築地本願寺合同墓は、京都の西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院、築地本願寺が管理するお墓です。所在地は東京都中央区築地3丁目15番1号。2017年11月8日に開設されました。
開設の背景には、核家族化や都市部への人口集中、少子高齢化などによって、従来の「先祖代々のお墓を子孫が引き継ぐ」という仕組みが合わなくなってきた事情があります。
築地本願寺が2017年の開設時に公表した資料では、個人単位で生前に申し込めること、後継者がいなくても寺院が管理すること、年間管理費が不要であることなどが特徴として紹介されていました。
合同墓と一般的な合祀墓は何が違う?築地本願寺合同墓は、納骨した直後から全員の遺骨を一緒にする方式だけではありません。
希望する保管期間に応じて、遺骨を個別に収蔵する期間を設けられる仕組みでした。
個別保管中は、ほかの人の遺骨と混ざらない状態で管理され、その期間が終了すると合同区画に移されます。
つまり、家族がお参りできる期間と、最終的に合同で管理する仕組みを組み合わせたお墓です。
また、合同墓の礼拝堂には参拝スペースが設けられています。遺骨そのものを取り出して対面する形式ではなく、礼拝堂で故人を偲ぶ形になります。
築地本願寺が掲げる合同墓の特徴- 個人単位での生前申込みに対応していた
- 後継者がいなくても利用できる仕組み
- 個別保管と合同保管を選べる
- 年間管理費が不要
- 過去の宗教・宗派を問わない
- 築地本願寺による継続的な管理
- 礼拝堂で参拝できる
なお、浄土真宗本願寺派では、一般的な意味での「亡くなった人の冥福を祈る永代供養」という考え方とは異なる教義があります。
築地本願寺の合同墓では、阿弥陀如来への礼拝や読経を通じた宗教的な営みが大切にされています。単に遺骨を預かる施設ではない点も理解しておきたいところです。
【費用を解説】30万円・50万円・100万円の違いと個別保管期間

築地本願寺合同墓の費用を調べると、30万円・50万円・100万円という3つの金額が頻繁に登場します。
この金額の違いは、主に納骨後の個別保管期間によるものです。
3つの費用区分と保管期間2017年の開設時に築地本願寺が公表した料金体系は、次のとおりです。
| 区分 | 個別保管期間 | 開設時の公表金額 |
|---|---|---|
| 合同区画 | 個別保管なし・納骨後に合葬 | 30万円以上 |
| 6年個別保管 | 6年間、その後合葬 | 50万円以上 |
| 32年個別保管 | 32年間、その後合葬 | 100万円以上 |
ここで注意したいのが、これらの金額は単なる現在の確定料金ではないという点です。
築地本願寺は2025年9月1日に合同墓使用の手引書を改正しました。
公式の改正資料によると、合同墓管理委託冥加金の金額の定めと納入方法が変更されています。
加えて、改正後の使用約款では、冥加金の金額と納付方法を管理受託者が定める形になりました。従来の使用細則にあった30万円・50万円・100万円の固定金額も削除されています。
したがって、2026年11月現在、旧3区分の金額を2027年度の新しい募集にもそのまま適用できるとは限りません。
30万円・50万円・100万円は、従来の料金体系を理解するための金額として捉える必要があります。
6年間の個別保管はどのような仕組み?6年個別保管は、納骨後6年間、ほかの人の遺骨と混ざらないよう個別に保管し、その後に合同区画へ移す方式です。
家族が一定期間は個別にお参りできることを重視する場合に、検討されていた区分です。
一方、6年経過後には合葬されるため、その後も個別の遺骨として取り出せるわけではありません。
32年間の個別保管は何回忌まで?32年間の個別保管は、長期間にわたって個別に遺骨を保管する仕組みです。
開設当初の案内では、32年間の個別保管後に合同区画へ移す内容となっていました。
33回忌を一つの節目として考える家庭にとって、期間を検討する際の参考になります。
ただし、32年間の個別保管を選択しても、納骨後に遺骨を取り出せる権利が生まれるわけではありません。
冥加金以外に必要な費用は?年間管理費は不要とされていました。
ただし、冥加金だけですべての仏事や関連サービスが含まれるわけではありません。
費用を考える際には、次の項目を分けておく必要があります。
- 合同墓管理委託冥加金
- 希望する場合の永代経懇志
- 個別に依頼する法要や読経に関する懇志
- 墓じまいを伴う場合の墓石撤去費用
- 遺骨の取り出しや運搬費用
