2026年の鳥取県高校駅伝は、男女とも鳥取城北高校が優勝した。
大会は10月31日、境港市営竜ヶ山陸上競技場を発着点とするサカイマリンマラソンコースで開催。男子は7区間42.195km、女子は5区間21.0975kmで競われた。
男子の総合順位・結果| 順位 | 学校名 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 1位 | 鳥取城北 | 2:05:19 |
| 2位 | 米子松蔭 | 2:11:55 |
| 3位 | 米子西 | 2:22:43 |
| 4位 | 八頭 | 2:22:57 |
| 5位 | 鳥取東 | 2:25:07 |
| 6位 | 境 | 2:29:33 |
| 7位 | 米子東 | 2:30:05 |
| 8位 | 鳥取中央育英 | 2:31:01 |
| 9位 | 倉吉東 | 2:31:48 |
| 10位 | 倉吉西 | 2:37:37 |
| 11位 | 鳥取西 | 2:38:46 |
| 12位 | 岩美 | 2:39:15 |
鳥取城北は2位の米子松蔭に対して6分36秒差をつけた。
さらに注目すべきは、1区から7区まで一度も首位を譲らなかったことだ。米子松蔭も全区間で区間2位を確保する安定したレースを展開したが、鳥取城北の総合力には届かなかった。
女子の総合順位・結果| 順位 | 学校名 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 1位 | 鳥取城北 | 1:14:47 |
| 2位 | 米子西 | 1:21:35 |
| 3位 | 八頭 | 1:23:08 |
| 4位 | 鳥取東 | 1:25:49 |
| 5位 | 倉吉西 | 1:37:46 |
| 6位 | 米子東 | 1:38:11 |
女子は2位の米子西に6分48秒差をつけて優勝。
男女とも2位との差が6分を超えており、鳥取城北の選手層の厚さが際立つ結果になった。
【鳥取城北高校男子駅伝部】全7区間で区間賞!平田千隼・竹ノ下鳳瞳らの快走

男子の鳥取城北は、2026年大会で全7区間の区間賞を独占した。
単独のエースに頼るのではなく、長距離区間と短距離区間の両方でライバルを上回ったことが最大の特徴だ。
男子の区間賞・区間記録一覧| 区間 | 選手名 | 記録 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 1区・10km | 平田千隼(2年) | 30分46秒 | 区間賞 |
| 2区・3km | 大内田心煌(3年) | 8分39秒 | 区間賞 |
| 3区・8.1075km | 竹ノ下鳳瞳(3年) | 23分04秒 | 区間新 |
| 4区・8.0875km | 吉田太郎(3年) | 24分24秒 | 区間賞 |
| 5区・3km | 渕田凛乃助(1年) | 8分58秒 | 区間賞 |
| 6区・5km | 野嵜劉心(3年) | 14分21秒 | 区間新 |
| 7区・5km | 松下将大(3年) | 15分07秒 | 区間賞 |
特に注目したいのは、3区の竹ノ下鳳瞳と6区の野嵜劉心だ。
竹ノ下鳳瞳は8.1075kmを23分04秒で走破。 1km平均約2分50秒7というペースで、区間新記録を打ち立てた。
また、野嵜劉心も5kmを14分21秒で走り、こちらも区間新を達成。中盤から終盤にかけての強さを証明した。
平田千隼は1区でチームに勢いをつける1区は10kmという最長区間であり、チームの流れを決める重要なポジションだ。
平田千隼は30分46秒で区間賞を獲得。2位の米子松蔭・松本太一の31分29秒を43秒上回った。
最初の区間からリードを築いたことで、後続の選手が自分のペースでレースを進めやすくなった。
竹ノ下鳳瞳の3区がレースの大きな転換点3区終了時点で、鳥取城北と米子松蔭の差は2分10秒まで拡大した。
