石原さとみの写真集を探している人にとって、最初に気になるのは「どの作品から読めばいいのか」「歴代作品にはどのような違いがあるのか」という点ではないだろうか。2003年のファースト写真集から、『たゆたい』『二十歳、夏』『moi-モア-』『encourage』まで、彼女の写真集は約14年間にわたって刊行され、それぞれ異なる年代の表情や魅力を記録してきた。
2026年10月現在、主要な写真集は5作品。特に2017年発売の『encourage』は、伊藤彰紀によるキューバでの撮影、160ページの写真、32ページのロングインタビューを収録した記念碑的な一冊だ。初期の作品とは構成もテーマも大きく異なる。発売日・出版社・撮影地・収録内容・購入者の評価を比較しながら、初めて読む人にも、過去の作品を集めたい人にも役立つ情報を整理する。
【まず歴代作品を確認】石原さとみの写真集は全5作品

石原さとみの写真集を発売順に並べると、2003年、2005年、2007年、2011年、2017年の5作品になる。
これらは単に撮影時期が違うだけではない。16歳で芸能活動を始めた頃の記録から、20歳の節目、海外での一人旅を通した自己表現、30歳を迎えたタイミングでの人生の振り返りまで、作品ごとに企画の方向性が変化している。
1. 『石原さとみファースト写真集』16歳 至上の原石発売:2003年3月/出版社:文藝春秋
石原さとみの写真集の出発点となる作品。文藝春秋の公式書誌では『石原さとみファースト写真集』として登録されており、初版奥付日は2003年3月30日。96ページ、A4判で、撮影は根本好伸、熊谷貫、原田達夫の3人が担当した。
当時16歳だった石原さとみは、2002年の第27回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞した直後の新人だった。
文藝春秋の紹介文には、夏の海や冬の高原、映画・CM撮影への密着などが収録内容として挙げられている。後年の完成された女優としてのイメージとは異なる、デビュー初期の姿を記録した資料的価値のある写真集だ。
「16歳 至上の原石」という言葉が象徴するように、完成された美しさよりも、これからどのような女優へ成長していくのかという期待を感じさせる一冊である。
出典:文藝春秋の公式書誌・作品紹介。
2. 『たゆたい』少女から大人へ移り変わる時期を記録書店発売:2005年11月15日/出版社:小学館
撮影を担当したのは熊谷貫。ベトナムでの撮り下ろし写真を中心に、幼少期のプライベート写真や、週刊少年サンデーで撮影された過去のグラビアなども収録している。
小学館の書誌情報ではB5変型判、148ページ。初版奥付日は2005年12月10日となっている。
この作品の特徴は、海外ロケによる新しい写真だけでなく、過去の写真も組み合わせている点だ。ベトナムで過ごした一週間の記録と、それ以前の成長の記録が同じ一冊に収められている。
タイトルの『たゆたい』には、少女と大人の境界にある揺れ動く時期を捉えた作品という印象が重なる。ファースト写真集からの変化を確認したい人に適している。
出典:小学館の書誌情報、紀伊國屋書店の商品紹介。
3. 『二十歳、夏』屋久島で撮影した20歳の記念作発売日:2007年8月25日/出版社:ワニブックス
撮影は小澤忠恭。撮影地には鹿児島県の屋久島が選ばれた。
ワニブックスの公式紹介では、清らかで美しい写真だけでなく、20歳を迎えた石原さとみの大人らしい魅力を感じさせるカットも収録されていると説明されている。
加えて、デビュー当時からの成長を追いかけた写真も収録。単なる新作グラビアというより、これまでの歩みを振り返るメモリアル写真集としての側面も強い。
屋久島の自然を背景にした撮影は、ベトナムを舞台にした『たゆたい』とは異なる雰囲気を生み出している。若さと大人らしさが同居する20歳という節目を見たい人におすすめだ。
なお、ワニブックス公式サイトの発売日は8月25日だが、国立国会図書館の書誌では出版年月が2007年9月と記録されている。これは書誌上の月表記と出版社の発売日表記の違いとして区別できる。
出典:ワニブックス公式サイト、国立国会図書館サーチ。
