2026年10月30日現在、イングランドの名門トッテナム・ホットスパーに所属した日本人選手は、2003年に加入した戸田和幸と、2025年に加入した高井幸大の2人です。クラブの日本人選手の歴史をたどるうえで、この2人は欠かせない存在となっています。
ただし、2026年現在の高井幸大はトッテナムのトップチームでプレーしているわけではありません。2026年1月にはドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハ、同年9月にはベルギーのシント=トロイデンVVへ期限付き移籍しています。戸田和幸のプレミアリーグ出場記録や、高井の契約状況、背番号、今後の復帰の可能性まで、クラブ公式発表と試合記録をもとに整理します。
【2026年最新】トッテナムの日本人選手は誰?歴代2人の歩み

トッテナムの男子トップチームに加入した日本人選手は、歴史上2人です。
最初にロンドンの地を踏んだのは、2003年1月に清水エスパルスから期限付き移籍した元日本代表MFの戸田和幸でした。
その22年後となる2025年7月、川崎フロンターレからDF高井幸大が加入。日本人選手として2人目のスパーズ所属選手となりました。
この2人は同じ日本人選手でも、ポジションも加入時の年齢も異なります。戸田は2002年の日韓ワールドカップで活躍した経験豊富な守備的MF、高井は将来性を高く評価された若手センターバックです。
2026年現在、高井幸大はトッテナムにいない?ここは検索ユーザーが間違えやすいポイントです。
高井はトッテナムから完全移籍したわけではありません。現在は期限付き移籍でベルギーのシント=トロイデンVVに所属しています。
| 項目 | 2026年10月30日現在の情報 |
|---|---|
| 選手名 | 高井幸大 |
| 生年月日 | 2004年9月4日 |
| 年齢 | 22歳 |
| ポジション | DF・センターバック |
| 保有元 | トッテナム |
| 現在の所属先 | シント=トロイデンVV |
| 移籍形態 | 期限付き移籍 |
| レンタル期間 | 2026/27シーズン終了まで |
| 現在の背番号 | 4 |
| トッテナムとの契約 | 2030年まで |
トッテナムは2026年9月1日、高井のシント=トロイデンへの期限付き移籍を正式発表しました。契約期間は2026/27シーズン終了までです。
つまり、現在の所属クラブはシント=トロイデンですが、選手としての保有元はトッテナムのままです。
この違いを理解しておくと、高井の現在地と今後のキャリアを正しく把握できます。
【移籍理由を時系列で解説】高井幸大はなぜトッテナムからレンタルされた?
高井幸大の欧州挑戦は、2025年夏のトッテナム加入から始まりました。しかし、加入後は負傷による出遅れもあり、期待されたほどトップチームでの出場機会を得られませんでした。
その後、ドイツ、ベルギーと新しい環境を求めることになります。
2025年7月:川崎フロンターレからトッテナムへ完全移籍2025年7月8日、トッテナムは高井幸大の獲得を正式発表しました。
契約期間は2030年までの5年間。川崎フロンターレで成長した20歳のセンターバックに対し、クラブが長期的な期待を寄せていたことが分かります。
高井は川崎でトップチーム通算81試合に出場し、4得点を記録。2024年にはJリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞しました。
また、2024年のパリ五輪にも出場し、日本代表の世代別カテゴリーでも実績を残しています。
BBCスポーツは高井の特徴として、192cmの体格、身体能力、足元の技術、パス能力を紹介しました。Jリーグでのパス成功率も高く、若いセンターバックとして将来性を評価されていました。
2025年後半:負傷が加入後の計画に影響大きな期待を背負ってロンドンへ渡った高井ですが、加入後は負傷に苦しみました。
日本の報道では足底筋膜炎による離脱が伝えられています。トッテナムも2026年1月の移籍発表時に、負傷からコンディションを回復したところだったと説明しています。
