の再登場は、その魅力が今なお色あせていないことを改めて印象づけた。

主な確認資料: フジテレビ企業沿革、テレビ朝日「テレ朝POST」、MBSラジオ『ヤングタウン土曜日』の発言記録、フジテレビ系「めざましmedia」、文藝春秋PLUS、テレビ東京公式番組情報、三宅恵介ディレクターのインタビュー。

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天海 修平

映画配給会社の広報を経て取材記者に。作品の公式サイトと配給発表、映画祭のプログラミングを公式発表として確認し、興行成績は興行通信社の数字のみを引用します。

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