七代目尾上菊五郎は、2026年11月現在も歌舞伎界を代表する名優として、その存在感を示している。1942年10月2日生まれ、本名は寺嶋秀幸。女方と立役の双方を極め、江戸歌舞伎の粋を体現する芸風で長年にわたり観客を魅了してきた。2026年10月には歌舞伎座「錦秋十月大歌舞伎」に出演し、長男である八代目尾上菊五郎と同じ舞台に立った。
大きな転機となったのは、2025年5月の長男の八代目襲名と、孫の六代目尾上菊之助の誕生である。七代目自身は名跡を譲った後も七代目尾上菊五郎として活動を続けており、親子二代の菊五郎が並び立つという歌舞伎界でも異例の時代を迎えている。プロフィール、生い立ち、芸歴、代表作、家系図から2026年の最新出演状況まで、その歩みと音羽屋の名跡継承を整理する。
【現在】七代目尾上菊五郎は84歳でも現役?2026年の活動状況

七代目尾上菊五郎は、2026年10月2日に84歳を迎えた。歌舞伎界では長年にわたり音羽屋を代表する存在として活躍し、現在も舞台への出演を続けている。
2025年に長男が八代目を襲名したことで、七代目は引退したのではないかと考える人もいる。しかし、実際にはそうではない。七代目自身は、これまで名乗ってきた名前を保ち、後進に芸を伝えながら舞台に立つ道を選んでいる。
2026年10月には長男と歌舞伎座で共演2026年の活動を象徴する舞台が、10月2日から20日まで歌舞伎座で上演された「錦秋十月大歌舞伎」だ。
第一部の『義経千本桜』「川連法眼館」では、七代目が源義経を、八代目が佐藤忠信と源九郎狐の二役を担当した。親子が同じ作品に出演し、それぞれ異なる役柄で物語を支える顔合わせとなった。
歌舞伎美人の公演レポートでは、この舞台について、親狐と子狐の情愛を描く「音羽屋型」の上演であることも紹介されている。親から子へと芸が受け継がれる音羽屋の現在を象徴する公演だった。
2025年の襲名後も七代目の名前を維持七代目が八代目に名跡を譲らず、自らも菊五郎を名乗り続けている点は、今回の継承で特に注目される部分だ。
歌舞伎美人に掲載された襲名発表時のインタビューで、七代目は「七代目菊五郎のまま、歌舞伎人生の幕を閉じたい」という意向を示した。長年積み重ねてきた芸と名前への思いが、この決断の背景にある。
また、同じインタビューでは、病気療養を続けながらも、自身の好きな江戸っ子の芝居を再び舞台で勤めたいという意欲を語っている。
つまり、2026年の七代目は、単に名跡を保持する存在ではない。自ら舞台に立ち、八代目へ芸を伝え、音羽屋の伝統を次の世代につなぐ役割を担っている。
【プロフィール・生い立ち】本名は寺嶋秀幸!幼少期からの芸歴を解説
七代目尾上菊五郎の本名は寺嶋秀幸(てらじま・ひでゆき)。1942年10月2日、東京都に生まれた。
父は七代目尾上梅幸。歌舞伎の名門に生まれ、幼少期から舞台に親しむ環境で育った。現在の芸風につながる舞踊の修業も早くから始めており、二代目藤間勘祖と四代目藤間勘右衛門(二代目尾上松緑)に師事した。
5歳で初舞台、22歳で四代目尾上菊之助に1948年4月、新橋演舞場の『助六曲輪菊』で禿を演じ、五代目尾上丑之助を名乗って初舞台を踏んだ。まだ5歳だった。
その後、1965年4月には歌舞伎座『対面』の十郎などで四代目尾上菊之助を襲名。若手俳優として頭角を現す。
翌1966年にはNHK大河ドラマ『源義経』で主演を務め、歌舞伎ファン以外にも広く知られるようになった。舞台だけでなくテレビを通じても人気を獲得したことは、当時の若手歌舞伎俳優として大きな転機だった。
1973年に七代目尾上菊五郎を襲名1973年10月・11月、歌舞伎座で七代目尾上菊五郎を襲名した。
襲名披露では『助六曲輪菊』の助六、『弁天娘女男白浪』の弁天小僧菊之助、『娘道成寺』の白拍子花子、『本朝廿四孝』の八重垣姫などを勤めている。
これらは女方と立役の両方にまたがる重要な役柄であり、幅広い芸域を持つ俳優としての出発点を象徴していた。
プロフィール早見表- 芸名:七代目尾上菊五郎
- 本名:寺嶋秀幸
- 生年月日:1942年10月2日
- 年齢:84歳(2026年11月現在)
- 出身地:東京都
- 屋号:音羽屋
- 父:七代目尾上梅幸
- 初舞台:1948年4月、新橋演舞場
- 初名:五代目尾上丑之助
- 菊之助襲名:1965年
- 菊五郎襲名:1973年
- 主な称号・受賞:人間国宝、文化功労者、文化勲章、日本芸術院会員
七代目の功績を示すのが、長年にわたる受賞歴だ。
2003年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に個人認定された。2015年には文化功労者に選ばれ、2016年にはNHK放送文化賞を受賞。さらに2021年には文化勲章を受章している。