竹ノ下は区間2位の米子松蔭・石谷琉輝の24分16秒に対し、23分04秒でフィニッシュ。72秒の差を生み出している。
その後の4区でも吉田太郎が24分24秒で区間賞を獲得し、チームの優位をさらに広げた。
男子の強さは、特定の選手だけが突出していたことではない。7人全員が区間賞を獲得し、チーム全体で安定したペースを維持した点にある。
【鳥取城北高校女子駅伝部】1時間14分47秒!吉田光来が逆転の流れをつくる
女子は男子とは異なる展開だった。
序盤の1区では八頭高校が先行したものの、2区で鳥取城北が逆転。その後は3区から5区まで連続して区間賞を獲得し、最終的に1時間14分47秒で優勝した。
女子の区間賞一覧| 区間 | 選手名 | 学校 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 1区・6km | 中本莉海 | 八頭 | 21分27秒 |
| 2区・4.0975km | 吉田光来 | 鳥取城北 | 14分01秒 |
| 3区・3km | 徳田楓 | 鳥取城北 | 10分29秒 |
| 4区・3km | 中島朱里 | 鳥取城北 | 10分35秒 |
| 5区・5km | 中嶋琳 | 鳥取城北 | 18分06秒 |
女子の注目選手は、2区を担当した吉田光来だ。
1区では八頭の中本莉海が21分27秒で区間賞を獲得。鳥取城北の中嶋咲月は21分36秒で、9秒差の2位だった。
しかし、2区に入ると状況が変わる。
吉田光来は14分01秒で区間賞を獲得。八頭との差を逆転し、鳥取城北を総合トップに押し上げた。
この区間終了時点で、鳥取城北は35分37秒。2位の八頭は37分30秒で、1分53秒のリードを確保した。
1年生の徳田楓・中島朱里も区間賞女子チームで見逃せないのが、下級生の活躍だ。
3区の徳田楓は10分29秒、4区の中島朱里は10分35秒で、それぞれ区間賞を獲得した。
両選手とも1年生であり、上級生だけに依存しないチーム構成を示した。
そしてアンカーの中嶋琳が5kmを18分06秒で走り、最後の区間もトップで締めくくった。
女子は5区間すべてで区間賞を独占したわけではない。1区は八頭が獲得し、鳥取城北は2区から5区までの4区間を制している。この違いを押さえると、逆転優勝の過程がより明確になる。
【選手・ライバル校の関係を整理】鳥取城北駅伝2026の注目人物と相関
今回の鳥取県高校駅伝では、鳥取城北の主力選手だけでなく、米子松蔭や八頭、米子西の選手たちも重要な役割を果たした。
大会の関係性を整理すると、次のようになる。
| エンティティ | 大会での役割・関係 | 2026年の実績 |
|---|---|---|
| 鳥取城北男子駅伝部 | 男子総合優勝 | 2時間05分19秒 |
| 平田千隼 | 男子1区の主力 | 30分46秒・区間賞 |
| 竹ノ下鳳瞳 | 男子3区の主力 | 23分04秒・区間新 |
| 吉田光来 | 女子2区の主力 | 14分01秒・区間賞 |
| 鳥取城北女子駅伝部 | 女子総合優勝 | 1時間14分47秒 |
| 米子松蔭高校 | 男子準優勝・最大のライバル | 2時間11分55秒 |
| 米子西高校 | 男子3位・女子2位 | 男子2時間22分43秒、女子1時間21分35秒 |
| 八頭高校 | 男女とも上位争いに参加 | 男子4位、女子3位 |
男子のライバルとして注目されたのが米子松蔭だ。
米子松蔭は総合2位で、全7区間において区間2位を確保。各区間で鳥取城北に次ぐ走りを見せた。
一方、鳥取城北は区間ごとの1km平均ペースでも優位に立った。
特に3区では1kmあたり約9秒、4区では約13秒の差が生まれている。
このような差が複数区間で積み重なり、最終的に6分36秒という大きな差につながった。
米子松蔭も決して崩れたわけではない。全区間で区間2位という安定感は高く評価できる。
両校の比較から見えるのは、鳥取城北が突出した区間を複数持っていたこと、そして米子松蔭がそれに追随する安定したチームだったという構図だ。