- 改葬に伴う行政手続きや関連費用
とくに永代経を同時に申し込む場合、合同墓管理委託冥加金とは別に永代経懇志が必要になることが、使用約款にも記載されています。
【申込方法・申込条件】宗派不問でも知っておきたい5つのルール
築地本願寺合同墓は、過去の宗教や宗派を問わず利用できる仕組みでした。
ただし、宗派不問という言葉だけで、どのような宗教的条件もないと考えるのは正確ではありません。
1.申し込めるのは成人の管理委託者2025年9月改正版の使用約款では、管理委託者は成人に限るとされています。
生前申込みの場合、原則として納骨予定者本人が申込者となります。法定代理権を有する人や任意後見人も対象に含まれています。
すでに亡くなっている人を納骨する場合には、祭祀承継者や死後事務受任者など、築地本願寺が認める人が申し込む仕組みでした。
2.過去の宗教・宗派は不問他宗派であった人や、特定のお寺との付き合いがなかった人も、従来の合同墓の対象でした。
ただし、申込み以降の法要については、浄土真宗本願寺派の儀礼で行うことへの同意が必要です。
つまり、宗派を理由に一律に申し込めない仕組みではありませんが、法要の形式には築地本願寺の教義に沿った条件があります。
3.実印と印鑑登録証明書が必要従来の使用細則では、申込書に実印を押し、取得から6か月以内の印鑑登録証明書を添付することが定められていました。
海外居住者については、印鑑登録証明書に代わる公的書類が必要とされています。
また、申込者や納骨予定者が浄土真宗本願寺派の所属寺院を持つ場合、所属寺院の住職または住職代務者の許可が必要です。
4.納骨対象者の変更は原則できない契約時には、誰の遺骨を納めるのかを明示し、築地本願寺の許可を得る必要があります。
一度契約した後に、納骨予定者や区画を自由に変更することは認められていません。
また、原則として一人につき一つの個別区画が割り当てられます。
5.築地本願寺倶楽部への入会条件も確認する開設当初の案内資料では、築地本願寺倶楽部への入会が必要とされ、入会費・年会費は無料と説明されていました。
ただし、2025年改正版の使用約款・使用細則では、従来の案内と異なる部分もあるため、2027年度の新しい募集条件で入会要件を確認する必要があります。
申込みから納骨までの基本的な流れ従来の制度では、おおむね次のような手続きでした。
1. 合同墓の説明を受け、利用条件を確認する。
2. 管理委託申込書と必要書類を提出する。
3. 築地本願寺による審査・受理を受ける。
4. 管理受託証明書の交付を受ける。
5. 納骨時に証明書と必要書類を提示する。
6. 遺骨を粉骨したうえで納骨する。
納骨時には、埋葬許可証、火葬証明書、改葬許可証など、状況に応じた公的書類も必要でした。
なお、上記は従来の合同墓の手続きです。現在は新規受付が終了しているため、この手順で新規契約を進めることはできません。
【2026年最新】7月1日の募集終了と2027年度の新規募集を時系列で整理
2026年の築地本願寺合同墓をめぐる動きで、最も重要なのが7月1日の募集終了です。
築地本願寺の公式発表では、2017年11月に開設した合同墓について、2026年7月1日をもって募集を終了したと案内されています。
加えて、2027年度から新たなお墓の募集を予定していることも明らかにしました。
募集終了までの主な経緯| 年月 | 出来事 | 内容・意味 |
|---|---|---|
| 2017年11月 | 合同墓開設 | 個人単位の生前申込みに対応 |
| 2024年4月 | 第二期募集開始 | 新しい使用約款・利用条件で受付 |
| 2025年9月1日 | 手引書改正 | 冥加金の金額と納入方法の定めを変更 |
| 2026年5月8日 | 利用規約改正 | 申込み期間の区分などを変更 |
| 2026年7月1日 | 従来の募集終了 | 公式に新規募集の終了を発表 |
| 2027年度 | 新しいお墓の募集予定 | 詳細は今後公式発表 |
築地本願寺の2026年7月1日付公式告知は、募集終了と利用者への感謝、新しいお墓の募集予定を伝えています。
一方、終了理由の詳しい説明は掲載していません。
ただし、2026年11月1日に掲載されたTRILLの記事では、定員に達したため募集を終了したとの説明が付記されています。
そのため、定員到達が終了の背景として報じられていることは押さえておきたいところです。公式告知そのものには、定員数や具体的な募集枠の数字は示されていません。
2026年9月からの特別追加募集はどうなった?もう一つ、見落とせないのが2026年5月8日の利用規約改正です。
