2026年のバレーボールネーションズリーグ(VNL)女子大会は、7月26日に中国・マカオで決勝戦を終え、トルコ女子代表がブラジルを3-1で破って優勝を飾った。準優勝はブラジル、3位はイタリア。日本女子代表は準々決勝でブラジルに1-3で敗れ、最終順位は7位となった。
大会最大の注目選手となったのは、トルコのメリッサ・バルガスだ。決勝で両チーム最多の33得点を記録し、大会MVPにも選出された。日本代表の予選ラウンドから決勝大会までの成績、ブラジル戦の詳細、2026年最新の女子バレー順位表、個人得点ランキング、歴代優勝国まで、公式大会記録をもとに整理する。
【2026年女子VNL最終順位】優勝トルコ、準優勝ブラジル、3位イタリアの結果一覧

2026年の女子バレーボールネーションズリーグは、18か国が参加し、予選ラウンドとファイナルラウンドの2段階で実施された。決勝大会は7月22日から26日までマカオで開催され、最後まで勝ち残ったトルコとブラジルが優勝を争った。
最終的に頂点に立ったのはトルコ。2023年大会以来、3年ぶり2度目の優勝となった。ブラジルは決勝まで進出したものの、またしても金メダルには届かず、通算5度目の準優勝。イタリアは中国との3位決定戦を制して銅メダルを獲得した。
2026年女子VNLの最終順位日本バレーボール協会(JVA)が公表した大会結果によると、女子の最終順位は次のとおり。
- トルコ:優勝
- ブラジル:準優勝
- イタリア:3位
- 中国:4位
- アメリカ:5位
- カナダ:6位
- 日本:7位
- オランダ:8位
特に注目したいのは、上位3か国の顔ぶれだ。トルコは攻撃力と勝負どころでの安定感を武器に優勝。ブラジルは準決勝でイタリアを破るなど高い実力を示した。イタリアも準決勝で敗れた後、中国を下して表彰台を確保している。
一方、開催国の中国は4位。ホーム開催の利点を生かして準決勝まで進んだが、トルコに敗れ、3位決定戦でもイタリアに及ばなかった。
【女子日本代表2026試合結果】予選6位から最終7位、ブラジル戦1-3の詳細
日本女子代表は2026年大会の予選ラウンドで8勝4敗、21ポイントを記録した。予選順位は6位。最終週の大阪大会では、ファイナルラウンド進出を懸けた重要な試合でポーランドを撃破し、決勝大会への切符を手にしている。
予選ラウンド終盤のポーランド戦が大きな転機7月12日に大阪で行われた日本対ポーランド戦は、日本にとって大会の流れを左右する一戦だった。
日本は第1セットを20-25、第2セットを14-25で落とし、セットカウント0-2と追い込まれた。しかし、第3セットから攻撃とサーブの精度を高めて反撃。第3セット25-19、第4セット25-21と連取し、最終第5セットも15-13で制した。
試合結果は日本3-2ポーランド。2セットダウンからの逆転勝利だった。
Volleyball Worldの公式レポートによると、この試合には7,107人が来場。日本はスパイクによる得点で68対56、サービスエースで6対2とポーランドを上回った。和田由紀子が27得点、石川真佑が18得点、佐藤淑乃が16得点を記録している。
この勝利で日本は8勝4敗、21ポイントとなり、ファイナルラウンド進出を確定させた。苦しい展開から試合をひっくり返したことは、今大会の日本代表を振り返るうえで欠かせないポイントだ。
7月22日の準々決勝・日本対ブラジルは1-3決勝大会に進んだ日本が準々決勝で対戦したのは、世界ランキング上位の強豪ブラジルだった。
2026年7月22日、マカオで行われた試合では、日本が第1セットを26-24で先取。序盤から粘り強いラリーを展開し、ブラジルに対して互角以上の勝負を見せた。
しかし、第2セット以降はブラジルが攻撃の主導権を握った。日本は第2セットを22-25、第3セットを16-25で失い、第4セットも20-25で落とした。
日本1-3ブラジル。セットごとの結果は次のとおりだ。
- 第1セット:日本26-24ブラジル
- 第2セット:日本22-25ブラジル
- 第3セット:日本16-25ブラジル
- 第4セット:日本20-25ブラジル
日本は第1セットを奪ったものの、ブラジルの攻撃力と高さを生かしたブロックに苦しみ、逆転を許した。これにより準決勝進出はならず、日本の2026年大会は7位で終了した。
