嵐の番組では、いったい何が放送されていたのか。国民的グループとして活躍した嵐は、日本テレビで数々の冠番組や大型特別番組に出演し、バラエティー、実験企画、グルメ対決、ロケ、音楽パフォーマンスなど、幅広いジャンルで視聴者を楽しませてきた。
なかでも代表的な番組が、2010年から2020年まで放送された『嵐にしやがれ』だ。最終回となった2020年12月26日の4時間生放送スペシャルでは、先輩の東山紀之が「隠れ家ARASHI」に登場。嵐と一緒に歌って踊る企画や、5人への表彰状贈呈が行われた。加えて、日本テレビに残る嵐の総出演時間が3256時間に達していたことも紹介され、大きな節目を飾った。
【嵐の番組一覧】日本テレビで放送された歴代の冠番組とは?

嵐と日本テレビの関係は、2010年スタートの『嵐にしやがれ』から始まったわけではない。最初の冠番組は2001年に始まった『真夜中の嵐』であり、その後も複数の番組を通じて、5人の個性やグループとしての魅力が育まれていった。
日本テレビが2020年12月26日の最終回で公開した秘蔵映像では、嵐の出演歴をデビュー前から振り返っている。櫻井翔の少年時代の出演映像や、相葉雅紀・松本潤のドラマ出演時の映像、二宮和也や大野智のジャニーズJr.時代の記録なども紹介された。
日本テレビでの代表的な番組櫻井翔は最終回のラストステージで、日本テレビで出演してきた番組として『真夜中の嵐』『クレームの嵐』『Dの嵐』『Gの嵐』『嵐の宿題くん』『嵐にしやがれ』を挙げた。
それぞれの番組には異なる特徴があり、嵐のバラエティーにおける表現の幅を広げてきた。
- 『真夜中の嵐』:2001年スタート。最終電車と自転車を乗り継ぎ、日本縦断を目指す体当たり企画が特徴。
- 『クレームの嵐』:嵐の日本テレビにおける歴代番組の一つ。
- 『Dの嵐』:2003年スタート。日常の疑問や不思議な現象を体当たりで検証する企画が人気を集めた。
- 『Gの嵐』:歴代の冠番組を引き継ぐ形で展開されたバラエティー。
- 『嵐の宿題くん』:ゲストとのトークや持ち込まれるテーマを軸に、5人の掛け合いを楽しめる番組。
- 『嵐にしやがれ』:2010年から2020年まで続いた大型冠バラエティー。
これらは日本テレビ系の番組を中心とした一覧であり、他局の番組やメンバー個人の出演作品をすべて網羅したものではない。
日本テレビの最終回放送記録では、嵐と同局の関係が約20年にわたって続いてきたことが、本人たちのコメントや過去映像を通じて紹介されている。
【嵐にしやがれの放送内容】人気企画と番組の魅力を解説
『嵐にしやがれ』は、2010年4月24日に始まり、2020年12月26日に最終回を迎えた日本テレビの冠バラエティーだ。
番組の基本コンセプトは、嵐のメンバーがそれぞれ企画を背負い、日本各地を飛び回る体当たり型のバラエティー。「何でもない事を嵐がスペシャルにする」というテーマを掲げ、スタジオ企画とロケ企画の両方を展開していた。
番組制作に携わった株式会社いまじんの作品紹介でも、このコンセプトが説明されている。単なるトーク番組ではなく、メンバーの得意分野や意外な一面を企画に落とし込む構成が特徴だった。
代表的な番組企画1.デスマッチ
ゲストと嵐がグルメに関するクイズに挑戦し、正解者が料理を食べられる企画。料理の紹介だけでなく、ゲストとの掛け合いやメンバーのリアクションも見どころだった。
最終回では明石家さんまをゲストに迎えた「ラストデスマッチ」が行われた。黒毛和牛ハンバーグ、焼きそば、オムライスなどを題材に、5人が最後のクイズ対決を繰り広げた。
2.THIS IS MJ
松本潤が中心となる企画で、さまざまなゲストとの対決や挑戦を展開。松本のストイックな姿勢と、企画の中で見せるユーモラスな表情の両方が楽しめた。
最終回では「THIS IS MJ」のファイナル対決が生放送で行われ、米倉涼子や遠藤憲一との対決も番組の見どころになった。
3.隠れ家ARASHI
ゲストを迎え、嵐のメンバーとの交流や特別企画を展開するコーナー。最終回には東山紀之が登場し、番組の歴史と嵐の歩みを振り返る特別な内容になった。
4.メンバーによるロケ企画
メンバーが自ら企画を提案し、国内各地でさまざまな体験に挑戦する内容も番組の特徴だった。最終回では、5人全員によるデイキャンプ温泉ツアーが実施され、静岡県の大野路ファミリーキャンプ場などを舞台に最後のロケが行われた。
このように『嵐にしやがれ』は、グルメ、対決、ゲスト交流、旅行、音楽などを組み合わせた総合型バラエティーだった。メンバーそれぞれの個性を生かしながら、5人がそろったときの空気感も大切にしていた点が、長期にわたって親しまれた理由の一つだ。
【東山紀之が登場】隠れ家ARASHIで何が放送されたのか?