この改正資料では、申込み期間について次の区分が記載されていました。
- 第一期間:2017年11月~2023年12月
- 第二期:2024年4月~2026年4月
- 特別追加募集:2026年9月~
しかし、その後の7月1日付公式告知では、合同墓の募集終了が発表されています。
したがって、5月の規約に記載された特別追加募集の予定を根拠に、2026年9月以降も申し込めると判断するのは適切ではありません。
7月1日以降の新規募集については、2027年度から新たなお墓を募集するという公式案内が最新の重要情報です。
2027年度の新規募集で何が変わる?2026年11月現在、公式発表で確認できるのは、2027年度から新しいお墓の募集を予定しているという点です。
次の項目は、まだ従来の条件が引き継がれると判断できません。
- 冥加金の金額
- 30万円・50万円・100万円の料金区分
- 6年間・32年間の個別保管制度
- 合葬のタイミング
- デジタル刻銘や名前の表示方法
- 築地本願寺倶楽部への入会条件
- 申込者の資格と必要書類
- 年間管理費の有無
新しいお墓が従来の合同墓と同じ仕組みになるのか、別の収蔵方式になるのかも、今後の発表を待つ必要があります。
2027年度の募集を検討している人は、従来の料金表だけを基準に資金計画を立てないことが大切です。
【遺骨返還・年間管理費】納骨堂との比較で分かる重要な違い
築地本願寺合同墓を検討する際、料金と同じくらい慎重に考えたいのが、納骨後に遺骨を取り出せるかどうかです。
納骨後の遺骨返還はできる?築地本願寺合同墓の2025年改正版使用細則では、遺骨を粉骨して納骨し、個別保管期間中も合葬後も返還しないことが明記されています。
これは、6年間や32年間の個別保管を選んだ場合も同じです。
加えて、管理委託契約を途中で解約した場合でも、納骨済みの遺骨を返還する義務はないと定められています。
既納の冥加金や永代経懇志についても、原則として返金されません。
この点は、契約前に家族と話し合っておくべき重要事項です。
例えば、子どもや親族が将来的に別のお墓へ移したいと考えている場合、合同墓に納骨することが希望と一致しない可能性があります。
遺骨の移動や返還を前提にするなら、別の納骨方法を検討したほうがよいでしょう。
築地本願寺合同墓と納骨堂の比較築地本願寺には合同墓のほかに、個別の納骨壇に遺骨を安置する納骨堂もあります。
両者は同じ寺院の施設でも、利用目的や管理方法が異なります。
| 比較項目 | 合同墓 | 納骨堂 |
|---|---|---|
| 基本形式 | 個別保管後に合葬も可能 | 個別の納骨壇 |
| 主な目的 | 承継者に頼らない納骨 | 個別区画での保管 |
| 年間管理費 | 不要 | 旧公開規程では年3万円 |
| 宗派条件 | 過去の宗派は不問 | 浄土真宗本願寺派が原則 |
| 遺骨の返還 | 不可 | 旧公開規程では引き取り手続きあり |
| 継承 | 原則不要 | 承継手続きが関係する |
| 募集状況 | 2026年7月1日終了 | 最新の空き状況は要確認 |
※納骨堂の金額と管理費は2020年公開の築地本願寺の施行細則に基づく参考情報です。2026年の新規募集価格を示すものではありません。
納骨堂はどのような人に向いている?納骨堂の特徴は、合同墓のように最終的に合葬することを前提としない個別の納骨壇を利用できることです。
2020年公開の公式規程では、普通区画150万円以上、特別区画200万円以上、特設区画200万円以上、年間管理費3万円とされていました。
また、同規程では納骨堂の使用権を放棄する際、所定の手続きを経て遺骨を引き取る仕組みも記載されています。
ただし、納骨堂は浄土真宗本願寺派の所属寺院や承継に関する条件があり、合同墓とは利用条件が異なります。
2024年に行われた築地本願寺関係者へのインタビューでは、納骨堂には約2,200基の納骨壇があり、取材当時はすべて契約済みで新規募集をしていないと説明されていました。これは2024年時点の状況であり、2026年11月の空き状況を保証する情報ではありません。
【評判・口コミを検証】築地本願寺合同墓のメリットと注意点
築地本願寺合同墓の評判を判断するときは、実際の見学者の感想と、施設の仕組みから考えられるメリット・デメリットを分ける必要があります。
口コミで注目される立地と施設の雰囲気築地本願寺合同墓の大きな特徴は、都心に位置していることです。
東京メトロ日比谷線の築地駅出口1から境内に直結しており、遠方からの参拝者にもアクセスしやすい立地です。