4. 『moi-モア-』カナダで見せた自然体の表情発売日:2011年5月13日/出版社:主婦と生活社
『moi-モア-』は、石原さとみにとって初めてのエッセイを収録したフォトブックとして知られる。
撮影はカナダ東部の4都市で行われた。2011年2月上旬、約1週間にわたって撮影された写真には、雪景色や凍結した川、フランス文化を感じさせる街並みなどが登場する。
東京ウォーカーの発売記念イベント報道によると、撮影には約6000点の写真が使われ、その中から120点が厳選された。
タイトルの「moi」はフランス語で「私」「自我」を意味する言葉。本人が海外を一人で歩いてみたいという希望を持っていたことも、今回の企画につながった。
この作品では、すっぴんの写真や自然な表情に加え、自身初のエッセイを通じて、女性として感じてきた葛藤や思いも表現されている。
写真だけを眺める作品ではなく、本人の内面に触れられるフォトブックを読みたい人に向いている。
出典:シネマトゥデイ、東京ウォーカーの2011年5月の発売記念報道。
5. 『encourage』キューバで撮影した30歳のアニバーサリー写真集発売日:2017年9月1日/出版社:宝島社
『encourage』は、石原さとみのデビュー15周年と30歳を記念して刊行された写真集だ。撮影を担当したのは伊藤彰紀。舞台となったのは中南米のキューバである。
宝島社の商品紹介によると、作品はキューバで撮影された160ページの写真と、32ページに及ぶロングインタビューで構成されている。
写真の魅力だけでなく、これまでの人生を振り返り、自身の素顔や本音を語るインタビューが大きな特徴だ。
また、宝島社は15万部突破を記念した特設企画を公開。本人の希望によって実現したキューバロケについて、5泊7日の撮影日記や制作過程のエピソードも紹介している。
撮影地の風景と本人の言葉が結びついた作品であり、5作品の中でも写真集と読み物の両方を楽しめる構成になっている。
出典:宝島社公式商品ページ、15万部突破記念スペシャルサイト。
【発売順・出版社・撮影地を比較】歴代写真集の一覧表
5作品の違いを整理すると、発売時期だけでなく、撮影のテーマや構成にも明確な変化がある。以下は出版社・書誌情報・当時の報道を照合した比較一覧だ。
| 発売時期 | 作品名・出版社 | 撮影・ロケ地 | 主な収録内容・特徴 |
|---|---|---|---|
| 2003年3月 | 石原さとみファースト写真集(16歳 至上の原石)/文藝春秋 | 根本好伸・熊谷貫・原田達夫 | 夏の海、冬の高原、映画・CM撮影密着。96ページ。 |
| 2005年11月 | たゆたい/小学館 | 熊谷貫/ベトナム | 海外撮り下ろし、幼少期の写真、過去のグラビア。148ページ。 |
| 2007年8月 | 二十歳、夏/ワニブックス | 小澤忠恭/屋久島 | 20歳の記念写真、デビュー当時からの成長記録。 |
| 2011年5月13日 | moi-モア-/主婦と生活社 | カナダ東部4都市 | 120点の厳選写真、すっぴん、初エッセイ。 |
| 2017年9月1日 | encourage/宝島社 | 伊藤彰紀/キューバ | 160ページの写真、32ページのロングインタビュー。 |
この一覧から読み取れるのは、初期作品が成長の記録を中心にしているのに対し、2011年以降は本人の考え方や内面を伝える構成が強まっていることだ。
特に『moi-モア-』と『encourage』は、海外ロケという共通点を持ちながら、前者は自然体の自分との出会い、後者は30歳までの人生の振り返りという異なるテーマを持っている。
また、撮影地だけで作品を選ぶのも有効だ。ベトナムの異国情緒、屋久島の自然、カナダの冬景色、キューバの街並みと、それぞれ異なる写真表現を楽しめる。
【どれから読むべき?】目的別におすすめの写真集を比較
5作品すべてを一度に集める必要はない。初めて購入する場合は、何を知りたいのかによって選ぶ作品を変えると満足度が高くなる。
石原さとみの現在につながる魅力を知りたいなら『encourage』最初の一冊としておすすめしたいのは『encourage』だ。
