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【まず確認】2026年度男子日本代表37人の登録メンバーと選考の仕組み

天海 修平 天海 修平 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

【2026年最新】男子日本代表37人の登録メンバーとは?

バレーボール日本男子代表

2026年度の男子日本代表を理解するうえで、最初に区別したいのが「年間登録メンバー」と「大会別の出場メンバー」だ。

4月17日にJVAが発表した37人は、シーズンを通じた強化・選考の対象となる登録枠。37人全員がVNLやアジア競技大会に出場するわけではない。

監督を務めるのは、フランス出身のロラン・ティリ。2024年11月に男子日本代表の次期監督として内定し、2025年から指揮を執っている。2026年はロサンゼルス2028五輪を見据えた体制の2シーズン目に当たる。

初選出は4人!高校生も代表候補入り

2026年度の登録メンバーで注目されたのは、経験豊富な選手と若手の融合だ。

初選出となったのは次の4人。

- 河東祐大:ジェイテクトSTINGS愛知のセッター
- デ アルマス アライン:サントリーサンバーズ大阪のアウトサイドヒッター
- 武田大周:東レアローズ静岡のリベロ
- 一ノ瀬漣:鎮西高校3年のアウトサイドヒッター

とりわけ注目を集めたのが、一ノ瀬漣の高校生での選出だ。大学生やプロ選手だけでなく、高校生にも代表候補としての機会が与えられたことは、将来を見据えた選手発掘の表れでもある。

また、デ アルマス アラインは国籍変更に関する規定により、2026年6月3日から国際大会への出場が可能となった。

37人と現在の登録情報には注意点も

もう一つ押さえておきたいのが、登録メンバーの変更だ。

当初37人に含まれていたミドルブロッカーの佐藤駿一郎は、2026年5月28日に登録抹消となった。

そのため、4月17日に発表された37人の一覧と、その後のJVA掲載メンバーを同一視することはできない。37人という数字は、あくまでシーズン当初の発表人数として理解するのが正確だ。

【ポジション別一覧】2026年度男子日本代表37人を全員紹介

登録メンバーは、セッター、オポジット、アウトサイドヒッター、ミドルブロッカー、リベロの5ポジションで構成される。

以下は4月17日の発表時点の37人。背番号順を基本に、ポジション別に整理した。

セッター(5人)

試合を組み立て、攻撃の選択肢を生み出すポジション。

1. 深津英臣
2. 関田誠大
3. 河東祐大(初選出)
4. 永露元稀
5. 下川諒

経験豊富な深津英臣、関田誠大に加え、河東祐大や下川諒らが選択肢に入る。セッターの組み合わせによって攻撃テンポやコンビネーションが変わるため、試合ごとの起用にも注目したい。

オポジット(5人)

主に攻撃の決定力を担うポジション。

1. 西田有志
2. 宮浦健人
3. 西山大翔
4. 高橋慶帆
5. 山田大貴(アウトサイドヒッター兼任登録)

西田有志と宮浦健人は日本の攻撃を支える実績ある選手。西山大翔や高橋慶帆は、今後の攻撃力を広げる存在として期待される。

アウトサイドヒッター(11人)

攻撃だけでなく、レシーブでもチームを支える重要なポジション。

1. 大塚達宣
2. 新井雄大
3. 富田将馬
4. 髙橋藍
5. 石川祐希
6. 甲斐優斗
7. デ アルマス アライン(初選出)
8. 後藤陸翔
9. 工藤有史
10. 川野琢磨
11. 一ノ瀬漣(初選出)

石川祐希、髙橋藍という国際舞台で経験を積んだ選手に、大塚達宣、甲斐優斗らを加えた陣容だ。

さらに川野琢磨、一ノ瀬漣といった若い選手が登録されており、次世代の攻撃陣を育てる意図も読み取れる。

ミドルブロッカー(11人)

相手の攻撃をブロックで防ぎ、クイック攻撃で得点を狙うポジション。

1. 小野寺太志
2. 山内晶大
3. 髙橋健太郎
4. 村山豪
5. 西本圭吾
6. エバデダン ラリー
7. 麻野堅斗
8. 三輪大将
9. 西川馨太郎
10. 佐藤駿一郎(5月28日登録抹消)
11. 伊藤吏玖

小野寺太志、山内晶大、髙橋健太郎らの経験値に加え、207cmの麻野堅斗など大型選手の存在が目を引く。

ブロックの高さだけでなく、相手セッターの動きを読む判断力や、攻撃参加のタイミングも重要になる。

リベロ(5人)

