2026年のデータを比較すると、嵐の人気曲には明確な傾向がある。ファンの思い入れを反映するランキングでは「Still...」、カラオケでは「Love so sweet」、ストリーミングでは「Five」がそれぞれ強い存在感を示している。
最初に、今回確認できた主要ランキングの1位を整理したい。
- HMVファン投票: Still...
- JOYSOUNDカラオケ: Love so sweet
- Billboard JAPANストリーミング: Five(2026年6月10日公開チャート)
- オリコン週間ストリーミング急上昇: 感謝カンゲキ雨嵐(2026年6月4日発表)
つまり、単純に順位を足して総合1位を決めることはできない。投票は好きという気持ち、カラオケは歌いたいという行動、配信は実際の再生動向を反映するからだ。
2026年の嵐人気曲ランキングを理解するには、こうした指標の違いを踏まえる必要がある。
【HMVファン投票】嵐の推し曲ランキング1位は「Still...」

1位
HMV 2026年ファンアンケート
友情や別れ、再会への思いを重ねられる楽曲。ファンの記憶と結びついた支持が強い。
2026年4月24日、HMV&BOOKS onlineは「嵐 ありがとう!~HMVとファンが選ぶ“推しの1曲”~」のアンケート結果を発表した。
アンケートの実施期間は2026年3月13日~4月5日。ファンから寄せられた回答を集計し、TOP10を公表している。
1位は「Still...」。2位は「感謝カンゲキ雨嵐」、3位は「Happiness」という結果だった。特に「Still...」は、歌詞への共感や嵐と過ごしてきた時間を思い出す曲として、多くの支持を集めた。
注目したいのは、この曲が以前からファン投票で高い評価を受けていた点だ。HMVの紹介によれば、ファン投票でセットリストを決める「アラフェス」でも、2012年、2013年、2020年の3回にわたって投票1位を獲得している。
一度の話題性だけで上位に入ったわけではない。長年にわたって支持されてきた楽曲が、2026年のアンケートでも再び頂点に立ったということだ。
HMVが発表したファン投票TOP10出典:HMV&BOOKS online「嵐 ありがとう!」2026年4月24日発表
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「Still...」の特徴は、単なる恋愛ソングや応援歌とは異なり、友情や別れ、再会への願いを重ね合わせられるところにある。
HMVに寄せられたコメントでは、嵐と一緒に歩んできた時間、落ち込んだときに励まされた経験、新しい出発への思いなどが語られている。
また、同曲はシングル「Happiness」のカップリング曲として収録された楽曲でもある。表題曲ではない作品が、ファン投票で何度も首位を獲得してきた点は興味深い。
一般的な知名度だけでは測れない、ファンと作品の長期的な関係を象徴する一曲だ。
【JOYSOUNDカラオケランキング】「Love so sweet」が不動の人気
1位
JOYSOUND 2025年5月~2026年4月
ドラマ『花より男子2(リターンズ)』の主題歌。世代を超えて歌われる定番曲。
ファン投票とは異なる結果を示したのが、JOYSOUNDのカラオケランキングだ。
JOYSOUNDが公開した嵐のメモリアル特集では、2025年5月1日~2026年4月30日の歌唱ランキングで「Love so sweet」が1位となった。
2位は「One Love」、3位は「Happiness」。続いて「Monster」「A・RA・SHI」と、テレビドラマや映画、ライブで親しまれてきた楽曲が上位に並んでいる。
なお、このランキングは嵐のメンバーのソロ曲なども含む嵐関連楽曲が対象となっている。
JOYSOUNDカラオケ人気曲TOP10| 順位 | 楽曲 |
|---|---|
| 1位 | Love so sweet |
| 2位 | One Love |
| 3位 | Happiness |
| 4位 | Monster |
| 5位 | A・RA・SHI |
| 6位 | 嵐ヒットソングメドレー1 |
| 7位 | カイト |
| 8位 | Troublemaker |
| 9位 | 虹(二宮和也) |