なお、日本は2024年大会で準優勝、2025年大会で4位に入っていた。2大会連続で準決勝に進出していた流れから見ると、2026年の準々決勝敗退は悔しさの残る結果となった。
【VNL女子2026順位・試合結果の関係】ファイナルラウンドの主要チームを比較
大会結果を正確に把握するには、最終順位だけでなく、予選ラウンドと決勝大会での成績を分けて見ることが大切だ。予選で好成績を残しても、決勝大会は一発勝負のノックアウト方式となるため、準々決勝の結果によって最終順位が変わる。
主要国の順位と大会内での関係| 順位・区分 | 国・代表 | 主な結果・関連情報 |
|---|---|---|
| 1位 | トルコ | ブラジルに3-1で勝利。2023年以来2度目の優勝。 |
| 2位 | ブラジル | 決勝進出。トルコに1-3で敗れて準優勝。 |
| 3位 | イタリア | 中国を3-1で破り、銅メダルを獲得。 |
| 4位 | 中国 | 開催国として決勝大会に進出。3位決定戦で敗退。 |
| 5位 | アメリカ | 決勝大会で準々決勝敗退。 |
| 6位 | カナダ | 決勝大会で準々決勝敗退。 |
| 7位 | 日本 | 予選6位。準々決勝でブラジルに1-3で敗退。 |
| 8位 | オランダ | 決勝大会で準々決勝敗退。 |
この順位表から分かるのは、予選ラウンドの成績がそのまま最終順位になるわけではないということだ。日本は予選6位でファイナルラウンドに進んだが、ブラジルに敗れて最終7位となった。
イタリアは準決勝敗退から銅メダルへ3位決定戦では、イタリアが開催国の中国と対戦した。
試合はイタリアが第1セットを25-16で先取。第2セットは中国が25-23で取り返したが、第3セットを25-22、第4セットを25-13でイタリアが連取し、セットカウント3-1で勝利した。
イタリアのエカテリーナ・アントロポワは、この試合でチーム最多の26得点を記録。準決勝でブラジルに敗れた悔しさを、銅メダルという結果につなげた。
イタリアは2024年、2025年の連覇に続く大会3連覇こそ逃したものの、3位を確保。過去2大会の優勝チームとしての実力を示した。
【決勝スコアとMVP】メリッサ・バルガス33得点でトルコが優勝
2026年7月26日に行われた女子VNL決勝は、トルコ対ブラジルという組み合わせになった。両チームとも世界トップクラスの攻撃力を備えており、試合は序盤から激しい展開となった。
トルコ3-1ブラジルのセット別スコア- 第1セット:トルコ23-25ブラジル
- 第2セット:トルコ25-23ブラジル
- 第3セット:トルコ26-24ブラジル
- 第4セット:トルコ25-21ブラジル
第1セットはブラジルが先取。トルコは第2セットで反撃し、25-23という接戦を制して試合を振り出しに戻した。
勝敗を左右したのは第3セットだった。両チームが得点を重ねる接戦となり、デュースにもつれ込んだが、トルコが26-24で勝利。セットカウント2-1と逆転した。
第4セットではブラジルが一時18-19と逆転する場面もあった。しかし、トルコは終盤に再び主導権を取り戻し、25-21で勝負を決めた。
メリッサ・バルガスが決勝33得点で大会MVP優勝の立役者となったのが、トルコ代表のオポジット、メリッサ・バルガスだ。
バルガスは決勝で33得点を記録。内訳はアタック27得点、サービスエース3得点、ブロック3得点だった。Volleyball Worldおよび欧州バレーボール連盟(CEV)の大会レポートによれば、この33得点はVNL決勝戦における男女通算の個人最多得点記録となった。
さらにバルガスは、2026年大会の女子MVPにも選出された。2023年大会に続く2度目の受賞であり、トルコの2度目の優勝とともに大会を象徴する記録となった。
決勝での活躍は33得点だけではない。アタック成功率は51%に達し、攻撃面で圧倒的な存在感を発揮した。
また、トルコはブラジルよりもミスを少なく抑えた。相手のミスによる失点につながるアンフォーストエラーは、トルコが12本、ブラジルが17本。ブロック得点でも14対13とトルコが上回った。
個人の得点力に加え、チーム全体でミスを抑えたことが、決勝の勝敗を分けた大きな要因だった。
【女子バレーボール得点ランキング】2026年の注目選手とVNL歴代優勝国