【鳥取県高校駅伝の歴代優勝記録】鳥取城北は男女で強さを継続
鳥取城北の2026年の男女優勝は、単発の好成績ではない。
過去の大会結果を振り返ると、女子は長期にわたって優勝を続けており、男子も米子松蔭との優勝争いを経て再び連覇を達成している。
男子の歴代優勝記録| 年度 | 優勝校 | 優勝タイム |
|---|---|---|
| 2023年 | 鳥取城北 | 2時間11分15秒 |
| 2024年 | 米子松蔭 | 2時間13分30秒 |
| 2025年 | 鳥取城北 | 2時間03分49秒 |
| 2026年 | 鳥取城北 | 2時間05分19秒 |
| 年度 | 優勝校 | 優勝タイム |
|---|---|---|
| 2023年 | 鳥取城北 | 1時間14分28秒 |
| 2024年 | 鳥取城北 | 1時間16分07秒 |
| 2025年 | 鳥取城北 | 1時間15分23秒 |
| 2026年 | 鳥取城北 | 1時間14分47秒 |
2025年の鳥取城北男子は、2時間03分49秒という大会新記録で優勝した。
2026年は2時間05分19秒となり、前年より1分30秒遅い。
ただし、2026年大会は晴天で気温26度というコンディションだった。2025年は雨で気温17度だったとする大会分析もあり、単純にタイムだけでチームの実力が低下したと判断するのは適切ではない。
むしろ、厳しい気象条件のなかで全7区間の区間賞を獲得したことに価値がある。
女子は前年から36秒短縮女子は2025年の1時間15分23秒から、2026年には1時間14分47秒へと36秒短縮した。
加えて、2023年の1時間14分28秒にも19秒差まで迫っている。
女子は過去の優勝タイムと比較しても安定しており、全国大会を見据えた継続的な強化がうかがえる。
一方、男子は2024年に米子松蔭が優勝している。鳥取県内の男子駅伝は、鳥取城北だけが一方的に勝ち続けてきたわけではない。
こうした競争環境があるからこそ、2026年の男女アベック優勝には大きな意味がある。
【全国高校駅伝2026への展望】鳥取城北は都大路でどこまで戦える?
2026年12月20日には、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする男子第77回・女子第38回全国高等学校駅伝競走大会が開催される。
鳥取県代表は男女とも鳥取城北に決まった。
全国大会の開催概要| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会日 | 2026年12月20日(日) |
| 会場 | たけびしスタジアム京都 |
| 女子スタート | 10時20分 |
| 男子スタート | 12時30分 |
| 男子 | 第77回大会 |
| 女子 | 第38回大会 |
11月2日時点で確認できる全国高校駅伝の予選通過校タイムランキングでは、鳥取城北男子の2時間05分19秒は8番目に位置している。
上位には九州学院の2時間03分09秒、東洋大牛久の2時間04分19秒などが並ぶ。
鳥取城北との差はそれぞれ2分10秒、1分00秒となる。
ただし、これは各都道府県予選の記録を並べた暫定的な比較であり、コース条件や気象条件は異なる。地区代表や今後の予選結果も加わるため、全国大会の最終順位を直接予測する数字ではない。
それでも、2時間05分台の記録を持って全国大会に臨めることは大きな強みだ。
全国の強豪校と対戦する際には、1区の入り方、長距離区間での粘り、後半の失速を防ぐ選手配置が重要になる。
特に3区の竹ノ下鳳瞳が見せた23分04秒、6区の野嵜劉心が記録した14分21秒は、全国の舞台でも注目したい実績だ。
女子は全国上位校との距離をどう縮めるか女子の1時間14分47秒も、全国大会を考えるうえで重要な基準になる。
11月2日時点の確認済み予選記録では、女子の上位に仙台育英の1時間06分42秒、大阪薫英女学院の1時間08分23秒、神村学園の1時間08分44秒などが並んでいる。
