東国原英夫さんは、芸能活動を完全に引退したわけではありません。政治評論家・タレントとしてのキャリアを持ち、テレビの討論番組や情報番組への出演経験を生かしながら、現在は宮崎県を拠点とする発信にも力を入れています。
テレビ出演は現在も活動の選択肢東国原氏の公式プロフィールでは、政治評論家・タレント・作家・俳人として紹介されています。テレビではCBCの「ゴゴスマ」、テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」、関西テレビの「LIVEコネクト!」、TOKYO MXの「堀潤モーニングFLAG」などが主な出演番組として挙げられています。
2026年1月18日には、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」にゲスト出演した記録もあります。ただし、これらの番組すべてに現在もレギュラー出演しているという意味ではありません。番組出演の有無は放送回ごとに確認する必要があります。
政治経験を持つコメンテーターという立場は、東国原氏の大きな特徴です。芸能人としての知名度だけでなく、首長と国会議員の双方を経験した人物として、政治や行政を語れることがテレビ出演の強みになっています。
YouTubeチャンネル「そのまんま宮崎」での発信2026年の活動を把握するうえで、特に注目したいのがYouTubeチャンネル「そのまんま宮崎」です。
チャンネルのコンセプトは、宮崎に「行きたい、買いたい、住みたい」と思ってもらえるよう、地域のリアルな姿を発信すること。観光、食、地域産業、暮らし、インフラなど、宮崎の魅力や課題を取り上げています。
2026年10月には、次のような動画が公開されています。
- 10月12日:宮崎県内の飲食店やグルメを紹介する動画
- 10月13日:東国原氏の街頭活動を紹介する動画
- 10月16日:高鍋町や日向市の秋祭りを紹介する動画
- 10月18日:東国原英夫のYouTube LIVE
- 10月21日:「ひろゆき&いずみ新党(仮)」のキックオフライブに関する動画
- 10月24日:高鍋町の保護猫譲渡会と地域猫問題を扱った動画
単なる政治的な主張だけでなく、地域の観光や文化、動物愛護など幅広いテーマを扱っている点が特徴です。選挙活動の様子も動画で紹介されており、YouTubeが地域との接点をつくる媒体になっています。
2026年10月末時点では、テレビという従来型メディアに加え、自身のチャンネルを通じて情報を届けるスタイルが明確になっています。
出典:東国原英夫公式プロフィール、公式YouTubeチャンネル「そのまんま宮崎」、2026年10月の動画公開情報。
【2026年12月の宮崎県知事選】東国原英夫はなぜ再挑戦するのか?

2026年の東国原氏を語るうえで欠かせないのが、宮崎県知事選挙への再挑戦です。
東国原氏は2026年4月9日、宮崎市内で記者会見を開き、次期宮崎県知事選挙への立候補を正式に表明しました。2007年の初当選、2022年の再出馬に続く、3度目の知事選挑戦です。
選挙日程は12月10日告示、27日投開票宮崎県選挙管理委員会が2026年5月27日に公表した日程は、次のとおりです。
- 告示日:2026年12月10日
- 投開票日:2026年12月27日
- 現職知事の任期満了日:2027年1月20日
現職の河野俊嗣知事は5選を目指しており、東国原氏にとっては前回敗れた相手との再戦が焦点になります。また、元宮崎県議会議員の右松隆央氏も立候補を表明しています。
つまり、単純な東国原氏と現職知事の一騎打ちと決めつけることはできません。選挙戦の構図は今後の候補者の動向によって変わる可能性があります。
4月の出馬表明で掲げた政策づくりの考え方4月9日の記者会見で東国原氏は、具体的な政策をその場で提示することを避けました。その理由として、政策は時代とともに変化するものであり、県民の意見を聞きながら練り上げたいという考えを説明しています。
その際に示したのが「ブロードリスニング」という考え方です。幅広く県民の声を集め、政策を改善していくという趣旨です。
この姿勢は、トップダウン型の政治だけではなく、県民の意見を政策形成に取り込もうとする試みとして受け止められます。一方で、有権者にとっては、最終的にどのような政策を提示し、どのように実行するのかが判断材料になります。
10月21日には「ひろゆき&いずみ新党(仮)」が支援を発表選挙に向けた新たな動きとして、2026年10月21日には、実業家の西村博之氏(ひろゆき氏)と泉房穂参議院議員が設立した政治団体「ひろゆき&いずみ新党(仮)」が、東国原氏を宮崎県知事選の支援対象にすると発表しました。
同団体は、2027年春の統一地方選などを見据え、候補者を支援するプロジェクトを展開しています。東国原氏はその支援第1弾の一人として名前が挙がりました。