『嵐にしやがれ』の最終回で、特に注目されたのが東山紀之の登場だ。
2020年12月26日の放送では、東山が「隠れ家ARASHI」に出演。嵐の5人と最後にやりたいこととして、一緒に歌って踊ることを提案した。
東山紀之と嵐のスペシャルステージ東山は、嵐の先輩にあたる人物として、5人の歩みを長く見守ってきた存在だ。最終回では、嵐のリーダーが大野智になった経緯についても触れられた。
番組で紹介されたエピソードによると、大野と櫻井翔のじゃんけんでリーダーを決める流れになった際、東山は勝敗にかかわらず大野がリーダーになると考えていたという。
そして、東山が提案した最後の企画が、嵐との歌とダンスの共演だった。
「うち(ジャニーズ)の基本は歌って踊る。一緒に歌って踊りたい」
この言葉をきっかけに、東山紀之と嵐によるスペシャルステージが実現。披露された楽曲は「日本よいとこ摩訶不思議」だった。
5人に贈られた表彰状の内容加えて、ステージ終了後には東山から嵐へのサプライズが用意されていた。それが、長年にわたって番組を続けてきた5人への表彰状だ。
表彰状では、『嵐にしやがれ』を10年9か月にわたり放送し、土曜の夜に笑いと感動を届けてきたことへの敬意が示された。
東山は1999年のハワイでの嵐のデビュー会見にも触れ、当時の5人が大人たちに囲まれて戸惑っていた姿を振り返った。その後、努力を重ねて大きなグループへと成長したことを称賛した。
メンバーそれぞれへの言葉も印象的だった。
- 櫻井翔:ラップの作詞やキャスター、司会など、新しい道を切り開いてきたことを評価。
- 二宮和也:冷静さと情熱を併せ持つエンターテイナーとしての姿勢を称賛。
- 相葉雅紀:周囲を引きつける笑顔と人間性に言及。
- 松本潤:パフォーマンスへのストイックさと後輩への影響力を評価。
- 大野智:背中でメンバーを導き、グループを成長させてきたリーダーとしての存在感を称賛。
最後には、東山が大野を改めて嵐のリーダーとして認め、5人への感謝を伝えた。
この場面は、単に先輩が後輩を褒める企画ではなかった。デビュー時から関係を築いてきた先輩が、グループの歴史を振り返り、5人それぞれの成長を言葉にした場面だったのである。
【嵐の日本テレビ総出演時間3256時間】記録の意味とテレビ出演歴
嵐の番組歴を語るうえで欠かせない数字が、3256時間だ。
日本テレビの最終回放送内容によると、同局に保管されている嵐の出演素材を調査した結果、総出演時間は3256時間に達していた。
この数字は、2020年12月26日の最終回で「今夜限り!嵐の秘蔵映像連発スペシャル」として紹介されたものだ。番組では日本テレビの映像検索システムを使い、メンバーそれぞれの名前から過去の映像を探し出し、デビュー前からの出演歴を振り返った。
3256時間はどのような記録なのか?重要なのは、3256時間が『嵐にしやがれ』だけの放送時間ではないという点だ。
日本テレビに残る嵐の出演素材を対象にした総出演時間であり、複数の番組やデビュー前の出演映像も含む、同局との長い関係を示す数字として紹介された。
したがって、3256時間をそのまま番組の放送回数や嵐の全テレビ出演時間と解釈するのは正確ではない。あくまで日本テレビにおける出演記録として理解する必要がある。
デビュー前から続いていた日本テレビとの関係最終回の秘蔵映像では、デビュー前の出演歴にも注目が集まった。
日本テレビの記録では、櫻井翔が14歳の頃に同局へ初登場した映像や、相葉雅紀と松本潤がドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』に出演していた時期の映像、二宮和也の『熱血恋愛道』、大野智の少年隊のバックダンサーを務めていたJr.時代の映像などが紹介された。
加えて、嵐としての初期の歌唱映像にも意外なエピソードがある。
日本テレビで最初に紹介された嵐の歌唱映像は、ポルノグラフィティの「アポロ」だった。これは『THE夜もヒッパレ』に出演し、ヒット曲をカラオケ形式で披露したことによるものだ。
1999年のグループデビュー以前から、メンバーそれぞれがテレビ番組やドラマに出演していたことが、3256時間という記録の背景にある。
また、2009年にはデビュー10周年を記念した「嵐 CHALLENGE★week」が実施され、8日間にわたって日本テレビのさまざまな番組とコラボレーションした。最終回の振り返りでは、1週間で50時間以上出演したことも紹介されている。
