「進撃の巨人ファイナルシーズン後編」と検索すると、2022年放送の「The Final Season Part 2」と、2023年に放送された「The Final Season 完結編(後編)」の情報が混在しています。しかし、この2作品は同じものではありません。Part 2は第76話〜第87話の全12話で構成されるシリーズ第4期の一部であり、完結編(後編)はエレン・イェーガーと仲間たちの戦いに決着をつける最終エピソードです。
完結編(後編)は2023年11月4日24時からNHK総合で85分スペシャルとして放送されました。加えて、配信向けには第91話〜第94話の4話に分割されています。2026年11月現在の視聴方法、NetflixとU-NEXTの違い、地鳴らしの結末、ミカサとアルミンの最後まで整理すると、作品の位置づけがはっきり見えてきます。
【まず結論】2022年のPart 2と2023年の完結編(後編)は何が違う?

最初に押さえておきたいのは、「The Final Season Part 2」と「The Final Season 完結編(後編)」は、放送時期もストーリーの進行度も異なるという点です。
どちらもファイナルシーズンに含まれるため、検索結果や動画配信サービスでは似た名称で表示されることがあります。しかし、Part 2は最終決戦へ向かう重要なエピソード群であり、完結編(後編)は原作の最終局面までを映像化した本当の最終章です。
ファイナルシーズンの放送・作品構成| 作品・パート | 放送時期 | 話数・内容 |
|---|---|---|
| The Final Season Part 1 | 2020年12月〜2021年3月 | 第60話〜第75話 |
| The Final Season Part 2 | 2022年1月〜4月 | 第76話〜第87話・全12話 |
| 完結編(前編) | 2023年3月3日24時25分 | 約1時間のスペシャル放送。各話版では第88話〜第90話 |
| 完結編(後編) | 2023年11月4日24時 | 85分のスペシャル放送。各話版では第91話〜第94話 |
この構成は、アニメ公式サイトの放送告知や作品情報でも確認できます。
なぜ完結編が前編・後編に分かれたのか当初、The Final Seasonの完結編は2023年に放送される予定でした。その後、2023年1月に前後編の2部構成が正式発表され、前編は同年3月3日深夜、後編は同年11月4日深夜に放送されることになりました。
前編では、エレンが地鳴らしを発動させ、世界を破壊していく状況と、それを止めようとする仲間たちの動きが描かれます。一方、後編では、エレンのもとへたどり着いた仲間たちが最後の戦いに挑みます。
つまり、前編と後編は別々の物語ではありません。前編で提示された絶望的な状況を、後編が決着へと導く連続した最終章です。
【放送日・何話まで?】完結編(後編)の85分と第91話〜第94話を解説
完結編(後編)のテレビ放送日は、2023年11月4日(土)24時です。放送局はNHK総合で、通常の30分アニメではなく、85分間の特別番組として放送されました。
ここで注意したいのが、深夜番組特有の時間表記です。11月4日24時は、一般的な時計の表記では11月5日午前0時に当たります。そのため、放送日を調べる際には「11月4日24時」と「11月5日0時」が同じ放送開始時刻を示すことを理解しておくと混乱しません。
配信版では第91話から第94話までの4話構成テレビでは85分の一挙放送でしたが、動画配信向けには第91話〜第94話の4話に分割されました。
完結編全体では、第88話〜第90話が前編、第91話〜第94話が後編に相当します。つまり、配信版の第94話がシリーズ全体の最終話です。
- 第91話「天と地の戦い」:エレンを止めるため、仲間たちが最終決戦に臨む。
- 第92話「心臓を捧げよ」:地鳴らしをめぐる戦いが激しさを増し、それぞれの覚悟が試される。
- 第93話「長い夢」:エレンと仲間たちの関係、そして巨人の力をめぐる決着へ向けた重要な局面が描かれる。
- 第94話「あの丘の木に向かって」:戦いの終結、巨人の力の消滅、そして残された人々の未来を描く最終話。
なお、完結編(各話版)は通常のテレビスペシャルを単純に4等分しただけではありません。公式発表によると、各話版にはテレビ放送版とは異なるオープニングとエンディング映像が追加されています。
オープニングテーマはLinked Horizonの「最後の巨人」、エンディングテーマはヒグチアイの「いってらっしゃい」です。テレビスペシャル版と各話版では、視聴体験にも違いがあります。
