ホーム スポーツ ワールド・ベースボール・クラシック2021はなぜ延期?幻の日程と2023年大会への変更点を徹底解説

ワールド・ベースボール・クラシック2021はなぜ延期?幻の日程と2023年大会への変更点を徹底解説

桐島 奈緒 桐島 奈緒 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
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「ワールド・ベースボール・クラシック2021(WBC2021)は開催されたのか?」という疑問への答えは、2021年大会は開催されず、新型コロナウイルスの影響によって2023年に延期されたというものだ。当初は2021年3月9日から23日まで、台湾・日本・アメリカの4都市で開催される予定だったが、世界的な感染拡大によって大会前の予選から中断を余儀なくされた。

その後、2023年3月に大会が実現し、出場枠は従来の16チームから20チームへ拡大。侍ジャパンがアメリカとの決勝を制し、3大会ぶり3度目の世界一に輝いた。さらに2026年には第6回大会も終了しており、WBCの歴史は新たな段階に入っている。

この記事では、2021年大会が延期された理由、幻となった開催日程と開催地、2023年大会で実現した変更点、歴代優勝国までを時系列で整理する。

【結論】ワールド・ベースボール・クラシック2021は開催された?中止と延期の真相

worldbaseballclassic2021

最初に押さえておきたいのは、WBC2021は実際には開催されていないものの、大会そのものが永久に中止されたわけではないという点だ。

2020年5月、MLB関係者などから2021年大会を2023年へ移す方針が報じられた。当時は大会運営側の正式承認を待つ段階だったが、その後、開催計画が2023年大会として具体化。2022年7月にはワールド・ベースボール・クラシック公式側から日程、会場、出場枠が発表された。

つまり、2021年に開催されるはずだった第5回大会が、2年後の2023年に実施されたという経緯である。

WBC2021の基本情報

- 大会名:2021 World Baseball Classic
- 当初の開催期間:2021年3月9日~23日
- 実際の開催状況:2021年は未開催
- 主な延期理由:新型コロナウイルスの世界的流行
- 当初の出場予定:20チーム
- 実際の開催:2023年3月8日~21日
- 2023年大会の優勝国:日本

検索結果などで「WBC2021中止」という表現を見かけることがあるが、これは2021年の開催計画が実現しなかったことを指している。

大会の歴史そのものが途絶えたわけではなく、2023年大会へ引き継がれたと理解するのが正確だ。

【延期理由】WBC2021を直撃した新型コロナウイルスの影響とは

WBC2021の延期を理解するうえで重要なのは、本大会だけでなく、出場国を決める予選も開催できなくなったことだ。

2020年3月、予選が無期限延期に

2021年大会は、2017年大会に参加した16チームに、予選を勝ち抜いた4チームを加える20チーム制で計画されていた。

そのため、本大会に先立ち、2020年3月13日から25日までアメリカ・アリゾナ州ツーソンで予選を実施する予定だった。

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大によって状況が一変する。

2020年3月12日、MLBは新型コロナウイルスによる緊急事態を受け、スプリングトレーニングの試合中止とレギュラーシーズン開幕の延期を発表した。同時に、ツーソンで予定されていたWBC予選も無期限延期となった。

これは単なる日程変更ではなかった。

出場国を確定できない状態になったうえ、各国のプロ野球リーグも感染症対策に追われ、選手の移動や大会準備にも大きな影響が及んだ。

なぜ2022年ではなく2023年になったのか

2020年5月11日には、AP通信などがWBCを2021年から2023年へ延期する方針を報道した。

当時はMLB、MLB選手会などが関わる大会運営側の承認を待つ段階だった。

背景には、次のような複数の問題があった。

- 世界的な感染拡大によって国際大会の開催環境が不安定になった。
- 2020年に予定されていた予選が実施できなかった。
- 各国のプロリーグや選手のスケジュール調整が困難になった。
- 2021年に延期された東京オリンピックとの日程調整も課題になった。
- 国際移動や選手・関係者の安全確保について、十分な見通しを立てられなかった。

特に重要なのは、WBCが単一の国内リーグだけで完結する大会ではないという点だ。

MLB所属選手、日本のプロ野球選手、韓国や中南米など各国の選手が参加するため、開催国だけが感染対策を整えても大会全体を成立させることは難しい。

予選の中断と国際的な大会運営の不確実性が重なったことが、2年間の延期につながった。

【幻の日程・開催地】WBC2021はどこで開催される予定だった?