守備専門のポジションで、サーブレシーブやディグを担う。

1. 小川智大
2. 備一真
3. 山本智大
4. 武田大周(初選出)
5. 高橋和幸

小川智大、山本智大という国際経験を持つ選手に、武田大周らが加わった。

日本代表の持ち味である粘り強い守備を維持するうえで、リベロの競争も見逃せない。

出典:日本バレーボール協会の2026年度登録情報、2026年4月17日発表資料、月刊バレーボールの選手一覧。佐藤駿一郎は後日登録抹消。

【主力選手を解説】石川祐希・髙橋藍・西田有志の現在

2026年の男子日本代表を語るうえで、石川祐希、髙橋藍、西田有志の3人は欠かせない。

ただし、3人の役割は同じではない。攻撃、守備、チームの統率という異なる側面から、日本代表の競争力を支えている。



石川祐希|アウトサイドヒッター・主将

ジラート・バンク・アンカラ(トルコ)
2026年度も主将を務めるチームの中心選手。攻撃力だけでなく、試合の流れを読む判断やチームをまとめる役割も担う。代表の継続性を象徴する存在だ。


髙橋藍|アウトサイドヒッター

ボクダンカ・LUV・ルブリン(ポーランド)
攻撃と守備の両面で貢献する選手。レシーブから攻撃への切り替えや、コート全体を使うプレーが持ち味。国際経験を生かした安定感にも期待がかかる。


西田有志|オポジット

大阪ブルテオン
高い打点と力強いスパイクを武器とする攻撃の中心選手。2025年は代表活動を休止していたが、2026年度の登録メンバーに復帰し、VNLでも存在感を示した。



ロラン・ティリ監督が進める世代交代

2026年の特徴は、主力選手を維持しながら若手を段階的に起用している点にある。

例えば、200cmの甲斐優斗、194cmの高橋慶帆、207cmの麻野堅斗など、身体的な特徴を生かせる選手が登録されている。

一方、深津英臣や関田誠大のように試合運びの経験を持つ選手も残っている。

これは単純に若手へ世代交代するというより、経験者がチームの基盤を支え、その周囲で次世代の選手を育成する構造だ。

歴代の男子日本代表を振り返っても、主力選手の経験を次の世代につなぐことは、長期的な国際競争力を保つうえで欠かせない課題となっている。

【VNL2026最終順位・試合結果】日本男子代表は世界4位

2026年の男子日本代表を評価するうえで、重要な大会がバレーボールネーションズリーグ(VNL)だ。

VNLは世界の強豪国が参加する国際大会であり、代表チームの実力や選手層を確認できる重要な舞台となっている。

日本は最終4位で大会を終了

日本は予選ラウンドで安定した戦いを見せ、決勝ラウンドでも準々決勝を突破した。

しかし、準決勝でアメリカに敗れ、3位決定戦でもスロベニアに敗退。最終順位は4位となった。

主な試合結果は次のとおり。

試合 結果 セットスコア
準々決勝・中国戦 日本 3-1 中国 23-25、25-23、25-16、25-23
準決勝・アメリカ戦 日本 2-3 アメリカ 19-25、25-23、25-20、19-25、13-15
3位決定戦・スロベニア戦 日本 1-3 スロベニア 21-25、28-26、22-25、22-25

VNL2026の最終順位
順位 国
1位 ポーランド
2位 アメリカ
3位 スロベニア
4位 日本
5位 イタリア
6位 トルコ
7位 ウクライナ
8位 中国
9位 ブルガリア
10位 ブラジル
11位 フランス
12位 セルビア
13位 ドイツ
14位 ベルギー
15位 イラン
16位 アルゼンチン
17位 キューバ
18位 カナダ

VNL4位をどう評価するべきか

4位という結果だけを見ると、あと一歩でメダルを逃した大会という印象が強い。

しかし、注目すべきなのは決勝ラウンドまで勝ち進んだ過程だ。

JVAが10月20日に公表したシーズン総括では、ティリ監督がVNLでの13連勝に言及。アメリカとスロベニアに敗れた経験も、チームの強みと課題を理解する機会になったと振り返っている。

