2026年大会の正式名称は「明治神宮外苑創建百年記念 第五十七回明治神宮野球大会」です。主催は明治神宮と公益財団法人日本学生野球協会。高校の部には全国10地区の代表校10校が出場します。
開催概要は次のとおりです。
- 大会名:第57回明治神宮野球大会
- 高校の部の開催期間:2026年11月19日(木)~24日(火)
- 会場:明治神宮野球場(東京都新宿区)
- 高校の部の参加校:10校
- 組み合わせ抽選日:2026年10月17日(土)
- 開会式:11月18日(水)
- 予備日:11月25日(水)・26日(木)
高校の部と大学の部が同じ期間に開催されることも大会の特徴です。大学の部は11校、高校の部は10校が参加します。高校の部では、各地区の秋季大会を勝ち抜いた代表校が、秋の全国王者を目指して戦います。
高校の部は全国10地区から1校ずつ選出出場校を決める基本ルールは、秋季地区大会の優勝です。都道府県大会で優勝しただけでは出場資格は得られず、その先にある地区大会を制する必要があります。
出場枠は北海道、東北、関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の10地区に各1枠です。
特に間違えやすいのが関東と東京の扱いです。東京は関東地区とは別の独立した代表枠を持っています。そのため、関東大会の優勝校と東京都大会の優勝校が、それぞれ明治神宮大会に出場します。
全国10地区の優勝校が集まるため、各校にとっては秋季大会の集大成であり、翌春の選抜を見据えた重要な全国舞台でもあります。
【出場校一覧】2026年は8校決定!残る東京・近畿代表はどこ?

2026年11月2日時点で、明治神宮大会の高校の部は10校中8校の出場が決定しています。
最後に決まるのは東京地区と近畿地区です。九州地区では11月2日に鹿児島城西が優勝し、8校目の代表となりました。
| 地区 | 代表校・決定状況 | 出場歴 | 初戦・対戦予定 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 北海高校 | 3年ぶり5回目 | 11月19日・創志学園戦 |
| 東北 | 仙台育英学園高校 | 4年ぶり9回目 | 11月19日・鹿児島城西戦 |
| 関東 | 横浜高校 | 2年ぶり5回目 | 11月21日・仙台育英/鹿児島城西の勝者 |
| 東京 | 未決定(二松学舎大付・岩倉) | 11月5日決定予定 | 11月20日・明徳義塾戦 |
| 北信越 | 帝京長岡高校 | 2年連続2回目 | 11月20日・常葉大菊川戦 |
| 東海 | 常葉大学附属菊川高校 | 19年ぶり3回目 | 11月20日・帝京長岡戦 |
| 近畿 | 未決定(明石商・京都国際) | 11月3日決定予定 | 11月21日・創志学園/北海の勝者 |
| 中国 | 創志学園高校 | 11年ぶり2回目 | 11月19日・北海戦 |
| 四国 | 明徳義塾高校 | 2年ぶり10回目 | 11月20日・東京代表戦 |
| 九州 | 鹿児島城西高校 | 初出場 | 11月19日・仙台育英戦 |
11月2日の秋季九州大会決勝で鹿児島城西が初優勝を飾り、明治神宮大会への初出場を決めました。
鹿児島城西を率いるのは道端俊輔監督です。高校時代には智弁和歌山の捕手として5季連続の甲子園出場を経験した指導者で、今回の神宮大会では初出場チームを率いて全国の強豪に挑みます。
初戦の相手は東北代表の仙台育英。11月19日の開幕日に対戦するカードであり、鹿児島城西にとっては初出場直後から全国屈指の実績を持つチームとの勝負になります。
近畿代表は明石商か京都国際か近畿大会は11月1日に準決勝が行われ、明石商と京都国際が決勝進出を決めました。
明石商は智弁学園を5対4で下し、京都国際は報徳学園に4対0で勝利。決勝は11月3日(火・祝)12時開始予定です。
兵庫県勢の明石商と京都府勢の京都国際。どちらが近畿代表になるかによって、神宮大会の対戦相手だけでなく、翌春のセンバツを巡る地区内の勢力図にも影響が及びます。
東京代表は二松学舎大付と岩倉の決勝で決定東京都大会では11月1日に準決勝が行われ、二松学舎大付と岩倉が決勝へ進出しました。
二松学舎大付は東海大菅生に延長10回タイブレークの末、2対1で逆転サヨナラ勝ち。岩倉は日大二を3対1で破りました。岩倉にとっては38年ぶりの秋季東京都大会決勝進出です。
