山田龍聖投手は、2026年10月5日に読売ジャイアンツから来季の契約を結ばない旨を通告されました。2021年ドラフト2位で入団した左腕にとって、プロ5年目で迎えた大きな転換点です。しかし、26歳の山田は現役引退を選ばず、NPB球団からのオファーを最優先に待ちながら、韓国など海外球界への挑戦も視野に入れています。
2026年11月2日現在、山田龍聖の移籍先は正式発表されていません。11月17日に開催される12球団合同トライアウトに向けて調整を続けており、巨人時代の一軍成績は防御率0.00。一方、ファームでは30試合に登板して防御率4.43という数字を残しました。かつて育成契約から支配下復帰を果たした左腕は、再びプロの舞台に立てるのでしょうか。
【2026年最新】山田龍聖の現在は?巨人退団後の移籍先と現役続行の可能性

2026年11月2日現在、山田龍聖は現役続行を目指してトレーニングを続けています。巨人から戦力外通告を受けた後も、野球選手としてプレーする意思は変わっていません。
10月31日にはジャイアンツ球場で調整する姿が報じられ、翌11月1日付の日刊スポーツが本人の今後の進路について伝えました。
現在の進路に関する基本情報は次のとおりです。
- 現所属:巨人から来季契約を結ばない旨を通告された状態
- 年齢:26歳
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 最優先の進路:NPB球団への移籍
- 海外の選択肢:韓国球界など
- 直近の目標:2026年11月17日の合同トライアウト
山田が最初に目指しているのは、日本のプロ野球で再びプレーすることです。
日刊スポーツの11月1日付報道によると、山田はNPB球団からのオファーを待ちながら、海外でのプレーも検討する考えを示しました。
「基本はNPBでオファーを待ちながら、韓国とか海外も視野に入れてやりたい」
この発言から読み取れるのは、海外移籍を最初から決めているわけではないという点です。日本国内でプレーできる可能性を探りながら、選択肢を広げている段階にあります。
また、本人は現役続行への意欲についても明確にしています。10月5日の戦力外通告後には、体力面に問題がないことを理由に、引き続き野球を続けたいという意思を表明しました。
韓国球界への移籍は決まっている?韓国球界への挑戦は、現時点では検討している選択肢の一つです。KBOリーグの特定球団との契約や正式オファーが発表されたわけではありません。
韓国球界を含む海外リーグへの挑戦には、左投手という特徴を生かせる可能性があります。ただし、外国人選手枠や球団の補強方針、外国人投手に求める実績など、契約に至るまでには複数の条件があります。
山田の場合、26歳という年齢は再出発を考えるうえで一つの強みです。プロでの経験に加え、ファームで先発とリリーフの両方を経験していることも評価材料になり得ます。
現段階では、韓国移籍を確定情報として扱うのではなく、NPBを第一希望とした海外も含む移籍先探しが続いていると理解するのが正確です。
【なぜ戦力外に?】山田龍聖が巨人を退団することになった背景
山田龍聖は2026年10月5日、巨人から来季の契約を結ばない旨を通告されました。
球団が公表したのは契約を更新しないという判断であり、山田個人に対する詳細な評価理由が公式に説明されたわけではありません。
ただし、これまでの一軍出場数やファームでの成績を振り返ると、球団の編成判断を考えるうえで重要な材料が見えてきます。
一軍での登板機会が限られていた山田は2021年ドラフト2位で巨人に入団しました。即戦力として期待された左腕でしたが、入団後すぐに一軍で定着したわけではありません。
2022年から2024年まで一軍登板がなく、2025年にようやくプロ初登板を経験しました。その後、2026年も一軍登板は2試合にとどまっています。
NPB公式の個人年度別成績によると、巨人での一軍通算登板は4試合です。5シーズンにわたって在籍したものの、一軍で継続的な出場機会を確保するには至りませんでした。
2026年は防御率0.00でも戦力外になった理由ここで注目したいのが、2026年の一軍成績です。
山田は2試合に登板し、3イニングを投げて自責点0、防御率0.00を記録しています。数字だけを見ると、結果を残しているように見えます。
しかし、登板はわずか2試合、投球回も3イニングです。防御率0.00は評価できる結果ですが、年間を通じて安定した投球ができることを証明するには、サンプルが十分とはいえません。
一方、ファームでは30試合に登板して防御率4.43でした。球団が来季の投手陣を編成する際には、一軍での短期間の結果だけでなく、年間を通じた登板内容や投手陣全体のバランスも考慮された可能性があります。
