『オールスター感謝祭』の名物企画として知られる「赤坂5丁目ミニマラソン」。芸能人、アイドル、陸上競技選手が同じコースを走り、独自のハンデ制度によって最後まで勝敗が読めない展開を生み出す人気レースだ。2026年は春大会で約4.9kmのコースが採用され、最大傾斜8度の「心臓破りの坂」が大きな見どころとなった。
加えて、2026年10月10日の『オールスター感謝祭’26秋 放送70回記念SP』では、NMB48の坂下真心が総合優勝。2001年秋の谷川真理以来、約25年ぶりとなる女性優勝者として話題を集めた。2位には陸上選手の佐藤圭汰、3位にはAKB48の伊藤百花が入り、57人が参加した記念大会を盛り上げた。
【大会の基本情報】赤坂5丁目ミニマラソンとは?オールスター感謝祭の名物企画を解説

赤坂5丁目ミニマラソンは、TBSの大型特別番組『オールスター感謝祭』で実施されるランニング企画だ。東京都港区赤坂5丁目にあるTBS放送センターと赤坂サカス周辺を舞台に、芸能人やアスリートが順位を競う。
番組の歴史は1991年秋に始まり、赤坂マラソンの優勝記録はTBS公式の過去成績一覧で1993年春から確認できる。通常の陸上競技大会とは異なり、参加者の走力に応じてスタート時刻を変えるハンデ方式が採用されている。
芸能人とトップアスリートが同じゴールを目指すこの企画の魅力は、競技レベルの異なるランナーが同じレースで勝負することにある。
参加者には、俳優、お笑い芸人、アイドル、スポーツ選手など、さまざまな分野の著名人が名を連ねる。エリック・ワイナイナのような国際大会経験者から、森脇健児や小島よしおのような常連芸能人まで、幅広い顔ぶれが集まる。
2026年秋は放送70回記念大会ということもあり、歴代優勝者や現役トップアスリートを含む57人が参戦した。TBSの番組情報でも、特別な新コースと歴代王者の集結が大きな見どころとして紹介されていた。
【コース地図・距離・周回数】2026年春の約5kmと心臓破りの坂を解説
赤坂5丁目ミニマラソンの特徴は、都心の施設や道路を利用した起伏の激しい特設コースだ。2026年春大会では、約4.9kmを走る史上最長クラスのレースが行われた。
2026年春のコース概要2026年春大会のコースは、TBS正面玄関前にある赤坂サカス広場をスタート地点とする。TBSの放送内容を記録した番組情報によると、コースには最大傾斜8度の心臓破りの坂や、スタジオ内部、桜坂などが組み込まれていた。
コースの基本的な流れは次のとおり。
- 赤坂サカス広場:スタート地点。約50mの直線を走る。
- 心臓破りの坂:スタート直後に現れる最大傾斜8度の上り坂。
- TBSスタジオ:建物内部を通過する特徴的な区間。
- 桜坂:約300mの緩やかな下り坂を進み、折り返す。
- サカス坂:折り返し後に短い上り坂を通過する。
- 急な下り坂:約100mの下りを抜け、スタート地点方面へ戻る。
この周回コースを繰り返すことで、平坦なロードレースとは違う体力配分が求められる。特にスタートして間もなく上り坂が現れるため、序盤から無理に飛ばすと後半に響きやすい構成だ。
赤坂ミニマラソンの距離と周回数2026年春大会の距離は約4.9km。1周約900mのコースを5周半する形式で、心臓破りの坂は合計6回上る構成とされている。
2026年秋大会についても、放送70回記念の新コースとしてTBSが告知。放送後のレース記録をまとめた資料では、約4.9km、5周半と整理されている。ただし、秋大会は新コースと発表されているため、春大会のコース図をそのまま秋の完全な実測図とみなすことはできない。
コースを理解するうえで大切なのは、単純な走行距離だけではない。何度も同じ坂を上る周回形式によって、終盤ほど脚への負担が蓄積する点にある。
【ハンデの仕組み】赤坂ミニマラソンはなぜスタート時間が違う?