ここで注意したいのは、東国原氏が同団体に所属する政党候補になったわけではないことです。報道によると、候補者はそれぞれ無所属などの立場を維持しながら、団体側の掲げる政策実現に向けた約束を交わして支援を受ける仕組みです。
ひろゆき氏の知名度や泉氏の地方行政経験が、東国原氏の選挙戦にどのような影響を及ぼすかも注目点です。ただし、支援の発表だけで当選可能性が高まったと判断することはできません。
【年表で整理】東国原英夫の経歴と政治家としての転換点
東国原氏の経歴は、芸人、タレント、地方自治体の首長、国会議員、政治評論家という複数の顔を持つ点が特徴です。
現在の政治活動を理解するには、芸能人としての知名度がどのように政治家としての活動につながったのかを振り返る必要があります。
「そのまんま東」から宮崎県知事へ東国原英夫氏は1957年9月16日、宮崎県都城市生まれです。2026年10月30日時点で69歳になります。
1980年9月には、ビートたけしさんの一番弟子として「そのまんま東」の芸名で活動を開始しました。お笑いタレントとしてテレビに出演し、全国的な知名度を獲得します。
その後、政治や地方自治への関心を深め、早稲田大学で学びながら政治の世界へ進みました。
東国原英夫の主な経歴・活動年表この年表から分かるように、東国原氏のキャリアは一つの分野に限定されていません。芸能界で培った発信力を政治活動に持ち込み、知事退任後は国政にも進出しました。
特に2007年の知事就任時は、宮崎県の知名度を全国的に高めた存在として注目されました。県産マンゴーなどのトップセールスを展開し、宮崎のPR役を積極的に担ったことは、公式プロフィールでも代表的な実績として紹介されています。
一方、2011年以降は国政進出や政治評論活動へと軸足を移し、2022年からは再び宮崎県政に関わる姿勢を強めています。
出典:東国原英夫オフィシャルサイトのプロフィール・経歴、2026年の出馬表明報道。
【知事を1期で退任した理由】2022年の宮崎県知事選で敗れた背景
東国原氏について、現在も検索されることが多い疑問の一つが「なぜ宮崎県知事を1期で辞めたのか」という点です。
2007年に初当選した東国原氏は、2011年1月に任期を終えて退任しました。通常、知事の任期は4年ですが、本人は再選を目指す道を選ばず、同年4月の東京都知事選に立候補しています。
1期で退任した公式な理由は国政への進出東国原氏の公式プロフィールでは、退任の背景について、国家構造や統治システムの変革、地方分権の推進などを図るため、国政に進出したと説明しています。
つまり、知事としての仕事を続けるよりも、国全体の制度や地方自治の仕組みに関わる政治活動を目指したということです。
2011年の東京都知事選では約169万票を獲得したものの、当選には届きませんでした。その後、2012年に日本維新の会から衆議院議員選挙に出馬して初当選。しかし、2013年12月には政治的な方向性の違いから議員を辞職しました。
2022年の宮崎県知事選で何が起きた?2022年12月25日の宮崎県知事選では、東国原氏が約12年ぶりに知事への返り咲きを目指しました。
しかし、結果は現職の河野俊嗣氏の勝利。東国原氏は約2万3000票差で敗れました。
宮崎放送(TBS NEWS DIG)が伝えた確定得票数は次のとおりです。
- 河野俊嗣氏:258,646票
- 東国原英夫氏:235,602票
- スーパークレイジー君氏:7,679票
- 投票率:56.69%
東国原氏は政党や団体からの推薦がほとんどない中、後援会組織を中心に支持を広げました。知名度と発信力によって現職を追い詰めましたが、最終的には約23,044票の差が残りました。
2026年に本人が語った敗因は「1期で辞めたことへの批判」2026年4月9日の出馬表明会見で、東国原氏は2022年の敗因について振り返っています。
本人が大きな要因として挙げたのは、2007年から2011年までの1期で知事を退任したことに対する県民の批判が根強く残っていた点でした。
「私の力不足、その一語に尽きます」
本人の説明によれば、1期で退任した理由はあったものの、その批判を十分に払拭できず、県民に納得してもらえる説明ができなかったという認識です。
ここには、2026年の選挙を考えるうえで要点があります。
東国原氏は、芸能人としての知名度や政策発信力では強みを持っています。しかし、知事という行政トップを再び目指すなら、過去の退任について県民が抱く疑問にどう答えるかが避けられません。
2022年の敗北を単なる選挙戦術の問題として片付けず、過去の政治判断に対する説明不足を本人が認めたことは、今回の選挙戦を読み解く重要な材料です。
【外山斎氏を巡るX投稿】東国原英夫の書類送検はなぜ起きた?