したがって、戦力外の背景を一つの数字だけで説明することはできません。確認できる事実としては、一軍での出場機会が少なく、ファームでは防御率4点台だったことが挙げられます。
【経歴・年表】山田龍聖のプロフィールと育成契約から支配下復帰まで
山田龍聖は富山県出身の左腕投手です。高岡商業高校で実績を残し、社会人野球のJR東日本を経て、2021年ドラフト2位で巨人に入団しました。
山田龍聖の基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 山田龍聖(やまだ・りゅうせい) |
| 生年月日 | 2000年9月7日 |
| 年齢 | 26歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 富山県 |
| 身長 | 184cm |
| 投打 | 左投左打 |
| ポジション | 投手 |
| 出身高校 | 高岡商業高校 |
| 社会人野球 | JR東日本 |
| ドラフト | 2021年ドラフト2位 |
| プロ入り球団 | 読売ジャイアンツ |
山田の野球人生を語るうえで外せないのが、高岡商業高校時代の実績です。
高校3年夏の甲子園では、大阪桐蔭高校との試合に先発。週刊ベースボールONLINEの選手紹介では、強豪・大阪桐蔭を相手に11奪三振を記録した実績が紹介されています。
高校卒業後はJR東日本に進み、社会人野球で経験を積みました。社会人での成長を評価され、2021年のドラフト会議で巨人から2位指名を受けています。
ドラフト2位という順位は、球団が将来性だけでなく即戦力としての働きも期待していたことをうかがわせます。左投手という希少性も、評価を後押しした要素の一つでした。
2024年オフの育成契約と2025年の支配下復帰プロ入り後、山田は一軍での登板機会を得られず、2024年10月に支配下登録を外れ、育成選手として再契約する方向となりました。
しかし、この育成契約への移行は、プロ野球選手としてのキャリアが終わったことを意味するものではありませんでした。
2025年には、くふうハヤテベンチャーズ静岡への派遣が決まります。新しい環境で登板機会を重ね、ウエスタン・リーグでは9試合に登板して2勝2敗、防御率1.79という成績を残しました。
この結果を受けて派遣期間は予定より早く終了。5月28日に派遣が終了し、6月9日には巨人の支配下選手に復帰しました。
そして6月10日のソフトバンク戦で一軍初登板を果たします。育成契約から再び支配下を勝ち取ったことは、山田のキャリアにおける大きな転換点でした。
山田龍聖のキャリア年表| 時期 | 出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 高校時代 | 高岡商業高校で甲子園に出場 | 大阪桐蔭戦で11奪三振 |
| 高校卒業後 | JR東日本に入社 | 社会人野球で実力を磨く |
| 2021年 | 巨人からドラフト2位指名 | プロ入り |
| 2022年 | 巨人でプロ生活を開始 | 一軍登板なし |
| 2023年 | ファームで18試合に登板 | 防御率2.48を記録 |
| 2024年10月 | 支配下登録を外れ育成契約へ | 再起を目指す期間に入る |
| 2025年3~5月 | くふうハヤテに派遣 | 9試合で2勝2敗、防御率1.79 |
| 2025年6月9日 | 巨人の支配下選手に復帰 | 背番号64で再出発 |
| 2025年6月10日 | 一軍初登板 | プロ入り後初の一軍マウンド |
| 2026年10月5日 | 巨人から戦力外通告 | 新天地を模索 |
| 2026年11月1日 | NPB優先、海外も視野と報道 | 現役続行を目指す |
| 2026年11月17日 | 12球団合同トライアウト予定 | 新たな契約に向けたアピール機会 |
山田の経歴から見えてくるのは、育成契約を経験しても支配下に復帰できるということです。2025年の実績は、その可能性を実際に示したものでした。
【2026年シーズン成績】一軍防御率0.00とファーム防御率4.43を徹底比較
山田龍聖の今後を考えるうえで、2026年の成績は重要な判断材料になります。
一軍では2試合で防御率0.00を記録した一方、ファームでは30試合に登板し、防御率4.43でした。両者には大きな開きがあります。
2026年の一軍成績NPB公式の個人年度別成績によると、2026年の山田の一軍成績は以下のとおりです。
- 登板:2試合
- 勝利:0勝
- 敗北:0敗
- 投球回:3回
- 被安打:1
