再戦の可能性を考えるうえで重要なのが、RIZINの榊原信行CEOによる一連の発言だ。
2025年3月の中止発表時点では、平本の回復を待つ必要があり、再戦は白紙となった。しかし、榊原CEOはその後もカードの実現に前向きな姿勢を示している。
2026年1月23日:再戦を実現させたい意向を表明2026年1月23日、スポニチが報じたRIZIN公式YouTube番組「RIZIN CONFESSIONS」において、榊原CEOは平本と朝倉の再戦に言及した。
両者とも再戦を望んでいることを踏まえ、ファンが納得できるタイミングで必ず実現させたいという考えを示した。
この発言は、2025年の中止によって再戦構想そのものが消滅したわけではないことを示すものだった。
2026年4月18日:9月開催を急がない姿勢4月18日のRIZIN会見では、朝倉が平本との再戦を希望する趣旨の発言をした。
平本も再戦を受ける姿勢を示したが、榊原CEOは慎重だった。
その理由として挙げたのが、平本の長期欠場と復帰後のコンディションである。2026年9月に再戦する場合、平本にとって約2年2カ月ぶりのMMA復帰戦となる見込みだった。
榊原CEOは、興行上の盛り上がりだけでなく、両者がベストコンディションで試合を迎えられる時期を重視する考えを説明した。
2026年9月11日:大みそか再戦の可能性に言及大きな動きがあったのは、2026年9月10日の超RIZIN.5終了後だった。
朝倉と平本がそれぞれ別の対戦相手に勝利したことで、再戦への期待が再び高まった。
榊原CEOは9月11日の大会総括で、大みそかの朝倉対平本について可能性を排除しなかった。
未来VS蓮という可能性も、大みそかにしっかり可能性としてはある中で、両選手と話し合って決めたいと思います。
日刊スポーツが報じた発言内容からは、再戦構想が継続していることが分かる。ただし、正式決定ではなく、両選手の負傷状況や準備期間、大会のカード編成を踏まえて判断する段階だった。
2026年9月10日の試合後、朝倉未来が語ったこと再戦の実現を考えるうえでは、朝倉本人の発言も重要だ。
朝倉は青木真也との試合後、RIZIN公式インタビューで、平本との再戦について「いつか必ずやらないといけない」という趣旨の考えを示した。
一方で、現時点で特別に平本との試合にこだわっているわけではないとも説明。大みそかについては休養を考えており、右手を試合前から負傷していたことにも触れた。
つまり、再戦を完全に拒否しているわけではないものの、直ちに対戦したいという状況でもなかった。
2026年11月2日時点の新展開:11月3日の名古屋会見2026年10月30日、榊原CEOは大みそか大会に関する11月3日の名古屋緊急記者会見に、朝倉未来と秋元強真らが参加することを自身のSNSで告知した。
RIZIN公式サイトによると、会見は2026年11月3日17時から名古屋市内で開催され、大みそか大会の対戦カードが発表される予定となっている。
ここで注目されるのが、2026年12月31日の大みそか大会である。
9月の大会後、榊原CEOは朝倉対平本の可能性を残していた。しかし、朝倉は右手の負傷を示唆し、年末の出場を見送る考えも口にしている。
したがって、11月3日の会見で朝倉の出場や対戦相手について新たな発表がある可能性はあるものの、平本との再戦が決まったと判断できる段階ではない。
【2026年最新戦績】平本蓮と朝倉未来は現在どうなっている?

2026年の両者を比較するには、2024年の直接対決だけでなく、その後の試合結果を確認する必要がある。
特に注目したいのは、平本が約2年間のMMA離脱から復帰したことと、朝倉が2025年の敗戦を経て2026年に再びKO勝利を挙げたことだ。
平本蓮:2026年9月にダウトベックを判定で撃破平本は2026年5月10日のRIZIN.53で、皇治とスタンディングバウト特別ルールによる3分3ラウンドの試合を行った。
この試合は勝敗なし。通常のMMAの公式勝敗に加算される試合ではない。
その後、9月10日の超RIZIN.5でカルシャガ・ダウトベックと66kg契約のMMAで対戦した。
結果は3ラウンド判定2対1で平本の勝利。長期欠場からのMMA復帰戦を勝利で飾った。RIZIN公式試合レポートでは、左ストレートを中心とした打撃に加え、相手のタックルへの対応も詳しく記録されている。
この勝利の意味は大きい。2024年の朝倉戦で見せた打撃能力だけでなく、復帰後の実戦で3ラウンドを戦い抜いたことが、今後の対戦カードを考えるうえで重要な材料になった。
朝倉未来:2026年9月に青木真也を1R TKO朝倉は2025年5月のRIZIN男祭りで鈴木千裕に勝利し、同年7月にはクレベル・コイケにも判定2対1で勝利した。
しかし、2025年12月31日のフェザー級タイトルマッチでは、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフに1ラウンド2分54秒TKO負けを喫した。
その後、2026年9月10日の超RIZIN.5で青木真也と対戦。
71kg契約のMMAルールで、朝倉は青木の組み技や寝技の攻防に対応し、最後はグラウンドパンチによるレフェリーストップで勝利した。
朝倉未来 vs. 青木真也:1R 2分39秒 TKO
RIZIN公式の試合結果でも朝倉の勝利が記録されている。
両者の2026年現在を比較| 比較項目 | 平本蓮 | 朝倉未来 |
|---|---|---|
| 2024年の直接対決 | 1R TKO勝利 | 1R TKO負け |
| 2025年5月 | 負傷で再戦欠場 | 鈴木千裕にTKO勝利 |