2020年2月25日、World Baseball Classic Inc.は2021年大会の開催日程と会場を正式発表していた。

その計画は、台湾、日本、アメリカの4都市を舞台とする大規模な国際大会だった。

当初発表された開催日程と会場

開催期間は2021年3月9日~23日。

開催都市と予定会場は次のとおりだった。

- 台湾・台中:台中インターコンチネンタル野球場
- 台湾・桃園:桃園国際野球場
- 日本・東京:東京ドーム
- アメリカ・フェニックス:チェイス・フィールド
- アメリカ・マイアミ:マーリンズ・パーク

台湾では2球場を使って1次ラウンドを実施し、日本では東京ドームが1次ラウンドと準々決勝を担当する計画だった。

アメリカではフェニックスとマイアミが会場となり、マイアミは準々決勝の一部に加えて準決勝と決勝も開催する予定だった。

特に注目されたのがマイアミのマーリンズ・パークだ。

当初の計画では、同球場がWBC史上初めて、同一大会で1次ラウンド、準々決勝、準決勝、決勝という複数段階の試合を受け持つ開催地となる予定だった。

2021年に予定されていた大会の規模

2017年までのWBCは16チームで行われていたが、2021年大会では20チームへの拡大が計画されていた。

16チームは2017年大会の参加国・地域を基本とし、残る4枠を予選で決める仕組みだった。

これはWBCの競技規模を広げる大きな変更だったが、実際に20チームで大会が行われたのは2023年となった。

【大会方式】WBCの予選と本大会はどういう仕組み?

WBCを理解するには、予選と本大会の関係を整理しておく必要がある。

大会は、出場枠を争う予選と、世界一を決める本大会の2段階で構成される。

予選で本大会の出場チームを決定

2021年の当初計画では、2017年大会に出場した16チームが招待され、予選から勝ち上がる4チームを加えて20チームを編成する予定だった。

2023年大会では、実際に2022年に予選が開催された。

予選会場はドイツのレーゲンスブルクとパナマのパナマシティ。ここで本大会への出場権を争い、4チームが本戦へ進出した。

本大会は4組に分かれる1次ラウンドからスタート

本大会では20チームを5チームずつ4つのプールに分ける。

各プールで総当たり形式の1次ラウンドを実施し、上位2チームが準々決勝へ進出する。

その後はトーナメント形式となり、準々決勝、準決勝、決勝を勝ち抜いたチームが優勝する。

2023年大会の出場20チームは次のとおりだった。

プールA(台湾・台中)
- チャイニーズ・タイペイ
- オランダ
- キューバ
- イタリア
- パナマ

プールB(日本・東京)
- 日本
- 韓国
- オーストラリア
- 中国
- チェコ

プールC(アメリカ・フェニックス)
- アメリカ
- メキシコ
- コロンビア
- カナダ
- イギリス

プールD(アメリカ・マイアミ)
- プエルトリコ
- ベネズエラ
- ドミニカ共和国
- イスラエル
- ニカラグア

この20チーム制によって、WBCは従来より多様な野球文化を持つ国・地域が競い合う大会へと発展した。

【2021年から2023年への変更点】日程・会場・出場国を比較

2021年大会と2023年大会を比較すると、単純に開催年が2年ずれただけではないことが分かる。

大会の基本構想は引き継がれた一方、予選の開催時期や開催場所、台湾の試合会場などには変更が生じた。

変更点を一覧で確認
比較項目 2021年の当初計画 2023年の実際
開催期間 3月9日~23日 3月8日~21日
出場チーム 20チーム予定 20チーム
予選開催年 2020年 2022年
予選会場 アメリカ・ツーソン ドイツ・レーゲンスブルク、パナマ・パナマシティ
台湾の開催地 台中・桃園 台中
日本の開催地 東京ドーム 東京ドーム
フェニックス チェイス・フィールド チェイス・フィールド
マイアミ マーリンズ・パーク loanDepot park
優勝国 大会未開催 日本

※2021年の情報は2020年2月に発表された当初計画。2023年の情報は実際の開催内容。

変更点1:台湾の開催地が2球場から1球場へ

2021年の計画では、台中と桃園の2球場が1次ラウンドの会場だった。

一方、2023年大会では台湾の試合は台中インターコンチネンタル野球場に集約された。

このため、開催国・地域という大きな枠組みは維持されたものの、実際の試合会場には違いが生まれた。

変更点2:予選が2020年から2022年へ

当初は2020年3月にアメリカのツーソンで行う予定だった予選が、2023年大会では2022年のドイツとパナマで実施された。

予選が2年後ろ倒しになったことで、出場国を決めるプロセスも大きく変わった。

変更点3:マイアミの球場名称が変わった

2021年計画で使用されていた名称はマーリンズ・パークだった。

2023年大会ではloanDepot parkという名称で案内された。

これは開催地そのものが別の都市へ移転したという意味ではなく、同じマイアミの球場の名称変更によるものだ。

変更点4:20チームへの拡大は予定どおり実現

2021年大会で初めて導入される予定だった20チーム制は、2023年大会で実現した。

つまり、延期によって大会の拡大構想が失われたわけではない。

むしろ、予選の再設計と開催日程の調整を経て、当初の大きな目的だった参加チームの拡大が実現した。

【歴代優勝国と2026年現在】WBCの世界一はどの国?