また、礼拝堂は一般的な墓地のイメージとは異なる明るい空間として紹介されています。
2024年の見学取材を再掲載したTRILLの記事でも、礼拝堂の天窓から光が入る様子が紹介され、見学者が明るく開放的な印象を語っています。
個人ブログには異なる評価もある一方、2024年7月に公開された見学者の個人ブログでは、築地本願寺合同墓について、寺院らしい雰囲気や開放感に物足りなさを感じたという感想も記されていました。
その投稿者は、納骨機能を重視する人には適している一方、寺院との日常的な交流や法要の場を求める人には別の選択肢もあると考えたようです。
これはあくまで一人の見学者の感想であり、利用者全体の評価を示すものではありません。
合同墓そのものの口コミは、寺院全体の観光・参拝レビューと混同しないことも重要です。
メリットとデメリットを整理| 評価項目 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 立地 | 築地駅直結で参拝しやすい | 遠方の親族には移動負担がある |
| 費用 | 年間管理費が不要 | 初期冥加金はまとまった金額になる |
| 承継 | 後継者がいなくても利用できる | 家族で自由に承継する墓ではない |
| 個別保管 | 6年・32年の選択肢があった | 期間終了後は合葬 |
| 宗教 | 過去の宗派は不問 | 法要は浄土真宗本願寺派の儀礼 |
| 遺骨 | 寺院による管理 | 納骨後の返還はできない |
次のような考えを持つ人には、従来の合同墓の仕組みが適していました。
- 子どもや後継者に墓守の負担をかけたくない
- 都心でアクセスのよい納骨先を探している
- 生前に自分の納骨先を決めておきたい
- 年間管理費のないお墓を希望している
- 最終的に合葬されることに納得できる
- 浄土真宗本願寺派の法要形式を受け入れられる
反対に、次の条件に当てはまる場合は慎重な判断が必要です。
- 将来、遺骨を別のお墓に移す可能性がある
- 夫婦や家族の遺骨を一つの個別区画にまとめたい
- いつまでも個別の墓所を維持したい
- 自由な宗教形式で法要を行いたい
- お墓に供花や供物を自由に供えたい
とくに遺骨返還不可という条件は、費用の安さや立地のよさよりも優先して検討するべきポイントです。
【墓じまい・改葬】築地本願寺合同墓を移転先に考えていた人の対応策
築地本願寺合同墓は、既存のお墓を整理した後の改葬先として検討されることもありました。
しかし、2026年7月1日以降は従来の合同墓の新規募集が終了しています。
そのため、墓じまいを検討している人は、先に遺骨を取り出したり墓石を撤去したりするのではなく、移転先を確保する順番を考える必要があります。
墓じまいから改葬までの基本的な手順
現在のお墓の管理者に相談
墓じまいの意向を伝え、遺骨の収蔵証明など必要書類について確認します。
新しい納骨先を決める
受け入れ可能な墓地や納骨堂を探し、受入証明にあたる書類を取得します。
自治体で改葬許可を申請
現在のお墓がある市区町村に必要書類を提出し、改葬許可証を取得します。
現在のお墓から遺骨を取り出す
墓地管理者や石材店と相談して取り出し、必要な閉眼に関する儀礼や墓石撤去を進めます。
新しい納骨先へ納骨
改葬許可証などを提出し、新しい墓地の手続きに従って納骨します。
一般的な改葬手続きの流れ。必要書類や申請方法は自治体によって異なります。
築地本願寺の仏事相談案内でも、改葬では移転先の受入証明、現在のお墓の埋葬・収蔵証明、自治体の改葬許可証などが必要になると説明されています。
2027年度の新規募集を待つ場合の注意点築地本願寺の新しいお墓を改葬先として考えている場合、次の点を意識してください。
1.募集開始前に墓石を撤去しない
新しい施設の受入条件が決まる前に墓じまいを進めると、遺骨の一時保管先を別に確保する必要が生じます。
2.改葬許可の取得時期を確認する
改葬許可の申請に必要な書類は、移転先の受入条件や自治体の取り扱いによって異なります。
3.新制度の遺骨保管方式を確認する
従来の6年・32年という個別保管期間が継続するとは限りません。
4.家族間で合葬への同意を得る
遺骨の返還ができない仕組みになる場合、将来の親族間のトラブルを避けるためにも、納骨前の話し合いが欠かせません。
【築地本願寺合同墓に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:築地本願寺合同墓は2026年11月現在も申し込めますか?