- 被本塁打:0
- 奪三振:1
- 与四球:4
- 自責点:0
- 防御率:0.00
特筆すべきなのは、3イニングで被安打1、自責点0という結果です。打者に対して簡単に安打を許さなかった点は評価できます。
ただし、与四球は4つでした。3イニングで4四球という数字からは、制球面に課題が残っていたことも読み取れます。
防御率0.00という見栄えのよい数字だけでなく、四球を減らし、投球回を増やせるかどうかが今後の評価を左右するでしょう。
2026年のファーム成績ファームでは一軍とは異なる結果になりました。NPB公式の2026年度ファーム・リーグ個人投手成績によると、山田の成績は次のとおりです。
- 登板:30試合
- 先発:8試合
- 勝利:2勝
- 敗北:6敗
- 投球回:67回
- 被安打:58
- 被本塁打:7
- 奪三振:48
- 与四球:26
- 自責点:33
- 防御率:4.43
67イニングを投げた点は、一定の登板機会を確保できていたことを示しています。一方、防御率4.43は再起を目指すうえで改善したい数字です。
奪三振48に対して与四球26という内容も、制球力と打者への対応力をさらに高める必要性を示唆しています。
一軍とファームの数字が示す課題両方の成績を比較すると、山田の評価が難しい理由が分かります。
一軍では短い投球回ながら失点を許さず、左腕としての可能性を示しました。しかし、ファームでは年間を通じた安定感に課題を残しています。
また、11月1日付の日刊スポーツによると、本人はシーズン後半に球速が低下し、ボールに十分な力が伝わっていない感覚があったと説明しています。
現在はトレーニング施設にも通い、下半身の重心の置き方などを見直しているとのことです。フォームと身体の使い方を修正する取り組みは、単純な球速回復だけでなく、年間を通じたパフォーマンスの安定にもつながる可能性があります。
再契約を目指す場合、球団にアピールしたいのは防御率0.00という一軍の結果だけではありません。球速、制球力、変化球の精度、先発と中継ぎの適性を総合的に示す必要があります。
【11月17日開催】山田龍聖が挑む12球団合同トライアウトの意味
山田龍聖の今後を左右する重要な日程が、2026年11月17日の12球団合同トライアウトです。
日本プロ野球選手会は2026年8月24日、今年度の合同トライアウトを「エイブル トライアウト2026~挑め、その先へ~」として開催すると発表しました。
- 開催日:2026年11月17日(火)
- 会場:バンテリンドーム ナゴヤ
- 主催:日本プロ野球選手会
- シート打撃開始予定:午後4時
このトライアウトは、所属球団から翌シーズンの契約更新をされなかった選手や、NPB復帰を目指す選手などにアピールの機会を提供するものです。
トライアウトで評価されるポイント山田の場合、左投手という特徴を生かした投球が最大のアピール材料になります。
特に注目したいのは、次の4点です。
1. ストレートの球速と質
シーズン後半に球速が低下したという本人の認識があるため、フォーム修正後にどの程度の球威を取り戻せているかが注目されます。単純な最高球速だけでなく、打者の差し込まれ方も評価材料になります。
2. 制球力の改善
2026年ファームでは67イニングで26四球を記録しています。ストライクゾーンを安定して攻められるかどうかは、再契約を目指すうえで重要です。
3. 左打者・右打者への対応
左投手には、対左打者への強さや投球の角度を期待する球団があります。左打者だけでなく、右打者にも通用する変化球や内角への投球を見せられるかがポイントです。
4. 先発・中継ぎの柔軟性
ファームでは30試合のうち8試合で先発を経験しました。先発としてイニングを稼ぐ能力と、短いイニングで力を発揮するリリーフ適性の両方を示せれば、獲得を検討する球団の選択肢も広がります。
トライアウトに参加すればNPB復帰できる?トライアウトは契約を保証する場ではありません。
参加選手の投球内容だけでなく、球団が必要としているポジション、年齢構成、外国人選手や既存投手との兼ね合いなど、複数の条件が契約判断に影響します。
また、トライアウトでの評価がすべてではありません。シーズン中の成績や過去の実績、練習での状態、本人の希望する役割なども検討材料になります。
山田にとっては、11月17日の投球だけでなく、それまでに改善したフォームや球威をどれだけ安定して発揮できるかが重要です。
【プロの結論】山田龍聖の再起を左右する3つの評価基準
山田龍聖のキャリアを振り返ると、育成契約から支配下復帰を果たした経験があり、再起への道筋を一度は自分で切り開いています。
