ジネディーヌ・ジダンの息子は、エンツォ、ルカ、テオ、エリアスの4人だ。母親はスペイン系のヴェロニク・ジダン(Véronique Zidane)で、4兄弟は全員フランスのマルセイユなどを背景に育ち、サッカーの世界に進んだ。
2026年11月2日時点の年齢と基本プロフィールは次のとおり。
長男:エンツォ・ジダン(Enzo Zidane)
31歳(1995年3月24日生まれ)
- ポジション:MF(攻撃的MFなど)
- 最終所属:CFフエンラブラダ
- 現在:2024年に現役引退
- 主な経歴:レアル・マドリード、アラベス、ローザンヌ、ロデーズなど
4兄弟の長男。レアル・マドリードの下部組織で育ち、2016年には父親が監督を務めていたトップチームで公式戦デビューを果たした。
父と同じMFとして期待を集めたものの、複数のクラブを渡り歩いた後、29歳で現役を退いている。
次男:ルカ・ジダン(Luca Zidane)
28歳(1998年5月13日生まれ)
- ポジション:GK(ゴールキーパー)
- 所属:CDレガネス
- 代表:アルジェリア代表
- 主な経歴:レアル・マドリード、ラシン、ラージョ・バジェカーノ、エイバル、グラナダ
4兄弟の中で、父親とは異なるGKという専門ポジションを選んだ選手だ。
レアル・マドリードの育成組織からトップチームに昇格し、その後はスペイン国内のクラブで経験を重ねた。
2025年9月には代表資格をフランスからアルジェリアに変更。2026年ワールドカップにも出場し、同大会のグループステージ3試合でプレーした。
三男:テオ・ジダン(Théo Zidane)
24歳(2002年5月18日生まれ)
- ポジション:MF(セントラルMF)
- 所属:コルドバCF
- 国籍:フランス
- 主な経歴:レアル・マドリード、レアル・マドリード・カスティージャ、コルドバ
三男のテオは、兄エンツォと同じMFを務める選手だ。
レアル・マドリードの育成組織で経験を積み、カスティージャでもプレー。その後、スペインのコルドバCFへ移籍した。
2026年7月には契約を再締結し、2027年6月末まで同クラブでプレーすることが決まった。
四男:エリアス・ジダン(Elyaz Zidane)
20歳(2005年12月26日生まれ)
- ポジション:DF(センターバック)
- 所属:レッドスターFC
- 国籍:フランス
- 主な経歴:レアル・マドリード、レアル・ベティス、レッドスター
末っ子のエリアスは、左利きのセンターバック。兄たちとは異なり、守備を専門とする選手としてキャリアを積んでいる。
2026年7月4日、スペインのレアル・ベティスからフランスのレッドスターFCへの加入が正式発表された。フランスの年代別代表でも経験を重ねており、2025年のU-20ワールドカップにも出場している。
【ジネディーヌ・ジダンの家族構成】妻ヴェロニクと4人の息子

ジダンの家族構成を理解するうえで欠かせないのが、妻ヴェロニクの存在だ。
ヴェロニクはスペインにルーツを持つ女性で、ジダンが若い選手だった時期から人生をともにしてきた。2人の間には4人の息子がいる。
2015年のフランス紙『Le Parisien』のインタビューでも、ジダンは妻や家族について語り、4人の息子がいることを明かしている。
4人全員がレアル・マドリードの育成組織を経験ジダン家の特徴は、息子たち全員がサッカーの道に進み、レアル・マドリードの育成組織で経験を積んだことだ。
レアル・マドリードの育成組織は「ラ・ファブリカ」と呼ばれ、スペイン国内でも有力な選手育成拠点として知られている。
4兄弟もこの環境で成長した。
ただし、同じ育成環境にいたからといって、全員が同じようなキャリアを歩んだわけではない。
- エンツォ:トップチームデビュー後、複数クラブを経験して引退。
- ルカ:GKとしてスペイン国内で実績を積み、アルジェリア代表へ。
- テオ:MFとしてスペイン2部のコルドバでプレー。
- エリアス:DFとして成長し、フランスのレッドスターへ。
BBCスポーツも2025年の報道で、4兄弟全員がレアル・マドリードのアカデミーを経ていることを紹介している。
父親は息子たちのサッカー人生にどう関わっているのかジダンは1998年のワールドカップ優勝、2000年の欧州選手権優勝などを経験したフランスサッカーの象徴的存在だ。