赤坂5丁目ミニマラソンを理解するうえで欠かせないのが、独自のハンデ制度だ。
参加者全員が同時にスタートするわけではない。過去のタイムやスポーツ経験、走力などを参考にカテゴリーを設定し、実力の高いランナーほど遅れてスタートする仕組みになっている。
2026年春と秋のハンデの違い2026年春大会では、一般女子、一般男子、運動自慢女子、運動自慢シニア、運動自慢アーティスト、マラソン常連ランナー、マラソンガチ勢、招待選手などの区分が設けられた。
春大会では一般女子のスタート区分に8分30秒、一般男子には6分30秒などのハンデが設定され、招待選手の吉田祐也らは後方からレースに加わった。
一方、2026年秋大会では一般女子と招待男子の間に8分40秒のスタート時間差が設けられた。一般女子が先行し、室内5000mの日本記録保持者として紹介された佐藤圭汰が最後にスタートする構成だった。
ハンデはどのように決まるのかハンデ設定の基本的な考え方は、過去の競技成績や運動経験を参考に、参加者を複数のグループに分けることだ。2026年秋の放送内容でも、過去のタイムとスポーツ経験を参考に8カテゴリーでハンデを設定したと説明されている。
ただし、すべての参加者に適用される固定の計算式が公表されているわけではない。大会ごとに出場者や実績が異なるため、スタート時間も変化する。
ここで注意したいのは、最初にゴールした人が、必ずしも実際の走行タイムで最速だったとは限らないということだ。
例えば、後からスタートしたトップアスリートが先行ランナーを抜き切れなかった場合でも、走行時間そのものでは最速という可能性がある。順位はハンデ込みの競争結果であり、純粋な走力比較とは別の指標なのだ。
【2026年秋の結果】坂下真心が優勝!佐藤圭汰・伊藤百花との激戦
2026年10月10日放送の『オールスター感謝祭’26秋 放送70回記念SP』では、赤坂5丁目ミニマラソンが実施された。
優勝したのはNMB48の坂下真心。2位に佐藤圭汰、3位にAKB48の伊藤百花が入り、女性アイドルと現役トップランナーが競り合う展開となった。
2026年秋の最終順位トップ8| 順位 | 参加者 | 所属・立場 | 結果のポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | 坂下真心 | NMB48 | 女性として25年ぶりと報じられた総合優勝 |
| 2位 | 佐藤圭汰 | 陸上競技選手 | 優勝者から8秒差まで追い上げた |
| 3位 | 伊藤百花 | AKB48 | 初出場で表彰台入り |
| 4位 | 後上翔太 | 純烈 | 上位入賞 |
| 5位 | 井上咲楽 | タレント | 女性ランナーとしても健闘 |
| 6位 | 福山康平 | 俳優 | 2026年春大会の優勝者 |
| 7位 | 佐野文哉 | OWV | 2024年春大会の優勝経験者 |
| 8位 | 八村倫太郎 | WATWING | 歴代大会でも上位経験のある参加者 |
この結果からも分かるように、今回のレースはアイドル、俳優、芸能人、競技ランナーが入り交じる大会となった。
坂下真心が25年ぶりの女性優勝を達成坂下真心はレース序盤から先頭を維持。一般女子のカテゴリーからスタートし、同じ女性アイドルとして参加したAKB48の伊藤百花や、私立恵比寿中学の風見和香らをリードした。
特に注目されたのが4周目の攻防だ。伊藤百花が追い上げ、一時は坂下との差を7秒まで縮めた。しかし坂下は再び差を広げ、4周半の時点では伊藤に24秒差をつけた。
さらに終盤には、後方からスタートした佐藤圭汰が猛烈な追い上げを見せた。佐藤は最後まで坂下を追ったものの、最終的には8秒届かず2位。伊藤も47秒差の3位でゴールした。
日刊スポーツの報道によると、坂下はこれまでの練習について、坂道を利用して厳しいトレーニングを重ねてきたことを明かしている。
レース翌日の囲み取材では、宇野けんたろうから週1回の14〜17kmのロング走などのアドバイスを受けたことも紹介された。山道で約200mの坂を繰り返し上り下りする練習も行っていたという。