プレミアリーグは、世界トップクラスのフィジカルと試合強度が求められるリーグです。
特にセンターバックは、対人守備だけでなく、ラインコントロール、ビルドアップ、周囲との連係など、多くの能力が必要になります。
高井にとっては、まず継続的に試合に出られるコンディションを取り戻すことが課題となりました。
2026年1月:ボルシアMGへ期限付き移籍2026年1月2日、トッテナムは高井がドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハへ期限付き移籍すると発表しました。
移籍期間は2025/26シーズン終了までです。
高井は2026年1月11日のアウクスブルク戦でブンデスリーガデビューを果たし、その後、公式発表で8試合に出場しました。
ドイツで実戦経験を積めたことは、プレミアリーグ復帰に向けた大切な一歩でした。
ただし、レンタル期間終了後もトッテナムのトップチームで定位置を確保できたわけではありません。
2026年9月:シント=トロイデンへの再レンタルが決定2026年夏にトッテナムへ戻った高井は、新シーズンのトップチーム入りを目指しました。
しかし、報道によれば、チーム内の競争や出場機会の問題もあり、再びレンタル移籍する方向となりました。
9月1日、シント=トロイデンが高井の加入を正式発表。契約は2026/27シーズン終了までです。
この移籍には、単純な出場機会の確保だけではない意味があります。
シント=トロイデンには、日本代表経験を持つ谷口彰悟が在籍しています。高井は川崎フロンターレと日本代表で谷口と一緒にプレーした経験があり、欧州で新しい環境に適応するうえでも心強い存在です。
高井本人も移籍発表時、クラブのサッカースタイルについて次のように説明しています。
STVVは、自分たちが目指すサッカーが明確なチームだと感じています。そうしたチームのスタイルは、自分のプレースタイルにも合っていると思います。
STVVの立石敬之CEOも、高井について両足を高いレベルで使えることや空中戦の強さを評価しています。複数クラブから関心が寄せられる中、トッテナムと協議したうえで獲得を決めたと説明しました。
今回のレンタルは、トッテナムとの関係を終わらせる移籍ではありません。実戦経験を積み、センターバックとしての完成度を高めるための段階と捉えるのが適切です。
【高井幸大の現在と評価】シント=トロイデンでの背番号・出場状況・実力
2026年10月、高井はベルギーのシント=トロイデンでプレーしています。
STVVの公式チームメンバー一覧では、ディフェンダーとして登録され、背番号は4番です。
背番号はトッテナム時代と異なる?現在の背番号は4番です。
トッテナムの選手登録と、レンタル先であるシント=トロイデンの選手登録は別のものです。高井の背番号を調べる際は、どのシーズンのどのクラブの番号なのかを区別する必要があります。
2026年10月30日時点で確認できるSTVVの公式チーム情報では、背番号4が高井に割り当てられています。
シント=トロイデンでの試合状況移籍後の高井は、徐々に試合での役割を増やしています。
2026年10月12日のベルギーリーグ第8節メヘレン戦では、移籍後初先発を記録しました。谷口彰悟とセンターバックのコンビを組み、4-3で敗れた試合ながら、先発として実戦経験を積みました。
続く10月19日のベルギーカップ、ロンメル戦でも先発出場。さらに10月23日のUEFAカンファレンスリーグ、FCミッティラン戦にも先発し、チームの0-1の勝利に貢献しました。
10月26日のクラブ・ブルージュ戦でも先発。チームは2-3で敗れましたが、試合終盤のコーナーキックで高井が競り合い、そのこぼれ球から谷口彰悟が得点しています。
STVVの公式試合レポートでも、高井のプレーが谷口のゴールにつながったことが紹介されました。
この試合は、高井が守備だけでなく、セットプレーでもチームに貢献できることを示す場面となりました。
高井幸大の評価と実力は?高井の魅力は、単に身長が高いセンターバックという点だけではありません。
主な特徴は次のとおりです。
- 高さと空中戦: 192cmの体格を生かし、クロス対応やセットプレーで強さを発揮できる。