| 10位 | サクラ咲ケ |
JOYSOUNDの特集で興味深いのは、年代別のランキングも公開されていることだ。
10代から40代にかけては、「Love so sweet」「Monster」「One Love」「Happiness」が繰り返し上位に登場する。特に「Love so sweet」は幅広い年代で高い支持を獲得している。
一方、50代や60代では「One Love」や「Monster」が1位になる男女別ランキングもあり、世代によって順位に違いが見られる。
また、新曲「Five」は全体のTOP20には入っていないものの、40代から60代の男女別ランキングではTOP10に登場している。発売から間もない楽曲が、比較的高い年代にも届いている点は注目に値する。
カラオケの人気は、単に曲を知っているかどうかだけでは決まらない。歌いやすさ、サビの認知度、複数人で楽しめるかどうかも影響する。「Love so sweet」が長期間にわたって支持される背景には、こうした強みがある。
【ランキング比較】HMV・JOYSOUND・Billboard JAPAN・オリコンの違い
ここからは、2026年の主要データを横並びで比較する。
同じ楽曲が異なる順位になる理由を理解すると、嵐の人気をより立体的に把握できる。
| 調査・チャート | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| HMVファン投票(4月) | Still... | 感謝カンゲキ雨嵐 | Happiness |
| JOYSOUND(4月までの年間集計) | Love so sweet | One Love | Happiness |
| Billboard Streaming Songs(6月10日公開) | Five | 夜の踊り子 | Love so sweet |
| オリコン急上昇(6月4日発表) | 感謝カンゲキ雨嵐 | 言葉より大切なもの | マイガール |
各ランキングは集計対象・期間・指標が異なる。Billboard JAPANの順位は総合チャートではなくストリーミング・ソングの順位。
Billboard JAPANの2026年6月10日公開「Streaming Songs」では、「Five」が1位を獲得した。
集計期間は2026年6月1日~7日。再生回数は915万6,310回だった。
さらに「Love so sweet」が3位、「Happiness」が4位、「One Love」が5位、「Monster」が8位、「A・RA・SHI」が10位に入り、トップ10のうち6曲を嵐が占めた。
「Five」だけが突出しているのではなく、2000年代の代表曲にも大規模な再生が集まった点が重要だ。
同じ週には嵐の楽曲が24曲同時にチャートイン。活動終了直後のリスナーの再聴行動が、数字に明確に表れた。
オリコンでは「感謝カンゲキ雨嵐」が急上昇1位1位
オリコン週間ストリーミング急上昇ランキング
2026年6月4日発表。上昇率106.1%を記録。
オリコンの2026年6月4日発表ランキングでは、「感謝カンゲキ雨嵐」が急上昇1位を獲得した。
2位は「言葉より大切なもの」、3位は「マイガール」。4位から10位も嵐の楽曲が占め、TOP10を独占する結果となった。
集計期間は2026年5月25日~31日。ちょうど5月31日の東京ドーム最終公演を含む期間である。
「感謝カンゲキ雨嵐」は上昇率106.1%を記録。2025年5月にツアー開催が発表された際にも、同ランキングで1位になっていた。
ファンにとっての感謝を象徴する楽曲が、ツアーの発表時と活動終了時の両方で大きく反応されたことは、嵐の音楽とライブ体験が深く結びついていることを示している。
【2026年の歴史的転換点】新曲「Five」とラストライブ後の人気変化
2026年の嵐人気曲ランキングを語るうえで欠かせないのが、新曲「Five」と全国ドームツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」だ。
約5年ぶりの新曲「Five」が記録した数字Storm Labelsの公式発表によると、「Five」は2026年3月4日にデジタルシングルとして配信開始された。