理由は、写真だけでなくロングインタビューが収録されているからだ。30歳を迎えた時点での考え方や、それまでのキャリアを振り返る内容を写真と一緒に楽しめる。
また、伊藤彰紀によるキューバ撮影という明確なコンセプトがあり、作品全体の統一感もある。写真集を普段あまり読まない人でも、インタビューを通して作品に入り込みやすい。
若い頃の姿を時系列で追いたいならファースト写真集デビュー当時の石原さとみを知りたい人は、2003年のファースト写真集から読むのが自然だ。
16歳という若さに加え、映画やCMの撮影現場に密着した写真もあるため、当時の活動状況を知る資料としても楽しめる。
その後に『たゆたい』『二十歳、夏』と読み進めれば、10代から20歳にかけての表情の変化を追える。
自然体の表情やエッセイを楽しみたいなら『moi-モア-』華やかな撮影カットよりも、日常に近い表情や本人の言葉を楽しみたい人には『moi-モア-』が合っている。
カナダを旅するような写真構成に加え、初めてのエッセイが収録されているため、写真集とエッセイ集の中間に位置するような楽しみ方ができる。
20歳という節目の作品を楽しみたいなら『二十歳、夏』『二十歳、夏』は、20歳になったタイミングの作品として選ぶ価値がある。
屋久島という撮影環境も魅力で、自然の中で表現される若々しさと大人らしさの両方を楽しめる。デビュー時代からの写真も収録されているため、初期作品をすべてそろえたい人にも向いている。
おすすめの読み方は、最新の主要作品である『encourage』から入り、興味を持った年代に合わせて過去の作品をさかのぼる方法だ。一方、成長の流れそのものを楽しみたい場合は2003年から発売順に読むとよい。
【encourageの評判・口コミ】15万部突破の理由と2019年特別版
『encourage』は、石原さとみの写真集の中でも特に注目された作品だ。
宝島社は公式の15万部突破記念スペシャルサイトを設け、重版を重ねたヒット作品として紹介している。写真集そのものに加え、制作秘話やオフショット、撮影日記などの関連コンテンツを展開したことも特徴だ。
購入者の評価に見られる特徴楽天ブックスの商品ページでは、確認時点でユーザー評価4.49、42件の評価が掲載されている。レビュー欄には、普段のメイクを知ることができて参考になったという購入者の感想も見られる。
こうした反応からは、単に石原さとみの写真を楽しむだけでなく、ヘアメイクやファッション、本人の考え方にも関心を持つ読者がいることがうかがえる。
ただし、オンライン書店の評価はそのサービスを利用した購入者によるもので、すべての読者の意見を代表するものではない。評価点だけでなく、写真中心の作品を期待するのか、インタビューやメイク情報も読みたいのかを基準に選びたい。
2019年発売の『encourage 特別版』とは?ここで間違えやすいのが、2019年5月31日に発売された『encourage 特別版』の存在だ。
宝島社の公式商品情報によると、この特別版は2017年の写真集『encourage』に、新たに制作されたスタイルブック『courage』を組み合わせた2冊組のセットである。
収録内容は次のとおりだ。
- encourage:キューバで撮影されたアニバーサリー写真集。既刊版に2ページを追加。
- courage:全96ページのスタイルブック。出演したドラマや映画のヘアメイク、衣装へのこだわり、撮影秘話などを紹介。
- 撮影日記・未公開カット:写真集制作の裏側やオフショットも収録。
『courage』では、『5→9~私に恋したお坊さん~』『アンナチュラル』『高嶺の花』などの出演作品に関連したヘアメイクのポイントも取り上げられている。
したがって、2019年の特別版を2019年に撮影された新作写真集と考えるのは正確ではない。2017年の写真集を中心に、スタイルブックを追加した特別仕様である。
写真だけでなく、石原さとみのメイクや衣装、作品づくりの裏側まで知りたい人には、特別版の内容も魅力的だ。
出典:宝島社公式『encourage 特別版』商品情報、楽天ブックスの購入者評価。
【2026年最新情報】新作写真集の発売予定と現在の刊行状況