前編・後編の配信開始日も異なる各話版は2023年11月5日正午以降、順次配信が始まりました。第88話〜第90話が先行して配信され、第91話〜第94話は11月19日から順次配信されるスケジュールでした。
そのため、2023年11月5日に完結編の各話版が配信されたという情報だけを見て、最終話まで同時に視聴できたと考えるのは正確ではありません。
【ネタバレあり】進撃の巨人ファイナルシーズン後編のあらすじと最終回の結末
ここからは最終回までの重大なネタバレを含みます。エレンの地鳴らし、ミカサの決断、アルミンの結末を知りたくない方は、視聴後に読むことをおすすめします。
エレン・イェーガーが発動した地鳴らしの正体物語の中心にあるのは、エレン・イェーガーが発動させた「地鳴らし」です。
地鳴らしとは、パラディ島の壁の中に存在していた無数の超大型巨人を動かし、島の外にある世界を踏み潰す破壊行為です。エレンは始祖の巨人の力を利用して地鳴らしを発動させ、世界規模の惨劇を引き起こします。
エレンの行動には、パラディ島の人々を守りたいという思いと、自分が望む自由を手に入れたいという欲求が複雑に絡み合っています。しかし、その選択によって犠牲になるのは、島の外で暮らす無数の人々でした。
エレンの目的を単純に正義と呼ぶことはできません。守りたい人がいるという感情と、他者の命を奪うという行為が同時に存在することが、この作品の最も重い問いの一つです。
スラトア要塞で始まる最後の戦い地鳴らしによって世界が崩壊していくなか、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、リヴァイ、ライナー、アニ、ピークらはエレンを止めるために行動します。
彼らが向かう先は、エレンが率いる無数の巨人たちが迫るスラトア要塞です。避難民が絶望的な状況に置かれるなか、かつての仲間たちは、それぞれの立場や過去の対立を超えて共闘します。
この戦いが特別なのは、単なる人類対巨人の構図ではないことです。かつて同じ訓練兵団で過ごし、同じ夢を追いかけた仲間たちが、今度は幼なじみであるエレンを止めるために武器を取ります。
エレンを止めれば、かつての仲間を自らの手で失うことになる。それでも世界を守るために進まなければならないという葛藤が、最終決戦の緊張感を生み出しています。
ミカサ・アッカーマンが下した最後の決断最終回で最も重要な場面の一つが、ミカサによるエレンとの決別です。
ミカサにとってエレンは、幼少期から人生を共にしてきたかけがえのない存在でした。エレンへの愛情は物語を通して一貫しています。しかし、その感情だけでは地鳴らしを止めることができません。
最終的にミカサは、エレンを自らの手で倒すという選択をします。愛する人を守りたいという気持ちと、世界を救わなければならないという責任。その両方を背負った決断でした。
この選択は、始祖ユミルの物語にも大きな意味を持ちます。長い間、初代フリッツ王への執着に縛られていたユミルは、ミカサの行動を通じて自らの感情と向き合い、解放へと向かいます。
エレンの死によって巨人の力は消滅し、長きにわたって人類を苦しめてきた巨人の歴史にも終止符が打たれます。
アルミン・アルレルトの結末とエレンとの対話アルミン・アルレルトは、最終決戦において単なる戦闘要員ではなく、物語の核心を受け止める重要な役割を担います。
アルミンはエレンとの対話を通じて、彼が抱えていた本音や葛藤に触れます。エレンが何を望み、なぜあのような行動に至ったのか。その背景を知ることは、エレンの行為を肯定することとは異なります。
アルミンの役割は、過去を理解しながらも、残された世界の未来を考えることです。戦いの後、彼は仲間たちとともに和平への道を模索する立場へ進みます。
かつて壁の外の世界を夢見ていた少年が、最後には異なる立場の人々をつなぐ役割を担う。この変化は、エレンの選んだ破壊とは対照的な結末になっています。
人類の約8割が犠牲になった世界のその後最終話で明かされるのは、地鳴らしによって人類の約8割が命を落としたという事実です。巨人の力は消えましたが、世界から憎しみや対立まですべてなくなったわけではありません。
生き残った人々は、新しい世界で生きていくための道を探さなければなりません。和平を目指す動きが描かれる一方で、時間が流れた後の世界には再び争いの影が見えます。
最後の丘にある木の描写は、物語の始まりと終わりを結び付ける重要な演出です。巨人の力が消滅しても、人間が抱える問題や争いの可能性は残り続ける。その余韻が、単純なハッピーエンドとは異なる『進撃の巨人』らしい結末を形作っています。
【主要人物の結末】エレン・ミカサ・アルミンは最後に何を選んだ?