オリコンの2026年3月11日発表によれば、同曲は3月16日付の週間ストリーミングランキングで初登場1位を獲得。週間再生数は1,310万4,360回だった。
加えて、配信開始初日の3月4日には320万8,857回を記録。オリコンの配信開始日初日の再生数として歴代最高となった。
デジタルシングルの初週ダウンロード数も13万3,204DLに達し、グループによる初週DL数の歴代最高記録を更新した。
「Five」はファンへの感謝と5人の絆をテーマにした作品。長い活動の歩みを重ね合わせて聴くことができる楽曲であり、HMVのファン投票でも6位にランクインしている。
2026年5月31日、東京ドームで迎えた最終公演嵐は2026年3月13日の札幌公演を皮切りに、全国5大ドームを巡る「We are ARASHI」を開催。5月31日の東京ドーム最終公演をもって、グループとしての活動を終了した。
Billboard JAPANのチャート分析では、最終公演後の6月10日公開チャートで24曲が同時にランクイン。そのうち21曲が最終公演で披露された楽曲だった。
一方、セットリストに含まれていなかった「サクラ咲ケ」「Still...」「WISH」もチャートインしている。
この結果は、ライブで披露された曲だけでなく、ファンが自分自身の記憶をたどるために選んだ曲にも需要があることを示している。
Storm Labelsは5月31日、Apple Music、Spotify、YouTube、YouTube Music、LINE MUSIC、Amazon Musicで、2026年のツアーを含む公式ライブセットリストのプレイリストを公開した。
また、最終公演後のライブ映像作品についても、Storm Labelsは2026年11月3日のBlu-ray・DVD発売を案内している。
活動終了後も「Five」は聴かれ続けている活動終了直後の大幅な再生数増加が一時的な現象だったのか、継続的な人気につながっているのかも気になるところだ。
オリコンの週間ストリーミングランキングでは、「Five」は2026年9月28日付でも38位に入り、238万1,259回の再生を記録している。
6月の首位獲得時と比べれば順位は落ち着いているものの、リリースから約7か月が経過しても週間TOP50に残っていたことは注目に値する。
新曲の初動だけでなく、長期間にわたって聴かれる作品としての存在感も見えてくる。
【歴代名曲を再評価】今も人気の高い嵐の代表曲8選
ランキング上位の曲には、それぞれ異なる時代背景や魅力がある。ここでは、2026年の各種データや作品のタイアップを踏まえ、歴代の代表曲を整理する。
1. Love so sweet(2007年)
松本潤主演のドラマ『花より男子2(リターンズ)』主題歌。恋愛ソングの定番であり、幅広い年代に知られる代表曲。
2. Still...(2007年)
「Happiness」のカップリング曲。友情や再会を感じさせる歌詞とメロディーが、長年のファンの支持を集める。
3. Happiness(2007年)
二宮和也と櫻井翔が出演したドラマ『山田太郎ものがたり』の主題歌。運動会や学校行事でも親しまれた明るい応援ソング。
4. One Love(2008年)
映画『花より男子F(ファイナル)』の主題歌。結婚式や記念日の楽曲としても人気の高い王道ラブソング。
5. Monster(2010年)
大野智主演のドラマ『怪物くん』主題歌。ダンス、歌唱、幻想的な世界観が特徴で、ライブ映えする楽曲。
6. A・RA・SHI(1999年)
1999年11月3日に発売されたデビュー曲。グループの原点であり、活動終了後のチャートでも上位に登場した。
7. truth(2008年)
大野智主演のドラマ『魔王』主題歌。ダークな楽曲の世界観と、普段の明るい嵐とのギャップが魅力。
8. 感謝カンゲキ雨嵐(2000年)
二宮和也主演のドラマ『涙をふいて』のオープニングテーマ。感謝と励ましを届ける楽曲として、ライブでも存在感を示した。
この8曲は、単に発売当時の売上だけで評価されているわけではない。ドラマや映画との結びつき、ライブでの演出、ファンの人生の節目など、複数の要素が現在の人気を支えている。
【プロの結論】嵐の人気曲ランキングを正しく読み解く3つの視点
2026年のランキングから分かるのは、嵐の人気が一つの尺度では説明できないということだ。