2026年大会では、バルガスだけでなく、カナダ、ブラジル、日本などからも高得点を記録する選手が登場した。
2026年女子VNLの総合得点ランキングVolleyball Worldが公開した大会全体の個人スタッツによると、総得点ランキング上位には次の選手が並んだ。
- キーラ・ヴァン・ライク(カナダ):298得点
- メリッサ・バルガス(トルコ):293得点
- 荘宇珊(中国):264得点
- エカテリーナ・アントロポワ(イタリア):259得点
- アナ・クリスティーナ(ブラジル):256得点
- 和田由紀子(日本):237得点
- ジュリア・ベルグマン(ブラジル):235得点
- マルティン(ベルギー):233得点
- 石川真佑(日本):215得点
- 佐藤淑乃(日本):193得点
このランキングで注目したいのは、カナダのキーラ・ヴァン・ライクが298得点で1位に入ったことだ。大会MVPのバルガスは293得点で2位だった。
つまり、総得点ランキング1位と大会MVPは必ずしも一致しない。MVPは単純な得点数だけではなく、攻撃、守備、試合への影響力、チームへの貢献などを含めた総合的な評価で決まる。
日本代表からは和田由紀子が6位、石川真佑が9位、佐藤淑乃が10位に入った。日本が準々決勝で敗退した一方、複数のアタッカーが大会を通して得点を積み重ねた点は評価できる。
ファイナルラウンドだけの得点ランキング決勝大会に限った得点ランキングでは、バルガスが83得点でトップだった。続いてブラジルのアナ・クリスティーナが78得点、ジュリア・ベルグマンが54得点を記録している。
総合ランキングではヴァン・ライクが1位、決勝大会の得点ランキングではバルガスが1位という違いがある。集計対象となる試合数が異なるため、両者を混同しないことが大切だ。
ネーションズリーグ女子の歴代優勝国一覧VNL女子は2018年にスタートした大会で、2026年大会は第8回大会に当たる。2020年は新型コロナウイルスの影響で開催されなかった。
Volleyball Worldが公開する歴代メダリストの記録と2026年の大会結果を整理すると、歴代優勝国は次のようになる。
- 2018年:アメリカ
- 2019年:アメリカ
- 2020年:開催なし
- 2021年:アメリカ
- 2022年:イタリア
- 2023年:トルコ
- 2024年:イタリア
- 2025年:イタリア
- 2026年:トルコ
2026年終了時点の優勝回数は、アメリカが3回、イタリアが3回、トルコが2回。女子VNLのタイトルは、この3か国が独占している。
ブラジルは決勝進出の実績が豊富で、2026年大会を含めて銀メダルを5度獲得しているが、優勝経験はまだない。世界トップレベルの実力を長年維持しながら、あと一歩で金メダルを逃している点が、ブラジル女子代表の歴史的な特徴だ。
【プロの結論】日本女子代表の7位をどう評価する?予選順位と最終順位の違い
2026年の日本女子代表を評価する際には、最終7位という数字だけを見るのではなく、予選ラウンドと決勝大会の成績を分けて考える必要がある。
予選ラウンド6位と最終順位7位は矛盾しない2026年大会では、18チームが予選ラウンドでそれぞれ12試合を戦い、上位7チームと開催国がファイナルラウンドに進出する方式が採用された。
日本は8勝4敗、21ポイントで予選6位となり、決勝大会への進出を決めた。しかし、準々決勝でブラジルに敗れたことで、最終順位は7位となった。
このように、予選ラウンドの順位と大会最終順位は別の指標である。ファイナルラウンドで敗退したチームは、予選ラウンドの成績を含むチームランキングシステムに基づいて5位から8位に順位付けされる。
したがって、「日本は予選6位だったのに、なぜ最終7位なのか」という疑問は、2つの順位が異なる段階を示していると理解すれば解消できる。
日本代表の課題は強豪相手の終盤の対応力今大会の日本は、ポーランド戦で2セットダウンから逆転するなど、粘り強さを発揮した。一方、準々決勝のブラジル戦では、第1セットを取った後に3セットを連続して失っている。
この結果から考えたいのは、単純な攻撃力の不足だけではない。強豪国との試合では、相手が戦術を修正してきたときに、サーブレシーブやブロック、攻撃の組み立てをどこまで素早く調整できるかが重要になる。