2026年10月30日時点で、確認できる主要な写真集の最新刊は2017年9月発売の『encourage』である。
所属事務所ホリプロの公式情報では、2026年もテレビ出演、舞台、CM関連の活動が掲載されている。一方、確認できる公式ニュースには、2026年発売の新しい写真集に関する告知は見当たらない。
そのため、現段階では『encourage』を最新の主要写真集として扱うのが妥当だ。新作の発売日や出版社、撮影地について確定した情報は公表されていない。
新作を待つ人が確認したい情報源新しい写真集の発表を待っている場合は、次の情報を確認するとよい。
- ホリプロ公式サイト:本人の活動情報や出版関連の告知。
- 宝島社公式サイト:『encourage』の関連商品や新刊情報。
- 出版社の書誌情報:発売日、ISBN、判型、ページ数などの正式な商品情報。
特に注意したいのが、カレンダーや雑誌のグラビア、既刊写真集の特別版を新作写真集と混同しないことだ。
例えば『encourage 特別版』は2019年の刊行物だが、完全に独立した新作写真集ではない。商品名だけで判断せず、収録内容とISBNを確認すると間違いを防ぎやすい。
【石原さとみの写真集】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:石原さとみのファースト写真集はいつ発売された?
A1:2003年3月に文藝春秋から発売された。初版奥付日は2003年3月30日。16歳当時の姿や映画・CM撮影への密着写真などが収録されている。
Q2:石原さとみの写真集は全部で何冊ある?
A2:主要な写真集としては、2003年のファースト写真集から2017年の『encourage』まで5作品がある。2019年には『encourage』とスタイルブック『courage』をセットにした特別版も発売された。
Q3:石原さとみの写真集でキューバ撮影の作品は?
A3:2017年9月発売の『encourage』。伊藤彰紀が撮影を担当し、160ページの写真と32ページのロングインタビューが収録されている。
Q4:『moi-モア-』にはどんな内容が収録されている?
A4:カナダ東部4都市で撮影した写真や、すっぴんのカット、石原さとみ自身初のエッセイなどが収録されている。写真を通して自然体の表情を楽しみたい人におすすめだ。
Q5:2026年に新しい石原さとみ写真集は発売される?
A5:2026年10月30日時点で、新作写真集の正式な発売発表は確認できない。刊行情報として確認できる最新の主要作品は2017年の『encourage』である。
Q6:『encourage』と『encourage 特別版』は何が違う?
A6:2017年版はキューバ撮影の写真集とロングインタビューを収録した作品。2019年の特別版は既刊写真集に2ページを追加し、96ページのスタイルブック『courage』をセットにした2冊組である。
まとめ:石原さとみ写真集は読みたい年代とテーマで選ぶ
石原さとみの写真集は、2003年のファースト写真集から2017年の『encourage』まで、主要5作品が刊行されている。それぞれの作品には、撮影地や構成だけでなく、当時の本人の年齢やキャリアが反映されている。
初期の姿を見たいなら『16歳 至上の原石』、少女から大人への変化を追うなら『たゆたい』、20歳の節目を楽しむなら『二十歳、夏』、自然体の表情やエッセイを読みたいなら『moi-モア-』が候補になる。
そして、写真とインタビューの両方から石原さとみの魅力を知りたいなら、2017年の『encourage』が有力な選択肢だ。2019年の特別版を選べば、スタイルブック『courage』も一緒に楽しめる。
2026年現在、新作写真集の正式発表は確認できないものの、過去の5作品を並べると、10代から30歳に至るまでの表情や表現の変化をたどることができる。
写真の美しさだけでなく、その時代に何を表現していたのか。そこに注目して選ぶことが、石原さとみの写真集をより深く楽しむためのポイントだ。
編集上の確認ポイント: 発売日については、出版社公式情報と国立国会図書館の書誌情報で月表記が異なる作品があるため、本文ではそれぞれの記録を区別しています。