| 2025年7月 | 試合なし | クレベルに判定勝利 |
| 2025年12月 | 試合なし | シェイドゥラエフにTKO負け |
| 2026年5月 | 皇治戦は勝敗なし | 試合なし |
| 2026年9月 | ダウトベックに判定勝利 | 青木真也にTKO勝利 |
| フェザー級ポイント順位 | 7位 | 3位 |
順位は公開されているRIZINフェザー級ポイントランキングの掲載値。タイトル獲得歴やプロMMA通算戦績とは異なる指標。
RIZINフェザー級の最新動向と両者の立ち位置2026年11月時点の公開ポイントランキングでは、フェザー級王者はラジャブアリ・シェイドゥラエフ。秋元強真が2位、朝倉未来が3位、平本蓮が7位となっている。
両者とも2026年9月の大会で勝利したが、ランキング上の位置には差がある。
この違いは、再戦を組む際の興行的な判断にも関わる。朝倉は上位ランカーとしてタイトル戦線を意識できる位置におり、平本も復帰後の勝利を足掛かりに上位進出を狙える状況だ。
ただし、ポイント順位だけで対戦の優先順位や実現時期が決まるわけではない。大会の構成、選手の希望、負傷の回復状況も考慮される。
【プロの結論】平本蓮と朝倉未来の再戦を左右する3つの条件
2026年11月2日時点で、再戦をめぐる状況を整理すると、実現に向けた動きは続いているものの、具体的な対戦日程は確定していない。
格闘技の試合編成という観点では、次の3点が判断材料になる。
1. 朝倉未来の右手の回復2026年9月10日の青木真也戦後、朝倉は右手を痛めた可能性に言及している。
大みそかまでの期間は限られている。再戦を実施するなら、パンチを主体とする朝倉にとって、手の状態と練習量を確保できるかが重要になる。
2025年に平本の負傷で再戦が中止された経緯を考えても、選手の健康状態を無視した日程設定は現実的ではない。
2. 平本蓮のMMA復帰後のコンディション平本は2026年9月にダウトベックを破った。
しかし、約2年間のMMA離脱を経た復帰戦である。勝利したという結果だけでなく、連戦に対応できる状態なのか、継続的にトレーニングできるのかも判断材料となる。
2025年の肩の手術を経て復帰しただけに、再び大きな負傷を抱えることなく試合準備を進められるかが重要だ。
3. RIZIN側の大会編成と対戦カードの優先順位朝倉と平本は、どちらも高い注目度を持つ選手だ。
2026年9月の大会後、榊原CEOは再戦の可能性を残している。一方で、同大会ではフェザー級の王者シェイドゥラエフに秋元強真が対戦を希望するなど、タイトル戦線にも大きな動きがあった。
RIZINとしては、人気カードの実現だけでなく、フェザー級全体の競争やタイトル戦の構成も考える必要がある。
そのため、再戦のタイミングは単純に両者の希望だけで決まるものではない。
再戦の可能性を見極める判断基準- 正式な対戦発表があるか: 榊原CEOの発言と正式なカード発表は区別する。
- 両選手の出場意思が一致しているか: 朝倉と平本それぞれの最新コメントを確認する。
- 負傷からの回復状況はどうか: 試合出場の意思だけでなく、実際に練習・準備ができる状態かを見る。
- 大会日程が確定しているか: 大みそか大会の発表カードと再戦の有無を確認する。
現段階では、再戦の実現を期待できる発言はあるが、具体的な日付や対戦決定を裏付ける公式発表は別途必要になる。
【平本蓮と朝倉未来の試合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平本蓮と朝倉未来の試合はどちらが勝ちましたか?
A1:2024年7月28日の超RIZIN.3で平本蓮が勝利しました。1ラウンド2分18秒、グラウンドパンチによるTKO決着です。
Q2:2025年5月4日の東京ドームで再戦しなかった理由は何ですか?
A2:平本蓮が右肩の外傷性肩関節不安定症を負い、手術を受けたためです。全治6カ月と診断され、2025年3月3日にRIZINが再戦中止を発表しました。大会はRIZIN男祭りとして開催され、朝倉は鈴木千裕と対戦しました。
Q3:平本蓮と朝倉未来の再戦は2026年に実現しますか?
A3:2026年11月2日時点では正式決定していません。榊原CEOは9月の大会後、大みそか再戦の可能性を否定しませんでした。11月3日には大みそか大会の緊急記者会見が予定され、朝倉未来の参加も事前に告知されています。
まとめ:平本蓮と朝倉未来の再戦は2026年の最大注目カードの一つ
平本蓮と朝倉未来の直接対決は、2024年7月28日の超RIZIN.3で平本が1R2分18秒TKO勝利を収めた一戦が最初の決着となった。
2025年5月4日に東京ドームで予定されていた再戦は、平本の右肩の負傷と手術によって中止。その後、朝倉は鈴木千裕やクレベル・コイケとの試合を経て、平本も2026年に競技復帰を果たした。
そして2026年9月10日、平本はダウトベックに判定勝利、朝倉は青木真也に1R TKO勝利。両者が別々の相手に勝ったことで、再戦をめぐる話題は再び大きくなっている。
榊原CEOも大みそかでの対戦の可能性に触れているが、朝倉の右手の負傷や両者のコンディションが課題として残る。
2026年11月2日時点で注目すべきなのは、11月3日のRIZIN名古屋緊急記者会見だ。 朝倉未来も参加予定となっており、大みそか大会のカード発表に関心が集まっている。
初戦の勝者は平本蓮。しかし、再戦で同じ結果になるかどうかは誰にも分からない。次の直接対決が実現するなら、2024年の決着を踏まえた両者の進化と、再び同じリングで向き合うまでの過程そのものが、大きな見どころになる。