特にブラジルのように攻撃の選択肢が多いチームに対しては、特定のアタッカーへの対応だけでなく、相手全体の攻撃パターンを読みながら守備位置を調整する必要がある。
日本は和田、石川、佐藤らが得点ランキング上位に入り、個人の攻撃力では存在感を示した。今後は、こうした得点力をチーム全体の安定した勝利につなげられるかが重要になる。
2026年大会から読み取れる世界女子バレーの勢力図トルコの優勝は、単にバルガスというスター選手の活躍だけで説明できるものではない。決勝でのアンフォーストエラーをブラジルより5本少なく抑え、ブロックでも優位を確保したことが示すように、攻守両面の完成度が高かった。
イタリアも準決勝でブラジルに敗れながら、3位決定戦では中国に勝利。アントロポワを中心とした攻撃力を維持している。
ブラジルは5度目の準優勝となり、依然として世界トップクラスの実力を持つ。アメリカやカナダも上位に入り、女子バレーの国際大会では複数の強豪国が安定して競争力を発揮している。
日本にとっては、個人の得点力をさらに生かしながら、ファイナルラウンドで強豪国に勝ち切る総合力を磨くことが次の課題となる。
【バレーボールネーションズリーグ2026女子結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の女子バレーボールネーションズリーグで優勝した国はどこ?
A1:トルコ(Türkiye)です。2026年7月26日の決勝でブラジルを3-1(23-25、25-23、26-24、25-21)で破り、2023年大会以来2度目の優勝を果たしました。
Q2:女子日本代表は2026年のVNLで何位だった?
A2:最終順位は7位です。予選ラウンドでは8勝4敗、21ポイントで6位となり、決勝大会に進出しましたが、7月22日の準々決勝でブラジルに1-3で敗れました。
Q3:日本対ブラジルの準々決勝のスコアは?
A3:日本1-3ブラジルです。セット別では26-24、22-25、16-25、20-25。日本は第1セットを先取しましたが、その後3セットを連続して落としました。
Q4:2026年女子VNLのMVPは誰?
A4:トルコ代表のメリッサ・バルガスです。決勝のブラジル戦で33得点を記録し、2023年大会に続いて2度目のMVPに選ばれました。
Q5:2026年女子VNLの準優勝国と3位の国は?
A5:準優勝はブラジル、3位はイタリアです。イタリアは3位決定戦で中国を3-1(25-16、23-25、25-22、25-13)で下しました。
Q6:2026年女子VNLの得点ランキング1位は誰?
A6:大会全体の総得点ランキング1位はカナダのキーラ・ヴァン・ライクで298得点です。MVPのメリッサ・バルガスは293得点で2位。決勝大会だけの得点ランキングでは、バルガスが83得点で1位となっています。
Q7:女子VNLの歴代優勝国は何か国?
A7:2026年大会終了時点では、アメリカ、イタリア、トルコの3か国です。優勝回数はアメリカ3回、イタリア3回、トルコ2回となっています。2020年は大会が開催されていません。
まとめ:2026年女子VNLはトルコが制覇、日本は次回の巻き返しへ
2026年のバレーボールネーションズリーグ女子は、トルコが決勝でブラジルを3-1で破り、2度目の優勝を達成した。準優勝はブラジル、3位はイタリア。メリッサ・バルガスは決勝で33得点を挙げ、大会MVPにも輝いた。
日本女子代表は予選ラウンドを8勝4敗の6位で突破したものの、準々決勝でブラジルに1-3で敗れ、最終順位は7位となった。和田由紀子、石川真佑、佐藤淑乃らが得点ランキング上位に入ったことは、今後につながる成果の一つだ。
2026年大会は、トルコの組織力とバルガスの決定力、ブラジルの攻撃力、イタリアの安定感が際立つ大会となった。日本代表にとっては、予選を勝ち抜く力を維持しながら、決勝大会で世界の強豪を相手に勝ち切る力をどう高めるかが、次の大きなテーマとなる。
最終順位だけでなく、予選ラウンドの成績、個人得点ランキング、決勝大会の試合内容まで確認することで、2026年の女子VNLで各国が見せた実力と、日本代表が次に目指すべき課題がより明確になる。
主な事実確認資料: 日本バレーボール協会の2026年大会公式結果、Volleyball Worldの決勝・準々決勝レポート、公式個人スタッツ、歴代優勝記録、CEVの大会報告。