則本昂大を語るうえで欠かせないのが、2017年に達成した8試合連続2桁奪三振です。
これは日本プロ野球の連続試合2桁奪三振における新記録で、NPB公式の達成記録にも掲載されています。2017年4月19日の西武戦から6月8日のDeNA戦まで、8試合連続で10個以上の三振を奪いました。
8試合連続2桁奪三振の全記録当時の登板内容を振り返ると、次のようになります。
2017年・8試合連続奪三振記録90奪三振

8試合合計・1試合平均11.25奪三振
{#each [{d:"4月19日",t:"西武",k:10},{d:"4月26日",t:"ロッテ",k:10},{d:"5月3日",t:"オリックス",k:12},{d:"5月10日",t:"ロッテ",k:12},{d:"5月17日",t:"日本ハム",k:12},{d:"5月25日",t:"オリックス",k:10},{d:"6月1日",t:"巨人",k:12},{d:"6月8日",t:"DeNA",k:12}] as game,i}
{i+1}
{game.d}
{game.t}戦
{game.k}奪三振
{/each}
連続達成期間
4月19日~6月8日
期間中の勝敗
7勝0敗・1試合勝敗なし
この記録が注目された理由は、それまで日本プロ野球で最長だった記録を更新したからです。
1991年に近鉄の野茂英雄が達成した6試合連続2桁奪三振は、長く日本球界の基準となっていました。
則本は2017年6月1日の巨人戦で12奪三振を記録し、7試合連続に更新。さらに6月8日のDeNA戦でも12奪三振を奪い、8試合連続という前人未到の記録を打ち立てました。
しかも、8試合目は9回を投げ切る完投勝利でした。単に三振の数が多かっただけでなく、長いイニングを投げながら打者を圧倒した点も印象的です。
この記録は、NPBの歴史的な投手記録として現在も残っています。
記録はいつ途切れた?2017年6月15日のヤクルト戦で、則本は7回8奪三振、6失点で降板しました。
これによって連続2桁奪三振は8試合でストップ。日刊スポーツも当日の試合結果と記録の終了を報じています。
記録が途切れたとはいえ、8試合連続という達成内容が変わるわけではありません。
【プロフィール・経歴】則本昂大はどんな投手なのか
則本昂大(のりもと・たかひろ)
プロ野球選手・投手
- 生年月日:1990年12月17日
- 出身地:滋賀県
- 身長・体重:178cm・89kg
- 投打:右投左打
- 所属:読売ジャイアンツ
- 背番号:43
- ドラフト:2012年2位
則本は滋賀県の八幡商業高校で野球に取り組み、その後、三重中京大学に進学しました。
高校時代は2年生から主戦投手を務め、大学では1年秋からリーグ戦に出場。2012年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、プロ入りしています。
NPB公式プロフィールにも、経歴は「滋賀・八幡商-三重中京大」と掲載されています。
2013年の新人王獲得がプロ野球人生の出発点プロ1年目の2013年、則本は開幕投手を任されました。
27試合に登板して15勝8敗、防御率3.34。170投球回、134奪三振という堂々たる数字を残しています。
この活躍によってパ・リーグの最優秀新人に選出されました。
当時の楽天には田中将大をはじめとする実力派投手が在籍しており、チームが初の日本一を達成したシーズンに、則本も重要な役割を果たしました。
楽天から巨人へ移籍した経緯則本は長年、東北楽天ゴールデンイーグルスの中心投手として活躍しました。
2024年にはクローザーに転向して32セーブを挙げ、最多セーブ投手のタイトルも獲得。2025年も56試合に登板するなど、救援陣の一角を担いました。
その後、FA移籍によって2026年から読売ジャイアンツに所属しています。
楽天時代に築いた先発・救援双方の経験を、新しい球団でどう生かすかが移籍後の注目点です。
【プロの結論】則本昂大の本当の評価は奪三振数だけでは決まらない
則本昂大の成績を正しく理解するには、単純に勝利数や防御率を比較するだけでは不十分です。
特に重要なのは、次の3つの評価軸です。
1.先発時代は投球回と奪三振数を重視する
2014~2018年の成績を見ると、毎年180投球回前後を投げながら、200個前後の奪三振を記録していました。
2017年の222奪三振は、その象徴です。
先発投手としての価値は、三振を奪う能力だけでなく、試合を長く任せられるスタミナや安定感にもあります。
2.救援時代はセーブ・ホールドと防御率を重視する
2024年の32セーブ、2025年の16セーブは、先発時代とは違う役割で残した実績です。
抑え投手の場合、登板数だけでなく、リードを守った回数や失点の少なさが重要になります。
3.巨人時代は起用法と投球内容をセットで見る
2026年は防御率4.72という数字が残りました。
一方、61投球回で43奪三振という実績もあります。
WHIPは1.51、奪三振率は6.34。これらの指標も含めて考えると、走者をどれだけ出しているか、打者をどの程度三振に取れているかを別々に確認できます。
則本のキャリアで見逃せないのは、役割が変わっても長く一軍で投げ続けてきたことです。
2013年の新人王、2017年の歴史的な奪三振記録、2024年の最多セーブ、そして2026年の巨人での挑戦。それぞれの時期を分けて見ることで、通算成績の数字に込められた意味が理解しやすくなります。
【則本昂大の成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本昂大の2026年の成績は?
2026年シーズン終了時点で18試合に登板し、3勝4敗、防御率4.72、61投球回、43奪三振です。所属球団は読売ジャイアンツです。
Q2:則本昂大の通算成績は何勝何敗?
NPB公式記録では、通算123勝103敗です。通算391試合に登板し、48セーブ、15ホールド、1,899投球回、1,847奪三振、防御率3.17を記録しています。
Q3:則本昂大の8試合連続2桁奪三振はいつ達成した?
2017年4月19日の西武戦から6月8日のDeNA戦まで達成しました。8試合で合計90奪三振を記録したNPBの歴史的な記録です。
Q4:則本昂大は楽天時代に何回最多奪三振を獲得した?
2014年から2018年まで5年連続でパ・リーグの最多奪三振タイトルを獲得しています。
Q5:則本昂大は現在どこの球団に所属している?
2026年シーズンの所属球団は読売ジャイアンツです。NPB公式プロフィールでも巨人所属の投手として登録されています。
まとめ:則本昂大の成績は楽天時代と巨人時代を分けて見るのがポイント
則本昂大は、楽天時代に123勝を積み上げるキャリアの基盤を築き、2017年には8試合連続2桁奪三振というNPB記録を達成しました。
その後はクローザーとして32セーブを記録するなど、先発とは異なる役割でも実績を残しています。
2026年の巨人での成績は、18試合、3勝4敗、防御率4.72、43奪三振。通算では123勝103敗、1,847奪三振、防御率3.17となりました。
今後、則本の実績を調べる際には、次のポイントを押さえると全体像を把握しやすくなります。
- 年度別成績: 2013~2018年の先発全盛期と2024年以降の救援・移籍後を区別する。
- 通算成績: 123勝、1,847奪三振、防御率3.17を基本指標にする。
- 2026年成績: 巨人での18試合、61投球回、防御率4.72を基準にする。
- 歴史的記録: 2017年の8試合連続2桁奪三振を忘れずに確認する。
則本昂大の評価は、単なる勝敗や防御率だけでは語り切れません。先発としての圧倒的な奪三振能力、抑えとしての実績、そして巨人で新たな役割に挑戦した2026年。これらを一続きのキャリアとして見ることが、投手・則本昂大を理解するうえで最も重要です。