2026年7月1日をもって従来の合同墓の募集は終了しています。築地本願寺は2027年度から新たなお墓の募集を予定しています。具体的な受付開始日や申込条件は、今後の公式発表を確認してください。
Q2:築地本願寺合同墓の費用は30万円・50万円・100万円で確定していますか?
この3区分は開設時に公表された従来の料金体系です。ただし2025年9月の規定改正で冥加金の金額の定めが変更されており、2027年度の新しい募集に同じ金額が適用されるかは未発表です。
Q3:6年間または32年間の個別保管中なら遺骨を返してもらえますか?
いいえ。従来の使用細則では、個別保管期間中も合葬後も遺骨の返還はできないと定められていました。契約を途中で解約しても返還されないため、納骨前に十分な確認が必要です。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
築地本願寺合同墓は、後継者のいない人や、家族に墓守の負担を残したくない人に向けて、2017年に開設されたお墓です。
従来の制度では、30万円・50万円・100万円以上という3つの費用区分があり、個別保管なし、6年間、32年間という保管方式が用意されていました。
年間管理費が不要で、過去の宗教・宗派を問わないことも、多くの人が検討する理由になっていました。
しかし、2026年7月1日に従来の募集は終了。築地本願寺は2027年度から新たなお墓の募集を予定しています。
今後、特に確認したいのは次の5項目です。
1. 新しい冥加金の金額:従来の30万円・50万円・100万円が継続するのか。
2. 個別保管期間:6年間・32年間の仕組みが引き継がれるのか。
3. 年間管理費:従来どおり不要なのか。
4. 申込条件:宗派、築地本願寺倶楽部への入会、必要書類などがどう変わるのか。
5. 遺骨の取り扱い:合葬の時期や返還不可の条件がどう定められるのか。
お墓選びで本当に大切なのは、契約時の金額だけではありません。
遺骨を個別に保管できる期間、最終的に合葬される時期、納骨後の返還の可否、家族が参拝できる環境まで含めて判断する必要があります。
築地本願寺合同墓は、後継者に負担を残さず、寺院に管理を任せたい人にとって魅力のある仕組みでした。一方で、遺骨を取り出せないという条件は、将来の選択肢を制限するものでもあります。
2027年度の新規募集を待つ人は、旧制度の料金だけで判断せず、新しい使用約款や利用規約を確認してから契約を検討することが大切です。
募集に関する最新情報は、築地本願寺コンタクトセンターでも確認できます。
築地本願寺コンタクトセンター
0120-792-018
全日 9:00~17:00
東京都中央区築地3丁目15番1号
合同墓に関する問い合わせ窓口。2027年度の募集時期・料金・申込条件を確認する際に利用できます。
情報確認:築地本願寺公式発表・合同墓使用約款・使用細則(2026年11月2日時点)
築地本願寺合同墓を検討するなら、2027年度の募集発表を待ちながら、家族の希望と納骨後の条件を整理しておくことが、後悔しないお墓選びにつながります。