単にアイドルとして参加したのではなく、競技者として準備を積み重ねてきたことが、今回の結果につながったと考えられる。
佐藤圭汰は2位、伊藤百花は3位佐藤圭汰は、駒澤大学時代に箱根駅伝で活躍した陸上競技選手。2026年秋大会では招待ランナーとして出場し、後方から坂下を追い上げた。
最終的には8秒差の2位。招待選手としての実力を示した一方、スタート時のハンデがある競技では、後方から追い抜くための展開判断も重要になる。
伊藤百花は初出場ながら3位という好成績を記録した。4周目には坂下との差を7秒まで縮めており、最後まで優勝争いを演じたことが印象的だった。
この2人の結果は、赤坂ミニマラソンが単純な知名度や競技実績だけでは決まらないことを示している。
【歴代優勝者と注目人物】森脇健児・谷川真理・エリック・ワイナイナの実績
赤坂ミニマラソンでは、長年にわたって数多くの著名人やトップアスリートが優勝してきた。
TBS公式の過去成績を見ると、1990年代から現在まで、コース距離や参加者の顔ぶれが変化してきたことが分かる。
歴代の主な優勝者代表的な優勝者を挙げると、次のようになる。
- 谷川真理:2001年秋大会の優勝者。2026年の坂下真心の女性優勝を報じる際に、過去の記録として取り上げられた。
- 森脇健児:2003年秋、2017年春、2019年春の優勝者。長年にわたり大会に参加する常連ランナー。
- エリック・ワイナイナ:2006年春、2007年春、2008年秋、2009年春、2010年秋、2012年秋などの優勝経験を持つ。
- モハメド・ファラー:2016年秋、2017年秋に優勝した世界的な長距離ランナー。
- 小島よしお:2023年春大会の優勝者。
- 佐野文哉:2024年春大会の優勝者。
- 設楽悠太:2024年秋大会の優勝者。
- 森本裕介:2025年春大会の優勝者。
- 福山康平:2026年春大会の優勝者。
- 坂下真心:2026年秋大会の優勝者。
歴代優勝者を振り返ると、プロランナーだけでなく、俳優や芸人、アイドルも勝者になっていることが特徴的だ。
森脇健児が赤坂マラソンにこだわる理由赤坂ミニマラソンを語るうえで欠かせない人物が森脇健児だ。
森脇は2003年秋に初出場したと自身の発信で振り返っており、2026年秋大会の時点で23年間に45回挑戦したと明かしている。
優勝経験は2003年秋、2017年春、2019年春の3回。2026年秋の70回記念大会にも出場し、長年の常連ランナーとして存在感を示した。
森脇の魅力は、単に走ることが好きというだけではない。芸能人が本気でスポーツに挑む姿を継続的に見せてきた点にある。大会が単発のバラエティ企画で終わらず、毎回のドラマを積み重ねてきた背景には、こうした常連参加者の存在も大きい。
25年ぶりの女性優勝という記録には補足も必要2026年秋大会では、坂下真心の優勝について「2001年秋の谷川真理以来、25年ぶりの女性優勝」と各社が報じた。
ただし、TBS公式の歴代成績一覧には、2000年秋の優勝者としてリディア・シモンの名前も掲載されている。女性優勝者の集計対象や、この記録を25年ぶりとする定義について、公式資料では詳しい説明が確認できない。
そのため、25年ぶりという表現は、2026年大会の番組説明や報道に基づく記録として理解しておきたい。歴代優勝者を厳密に調べる場合には、TBS公式の過去成績一覧も併せて確認する必要がある。
【大会の見どころと本質】赤坂ミニマラソンが毎回盛り上がる理由
赤坂ミニマラソンが長年人気を維持している理由は、単に有名人が走るからではない。コースの難しさ、ハンデによる逆転可能性、参加者の背景が重なり、短時間のレースでも明確なストーリーが生まれるためだ。
見どころ1:心臓破りの坂で体力差が表れる最大傾斜8度の坂は、平坦な道路とは違う負担をランナーに与える。特に周回を重ねるほど脚に疲労が蓄積するため、序盤からのペース配分が重要になる。
