世界卓球2026女子団体の最終結果は、中国が金メダル、日本が銀メダル、ドイツとルーマニアが銅メダルだった。
日本は大会を通じて安定した戦いを見せ、決勝まで勝ち進んだ。最後は中国に敗れたものの、世界ランキング1位と2位の直接対決にふさわしい接戦を演じた。
女子団体の最終順位| 順位 | 国・地域 | メダル |
|---|---|---|
| 1位 | 中国 | 金メダル |
| 2位 | 日本 | 銀メダル |
| 3位 | ドイツ | 銅メダル |
| 3位 | ルーマニア | 銅メダル |
今大会は3位決定戦を実施しない方式だったため、準決勝で敗れたドイツとルーマニアがともに銅メダルを獲得した。
日本女子にとって6大会連続の銀メダル日本女子は2014年から2026年まで、6大会連続で銀メダルを獲得している。
この記録は、日本女子が長期間にわたって世界トップクラスの競争力を維持してきたことを示す。一方、決勝で立ちはだかり続けているのが中国だ。
今回、中国は日本を3対2で下し、2012年大会からの7連覇を達成。日本にとっては、1971年の名古屋大会以来となる55年ぶりの世界選手権女子団体金メダルを逃す結果となった。
【日本女子の全試合スコア】予選から決勝までの勝ち上がり

日本女子代表は、ステージ1Aのグループ2から大会をスタートした。
出場メンバーは張本美和、早田ひな、橋本帆乃香、長﨑美柚、面手凛の5人。グループリーグでは3戦全勝で1位となり、決勝トーナメントに進出した。
予選リーグ・ステージ1A| 日程 | 対戦相手 | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 5月2日 | イングランド | 3-0 勝利 |
| 5月2日 | フランス | 3-1 勝利 |
| 5月3日 | ドイツ | 3-1 勝利 |
日本は3勝0敗、勝ち点6でグループ2の1位。フランス、ドイツを上回り、好調なスタートを切った。
決勝トーナメントの全試合結果2026年5月5日~10日
| ラウンド | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | クロアチア | 3-0 勝利 |
| 2回戦 | ルクセンブルク | 3-0 勝利 |
| 準々決勝 | ウクライナ | 3-0 勝利 |
| 準決勝 | ドイツ | 3-0 勝利 |
| 決勝 | 中国 | 2-3 敗北 |
決勝トーナメントでは、準決勝まで4試合連続でストレート勝ち。特に準々決勝のウクライナ戦と準決勝のドイツ戦では、選手それぞれが持ち味を発揮し、相手に1試合も譲らなかった。
準決勝では張本美和がハン・インに3対1、早田ひながウィンターに3対2、橋本帆乃香がミッテルハムに3対0で勝利。3人がそれぞれ白星を挙げて決勝進出を決めた。
日本女子は予選3戦全勝、決勝トーナメントでは準決勝まで4連勝。大会全体で7勝1敗という成績を残した。
この数字からも、決勝進出が偶然ではなく、チーム全体の実力によって勝ち取られた結果だったことが分かる。
【日本対中国の決勝スコア】全5試合の詳細と勝敗の分岐点
2026年5月10日19時(現地時間)、女子団体決勝が行われた。
日本は第1試合で張本美和、第2試合で早田ひな、第3試合で橋本帆乃香を起用。その後、第4試合に張本、第5試合に早田を再び送り出すオーダーだった。
試合は日本が2勝1敗とリードした後、中国が2連勝。最終的に中国が優勝を決めた。
決勝全5試合のスコア一覧以下は日本卓球協会とテレビ東京卓球NEWSが掲載した公式試合記録に基づく対戦結果だ。
張本美和は中国の王曼昱と対戦。ゲームカウント3対2で勝利した。
ゲームごとのスコアは以下のとおり。
- 第1ゲーム:11-4
- 第2ゲーム:11-9
- 第3ゲーム:6-11
- 第4ゲーム:4-11
- 第5ゲーム:11-4
序盤は張本がスピードのある両ハンド攻撃で主導権を握り、2ゲームを連取。しかし、王曼昱も対応力を見せ、2ゲームを取り返した。
勝負の最終ゲームでは張本が再び攻撃の精度を高め、11対4で勝利。
テレビ東京卓球NEWSによると、張本は過去に王曼昱に11連敗しており、この決勝で初勝利を挙げた。
世界トップクラスの選手に対する苦手意識を乗り越えた、今大会を象徴する勝利だった。
第2試合:早田ひなは孫穎莎にストレート負け第2試合は早田ひなと孫穎莎の対戦。