- 両足の技術: 右足だけでなく左足も使えるため、ビルドアップの選択肢が広い。
- パス能力: 最終ラインから前線へボールを届ける配球力がある。
- 守備範囲: 身体能力を生かして広いスペースをカバーできる可能性がある。
- 成長余地: 22歳という年齢を考えれば、欧州の試合経験を通じてさらなる成長が期待できる。
特に注目したいのは、センターバックとしてのビルドアップ能力です。
現代サッカーでは、相手のプレスを受けながら正確にパスをつなぎ、攻撃の起点になるDFが重視されています。
高井は川崎時代から足元の技術とパス能力を評価されてきました。トッテナムが長期契約を結んだ背景にも、こうした能力と将来性があります。
一方、課題もあります。
負傷によって欧州でのスタートが遅れたこと、そして異なるリーグの戦術や試合速度に適応する必要があることです。メヘレン戦ではクロス対応からオウンゴールを記録する場面もありました。
将来性への評価と、現時点での完成度は分けて考える必要があります。
シント=トロイデンで継続して先発し、対人守備やビルドアップの精度を高められるかが、今後の評価を左右します。
【歴代比較】戸田和幸と高井幸大のトッテナムでの実績
トッテナムの日本人選手を比較する際、最も重要なのが戸田和幸の存在です。
戸田はクラブにおける最初の日本人選手であり、実際にプレミアリーグの試合にも出場しました。
一方、高井は将来を見据えた長期契約で獲得された選手ですが、2026年10月時点でプレミアリーグ公式戦への出場はありません。
戸田和幸はトッテナムで何試合に出場した?戸田和幸は2003年1月、清水エスパルスから期限付き移籍でトッテナムに加入しました。
2002年の日韓ワールドカップでは日本代表の守備的MFとして全4試合に先発。激しい守備と運動量で存在感を発揮し、その活躍を評価されて欧州移籍を実現しました。
トッテナムでのプレミアリーグデビューは、2003年4月18日のマンチェスター・シティ戦です。
プレミアリーグ公式記録によると、戸田の出場数は4試合、0得点、0アシスト。いずれの試合でもフル出場はありませんでした。
短い在籍期間でしたが、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドといった強豪との対戦も経験しています。
その後、戸田は2003年夏にトッテナムを離れ、2004年にはオランダのADOデン・ハーグへ移籍しました。
トッテナム日本人選手の歴代比較表| 比較項目 | 戸田和幸 | 高井幸大 |
|---|---|---|
| 加入時期 | 2003年1月 | 2025年7月 |
| 前所属クラブ | 清水エスパルス | 川崎フロンターレ |
| ポジション | MF | DF |
| 加入時の移籍形態 | 期限付き移籍 | 完全移籍 |
| トッテナムでの契約 | 2003年の短期在籍 | 2030年まで |
| プレミアリーグ出場 | 4試合 | 0試合 |
| 得点 | 0 | 0 |
| 2026年現在の状況 | 元選手 | STVVへ期限付き移籍 |
| 主な特徴 | 守備的MF・激しい守備 | 長身CB・ビルドアップ能力 |
※高井のプレミアリーグ出場数は2026年10月30日時点。戸田の出場数はプレミアリーグ公式記録に基づきます。
戸田和幸は日本人初のプレミアリーグ選手だった?ここにも間違えやすいポイントがあります。
戸田はトッテナムにおける日本人初の選手ですが、日本人として初めてプレミアリーグの試合に出場した選手ではありません。
その記録を持つのは稲本潤一です。
稲本は2002年8月17日、フラムの選手としてボルトン戦に出場しました。
つまり、次のように整理できます。
- 日本人初のプレミアリーグ出場選手:稲本潤一
- トッテナム初の日本人選手:戸田和幸
- トッテナム2人目の日本人選手:高井幸大
この3つの記録は混同しないようにしたいところです。
なお、プレミアリーグ公式の日本人選手特集でも、戸田は2003年のトッテナム加入選手として紹介されています。
【今後の展望】高井幸大はトッテナムに復帰できる?