特に、フルセットの試合を勝ち切る力や、強豪国の高いブロックを相手にした攻撃の組み立ては、今後の強化課題として注目したい。

VNL4位は決して失敗ではない。一方で、優勝を狙うチームとしては、接戦の終盤で得点を取り切る能力が次の成長ポイントになる。

【愛知・名古屋アジア大会】男子代表12人と選考メンバーの全貌

第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は、9月27日から10月3日まで愛知県で開催された。

男子日本代表は、年間登録メンバー37人から選ばれた12人で大会に臨んだ。

ここで大きな特徴となったのが、VNLで中心を担った石川祐希、髙橋藍、西田有志らが大会登録メンバーに入らず、若手・中堅を中心とした編成になったことだ。

アジア大会の日本代表12人一覧

JVAが発表した選手は以下のとおり。

背番号 選手名 ポジション
5 大塚達宣 OH
7 新井雄大(主将) OH
9 河東祐大 S
15 甲斐優斗 OH
17 西本圭吾 MB
18 西山大翔 OP
24 高橋慶帆 OP
25 下川諒 S
26 後藤陸翔 OH
28 麻野堅斗 MB
30 西川馨太郎 MB
37 高橋和幸 L

OH=アウトサイドヒッター、S=セッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、L=リベロ。出典:JVA大会公式メンバー表。

若手中心の12人に見る選考の特徴

今回の編成では、次の選手に注目したい。

大塚達宣

VNLにも出場したアウトサイドヒッター。国際大会の経験を持ち、若手主体のチームに安定感をもたらす存在となった。

甲斐優斗

200cmの長身を持つアウトサイドヒッター。高い打点を生かした攻撃が期待される選手だ。

高橋慶帆

オポジットとして選出。194cmの体格を生かした攻撃力が持ち味で、今後の日本代表の攻撃オプションを広げる存在として期待される。

麻野堅斗

207cmのミドルブロッカー。高さを生かしたブロックだけでなく、国際舞台で経験を積むこと自体にも大きな意味がある。

新井雄大

今回の主将。チームをまとめる役割を担い、若手中心の編成を支えた。

アジア大会の結果は準優勝

日本は予選ラウンドを3戦全勝で突破した。

その後、準々決勝でカタールを3-0、準決勝では中国を3-2で下して決勝に進出。

しかし、10月3日の決勝ではイランに1-3で敗れ、準優勝となった。

決勝のセットスコアは以下のとおり。

- 第1セット:日本26-28イラン
- 第2セット:日本25-19イラン
- 第3セット:日本21-25イラン
- 第4セット:日本24-26イラン

最終セットまで競り合う展開だったが、イランが勝負どころを制した。日本は地元開催での金メダル獲得を逃し、4大会ぶりの優勝には届かなかった。

石川祐希や髙橋藍がいなかった理由は?

ここは誤解されやすいポイントだ。

石川祐希、髙橋藍、西田有志がアジア大会の12人に入っていなかったことは、代表からの引退や年間登録からの除外を意味しない。

年間登録37人と大会別12人は、そもそも異なる選考段階にある。

VNLやアジア選手権で主力を担う選手と、アジア大会で経験を積む選手を分けて起用することは、長いシーズンを通じたチーム強化という観点からも理解できる。

アジア大会の12人は、今後の代表を担う選手の実戦経験を積む機会となった。

【大会別に比較】37人・VNL・アジア選手権・アジア大会の関係

2026年の日本男子代表は、単純に一つの固定メンバーで戦ったわけではない。

各大会の目的に応じて選手を選び、異なる編成で国際舞台に臨んだ。

その関係を整理すると、次のようになる。

区分 メンバー・主な特徴 2026年の結果
年間登録 当初37人。初選出4人を含む強化対象 シーズンの選考母体
VNL2026 石川・髙橋藍・西田らを含む主力中心の編成 世界4位
アジア男子選手権 主力を中心とする14人編成 優勝、LA2028出場権獲得
愛知・名古屋アジア大会 新井主将、大塚、甲斐、高橋慶帆ら12人 準優勝

2026年最大の成果はアジア選手権優勝

実は、VNL4位やアジア大会準優勝以上に、今後の日本代表にとって大きな意味を持つ出来事がある。

それが、9月に福岡県北九州市で開催されたアジア男子バレーボール選手権大会での優勝だ。

日本は9月13日の決勝でイランと対戦し、3-0(25-21、26-24、25-23)で勝利した。

この優勝によって、日本はロサンゼルス2028オリンピックの出場権を獲得。五輪まで約2年を残した段階で、出場を決めたことになる。

日本オリンピック委員会も、男子日本代表の五輪出場権獲得を発表している。

これは2026年のチームを評価するうえで、非常に大きなポイントだ。

VNLでは世界4位、アジア選手権では優勝、アジア大会では準優勝。大会ごとに異なる結果を残したが、国際大会を通じて日本代表の選手層と競争力を確認できたシーズンだった。