日本テレビが2025年5月の定例社長会見で公表した説明でも、嵐との約20年にわたる関係や、2009年の大型企画、24時間テレビで5回メインパーソナリティーを務めた実績が言及されている。
【嵐の番組歴代と活動の軌跡】年代別に見るテレビ出演の経緯
嵐のテレビ出演歴を理解するには、個々の番組だけでなく、時代ごとにどのような企画が展開されてきたかを整理することが重要だ。
日本テレビの最終回では、1999年のデビューから2020年の活動休止前までの歩みが、過去の番組映像とともに紹介された。
嵐の日本テレビ出演年表この年表のうち、2001年の『真夜中の嵐』、2003年の『Dの嵐』、2004年の24時間テレビ初担当、2009年の「嵐 CHALLENGE★week」については、日本テレビの公式記録や定例会見で確認できる。
なお、2000年代中盤の番組名は最終回で櫻井が振り返った歴代番組に基づくもので、すべての放送開始日を示した完全な番組データベースではない。
2001年から2004年:体当たり企画で経験を積んだ時代初期の嵐の番組には、現在の大型冠バラエティーとは異なる、若さと勢いを生かした企画が多かった。
『真夜中の嵐』では、日本縦断を目指してメンバーが移動を続ける企画を実施。スタジオで進行を担当した羽鳥慎一との出会いも、この番組だった。
2003年の『Dの嵐』では、相葉雅紀を中心とした実験企画が注目された。日常にある疑問を実際に試し、結果を検証する内容で、最終回の振り返りでは160種類以上の実験を行ったことが紹介されている。
2004年には24時間テレビのメインパーソナリティーに初めて抜擢された。相葉がメンバーに向けて手紙を読んだエピソードは、後年の最終回でもグループの転換点として振り返られている。
2005年から2010年:個々の活躍とグループ人気の拡大2005年以降は、メンバーそれぞれの活動範囲も広がった。
松本潤のドラマ『花より男子』への出演をはじめ、相葉雅紀の『天才!志村どうぶつ園』、櫻井翔の報道・キャスター活動、二宮和也の俳優活動、大野智のソロコンサートや個展など、個人の特色が明確になっていった。
2009年のデビュー10周年企画では、日本テレビの番組を横断する出演が実現。こうした活動が、2010年から始まる『嵐にしやがれ』につながるテレビ出演の基盤になった。
2010年から2020年:嵐にしやがれが築いた10年9か月『嵐にしやがれ』は、約10年9か月にわたって放送された番組だ。
初期の体当たり企画から、ゲストとの対決、グルメ、メンバーの個人企画、5人でのロケまで、嵐の成長とともに番組の内容も広がっていった。
2020年12月26日の最終回では、4時間の生放送を通じて過去の名場面を紹介。明石家さんま、東山紀之、黒柳徹子らが登場し、最後の5人旅とステージで番組を締めくくった。
最後に櫻井が日本テレビでの冠番組の歴史を読み上げ、嵐が「感謝カンゲキ雨嵐」を歌ったことも、番組の歩みを象徴する場面だった。
【2026年最新】嵐の番組は現在どうなっている?活動終了後の見方
2026年10月現在、嵐はグループとしての活動を終了している。
2025年5月に約4年半の活動休止から再始動を発表した後、2026年春にラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」を開催。2026年5月31日の東京ドーム最終公演をもって、グループ活動に幕を下ろした。
この活動終了は、2025年の再始動発表時に示されていた方針に沿ったものだった。2026年6月の公演終了後には、USENの公式ニュースでも5月31日をもってグループ活動が終了したことが報じられている。
現在も注目したい嵐の番組関連資料グループ活動が終了したからといって、過去の番組の価値が失われたわけではない。むしろ、2020年の最終回や3256時間の出演記録は、嵐のテレビ史を振り返る重要な資料になっている。
過去の番組を調べる際には、次の3つを区別すると情報を整理しやすい。
- 番組の放送内容を知りたい場合:日本テレビの『嵐にしやがれ』公式番組情報や放送バックナンバーを確認する。
- 出演歴を調べたい場合:『真夜中の嵐』『Dの嵐』『嵐の宿題くん』など、番組名ごとに記録を整理する。