WBCは2006年に始まり、2026年までに6大会が開催されている。

過去の優勝国を振り返ると、日本、ドミニカ共和国、アメリカ、ベネズエラが世界一の称号を獲得している。

WBC歴代優勝国一覧

- 2006年:日本
- 2009年:日本
- 2013年:ドミニカ共和国
- 2017年:アメリカ
- 2023年:日本
- 2026年:ベネズエラ

日本は2006年の第1回大会と2009年大会で連覇を達成。その後、2013年はドミニカ共和国、2017年はアメリカが優勝した。

2023年には日本が再び頂点に立ち、通算3度目の優勝を達成した。

WBC2023で日本代表が世界一に

2023年3月の大会では、栗山英樹監督率いる侍ジャパンが圧倒的な注目を集めた。

大谷翔平、ダルビッシュ有、村上宗隆、吉田正尚らが参加し、国内外の野球ファンが注目する大会となった。

準決勝ではメキシコと対戦。終盤までリードを許す展開だったが、村上宗隆の逆転サヨナラ打によって6対5で勝利し、決勝進出を決めた。

決勝の相手はアメリカ。

日本はアメリカを3対2で下し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

試合の最後を締めくくったのは大谷翔平だった。アメリカ代表のマイク・トラウトを三振に仕留め、日本の世界一が決まった。

この試合は、WBCの歴史に残る象徴的な決勝戦となった。

2026年大会ではベネズエラが初優勝

2026年11月現在、最新のWBCは2026年3月に開催された第6回大会だ。

決勝ではベネズエラがアメリカを3対2で破り、初優勝を達成した。

MLB公式の大会記録によると、ベネズエラは9回に勝ち越し、最後まで接戦となった決勝を制している。

これにより、WBCの歴代優勝国にはベネズエラが新たに加わった。

2021年大会の延期から始まった大会日程の再編を振り返ると、WBCはその後も継続して世界最高峰の国際野球大会として開催されている。

【よくある質問】ワールド・ベースボール・クラシック2021に関するFAQ

Q1:WBC2021は中止になったのですか?

A1:2021年大会は開催されませんでした。新型コロナウイルスの影響によって2023年へ延期され、実際には2023年3月に第5回大会として開催されました。大会自体が永久に中止されたわけではありません。

Q2:WBC2021の開催予定日はいつでしたか?

A2:2021年3月9日から23日までの予定でした。台湾の台中・桃園、日本の東京、アメリカのフェニックス・マイアミが開催地として発表されていました。

Q3:WBC2021とWBC2023で出場チーム数は変わりましたか?

A3:どちらも20チームを想定・採用しています。2021年大会の当初計画で予定されていた16チームから20チームへの拡大は、2023年大会で実現しました。

Q4:WBC2023で日本は優勝しましたか?

A4:はい。日本は決勝でアメリカを3対2で破り、2006年、2009年に続く3度目の優勝を達成しました。

Q5:2026年現在のWBC最新優勝国はどこですか?

A5:ベネズエラです。2026年3月の決勝でアメリカを3対2で下し、WBC初優勝を果たしました。

まとめ:【プロの結論】WBC2021の延期が野球界に残したもの

ワールド・ベースボール・クラシック2021は、新型コロナウイルスの影響によって開催されず、2023年に延期された。

当初の計画では2021年3月9日から23日まで、台湾・日本・アメリカを舞台に20チームが参加する予定だった。しかし、2020年3月の予選延期によって大会運営の前提が崩れ、2年間の開催延期につながった。

その後、2023年大会では20チーム制が実現し、日本代表がアメリカを破って世界一を獲得。2026年大会ではベネズエラが初優勝を達成している。

今回の経緯から理解しておきたい要点は3つある。

1. WBC2021は永久中止ではなく2023年への延期だった。
2. 20チーム制という大会拡大の構想は2023年に実現した。
3. 2026年現在もWBCは継続しており、最新の優勝国はベネズエラである。

WBC2021を調べる際には、2021年の当初計画と2023年の実際の大会結果を混同しないことが大切だ。

2021年大会は幻に終わったが、その計画は2023年大会へ引き継がれ、侍ジャパンの3度目の世界一という新たな歴史につながった。延期の経緯を知ることで、WBCが単なる国際試合ではなく、世界各国の野球界が協力して開催する大会であることも見えてくる。

主な事実確認資料: MLB公式の2021年開催計画、2020年の予選延期発表、2023年大会の開催要項、WBSCの大会記録、侍ジャパン公式の試合結果、MLB公式の2026年大会記録。

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桐島 奈緒

芸能担当デスクとして14年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典の確認できない話は記事にしません。

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