完結編(後編)を理解するうえでは、主要人物がどのような立場で最後の戦いに参加し、何を残したのかを整理すると分かりやすくなります。
- エレン・イェーガー:地鳴らしを発動させ、世界を破壊する道を選ぶ。最後はミカサによって命を終える。
- ミカサ・アッカーマン:エレンへの愛情を抱きながらも、世界を救うために最後の決断を下す。
- アルミン・アルレルト:エレンの本心を受け止め、戦いの後は人々の対話と和平を目指す。
- リヴァイ・アッカーマン:仲間たちとの約束を胸に、最後まで戦い抜く。ジークとの決着も重要な場面となる。
- ジーク・イェーガー:エルディア人安楽死計画をめぐる思想を持つ人物として、エレンとの対立と最終決戦の行方に深く関わる。
- 始祖ユミル:長い年月にわたって抱えてきた執着から解放され、巨人の力が終わるきっかけを作る。
特に注目したいのは、エレンとアルミンの対比です。二人は幼いころから壁の外の世界に憧れていましたが、最後に選んだ道は大きく異なります。
エレンは自由を求める過程で破壊を選び、アルミンは対話によって未来を切り開こうとします。この対照こそが、最終回に込められた大きなテーマの一つです。
【2026年最新】完結編(後編)はどこで見られる?Netflix・U-NEXTの配信状況
2026年に視聴する場合、過去の配信開始告知と現在の配信ラインアップを区別する必要があります。
2023年11月のアニメ公式発表では、完結編(各話版)と後編の配信先として、Lemino、dアニメストア、Netflix、TELASA、U-NEXT、Amazon Prime Video、DMM TV、ABEMAの8サービスが案内されました。
ただし、この発表は2023年当時の配信開始情報です。2026年11月現在もすべてのサービスで同じ条件で視聴できることを意味するものではありません。
U-NEXTは放送用編集版の見放題を確認U-NEXTの公式作品ページでは、2026年10月時点で『進撃の巨人 The Final Season 完結編 放送用編集版』が見放題作品として掲載されています。
作品ページには前編61分、後編85分の2つのエピソードが掲載されており、テレビスペシャル形式で完結編を視聴したい人に適しています。
また、U-NEXTの作品紹介では、原作者・諫山創が描き直したネームを基にしたアニメオリジナルのラストシーンについても紹介されています。
Netflixは2023年の配信実績と現在の状況を分けて確認Netflixも2023年の公式配信開始告知に含まれていたサービスです。ただし、過去に配信されていたという情報だけで、2026年11月の日本国内の視聴可否を判断することはできません。
Netflixは国・地域によって作品ラインアップが異なります。作品ページが検索結果に表示される場合でも、実際に再生できるかは別の問題です。契約中のアカウントで作品ページを開き、視聴可能かどうかを確認するのが確実です。
配信サービスを選ぶ際の判断基準- テレビ放送版をまとめて見たい:U-NEXTの放送用編集版を確認する。
- 第91話〜第94話を個別に見たい:各話版の取り扱いがあるか確認する。
- Netflixを利用している:過去の配信情報ではなく、現在の地域別カタログで再生可能か確認する。
- ほかのサービスを契約している:2023年の公式配信対象だったサービスも、現在の作品ページで配信形態を確認する。
なお、各話版と放送用編集版は構成が異なります。オープニング・エンディング映像も楽しみたい場合は、作品名だけでなく配信形態まで確認すると、希望する視聴方法を選びやすくなります。
【評判・感想を検証】完結編(後編)が高く評価される理由とは
『進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)』は、長年続いたテレビアニメシリーズの結末として、多くの視聴者から評価されています。
レビューサイトFilmarksでは、2026年11月2日時点で総合評価4.6、約3万1,000件のレビューが確認できます。これは同サイトに投稿された利用者の評価であり、すべての視聴者を対象にした世論調査ではありませんが、作品への関心の高さをうかがわせる数字です。
評価されているポイント1:長年の伏線と物語の回収感想で目立つのは、序盤から張り巡らされていた伏線が最終局面で結び付くことへの評価です。
最初は単純な人類と巨人の戦いに見えた物語が、壁の外の世界、歴史、差別、自由、世代を超えた憎しみへと広がっていきます。
最終話を見た後に序盤を見返すと、登場人物の言葉や何気ない描写の意味が変わって見えるという楽しみ方もあります。
評価されているポイント2:映像と音楽による最終決戦の迫力完結編(後編)は85分という長尺を生かし、スラトア要塞での戦闘や巨人たちの動き、登場人物それぞれの決断を描いています。