鳥取城北の記録は、同ランキングでは35番目に位置する。
この数字だけを見ると全国上位との差は小さくない。ただし、都道府県ごとのコース条件や気象条件の違いがあるため、実力差をそのままタイム差に置き換えることはできない。
全国大会で期待したいのは、吉田光来のように流れを変えられる選手と、徳田楓・中島朱里ら下級生の成長だ。
県予選では2区からアンカーまで4区間連続で区間賞を獲得した。全国大会では各校の強力な選手との直接対決になるため、序盤の位置取りと中盤以降の粘りが鍵になる。
男女とも県大会で示した力を、京都の舞台でどこまで発揮できるかが最大の見どころだ。
【プロの結論】鳥取城北駅伝2026を評価する3つのポイント
今回の大会を評価するうえで、特に重要なのは次の3点だ。
1. 男子は7人全員が区間賞という総合力
平田千隼から松下将大まで、全員が区間賞を獲得した。特定の選手の好走だけでは説明できないチーム力がある。
2. 女子は逆転できる選手層の厚さ
1区では八頭に先行されたものの、吉田光来が2区で逆転。その後の3区から5区までを下級生と上級生がつなぎ、優勝を決めた。
3. 米子松蔭をはじめとする県内ライバルの存在
男子の米子松蔭は全区間で2位を確保した。鳥取県の高校駅伝全体のレベルを考えるうえでも、ライバル校の成長は重要だ。
県予選の結果だけで全国大会の順位を決めつけることはできない。全国ではコースも対戦相手も変わるため、区間ごとの対応力が問われる。
鳥取城北にとって2026年は、県内で勝つだけでなく、全国の強豪とどこまで競り合えるかを示す大会になる。
鳥取城北駅伝2026に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鳥取城北は2026年の鳥取県高校駅伝で男女優勝した?
A1:はい。2026年10月31日の大会で男女とも優勝しました。男子は2時間05分19秒、女子は1時間14分47秒です。
Q2:男子は全区間で区間賞を獲得した?
A2:はい。平田千隼、大内田心煌、竹ノ下鳳瞳、吉田太郎、渕田凛乃助、野嵜劉心、松下将大の7人全員が区間賞を獲得しました。3区と6区では区間新記録も誕生しています。
Q3:女子の注目選手は誰?
A3:吉田光来です。2区を14分01秒で走り、区間賞を獲得しました。また、徳田楓と中島朱里も区間賞を獲得し、下級生の活躍も光りました。
Q4:米子松蔭高校とのタイム差は?
A4:男子は鳥取城北が2時間05分19秒、米子松蔭が2時間11分55秒で、6分36秒差でした。
Q5:全国高校駅伝2026はいつ開催される?
A5:2026年12月20日(日)です。京都市のたけびしスタジアム京都で開催され、鳥取県代表として鳥取城北が男女とも出場します。
Q6:鳥取城北女子は何年連続で全国大会に出場する?
A6:2026年大会で8年連続9回目の出場となります。男子は2年連続10回目の出場です。
まとめ:鳥取城北駅伝2026は男女アベック優勝、次は全国の舞台へ
2026年10月31日の鳥取県高校駅伝は、鳥取城北高校が男女とも優勝する結果となった。
男子は2時間05分19秒で全7区間の区間賞を獲得し、竹ノ下鳳瞳と野嵜劉心が区間新記録を樹立。女子は1時間14分47秒で優勝し、吉田光来を中心に2区から5区まで区間賞を独占した。
男子の平田千隼、竹ノ下鳳瞳、女子の吉田光来、徳田楓、中島朱里など、注目選手の活躍も2026年大会を象徴する出来事だった。
そして、男子は2年連続10回目、女子は8年連続9回目となる全国高校駅伝への出場を決めた。
次の舞台は12月20日の京都・都大路。県大会で証明した総合力を全国の強豪相手に発揮できるか。鳥取城北の男女両チームから目が離せない。
主な参照資料:鳥取陸上競技協会の大会結果、日本陸上競技連盟の全国大会開催情報、2026年鳥取県高校駅伝の男女別リザルト・区間記録、全国高校駅伝予選タイム集計。