- 特定の企画を探したい場合:「隠れ家ARASHI」「THIS IS MJ」「デスマッチ」などの企画名を手掛かりにする。
ただし、番組公式サイトに放送内容が掲載されていることと、当時の放送映像を現在も全編視聴できることは別の話だ。アーカイブの文章記録と動画配信の有無は分けて確認したい。
【プロの結論】嵐の番組史を評価する3つの視点嵐の番組を振り返るとき、単純に出演本数や視聴率だけで評価するのは十分ではない。特に注目したいのは、次の3点だ。
第一に、番組の変化とメンバーの成長が連動していたこと。
初期の『真夜中の嵐』や『Dの嵐』では、若さを生かした体当たり企画が中心だった。その後、メンバーの個性が広がるにつれて、専門性や得意分野を生かした企画が増えていった。
第二に、グループ活動と個人活動が相互に影響していたこと。
櫻井のキャスター活動、相葉の動物関連のロケ、松本のドラマ出演など、個人で築いた知名度や経験がグループとしての魅力にもつながった。5人が集まったときに、それぞれ異なる役割を持てたことが番組の強みだった。
第三に、3256時間という記録はテレビ局と出演者の長期的な関係を示していること。
この数字は、単一の人気番組の放送時間ではない。デビュー前の出演から冠番組、大型特番まで、長期間にわたって蓄積された映像記録だ。日本テレビと嵐が一緒に作り上げてきたテレビ史の厚みを理解するうえで、象徴的な数字になっている。
したがって、嵐の番組を初めて見る人には『嵐にしやがれ』の最終回から入る方法がおすすめだ。一方、長年の成長過程を知りたい人には、『真夜中の嵐』から順番に歴代番組を振り返る見方が適している。
【嵐の番組】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:嵐の代表的なテレビ番組は何ですか?
A1:日本テレビでは『真夜中の嵐』『Dの嵐』『Gの嵐』『嵐の宿題くん』『嵐にしやがれ』などが代表的です。特に『嵐にしやがれ』は2010年から2020年まで約10年9か月続いた冠番組です。
Q2:嵐にしやがれの最終回はいつ放送されましたか?
A2:2020年12月26日です。4時間生放送スペシャルとして放送され、明石家さんまとのラストデスマッチ、東山紀之との「隠れ家ARASHI」、5人でのデイキャンプ温泉ツアーなどが行われました。
Q3:隠れ家ARASHIに出演した東山紀之は何をしたのですか?
A3:嵐の5人と「日本よいとこ摩訶不思議」を披露し、さらに5人それぞれの努力や個性を称える表彰状を贈りました。嵐のデビュー時からの思い出にも触れています。
Q4:嵐の日本テレビ総出演時間3256時間とは何ですか?
A4:日本テレビに残る嵐の出演素材を調べた結果として、2020年の最終回で紹介された総出演時間です。『嵐にしやがれ』単独の放送時間ではなく、同局における長年の出演記録を示す数字です。
Q5:嵐の番組は2026年も放送されていますか?
A5:2026年10月現在、嵐の5人によるグループ活動は5月31日に終了しています。過去の番組は放送記録やアーカイブを通じて振り返ることができますが、過去の全エピソードが現在も動画配信されているわけではありません。
Q6:嵐が日本テレビで初めて持った冠番組は何ですか?
A6:2001年に始まった『真夜中の嵐』です。最終電車と自転車を乗り継いで日本縦断を目指す企画が中心で、羽鳥慎一がスタジオ進行を担当していました。
まとめ:嵐の番組は3256時間の記録とともにテレビ史に残る
嵐の番組の歴史を振り返ると、2001年の『真夜中の嵐』から始まり、『Dの嵐』『Gの嵐』『嵐の宿題くん』、そして『嵐にしやがれ』へと続く、日本テレビとの長い関係が見えてくる。
特に『嵐にしやがれ』の最終回は、単なる番組終了ではなかった。東山紀之との歌とダンス、5人への表彰状、3256時間に及ぶ出演記録、そして最後の5人旅を通じて、嵐が歩んできた年月を振り返る特別な放送となった。
2026年5月31日にグループ活動が終了した現在、嵐の番組は過去のテレビコンテンツであると同時に、5人が積み重ねてきた経験や関係性を伝える記録でもある。
嵐の番組を知りたい人は、まず『嵐にしやがれ』の最終回を手掛かりにし、そこから初期の冠番組や大型特番へと視野を広げるとよい。3256時間という数字の背景には、単なる出演実績を超えた、嵐と日本テレビがともに築いた長い歴史が刻まれている。