現役時代はMFとしてプレーし、卓越したボールコントロール、視野の広さ、試合の流れを読む能力で世界的な評価を受けた。
息子たちが同じサッカーの道を選んだ背景には、幼少期から身近にサッカーがある環境で育ったことも関係していると考えられる。
一方で、4人それぞれが異なるポジションや所属先を選んでいることからも、父親のプレースタイルをそのまま再現しているわけではない。
【2026年最新比較】ジダンの息子4人の年齢・ポジション・現在の所属クラブ
ここでは、4兄弟のキャリアと2026年の状況を一覧に整理する。
年齢は2026年11月2日時点。所属先は各クラブの発表・選手プロフィールを基に整理。
この表から分かるのは、4人のうち3人が現役選手として活動しており、それぞれ異なる競技環境にいることだ。
特に注目したいのは、ルカがアルジェリア代表として国際舞台に進出したことと、エリアスがスペインからフランスへ活動の拠点を移したことだ。
4人のキャリアに共通する3つの特徴1. レアル・マドリードが共通の出発点
全員がレアル・マドリードの育成組織を経験している。父親が選手・監督として長年関わったクラブが、息子たちの成長にも大きな役割を果たした。
2. ポジションは必ずしも父親と一致しない
父親と同じMFを選んだのはエンツォとテオ。ルカはGK、エリアスはDFであり、兄弟の間でもプレースタイルは大きく異なる。
3. キャリアの成功の形も異なる
エンツォは早期引退を選び、ルカは代表選手として国際舞台へ進出。テオはクラブでの継続的な挑戦を選び、エリアスは若手DFとして新しい環境に移った。
父親の実績を基準にするだけでは、4人それぞれのキャリアの意味を正しく理解できない。
【長男エンツォの引退理由】29歳でサッカーを辞めた背景とは?
4兄弟の中で、最も大きな進路変更をしたのが長男エンツォだ。
父親と同じMFとして育ち、レアル・マドリードのトップチームデビューも経験した選手が、なぜ29歳という比較的若い年齢で現役を退いたのか。
レアル・マドリードでのトップチームデビューエンツォはレアル・マドリードの育成組織で長くプレーし、カスティージャでも経験を積んだ。
2016年11月には、父ジダンが監督を務めるトップチームで公式戦デビュー。コパ・デル・レイのクルトゥラル・レオネサ戦に途中出場し、ゴールも記録した。
父親の指揮下でトップチームデビューを果たしたことは、彼のキャリアの象徴的な出来事となった。
しかし、その後はトップチームで継続的に出場機会を得ることができず、他クラブでの挑戦が続いた。
エンツォの所属クラブとキャリアの転換点| 時期 | クラブ・出来事 |
|---|---|
| 育成年代 | レアル・マドリードの下部組織 |
| 2016年 | レアル・マドリードのトップチームデビュー |
| 2017年 | デポルティーボ・アラベスへ移籍 |
| 2017~2018年 | ローザンヌ・スポルトでプレー |
| その後 | ラージョ・マハダオンダ、CDアヴェス、アルメリア、ロデーズなどを経験 |
| 最終所属 | CFフエンラブラダ |
| 2024年9月 | 29歳で現役引退 |
2024年9月24日、スペイン紙『AS』などがエンツォの現役引退を報じた。
報道によると、エンツォはプロ選手としてキャリアを続ける中で、思い描いていたような成長を実現できず、次第にサッカーへの意欲が薄れていったという。
また、最後の所属先となったフエンラブラダを離れた後、1年以上にわたって競技から遠ざかっていたことも報じられている。
スペインのスポーツメディア『Relevo』は、元チームメートへの取材を通じて、エンツォが家族との時間を大切にし、サッカー以外の生活にも関心を向けていた様子を伝えた。
つまり、引退は単純に父親と同じレベルに到達できなかったという話ではない。
プロとして複数のクラブを経験したうえで、競技生活を続けることよりも別の人生を選択したという側面がある。
父親との比較が注目を集めた理由エンツォの場合、他の兄弟以上に父親との比較がつきまとった。
ジダンは世界最高峰の舞台で活躍し、レアル・マドリードでもフランス代表でも数々のタイトルを獲得した。