2026年9月、東国原氏を巡って大きく報じられたのが、元参議院議員の外山斎氏に関するX投稿を巡る名誉毀損の疑いです。
この問題は、2024年に投稿された内容が発端となり、2026年4月の謝罪・投稿削除、外山氏による刑事告訴、9月の書類送検へと進みました。
問題となった投稿は2024年6月報道によると、東国原氏は2024年6月、外山氏に関する別の投稿を引用する形で、暴力団との関係を疑問視する内容をXに投稿しました。
投稿には「これが仮に本当なら」という仮定表現が含まれていましたが、外山氏側は、その内容が虚偽であり、自身の名誉を傷つけたとして問題視しました。
なお、ここで取り上げられているのは東国原氏の投稿と、それに対する外山氏側の主張です。投稿に含まれる疑惑そのものが事実として認定されたわけではありません。
書類送検までの経緯一連の出来事を時系列で整理すると、次のようになります。
2024年6月
東国原氏が外山斎氏に関する投稿を引用し、問題となった内容をXに投稿しました。
2026年4月
東国原氏は自身のXで謝罪し、当該投稿を削除したことを公表しました。外山氏は名誉毀損に当たるとして刑事告訴に踏み切りました。
2026年9月18日
宮崎県警が東国原氏を名誉毀損の疑いで宮崎地方検察庁に書類送検しました。
2026年9月24日
東国原氏と代理人弁護士が宮崎市内で記者会見を開き、投稿の法的評価について反論しました。
東国原氏側の説明と外山氏側の主張この問題では、当事者双方の主張を分けて理解する必要があります。
外山氏側は、問題の投稿が虚偽の内容であり、名誉を傷つけられたとして刑事告訴しました。
一方、東国原氏は9月24日の会見で、投稿は断定ではなく、他者の投稿を引用したうえでの仮定的な疑問や論評だったと説明しました。また、真実相当性があると考えていたと主張しています。
代理人弁護士は、告訴が12月の宮崎県知事選を妨害する目的を持つとの見解も示し、外山氏に対して法的措置を取る方針を説明しました。
東国原氏本人も、今後のSNS利用について慎重であるべきだとの認識を示しています。
書類送検は逮捕や有罪判決とは違う今回の報道で特に誤解してはいけないのが「書類送検」という言葉の意味です。
書類送検とは、警察が捜査した事件の書類や証拠などを検察官に送る手続きです。その後、検察官が証拠や関係者の供述などを検討し、起訴するか不起訴にするかを判断します。
したがって、次の3点は明確に区別する必要があります。
- 書類送検されたこと:警察から検察に事件が送られたこと。
- 起訴されたこと:検察が刑事裁判を求めたこと。
- 有罪になったこと:裁判所が有罪判決を言い渡し、確定したこと。
書類送検されたからといって、逮捕されたことや有罪が確定したことにはなりません。
2026年10月30日時点では、今回の件について有罪判決が確定したとの報道はありません。刑事責任の有無は、検察の判断やその後の手続きによって決まります。
この問題は選挙前の政治的な争点にもなっていますが、刑事手続きの進行と、知事候補としての政治的評価は分けて考えることが必要です。
【政治活動と評判】東国原英夫の強みと今後の課題
東国原氏の政治活動を評価する場合、単に人気があるか、テレビで目立っているかだけでは十分ではありません。
知事経験、国政経験、メディアでの発信力という強みがある一方、過去の退任に対する批判や2022年の敗北、2026年のX投稿問題など、政治家として説明が求められる課題も存在します。
東国原氏が持つ3つの強み1.全国的な知名度と発信力
「そのまんま東」として長年芸能界で活動してきた経験は、政治活動にも生かされています。一般的な政治家に比べてテレビや動画を通じて自分の考えを伝えやすく、地方の課題を全国に向けて発信できる点は強みです。
2.宮崎県知事としての行政経験
2007年から2011年まで宮崎県知事を務めた経験があります。県産品のPRや地域振興に取り組んだ実績は、宮崎県を全国に売り込むうえでの具体的な経験として評価できます。
3.国政と地方政治の両方を知っている
衆議院議員も経験しているため、地方自治だけでなく国の制度や政治の仕組みについても発言できる立場です。地方分権や地域経済の課題を語る際には、こうした経験が生きます。
一方で、解決すべき3つの課題もある1.1期で退任した理由への説明
2022年の知事選で本人が敗因の一つとして挙げた問題です。2011年の退任が県民にどのように受け止められていたのかを理解し、今回の選挙で納得できる説明を示せるかが問われます。