これらは単なる人気俳優としての評価ではない。歌舞伎の伝統芸能を継承し、舞台芸術として発展させてきた功績が、国の文化的な評価につながったものだ。
【芸歴・代表作】七代目尾上菊五郎の芸風は何がすごいのか
七代目尾上菊五郎の最大の特徴は、女方と立役の双方を高い水準で演じられることにある。
女方は女性の役を演じる俳優、立役は男性の役を演じる俳優を指す。どちらも専門的な技術と長年の修業が必要であり、両方を得意とする俳優は歌舞伎界でも貴重な存在だ。
女方から立役へと芸域を広げた七代目は若い頃から女方として経験を積んだが、昭和60年代に入ると立役にも比重を移していった。
その代表例が『魚屋宗五郎』の宗五郎や『義経千本桜』の忠信である。世話物から時代物まで幅広い役柄を演じ、江戸の町人の生活感や武士の品格を表現してきた。
特に世話物では、日常の言葉遣いや人物の感情を自然に見せる演技が持ち味となる。大げさな表現だけに頼らず、せりふの間や身のこなしで人物像を浮かび上がらせる点が、七代目の芸の魅力だ。
代表作と注目すべき役柄『弁天娘女男白浪』の弁天小僧菊之助は、七代目を代表する役の一つである。男が娘に化けて店に入り込み、正体を現して啖呵を切る場面には、女方としての美しさと立役としての力強さが同居する。
『助六曲輪菊』の助六も重要な役だ。江戸の粋と華やかさを体現する人物であり、音羽屋の名跡を受け継ぐ俳優にとって象徴的な演目でもある。
『魚屋宗五郎』では、酒に酔って怒りを爆発させる町人の感情を細やかに表現する。派手な立廻りとは異なる、人物の内面を見せる演技が際立つ作品だ。
『義経千本桜』では忠信などを演じ、時代物の大役にも取り組んできた。2026年10月には源義経を勤め、長男の八代目が佐藤忠信と源九郎狐を演じた。
舞台の可能性を広げた『NINAGAWA 十二夜』古典の継承だけでなく、新しい演劇表現への挑戦も七代目の芸歴を語るうえで欠かせない。
2005年初演の蜷川幸雄演出『NINAGAWA 十二夜』では、シェイクスピア作品を歌舞伎として上演する試みに参加した。作品では坊太夫(マルヴォーリオ)と捨助(フェステ)の二役を演じ、古典歌舞伎の技術を現代演劇の構造に取り込んだ。
また、国立劇場での復活狂言にも力を注ぎ、2004年には『噂音菊柳澤騒動』など、長く上演されていなかった作品の復活上演に取り組んだ。
伝統を守ることと、新しい観客に歌舞伎を届けること。この二つを両立させてきた点が、七代目の長い芸歴における重要な特徴である。
【家系図】七代目尾上菊五郎と八代目・六代目尾上菊之助の関係
七代目尾上菊五郎を理解するには、音羽屋の家系と名跡の関係を整理する必要がある。
七代目は七代目尾上梅幸の長男として生まれ、俳優の富司純子を妻とし、女優の寺島しのぶと八代目尾上菊五郎を子に持つ。長男の八代目は2025年に襲名し、その長男が六代目尾上菊之助となった。
音羽屋の家系図・人物関係| 人物 | 七代目との関係 | 名跡・主な活動 |
|---|---|---|
| 七代目尾上梅幸 | 父 | 歌舞伎俳優。七代目の父親であり、音羽屋の芸を伝えた。 |
| 七代目尾上菊五郎 | 本人 | 1942年生まれ。1973年に襲名。人間国宝・文化勲章受章者。 |
| 富司純子 | 妻 | 映画・テレビなどで活躍する俳優。 |
| 寺島しのぶ | 娘 | 映画・舞台などで活躍する俳優。 |
| 八代目尾上菊五郎 | 長男 | 旧・五代目尾上菊之助。2025年5月に八代目を襲名。 |
| 六代目尾上菊之助 | 孫 | 八代目の長男。2025年5月に六代目を襲名。 |
| 寺嶋眞秀 | 孫 | 寺島しのぶの長男。歌舞伎俳優として活動。 |
この家系図で注目したいのは、七代目から八代目へ菊五郎の名跡が移った一方、孫には六代目尾上菊之助という別の名跡が受け継がれたことだ。
音羽屋の歴代尾上菊五郎とは尾上菊五郎は、江戸歌舞伎を代表する歴史ある名跡である。初代が1730年にこの名前を名乗って以来、歴代の俳優が芸と伝統を受け継いできた。
特に重要なのが五代目と六代目だ。
五代目尾上菊五郎は、河竹黙阿弥の世話物を数多く演じ、九代目市川團十郎、初代市川左團次とともに「團菊左」と称された名優である。また、六代目尾上菊五郎は近代歌舞伎を代表する俳優として知られ、五代目とともに尾上家の家芸である「新古演劇十種」の継承に関わった。
七代目はこうした先人の芸を受け継ぎながら、女方と立役を兼ねる芸域を確立した。八代目への継承も、単に名前を引き継ぐだけでなく、歴代の芸を次の時代にどう発展させるかという課題を伴っている。
名跡と血縁は同じものではない歌舞伎の名跡は、一般的な戸籍上の姓や単なる家族の呼称とは異なる。芸名には歴代の俳優が築いてきた実績や演目、芸風が結び付いている。