決勝は11月5日(木)に予定されています。勝者が東京代表として神宮大会に出場し、四国代表の明徳義塾と11月20日に対戦します。
つまり、11月3日の近畿決勝、11月5日の東京決勝が、2026年大会の全出場校を確定させる最後の2試合です。
【組み合わせ・トーナメント表】注目の初戦カードと勝ち上がり
2026年大会の組み合わせ抽選は10月17日に実施されました。明治神宮野球場が公表した11月1日時点の公式トーナメント表では、未決定だった東京・近畿・九州の代表枠も組み込まれています。
10校によるトーナメントは、初戦2試合と準々決勝4試合、準決勝2試合、決勝1試合の計9試合で優勝校を決める構成です。
11月19日の1回戦第1試合・8時30分:仙台育英-鹿児島城西
東北の強豪・仙台育英と、初出場の鹿児島城西が開幕日に激突します。鹿児島城西は初めての神宮という舞台で、東北地区の代表校を相手にどこまで戦えるかが焦点です。
第2試合・11時00分:創志学園-北海
中国代表の創志学園と北海道代表の北海が対戦します。創志学園は11年ぶり2回目、北海は3年ぶり5回目の出場。どちらも地区を制した勢いを全国の舞台につなげたいところです。
11月20日の準々決勝第1試合・8時30分:東京代表-明徳義塾
東京代表は二松学舎大付または岩倉。四国代表の明徳義塾は今回で10回目の出場となり、経験値の高さも見どころです。
第2試合・11時00分:帝京長岡-常葉大菊川
北信越代表と東海代表の対決です。帝京長岡は2年連続出場、常葉大菊川は19年ぶりの出場。地区大会で積み上げた戦い方が、全国大会でも通用するか注目されます。
11月21日の準々決勝第1試合・8時30分:横浜-仙台育英/鹿児島城西の勝者
2024年の第55回大会を制した横浜が登場します。対戦相手は仙台育英と鹿児島城西の勝者です。横浜が持つ全国大会での経験と、東北・九州の代表がどのような試合を見せるかが注目されます。
第2試合・11時00分:創志学園/北海の勝者-近畿代表
近畿代表は明石商または京都国際。初戦を突破した中国・北海道の代表と準々決勝で対戦します。
準決勝・決勝の予定- 11月22日(日)10時00分:準決勝第1試合
- 11月22日(日)12時30分:準決勝第2試合
- 11月24日(火)10時00分:決勝
11月23日(月・祝)は高校の部の試合予定がありません。大学の部の試合が組まれているため、観戦計画を立てる際は注意が必要です。
なお、組み合わせ表で重要なのは、単に初戦の相手を確認することだけではありません。横浜と仙台育英、近畿代表と中国・北海道代表の勝ち上がりなど、準決勝までの対戦経路を確認すると、大会全体の構図をつかみやすくなります。
【試合日程・結果速報】2026年の高校野球はいつから始まる?
高校の部の試合は11月19日から始まります。大会前日の11月18日には明治神宮会館で開会式が行われる予定です。
各日の高校の部の開始予定時刻を整理すると、次のようになります。
- 11月19日(木):8時30分、11時00分
- 11月20日(金):8時30分、11時00分
- 11月21日(土):8時30分、11時00分
- 11月22日(日):10時00分、12時30分
- 11月23日(月・祝):高校の部の試合なし
- 11月24日(火):10時00分・決勝
11月19日から21日までは午前8時30分に第1試合が始まるため、平日の観戦では早朝の移動も考慮しておきたいところです。
結果速報はどこを確認すればいい?11月2日時点では本大会の試合はまだ始まっていません。そのため、神宮大会の優勝校や準優勝校、試合ごとの勝敗は未確定です。
大会開始後の試合結果を確認する際は、日本学生野球協会の公式大会ページを基本に、試合日程・結果と高校野球専門メディアの速報を照合する方法が確実です。
また、秋季地区大会の結果と神宮大会の結果は別物です。秋季地区大会での優勝スコアが神宮大会の試合結果として掲載されているわけではありません。速報を確認するときは、大会名と試合日を合わせて見ることが大切です。
雨天の場合は日程が順延されます。公式開催要項では11月25日・26日が予備日として設定されています。決勝の日程やチケットの有効条件も、天候によって変更される可能性があります。
【神宮大会枠の仕組み】2027年センバツの出場校はどう変わる?