2026年秋の坂下真心も、坂道での練習を積み重ねて本番に臨んでいた。コースの特徴を理解し、苦手な局面を重点的に鍛えることが勝利につながった好例だ。
見どころ2:ハンデによる追い上げと逃げ切り後方からスタートするトップランナーがどこまで追い上げるのかは、毎回の大きな注目ポイントだ。
2026年秋は佐藤圭汰が2位まで追い上げたものの、坂下真心の先行を崩せなかった。先行する参加者は自分のペースを守り、後発の実力者は追い抜くタイミングを探る。両者の戦略が交差するところに、このレースならではの面白さがある。
見どころ3:芸能人の意外な運動能力俳優やアイドルがアスリートに迫る走りを見せることも、番組の魅力だ。
坂下真心の優勝や伊藤百花の3位入賞は、普段のステージパフォーマンスとは異なる能力を視聴者に印象づけた。参加者の意外な一面が見えることも、赤坂マラソンが注目される理由の一つとなっている。
情報を見るときに注意したい3つのポイントネット上で赤坂ミニマラソンの結果を調べる場合は、次の点を区別すると情報を正確に理解しやすい。
- 大会ごとの距離:開催時期によってコース変更があり、過去の距離を2026年大会にそのまま当てはめられない。
- 総合順位と実走タイム:ハンデ込みの着順と、スタートからゴールまでの純粋な走行時間は別の数字。
- 歴代記録と報道上の表現:女性優勝者25年ぶりなどの記録は、公式成績表と報道内容を照合すると理解が深まる。
【赤坂5丁目ミニマラソン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:赤坂5丁目ミニマラソンの距離は何kmですか?
A1:2026年春大会は約4.9kmで、1周約900mのコースを5周半する形式でした。秋大会も放送後の記録まとめでは約4.9kmとされています。
Q2:心臓破りの坂の傾斜は何度ですか?
A2:2026年春大会の番組紹介では最大傾斜8度と説明されています。周回を重ねるたびに上る必要があり、レースの重要な難所です。
Q3:赤坂ミニマラソンのハンデはどう決まりますか?
A3:過去の競技成績やスポーツ経験、走力などを参考にカテゴリーを設定し、スタート時間に差をつけます。大会ごとに出場者が異なるため、ハンデも変わります。
Q4:2026年秋大会の優勝者は誰ですか?
A4:NMB48の坂下真心です。2位は佐藤圭汰、3位はAKB48の伊藤百花でした。
Q5:女性が優勝するのは何年ぶりですか?
A5:2026年秋大会は、2001年秋の谷川真理以来、約25年ぶりの女性優勝として報道されました。ただし、TBS公式の過去成績には2000年秋のリディア・シモンも記録されています。
Q6:森脇健児は何回出場していますか?
A6:森脇健児本人は2026年秋大会の前に、23年間で45回挑戦したと発信しています。初出場は2003年秋で、これまでに3回の優勝経験があります。
まとめ:2026年の赤坂5丁目ミニマラソンは坂下真心の歴史的な優勝が最大の話題
赤坂5丁目ミニマラソンは、約5kmの特設コース、最大傾斜8度の心臓破りの坂、そして走力に応じたハンデ制度が組み合わさった『オールスター感謝祭』の看板企画だ。
2026年春大会では福山康平が優勝し、約4.9kmのコースで熱戦を展開。続く10月10日の秋大会では、NMB48の坂下真心が佐藤圭汰や伊藤百花らを抑えて総合優勝を果たした。
特に注目すべきなのは、坂下がアイドルとしての活動と並行して坂道トレーニングや長距離走に取り組み、実力派ランナーとの競争を制したことだ。今回の優勝は、日頃の努力が結果につながった象徴的な出来事となった。
今後の大会を楽しむ際には、優勝者だけでなく、スタート時のハンデ、周回ごとの順位変動、心臓破りの坂での攻防にも注目したい。赤坂ミニマラソンは、単純な速さだけでは決まらない戦略性と人間ドラマを楽しめる競技企画なのである。
主な事実確認資料: TBS公式の2026年春・秋大会成績、歴代優勝記録、MANTANWEB、日刊スポーツ、TBS番組放送内容記録、2026年大会のレース記録。