一方で、2026年は一軍で好結果を残したものの、登板機会が少なく、ファームでは防御率4.43でした。新天地を探すためには、過去の実績と現在の課題を切り分けて考える必要があります。
評価基準1:左腕としての希少性プロ野球では、左投手を必要とする球団が存在します。特に一軍のブルペンで左打者への対応を任せられる投手や、先発ローテーションを補完できる左腕は、編成上の選択肢になり得ます。
山田は184cmの体格を持つ左投左打の投手です。高岡商業高校からJR東日本、巨人と進んできた経験もあります。
ただし、左投手であることだけで契約が決まるわけではありません。実戦で安定してアウトを取れる能力が必要です。
評価基準2:先発とリリーフの両方に対応できるかファームで先発8試合を経験している点は、再評価の材料になります。
先発として長いイニングを投げられれば、先発投手の層を厚くしたい球団にとって魅力があります。一方、リリーフとして短いイニングを高い出力で投げられれば、左の中継ぎを補強したい球団との相性も考えられます。
山田にとっては、自身の希望だけでなく、獲得を検討する球団が求める役割に対応できることが大切です。
評価基準3:育成契約から支配下復帰した経験2025年の山田は、育成契約からくふうハヤテへの派遣を経て、再び巨人の支配下選手になりました。
この経験は、環境を変えて結果を残すことができるという実績です。
ただし、2025年の防御率1.79と2026年の防御率4.43には差があります。過去に復活した経験を強みにしながら、現在の課題を改善していることを実戦で証明しなければなりません。
プロの視点で見ると、山田の再起を判断するうえで重要なのは、単に過去のドラフト順位や一軍防御率を評価することではありません。現在の球威、制球、投球フォーム、起用方法への適応力を総合的に見る必要があります。
【よくある質問】山田龍聖の現在・移籍先・成績に関するFAQ
Q1:山田龍聖は2026年に巨人から戦力外通告を受けた?
A1:はい。2026年10月5日に巨人から来季の契約を結ばない旨を通告されました。本人は現役続行を希望しています。
Q2:山田龍聖の移籍先は決まった?
A2:2026年11月2日現在、NPB球団や海外球団との契約は公表されていません。本人はNPB球団からのオファーを最優先に待っています。
Q3:山田龍聖は韓国球界に移籍する?
A3:韓国など海外球界への挑戦を視野に入れていると報じられています。ただし、具体的な球団名や契約は発表されていません。
Q4:山田龍聖の2026年一軍防御率はいくつ?
A4:2026年の一軍成績は2試合、3イニング、自責点0で、防御率0.00です。ただし、登板数が少ないため、長期的な安定性を判断するには追加の実績が必要です。
Q5:山田龍聖の2026年ファーム成績は?
A5:30試合に登板して2勝6敗、67イニング、防御率4.43でした。先発登板は8試合です。
Q6:山田龍聖のトライアウトはいつ、どこで開催される?
A6:2026年11月17日(火)、バンテリンドーム ナゴヤで開催されます。日本プロ野球選手会が主催する12球団合同トライアウトです。
Q7:山田龍聖は育成契約から支配下復帰したことがある?
A7:あります。2024年オフに育成契約となった後、2025年6月9日に巨人の支配下選手へ復帰しました。くふうハヤテでの防御率1.79という好成績が復帰につながる実績となりました。
まとめ:山田龍聖はNPB復帰を目指す26歳左腕、11月17日が次の勝負
山田龍聖は2026年10月5日に巨人から戦力外通告を受けましたが、現役引退ではなく、次の所属先を探す道を選びました。
2026年の一軍成績は2試合で防御率0.00、ファーム成績は30試合で防御率4.43です。一軍での結果には可能性が見える一方、年間を通じた安定感や制球力には改善の余地が残っています。
2025年には育成契約から支配下復帰を果たしており、再起の経験を持っていることも見逃せません。
今後の最大の注目は、11月17日の12球団合同トライアウトです。NPBを第一希望としながら、韓国など海外球界への挑戦も視野に入れる山田にとって、新天地をつかむための重要な機会となります。
現時点で移籍先は決まっていません。トライアウトでの投球内容、NPB球団からのオファー、そして海外球団との交渉が、今後の去就を左右することになりそうです。26歳の左腕がもう一度プロのマウンドに立つことができるのか、今後の動向に注目が集まります。
主な根拠資料: 日本野球機構の個人年度別成績・ファーム投手成績、日本プロ野球選手会の2026年トライアウト開催発表、日刊スポーツ(2026年11月1日)、スポーツ報知配信記事、NPB公式ファーム成績など。