そのため、親から子へ名前を引き継ぐ際には、血縁関係だけでなく、芸の修業や舞台経験、本人の力量、関係者との合意などが重要になる。
七代目と八代目が同時に菊五郎を名乗る形になったことは、名跡の継承が必ずしも前の当主の引退と同時に行われるわけではないことを示している。
【襲名理由】なぜ2025年に長男が八代目尾上菊五郎になったのか
八代目尾上菊五郎の襲名が発表されたのは2024年6月7日。実際の襲名披露は2025年5月・6月の歌舞伎座公演で行われた。
襲名の中心にあったのは、七代目自身の健康面と、菊五郎という名跡を次の世代へつなぐという思いだった。
脊椎を痛めたことが襲名を考えるきっかけに歌舞伎美人の公式発表記事によると、七代目は襲名を考えた背景として、2年前に脊椎を痛めたことを明かしている。
長年、舞台に立ち続けてきた七代目にとって、菊五郎という名前には大きな責任があった。
本人は、菊五郎という名前はいつも元気で働いていなければならないという考えを持っていたと説明している。そこで長男に名跡を継がせることを考え、襲名を打診した。
「“おめえ、継げよ”と。」
これは長男への襲名を伝えた際の言葉として紹介されたものだ。長年ともに舞台を歩んできた親子らしい、飾らないやり取りとして印象に残る。
七代目は引退せず、八代目と並び立つ道を選んだ今回の襲名で特徴的なのは、七代目が菊五郎の名を完全に手放さなかった点だ。
七代目は、52年間名乗ってきた菊五郎の名前のまま歌舞伎人生を終えたいという希望を示した。一方、長男には自分が十分に取り組めなかった時代物や世話物、新作などにも挑戦し、菊五郎の名をさらに大きくしてほしいという期待を寄せた。
つまり、八代目の襲名は七代目の芸歴を終わらせるためのものではない。七代目が自身の芸を続ける一方、八代目が新たな菊五郎像を築くための継承だった。
2025年5月・6月の襲名披露狂言襲名披露公演では、親子二代の菊五郎と次世代の菊之助が、それぞれの名跡を背負って舞台に立った。
2025年5月の歌舞伎座では『京鹿子娘二人道成寺』や『弁天娘女男白浪』が上演され、6月には『菅原伝授手習鑑』や『連獅子』が披露狂言に組まれた。
特に『連獅子』では八代目と六代目菊之助が親子の獅子の精を演じた。七代目から八代目へ、さらにその子へと芸の継承を印象づける演目となった。
2025年の襲名披露は歌舞伎座だけで完結したわけではない。大阪松竹座、御園座、京都南座など各地で披露興行が続き、2026年6月の博多座公演にもつながった。
【2026年最新出演情報】歌舞伎座での出演と11月の公演状況
2026年の七代目尾上菊五郎の出演情報を確認すると、5月の團菊祭と10月の錦秋十月大歌舞伎が大きな舞台となっている。
一方、2026年11月の歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」では、七代目の出演は公式配役に掲載されていない。八代目が出演する公演と、七代目自身の出演を混同しないことが大切だ。
2026年5月:團菊祭五月大歌舞伎2026年5月3日から27日まで、歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」が開催された。
七代目は昼の部『寿曽我対面』に出演し、八代目と同じ舞台に立った。團菊祭は尾上家と市川家の芸の伝統を感じさせる公演であり、親子の菊五郎が共演する機会としても注目された。
2026年10月:錦秋十月大歌舞伎10月2日から20日までの歌舞伎座公演では、七代目と八代目が『義経千本桜』「川連法眼館」で共演した。
配役は次のとおり。
- 七代目尾上菊五郎:源義経
- 八代目尾上菊五郎:佐藤忠信・佐藤忠信実は源九郎狐(二役)
- 中村雀右衛門:静御前
親子が一つの作品の中で異なる役を演じ、物語を構成する舞台だった。八代目の演技を七代目が支えるという構図だけではなく、それぞれが独立した役者として舞台を成立させている点に意味がある。
2026年11月:吉例顔見世大歌舞伎には七代目の出演なし11月1日から25日まで歌舞伎座で開催される「吉例顔見世大歌舞伎」では、通し狂言『仮名手本忠臣蔵』が上演されている。
公式の公演情報では、八代目尾上菊五郎がAプロで腰元おかる、女房おかる、遊女おかるを演じる配役が掲載されている。一方、七代目の出演は同公演の配役表に記載されていない。
そのため、2026年11月3日時点で確認できる七代目の直近の舞台出演は、10月の錦秋十月大歌舞伎となる。
なお、11月の公演に出演していないことは、引退を意味するものではない。2026年5月と10月に舞台出演が確認されており、今後の出演については本人の公式公演スケジュールと歌舞伎美人の最新発表を確認する必要がある。
【よくある質問】七代目尾上菊五郎の現在に関するFAQ
Q1:七代目尾上菊五郎は現在何歳ですか?