明治神宮大会の高校の部が注目される理由は、秋の日本一を決める大会であると同時に、翌春の選抜高等学校野球大会にも関係しているからです。
その仕組みが「神宮大会枠」です。
優勝地区にセンバツの追加1枠が与えられる高校の部で優勝した学校が所属する地区には、翌春のセンバツで出場枠が1校分追加されます。
例えば、2026年の神宮大会で横浜など関東地区の代表校が優勝した場合、関東・東京地区のセンバツ選考に追加枠が与えられるわけではなく、優勝校の所属する関東地区側の選出枠が増える仕組みです。
東北代表が優勝すれば東北地区、近畿代表が優勝すれば近畿地区というように、優勝校の所属地区が対象になります。
2027年の第99回センバツは32校が出場2027年春の第99回選抜高等学校野球大会は、3月19日(金)に開幕する予定です。出場校は合計32校で、内訳は一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校となっています。
一般選考29校の地区別基本枠は以下のとおりです。
- 北海道:1校
- 東北:3校
- 関東・東京:6校
- 北信越:2校
- 東海:3校
- 近畿:6校
- 中国:2校
- 四国:2校
- 九州:4校
神宮大会枠は、この一般選考枠とは別に1校分が追加されます。優勝地区では、通常の地区別枠に加えて、もう1校が選考対象になるということです。
神宮大会で優勝すれば春の甲子園も確定する?ここは誤解されやすいポイントです。
神宮大会で優勝した学校が、春のセンバツに自動的に出場できるという制度ではありません。神宮大会枠が追加されるのは、優勝校が所属する地区です。
優勝校は秋季地区大会の優勝校として、もともとセンバツの有力候補に位置します。追加された1枠は、その地区の秋季大会で上位の成績を残した別の学校が選ばれる可能性を広げます。
つまり、神宮大会は優勝した10校だけでなく、同じ地区で秋季大会を戦った学校にも影響する大会です。地区代表の優勝争いを追うことが、センバツの勢力図を読むうえでも重要になります。
第99回センバツの選考委員会は2027年1月29日、組み合わせ抽選会は3月5日に予定されています。11月の神宮大会が終わっても、選抜出場校が正式決定するまでは各地区の選考に注目が集まります。
【歴代優勝校】明治神宮大会の高校野球を振り返る
明治神宮野球大会は1970年に第1回大会が開催されました。高校の部では、全国各地区の代表校が秋の日本一を争ってきました。
直近の優勝校を見ると、地域ごとの勢力が入れ替わりながら、全国的な強豪校が結果を残していることが分かります。
- 2025年・第56回:九州国際大付(九州地区)
- 2024年・第55回:横浜(関東地区)
- 2023年・第54回:星稜(北信越地区)
- 2022年・第53回:大阪桐蔭(近畿地区)
- 2021年・第52回:大阪桐蔭(近畿地区)
- 2020年・第51回:新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止
- 2019年・第50回:中京大中京(東海地区)
2025年の第56回大会では九州国際大付が優勝し、近畿代表の神戸国際大付が準優勝しました。2024年は横浜が広島商を4対3で下して優勝しています。
今回出場する横浜は、2024年の優勝校でもあります。過去の優勝経験を持つチームが再び神宮の舞台に立つことは、大会の見どころの一つです。
過去の優勝校から見える大会の特徴大阪桐蔭の連覇や、星稜、横浜、九州国際大付の優勝歴を見ると、明治神宮大会では各地区の代表校が全国大会で実力を発揮していることが分かります。
一方で、過去の優勝校だけを基準に今大会の勝敗を予測するのは適切ではありません。高校野球は新チームに切り替わったばかりの秋の大会であり、春・夏の甲子園とは選手構成もチームの成熟度も異なります。
特に2026年は、鹿児島城西のような初出場校、帝京長岡のように連続出場する学校、明徳義塾のように出場経験が豊富な学校が同じトーナメントに入っています。経験値と秋の勢いのどちらが勝負を左右するのかも、見逃せないポイントです。
【チケット・観戦ガイド】明治神宮野球場で試合を見る方法