【プロの結論】男子日本代表の現在と今後の展望

2026年の男子日本代表を評価する際には、順位だけで判断するべきではない。

注目したい判断基準は3つある。

1. 主力選手の継続的なパフォーマンス

石川祐希、髙橋藍、西田有志らが、国際大会でどれだけ安定した結果を残せるか。特に強豪国との接戦での攻撃力と判断力が鍵となる。

2. 若手選手の実戦経験と成長

甲斐優斗、高橋慶帆、麻野堅斗らが、国際舞台でどれだけ成長できるか。登録人数が多いこと自体よりも、実際の試合で戦力として機能するかが重要だ。

3. 大会ごとの選手層と戦術の使い分け

VNL、アジア選手権、アジア大会では大会の性格が異なる。固定メンバーだけに頼らず、複数の選手が国際試合を経験できることは、長期的な強化に直結する。

今後の大きな舞台としては、2027年の男子バレーボールワールドカップが控える。日本はアジア選手権の上位3チームに入り、出場権を確保している。

ロサンゼルス五輪への出場権を早期に確保したことで、これからは五輪本大会でメダルを狙うための準備に集中できる。

2024年パリ五輪では準々決勝で敗退した日本。そこからティリ監督のもとでチームを再構築し、2026年にはアジア王者として五輪への切符を手にした。

次の課題は、アジアで勝つことだけではない。世界のトップチームに対して、複数の選手が同じ水準で戦えるチームをつくることだ。

【よくある質問】バレーボール日本男子代表に関するFAQ

Q1:2026年の男子日本代表メンバーは何人ですか?

A1:日本バレーボール協会は2026年4月17日に、初選出4人を含む37人を発表しました。ただし、佐藤駿一郎は5月28日に登録抹消されています。大会ごとの出場メンバーも異なります。

Q2:石川祐希、髙橋藍、西田有志は2026年も代表ですか?

A2:はい。3人とも2026年度の登録メンバーに選ばれ、VNLでも出場しました。ただし、愛知・名古屋アジア大会の12人には選出されていません。

Q3:VNL2026で日本男子代表は何位でしたか?

A3:最終4位です。準決勝でアメリカに2-3、3位決定戦でスロベニアに1-3で敗れました。優勝はポーランドでした。

Q4:2026年アジア大会の男子代表キャプテンは誰ですか?

A4:新井雄大です。大塚達宣、甲斐優斗、高橋慶帆、麻野堅斗らとともに12人の大会登録メンバーに選ばれました。

Q5:日本男子代表はロサンゼルス2028五輪に出場できますか?

A5:はい。2026年9月13日のアジア男子バレーボール選手権で優勝し、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権を獲得しました。

まとめ:2026年の男子日本代表は世代交代と世界への挑戦が進む

2026年のバレーボール日本男子代表は、石川祐希、髙橋藍、西田有志らの主力を中心に、若手選手の育成と戦力の底上げを進めた。

要点を振り返ると、次のとおりだ。

- 4月17日発表の年間登録メンバーは37人。初選出は4人。
- VNL2026は世界4位。
- アジア男子選手権ではイランを破って優勝し、LA2028五輪の出場権を獲得。
- 愛知・名古屋アジア大会は新井雄大主将を中心とする12人で準優勝。
- 甲斐優斗、高橋慶帆、麻野堅斗ら若手の成長も注目点。

2026年の男子日本代表は、単にスター選手の活躍だけで語れるチームではなくなっている。

主力の経験値を生かしながら、若手がどこまで世界で通用する選手へ成長できるか。その答えが、2027年の国際大会、そして2028年のロサンゼルス五輪で試される。

日本男子代表が世界の頂点を狙えるチームへ進化できるか。2026年は、その土台が形になった重要なシーズンだった。

主な情報源:公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)、日本オリンピック委員会(JOC)、TBS NEWS DIG、月刊バレーボール。2026年11月3日時点の公表情報に基づく。

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天海 修平

映画配給会社の広報を経て取材記者に。作品の公式サイトと配給発表、映画祭のプログラミングを公式発表として確認し、興行成績は興行通信社の数字のみを引用します。

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