A1:1942年10月2日生まれで、2026年11月現在84歳です。
Q2:七代目尾上菊五郎の本名は何ですか?
A2:寺嶋秀幸(てらじま・ひでゆき)です。東京都生まれで、七代目尾上梅幸の長男として育ちました。
Q3:七代目尾上菊五郎は引退したのですか?
A3:引退していません。2025年に長男が八代目を襲名した後も、七代目の名前を維持して活動しています。2026年10月には歌舞伎座公演にも出演しました。
Q4:八代目尾上菊五郎は七代目の息子ですか?
A4:はい。八代目尾上菊五郎は七代目の長男です。2025年5月に、それまで名乗っていた五代目尾上菊之助から八代目尾上菊五郎を襲名しました。
Q5:六代目尾上菊之助は七代目の孫ですか?
A5:はい。六代目尾上菊之助は八代目尾上菊五郎の長男で、七代目尾上菊五郎の孫にあたります。2025年5月に六代目を襲名しました。
Q6:七代目尾上菊五郎の代表作は何ですか?
A6:『弁天娘女男白浪』『助六曲輪菊』『魚屋宗五郎』『義経千本桜』『京鹿子娘道成寺』などが代表的です。立役と女方の双方を演じられる幅広い芸域が特徴です。
Q7:2026年11月の歌舞伎座に七代目は出演しますか?
A7:11月1日から25日までの「吉例顔見世大歌舞伎」の公式配役には七代目の名前は掲載されていません。八代目は『仮名手本忠臣蔵』に出演しています。
まとめ:七代目尾上菊五郎が守る芸と音羽屋の次世代への継承
七代目尾上菊五郎は、1942年生まれの84歳。1948年の初舞台から長い年月をかけて芸を磨き、1973年の襲名後は音羽屋を代表する俳優として歌舞伎界を支えてきた。
人間国宝、文化功労者、文化勲章という評価は、その芸と文化的な貢献の大きさを示している。『弁天娘女男白浪』『魚屋宗五郎』『義経千本桜』などの代表作に見られるように、女方と立役を兼ねる芸域の広さは、七代目ならではの魅力だ。
2025年の襲名では長男が八代目尾上菊五郎、孫が六代目尾上菊之助となり、音羽屋の次世代への継承が形になった。それでも七代目は引退せず、自身の名前を守りながら舞台に立ち続けている。
2026年10月には八代目との共演も実現した。2026年11月の歌舞伎座公演には七代目の出演は掲載されていないものの、10月までの舞台活動からは、今なお現役の俳優として活動している姿が確認できる。
【プロの結論】
七代目尾上菊五郎を理解するうえで大切なのは、八代目への襲名を単なる世代交代として捉えないことだ。七代目が築いた芸を残しながら、八代目が新しい菊五郎像をつくり、六代目菊之助がさらにその先を担う。この三世代の継承こそ、2025年以降の音羽屋を読み解く重要な視点である。
今後の出演情報を追う際は、七代目・八代目の区別、襲名後の名跡、実際の公演配役を確認したい。名前の継承だけでなく、誰がどの役を演じ、どのような芸を受け継いでいるのか。その視点を持つことで、七代目尾上菊五郎の現在と、音羽屋が歩む次の時代がより深く見えてくる。
主な事実確認資料
- 七代目尾上菊五郎公式プロフィール・公演スケジュール
- 公益社団法人日本俳優協会のプロフィール・芸歴
- 歌舞伎美人の2025年襲名発表資料
- 歌舞伎美人の2026年10月・11月公演情報
- 歌舞伎美人の音羽屋俳優紹介資料