1. ファンの思い入れを知りたいならHMV「自分と同じ思いを持つファンが選んだ曲を知りたい」という人には、HMVのランキングが参考になる。「Still...」や「感謝カンゲキ雨嵐」の上位入りは、長い活動期間の中で積み重ねられた思い出を反映している。
2. 誰もが知る定番曲を知りたいならJOYSOUNDカラオケで歌われる曲を知りたいなら、JOYSOUNDが適している。「Love so sweet」「One Love」「Happiness」は、嵐を長く追いかけてきたファンだけでなく、ドラマや映画を通じて楽曲を知った人にも親しまれている。
3. 現在の再生動向を知りたいならオリコンとBillboard JAPAN新曲や活動終了後の反響を知るには、配信チャートが有効だ。「Five」の記録や、最終公演後の「感謝カンゲキ雨嵐」の急上昇は、音楽を再び聴くという行動が数字になった例である。
注意したいのは、ファン投票の1位が必ずしもカラオケ1位や配信1位になるわけではないこと。異なる集計方法のランキングを、単純な総合順位として扱わないことが大切だ。
また、HMVのアンケートは回答者による投票、JOYSOUNDは対象期間の歌唱データ、オリコンやBillboard JAPANはそれぞれの集計基準に基づくチャートであり、母集団も計測対象も異なる。
こうした違いを理解すれば、単なる順位の比較では見えない嵐の音楽の魅力が浮かび上がる。
【嵐人気曲ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:嵐の人気曲ランキングで総合1位は何ですか?
A1:統一された公式総合ランキングはありません。2026年の主要データでは、HMVファン投票は「Still...」、JOYSOUNDカラオケは「Love so sweet」、Billboard JAPANの6月10日公開ストリーミングチャートは「Five」が1位です。
Q2:嵐のファン投票で1位になった曲は何ですか?
A2:2026年4月24日にHMVが発表したアンケートでは「Still...」が1位でした。2位は「感謝カンゲキ雨嵐」、3位は「Happiness」です。
Q3:嵐のカラオケで一番人気の曲は何ですか?
A3:JOYSOUNDの2025年5月1日~2026年4月30日の集計では「Love so sweet」が1位です。2位は「One Love」、3位は「Happiness」でした。
Q4:「Still...」はシングル曲ですか?
A4:「Still...」は2007年発売の「Happiness」に収録されたカップリング曲です。表題曲ではありませんが、アラフェスのファン投票でも2012年、2013年、2020年に1位を獲得した人気曲です。
Q5:嵐の最新曲「Five」はいつ発売されましたか?
A5:2026年3月4日にデジタルシングルとして配信開始されました。オリコン週間ストリーミングランキングでは初登場1位を獲得し、2026年上半期のデジタルシングル(単曲)ランキングでも1位となっています。
Q6:嵐の活動終了後に人気が上がった曲は何ですか?
A6:「感謝カンゲキ雨嵐」「言葉より大切なもの」「マイガール」などです。2026年6月4日発表のオリコン週間ストリーミング急上昇ランキングでは、嵐の楽曲がTOP10を独占しました。
まとめ:2026年も色あせない嵐の歴代名曲
2026年の嵐人気曲ランキングを比較すると、ファン投票では「Still...」、カラオケでは「Love so sweet」、配信では「Five」と、指標ごとに異なる人気曲が浮かび上がった。
「Happiness」「One Love」「Monster」「A・RA・SHI」なども各種ランキングで存在感を示し、活動終了後も幅広い楽曲が聴かれ続けている。
嵐の楽曲は、ドラマや映画をきっかけに好きになった曲、ライブで一緒に歌った曲、人生の節目に励まされた曲など、聴く人によって特別な意味が異なる。
2026年の数字が示しているのは、単に過去のヒット曲が再生されているということではない。5人が残した音楽が、それぞれの人の記憶と結びつきながら、新しい世代にも聴き継がれているという事実だ。
ランキングの順位だけでなく、自分にとっての一曲を改めて聴き直すこと。それこそが、嵐の歴代名曲を楽しむ一番の方法なのかもしれない。