アニメーション制作を担当したMAPPAの映像表現に加え、音楽が生み出す緊張感も作品の大きな魅力です。
特に、戦闘シーンの迫力と、ミカサやアルミンがエレンと向き合う静かな場面との対比が、最終章の感情的な重みを際立たせています。
賛否が分かれるポイント:エレンの選択と結末の解釈一方、すべての視聴者がエレンの行動や物語の結末を同じように受け止めているわけではありません。
エレンの選択をどこまで理解できるのか、仲間を守るための行動と世界規模の破壊をどう評価するのか、最終話の余韻を希望と見るのか悲劇と見るのかによって、感想は変わります。
この作品は、明確な善悪の線引きだけで物語を理解できる構造ではありません。登場人物それぞれに事情があり、誰かの正義が別の誰かにとっての脅威になるという関係が描かれています。
どんな人におすすめできる作品なのかおすすめできる人
- Season 1から続く伏線や設定を最後まで見届けたい人
- 登場人物の心理や思想の変化を深く考えたい人
- 映像、音楽、長尺のアクション演出を楽しみたい人
- 単純な勝利や敗北では終わらない物語が好きな人
視聴前に注意したい人
- 過激な暴力描写や大規模な犠牲を描く作品が苦手な人
- 過去シリーズを見ておらず、最終章だけを理解したい人
- 明快で爽快なハッピーエンドを期待している人
特に、完結編(後編)だけを単独で視聴すると、エレンとミカサの関係やアルミンの選択、地鳴らしに至る歴史的背景が十分に伝わらない可能性があります。少なくともPart 2と完結編(前編)を見てから後編に進むと、物語への理解が深まります。
【よくある質問】進撃の巨人ファイナルシーズン後編に関するFAQ
Q1:進撃の巨人ファイナルシーズン後編は2022年のPart 2のこと?
A1:厳密には異なります。2022年のPart 2は第76話〜第87話の全12話です。2023年11月に放送された完結編(後編)は、物語の最終章に当たる85分のスペシャル番組です。
Q2:完結編(後編)は全部で何話?
A2:テレビ放送では85分の1本のスペシャル番組です。配信向けの各話版では第91話〜第94話の全4話に分割されています。第94話「あの丘の木に向かって」が最終話です。
Q3:完結編(後編)の放送日はいつ?
A3:2023年11月4日(土)24時からNHK総合で放送されました。これは11月5日午前0時と同じ時刻です。
Q4:2026年現在、NetflixとU-NEXTのどちらで見られる?
A4:U-NEXTでは2026年10月時点で放送用編集版の見放題配信が確認できます。Netflixは2023年の公式配信対象でしたが、現在の日本国内での視聴可否は最新の作品カタログで確認してください。
Q5:最終回でエレンはどうなる?
A5:ミカサがエレンを倒し、その結果、巨人の力は消滅します。始祖ユミルの解放にもつながり、長く続いた巨人の歴史に終止符が打たれます。
Q6:完結編(前編)を見ずに後編だけ視聴しても理解できる?
A6:後編だけでも最終決戦の展開は追えますが、地鳴らしが始まった経緯や仲間たちが共闘する理由を理解するには、前編から順番に視聴することをおすすめします。
まとめ:【プロの結論】2026年に見るならPart 2と完結編(後編)を混同しないことが重要
「進撃の巨人ファイナルシーズン後編」という検索キーワードには、2022年放送のThe Final Season Part 2と、2023年放送の完結編(後編)という2つの意味が混在しています。
正確に整理すると、Part 2は第76話〜第87話の全12話、完結編(前編)は配信版の第88話〜第90話、完結編(後編)は第91話〜第94話です。テレビ放送では2023年11月4日24時から85分スペシャルとして放送されました。
最終章の本質は、エレンの地鳴らしを止める戦いだけではありません。ミカサが愛する人との決別を選び、アルミンが残された世界の未来を考え、始祖ユミルが長い執着から解放されるまでの物語です。
2026年に視聴するなら、配信先の過去の告知だけを頼りにせず、現在の作品ページと配信形式を確認することが大切です。U-NEXTでは放送用編集版の見放題配信が確認でき、Netflixなどは地域別の視聴条件を確認する必要があります。
最もおすすめの視聴順は、The Final Season Part 1、Part 2、完結編(前編)、完結編(後編)です。この順番で見れば、壁の外の真実が明らかになった瞬間から、地鳴らし、最後の戦い、そして「あの丘の木に向かって」という最終話まで、作品が描いてきた自由と選択の意味を一貫して味わえます。
『進撃の巨人』の結末は、物語が終わった後にも多くの問いを残します。だからこそ、最終話まで見届けた後にもう一度序盤へ戻ることで、作品全体の構造や登場人物の言葉に新しい意味を見つけられるはずです。
主な事実確認資料: アニメ公式サイトの放送・配信発表、U-NEXT公式作品情報、Filmarksの視聴者評価など。