2.具体的な政策と実行力
知名度や発信力があっても、それだけで行政運営が成功するわけではありません。人口減少、地域経済、医療、福祉、教育、交通など、宮崎県が抱える課題に対して実行可能な政策を示す必要があります。
3.SNSを巡る問題への対応
今回の書類送検問題は、情報発信を積極的に行う政治家にとって、SNSでの発言責任を考える材料にもなります。投稿の法的評価とは別に、発信者としての慎重さや説明責任が問われています。
【プロの結論】東国原英夫を評価するなら何を見るべきか東国原氏の現在の立場は、芸能人から政治家へ転身し、再び政治の世界に挑むという、珍しい経歴の延長線上にあります。
ただし、2026年の宮崎県知事選は、かつての人気を再現できるかだけを競う選挙ではありません。
有権者が注目すべき判断基準は、次の4点です。
- 過去の説明:なぜ1期で退任したのか、県民が納得できる説明を示せるか。
- 政策の具体性:宮崎の人口減少や産業振興などに、実行可能な対策を提示できるか。
- 行政運営の能力:知事として県議会や市町村、関係団体と協力して成果を出せるか。
- 情報発信の責任:SNSやメディアでの発言について、適切な説明と対応ができるか。
東国原氏には、全国的な発信力と知事経験という明確な強みがあります。しかし、行政のトップに必要なのは、注目を集める能力だけではありません。政策を実現するための調整力と継続性も求められます。
2026年12月の選挙では、過去の実績をどう説明し、今後の宮崎県をどのように変えていくのか。その具体性が評価を左右することになります。
【東国原英夫の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東国原英夫は2026年現在、何歳ですか?
A1:1957年9月16日生まれで、2026年10月30日時点では69歳です。宮崎県都城市出身で、芸能活動から政治活動まで幅広い経歴を持っています。
Q2:東国原英夫は現在、何をしていますか?
A2:政治評論家・タレントとしての活動に加え、テレビ出演やYouTubeチャンネル「そのまんま宮崎」で情報発信を行っています。2026年は宮崎県知事選への再挑戦に向けた政治活動にも取り組んでいます。
Q3:東国原英夫は2026年の宮崎県知事選に出馬しますか?
A3:はい。2026年4月9日に立候補を正式表明しています。宮崎県選挙管理委員会が公表した投開票日は12月27日、告示日は12月10日です。
Q4:東国原英夫が宮崎県知事を1期で辞めた理由は何ですか?
A4:本人の公式プロフィールでは、国家構造や統治システムの変革、地方分権の推進などを目指して国政に進出したと説明されています。2026年の会見では、1期で退任したことへの批判を十分に払拭できなかったと振り返っています。
Q5:東国原英夫はなぜ書類送検されたのですか?
A5:2024年6月に元参議院議員の外山斎氏に関する内容をXに投稿し、外山氏が名誉毀損の疑いで刑事告訴したためです。宮崎県警は2026年9月18日付で書類送検しました。東国原氏側は名誉毀損には当たらないとの立場で反論しています。書類送検だけで有罪が決まったわけではありません。
Q6:東国原英夫の芸名は「そのまんま東」ですか?
A6:はい。1980年からビートたけしさんの弟子として「そのまんま東」の芸名で芸能活動を開始しました。政治家として活動する際には本名の東国原英夫を使用しています。
まとめ:東国原英夫の現在は政治家としての再挑戦が最大の焦点
2026年10月現在の東国原英夫氏は、69歳でテレビ・YouTubeなどのメディア活動を続けながら、宮崎県知事への返り咲きを目指しています。
「そのまんま東」として芸能界で知名度を獲得し、2007年には宮崎県知事に初当選。その後、国政進出や政治評論活動を経て、2022年と2026年に再び宮崎県知事選に挑戦することになりました。
一方、2026年9月には外山斎氏を巡るX投稿について名誉毀損の疑いで書類送検され、本人側が反論するという新たな問題も生じています。
今後の最大の注目点は、2026年12月27日の宮崎県知事選です。過去の1期退任に対する批判をどう乗り越えるのか、具体的な政策をどこまで提示できるのか、そして県民からどのような評価を受けるのかが焦点になります。
東国原氏の現在を理解するには、芸能人としての知名度だけでなく、知事としての実績、過去の政治判断、現在の法的問題、そして2026年の政策や選挙活動を総合的に見ることが大切です。