一方、エンツォは技術面で評価されながらも、クラブを移るたびに新しい環境への適応を求められた。
ただし、父親との比較だけを引退理由とするのは正確ではない。報道で伝えられているのは、出場機会やキャリアの停滞、本人のモチベーション、家族や今後の生活への関心など、複数の要素だ。
【次男ルカ・三男テオ】アルジェリア代表入りとコルドバ契約延長の真相
2026年のジダン家のサッカー関連ニュースで、特に注目されたのがルカとテオの動向だ。
2人ともスペインを主な活動拠点としているが、キャリアの方向性は異なる。
ルカ:フランスからアルジェリア代表へ変更した理由ルカはフランス生まれで、フランスの年代別代表でもプレーしていた。
しかし、父ジダンの家系にはアルジェリアのルーツがある。父方の祖父母がアルジェリアのカビリー地方に出自を持つことから、ルカにもアルジェリア代表としてプレーする資格があった。
2025年9月19日、FIFAがルカの代表資格変更を承認。これにより、フランスの年代別代表での経験を持つ彼は、アルジェリアのA代表として出場できるようになった。
この決断は、代表選手としてのキャリアにおける大きな転機となった。
そして2026年、ルカはアルジェリア代表の一員としてワールドカップに出場。グループステージ3試合でプレーした。
父親は1998年フランス代表として世界王者になった選手だが、ルカは父とは異なる代表チームを選び、国際舞台に立った。
2026年8月:グラナダからレガネスへ移籍2026年8月7日、レガネスはルカの獲得を正式発表した。
契約は1年間で、さらに1年間の延長オプションが付いている。
ルカはそれまでグラナダで2シーズンを過ごしており、レガネスへの移籍によってスペインでのキャリアを継続することになった。
レガネスの公式発表では、ルカはレアル・マドリードの育成組織出身で、ラシン、ラージョ・バジェカーノ、エイバル、グラナダなどで経験を積んできたGKとして紹介されている。
プロとしてスペインのリーグで約200試合に出場した経験も評価されている。
テオ:コルドバとの契約延長はなぜ注目された?テオについては、2026年7月16日にコルドバCFが契約継続を発表した。
当初の契約は6月30日に満了しており、クラブ側は保有していた延長オプションを当初は行使しなかった。その後、選手とクラブが改めて合意し、2027年6月30日までの契約を結んだ。
つまり、単純に既存契約の自動延長が行われたわけではなく、双方が改めて継続を決めた形だ。
テオの特徴は、中央でゲームを組み立てるMFとしてのプレーにある。
父親と同じ中盤のポジションではあるが、ジダンのような世界的なプレーメーカーとして評価される段階とは異なり、現在はスペイン2部で経験を積んでいる。
コルドバでの継続的な挑戦が、今後のキャリアを左右する要点になる。
【末っ子エリアス】レッドスター加入と父親ジダンとの違い
4兄弟の中で、これからの成長が特に注目されるのが末っ子エリアスだ。
2005年生まれの20歳で、兄たちと同じくレアル・マドリードの育成組織で成長した後、2024年1月にレアル・ベティスへ移籍した。
ベティスでは主にリザーブチームで経験を積み、2026年7月に新しい挑戦を決めた。
2026年7月4日、レッドスターへの加入が正式発表フランスのレッドスターFCは、2026年7月4日にエリアスの加入を発表した。
同クラブの公式発表によると、エリアスは左利きのセンターバックで、身長は約1.96メートル。守備の中心を担う選手として期待されている。
また、年代別フランス代表でも実績を残している。
- 2022年:U-17欧州選手権優勝。
- 2024年:U-19欧州選手権準優勝。
- 2025年:モーリス・レベロ・トーナメント優勝。
- 2025年:U-20ワールドカップに出場。
レッドスターの発表時点では、フランスの年代別代表で通算46試合の出場経験が紹介されていた。
エリアスは父親と同じMFではなくDFを選んだ興味深いのは、エリアスが父親とは異なるポジションを専門にしていることだ。
ジダンは中盤から試合を支配するタイプの選手だった。一方、エリアスは最終ラインで相手の攻撃を止めるセンターバックである。
左足を使えるセンターバックは、後方からのビルドアップでも重要な役割を担う。