高井の今後を考えるうえで重要なのは、トッテナムとの契約が2030年まで残っていることです。
2026年9月の移籍は完全移籍ではなく、2026/27シーズン終了までの期限付き移籍です。
そのため、シーズン終了後には保有元のトッテナムへ戻る可能性があります。
ただし、契約が残っていることと、復帰後にトップチームで出場できることは別問題です。
トッテナム復帰に向けて必要な3つの条件1. 継続的な試合出場
最も重要なのは、シント=トロイデンで安定して出場機会を得ることです。
センターバックは経験によって成長する部分が大きいポジションです。試合を通じて判断力やポジショニングを磨く必要があります。
2. フィジカル面の安定
過去の負傷による出遅れを繰り返さないことも重要です。
欧州のリーグでは試合間隔や移動、対人プレーによる負荷も大きくなります。シーズンを通じてプレーできる身体を作れるかがポイントです。
3. トッテナムの補強方針とチーム事情
復帰後にどのような役割を与えられるかは、トッテナムのセンターバック陣の構成や監督の戦術によって変わります。
クラブが高井を長期的な戦力として考えているのか、別のクラブへの移籍を検討するのかも、今後の判断材料になります。
現段階で復帰時期や次の移籍先が確定しているわけではありません。
ただ、22歳という年齢と2030年までの契約期間を考えると、シント=トロイデンでの成長はキャリアを左右する重要な期間になります。
【プロの結論】トッテナムと日本人選手の関係をどう見るべきか
トッテナムと日本人選手の関係は、戸田和幸から高井幸大へと受け継がれています。
戸田はワールドカップで評価を高め、2003年にプレミアリーグへ挑戦しました。出場は4試合にとどまりましたが、日本人選手がスパーズのユニフォームを着て公式戦に出場した歴史的な存在です。
対する高井は、Jリーグで実績を積み、若くして5年間の長期契約を結んだ選手です。2026年はボルシアMGとシント=トロイデンで欧州の実戦経験を重ねています。
この2人を比較すると、欧州挑戦の形が時代とともに変化していることが分かります。
かつては移籍先で直接ポジションを争うことが中心でしたが、現在は長期契約を結び、複数クラブへの期限付き移籍を通じて成長を促す方法も一般的になっています。
高井のケースで見るべき判断基準は、次の3点です。
- トッテナムとの契約が続いているか。
- レンタル先で出場時間と実績を積み重ねているか。
- 欧州のトップレベルで通用する守備力とビルドアップ能力を身につけているか。
単に「トッテナムに加入した」という事実だけで成功・失敗を判断するのは早計です。
高井がプレミアリーグのピッチに立つためには、まずベルギーで結果を残すことが大切です。
戸田が切り開いた日本人選手の歴史に、高井がどのような新しい実績を加えるのか。2026/27シーズンは、その答えを左右する重要なシーズンになりそうです。
【トッテナムの日本人選手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:トッテナムに所属した日本人選手は誰ですか?
A1:男子トップチームでは、2003年に加入した戸田和幸と、2025年に加入した高井幸大の2人です。戸田が最初の日本人選手で、高井が2人目にあたります。
Q2:高井幸大は2026年現在どこのクラブに所属していますか?
A2:ベルギー1部のシント=トロイデンVVです。2026年9月1日にトッテナムから期限付き移籍し、2026/27シーズン終了までプレーする契約となっています。
Q3:高井幸大の背番号はいくつですか?
A3:2026年10月現在、シント=トロイデンでの背番号は4番です。クラブの公式チームメンバー一覧にもDF4として登録されています。
Q4:高井幸大はボルシアMGで何試合に出場しましたか?
A4:トッテナムの公式発表によると、2026年1月からシーズン終了までの期限付き移籍期間中に8試合に出場しました。
Q5:戸田和幸はトッテナムで何試合に出場しましたか?
A5:プレミアリーグでは4試合に出場しています。2003年4月18日のマンチェスター・シティ戦でデビューし、得点とアシストは記録していません。
Q6:高井幸大はトッテナムに復帰する予定ですか?
A6:現在のレンタル契約は2026/27シーズン終了までです。トッテナムとの契約は2030年まで残っていますが、復帰後の起用や具体的な復帰日程は確定していません。
Q7:トッテナムが日本人選手を獲得したのはなぜですか?
A7:戸田は2002年ワールドカップでの活躍を背景に加入しました。高井は川崎フロンターレでの実績、若さ、身体能力、ビルドアップ能力など将来性を評価されて獲得されています。
まとめ:高井幸大の欧州挑戦とトッテナム日本人選手の未来
2026年10月30日現在、トッテナムに加入した日本人選手は戸田和幸と高井幸大の2人です。
戸田は2003年にクラブ初の日本人選手となり、プレミアリーグ4試合に出場しました。一方、高井は2025年に川崎フロンターレから加入し、2030年までの長期契約を結んでいます。
高井は負傷による出遅れを経験し、2026年1月にはボルシアMG、9月にはシント=トロイデンへ期限付き移籍しました。現在は背番号4を着け、ベルギーリーグや欧州大会で実戦経験を積んでいます。
今後の最大の注目点は、高井がシント=トロイデンでどこまで成長し、トッテナムのトップチームでプレーする機会をつかめるかです。
戸田から高井へと続くスパーズと日本人選手の歴史。その次のページを開く存在になれるか、2026/27シーズンの高井幸大に注目が集まります。