2026年大会は明治神宮野球場で開催されます。大会公式のチケット案内では、前売り一般券の販売が10月21日(水)10時から始まっています。
チケット料金- 一般券:2,000円
- 学生券:800円(中学生以上・学生証提示)
- ファミリーシート:2名席5,000円、4名席10,000円、5名席12,500円など
- ペアシート:2名席5,000円
- 障がい者割引:800円(窓口で手帳提示)
前売り券は一般券のみで、1枚につき大会期間中の1日1回有効です。販売窓口はチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどです。
当日券については一般券2,000円、学生券800円などが案内されています。ただし、前売り券が完売した場合は当日券が販売されないことがあります。
ファミリーシートやペアシートは当日販売のみで、土日祝日と決勝戦を対象とした販売条件があります。座席の種類によって販売方法が異なるため、事前に球場の公式案内を確認しておきましょう。
観戦時に押さえたい3つのポイント1. 11月19日から21日は朝8時30分開始
大会序盤の3日間は午前8時30分から第1試合が始まります。開門時刻や当日の入場案内を確認し、余裕を持って球場に向かうことをおすすめします。
2. 11月23日は高校の部の試合がない
11月23日は大学の部の試合日です。高校野球だけを目的に訪れる場合は、11月19~22日または24日を選ぶとよいでしょう。
3. 雨天順延の可能性を考慮する
大会は雨天順延で、予備日は11月25日と26日です。遠方から観戦する場合は、試合日の変更に備えて交通機関や宿泊の予定にも余裕を持たせておくと安心です。
【明治神宮大会高校の部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の明治神宮大会高校の部はいつ開催されますか?
A1:2026年11月19日(木)から24日(火)までの6日間です。会場は明治神宮野球場で、雨天順延の場合は11月25日・26日が予備日となります。
Q2:2026年の明治神宮大会高校の部の出場校は何校ですか?
A2:全国10地区から各1校、合計10校です。11月2日時点では北海、仙台育英、横浜、帝京長岡、常葉大菊川、創志学園、明徳義塾、鹿児島城西の8校が決定しています。東京と近畿の代表はそれぞれ11月5日、11月3日に決まる予定です。
Q3:明治神宮大会で優勝すると2027年のセンバツに出場できますか?
A3:優勝校の所属地区には、翌春のセンバツで神宮大会枠が1校追加されます。ただし、優勝校に春の甲子園出場が自動的に与えられる制度ではありません。追加枠は優勝地区の選考に適用されます。
Q4:明治神宮大会のトーナメント表はいつ決まりましたか?
A4:2026年10月17日に組み合わせ抽選が行われました。未決定だった代表校については、東京・近畿の地区大会決勝の勝者が入る形で対戦カードが設定されています。
Q5:明治神宮大会のチケットはいくらですか?
A5:一般券は2,000円、学生券は800円です。一般券は前売り販売があり、当日券も案内されていますが、前売り完売時には当日券が販売されない場合があります。
まとめ:2026年は8校決定、残る2代表と神宮枠に注目
2026年の明治神宮野球大会・高校の部は、11月19日に開幕します。全国10地区の代表が秋の日本一を争う第57回大会では、11月2日時点で8校が出場を決め、残る東京と近畿の代表も決勝を残すのみとなりました。
今大会の注目要点は、仙台育英と鹿児島城西の開幕戦、横浜の再びの全国制覇への挑戦、そして初出場校や久々の出場校がどこまで勝ち上がるかという点です。
加えて、優勝地区に追加される2027年センバツの神宮大会枠も見逃せません。神宮大会の結果は、優勝校だけでなく同じ地区のセンバツ候補校にも関係します。
大会を追う際は、①東京・近畿の代表決定、②11月19日からの初戦、③11月22日の準決勝、④11月24日の決勝、⑤翌春の神宮大会枠の行方、という順番で確認すると全体像を把握しやすくなります。
秋の地区大会を勝ち抜いた10校が集う神宮の舞台。2026年の秋を締めくくる全国大会で、どの地区が頂点に立ち、2027年春のセンバツに新たな出場枠をもたらすのか。最後まで目が離せません。