そのため、単純な守備力だけでなく、ボールを保持して攻撃の起点を作る能力も成長のポイントになる。
レアル・マドリード、ベティス、レッドスターという異なる育成・競技環境を経験することは、若いエリアスにとって大きな意味を持つ。
父親と4兄弟のプレースタイルを比較| 人物 | 主なポジション | キャリアの特徴 |
|---|---|---|
| ジダン | MF | 世界王者、攻撃の組み立て役 |
| エンツォ | MF | 技術型の中盤、2024年引退 |
| ルカ | GK | 反射神経と足元の技術を生かす守護神 |
| テオ | MF | 中央でゲームを組み立てる選手 |
| エリアス | DF | 左利きのセンターバック |
ジダンはフランス代表で108試合に出場し、1998年ワールドカップと2000年欧州選手権の優勝に貢献した。レアル・マドリードの公式プロフィールでも、MFとしてクラブに大きな足跡を残した選手として紹介されている。
4人の息子のうち、父親と同じMFを選んだのはエンツォとテオだが、ルカとエリアスは全く異なる役割を選んだ。
ここにジダン家の興味深さがある。
父親の名前や実績は共通していても、選手としての特徴や目標はそれぞれ異なる。父親の成功を再現することだけが、息子たちのキャリアの価値ではない。
【ジダンの息子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジダンの息子は何人いますか?
A1:4人です。長男エンツォ、次男ルカ、三男テオ、四男エリアスの4兄弟で、全員がサッカー選手としての経験を持っています。
Q2:ジダンの息子で現在もサッカーを続けているのは誰ですか?
A2:2026年11月現在、ルカ、テオ、エリアスの3人です。ルカはレガネス、テオはコルドバ、エリアスはレッドスターに所属しています。エンツォは2024年に引退しました。
Q3:ジダンの息子でアルジェリア代表なのは誰ですか?
A3:次男のルカです。2025年9月にFIFAから代表資格変更が承認され、アルジェリア代表として2026年ワールドカップにも出場しました。
Q4:ジダンの息子は全員レアル・マドリードに所属していましたか?
A4:4人全員がレアル・マドリードの育成組織を経験しています。ただし、トップチームで公式戦に出場したのはエンツォとルカです。
Q5:ジダンの息子で父親と同じポジションなのは誰ですか?
A5:エンツォとテオです。父親と同じMFを務めています。ルカはGK、エリアスはDFです。
Q6:エンツォ・ジダンはなぜ引退したのですか?
A6:報道によると、プロとしてのキャリアが思うように進まなかったことによるモチベーションの低下や、家族との時間、投資などサッカー以外の活動を重視するようになったことが背景にあります。2024年9月、29歳で引退しました。
まとめ:ジダンの息子4人は父親とは異なる道でサッカー人生を歩む
ジネディーヌ・ジダンには4人の息子がおり、2026年現在、それぞれ異なる人生の段階にいる。
- エンツォ(31歳): 2024年に現役を引退。サッカー以外の生活へ。
- ルカ(28歳): アルジェリア代表としてワールドカップに出場し、レガネスへ移籍。
- テオ(24歳): コルドバとの契約を2027年まで延長。
- エリアス(20歳): レッドスターに加入した若手センターバック。
4人に共通するのは、父親と同じサッカーの世界を選び、レアル・マドリードの育成組織で経験を積んだことだ。
しかし、全員が父親と同じMFになったわけではなく、全員が同じ成功を目指しているわけでもない。
特に2026年は、ルカのアルジェリア代表としての活躍、テオのコルドバ残留、エリアスのレッドスター移籍と、兄弟それぞれの進路が明確になった年でもある。
今後注目したいのは、ルカがレガネスでどこまで評価を高められるか、テオがコルドバで出場機会を増やせるか、そしてエリアスが若手DFとしてフランスでどのように成長していくかという点だ。
父ジダンの偉大な実績は、息子たちにとって大きな注目を集める理由である一方、彼ら自身の能力やキャリアを評価する際には、それぞれのポジション、所属リーグ、出場実績を分けて見る必要がある。
4人の歩みは、偉大な選手の息子であっても、サッカー人生は一人ひとり異なることを示している。