世界ランキング上位の中国エースを相手に、早田は攻撃の機会を探ったものの、孫の安定したラリーと強烈なバックハンドに苦しんだ。
結果は0対3。
- 第1ゲーム:7-11
- 第2ゲーム:7-11
- 第3ゲーム:8-11
早田にとっては厳しい結果となったが、ここで日本の流れが完全に失われたわけではない。
第3試合:橋本帆乃香が蒯曼を破るこの試合は決勝の大きな見どころとなった。
橋本帆乃香は、カット主戦型の選手として知られる持ち味を生かし、中国の蒯曼と対戦した。
ゲームスコアは3対1。
- 第1ゲーム:11-6
- 第2ゲーム:5-11
- 第3ゲーム:11-6
- 第4ゲーム:11-8
蒯曼の攻撃を粘り強く受け止めながら、相手のミスを誘う展開を作った橋本。守備だけに徹するのではなく、好機には前に出て攻撃するプレーも光った。
この勝利で日本は2勝1敗とリード。悲願の金メダルまで、あと1勝に迫った。
第4試合:孫穎莎が張本美和を圧倒第4試合は再び張本美和と孫穎莎の対戦となった。
第1試合で王曼昱を破って勢いに乗っていた張本だったが、孫穎莎の攻撃力と安定感に押される展開となる。
スコアは0対3。
- 第1ゲーム:2-11
- 第2ゲーム:4-11
- 第3ゲーム:6-11
中国はこの試合でマッチカウントを2対2に戻した。
張本が第1試合で見せた力を発揮できなかったことは、日本にとって大きな痛手だった。
第5試合:王曼昱が早田ひなを下し中国が優勝最後の試合は早田ひなと王曼昱の対戦となった。
早田は第1試合の敗戦を引きずることなく、最後の1点を目指して戦った。
しかし、王曼昱の強力なドライブと安定したラリーに苦しみ、ゲームカウント0対3で敗れた。
- 第1ゲーム:7-11
- 第2ゲーム:7-11
- 第3ゲーム:5-11
これで日本2対3中国。
日本の金メダル獲得はならず、中国が7連覇を達成した。
【選手別の試合結果】張本美和・早田ひな・橋本帆乃香の活躍
決勝の結果を理解するうえで重要なのが、日本の3選手と中国の3選手の対戦関係だ。
張本美和:王曼昱から歴史的な初勝利木下グループ所属・女子日本代表
決勝成績:1勝1敗
張本美和の決勝での成績は1勝1敗。
第1試合では王曼昱を3対2で撃破し、日本に貴重な先制点をもたらした。
しかし第4試合では孫穎莎に0対3で敗れた。相手が変わると試合展開も大きく変わり、中国のトップ選手層の厚さを実感させる結果となった。
特に王曼昱からの初勝利は、今後の国際大会に向けても大きな意味を持つ。
早田ひな:2人の中国トップ選手に挑戦日本生命所属・女子日本代表
決勝成績:0勝2敗
早田ひなは第2試合で孫穎莎、第5試合で王曼昱と対戦した。
いずれも0対3で敗れたが、異なるタイプの強豪を相手に連続して戦う難しい役割を担った。
第5試合では中国の優勝が決まる重要な場面での起用となり、チームの期待を背負ってコートに立った。
早田の課題として浮かび上がったのは、中国トップ選手の速い攻撃に対する対応力と、重要な局面での得点力だ。
橋本帆乃香:中国の次世代エースに勝利デンソー所属・女子日本代表
決勝成績:1勝0敗
橋本帆乃香は第3試合で蒯曼を3対1で破った。
橋本のカットプレーは、中国の攻撃型選手に対しても有効に機能した。
特に第3、第4ゲームでは相手の攻撃を受け止めながら、チャンスを見極めて得点につなげた。
日本が金メダルに王手をかけた背景には、張本だけでなく橋本の勝利もあった。
中国代表の3選手の決勝成績| 選手 | 対戦相手 | 成績 |
|---|---|---|
| 孫穎莎 | 早田・張本 | 2勝0敗 |
| 王曼昱 | 張本・早田 | 1勝1敗 |
| 蒯曼 | 橋本 | 0勝1敗 |
特に孫穎莎は、早田と張本という日本の主力選手をともに破った。
王曼昱は張本に敗れたものの、最後の第5試合で早田に勝利。中国の優勝を決定づけた。
蒯曼は橋本に敗れたが、中国チームには孫穎莎と王曼昱という強力な2人が控えていた。この選手層の厚さが、決勝の勝敗を左右した要因の一つだった。
【専門家視点の分析】日本はなぜ中国にあと1勝届かなかったのか
今回の決勝は、単純に日本が中国に力負けしたという内容ではない。
日本は第3試合終了時点で2勝1敗とリードしており、あと1勝で55年ぶりの世界一という状況を作り出していた。
それでも優勝できなかった理由を、3つの観点から整理したい。
1.中国はエースを2試合起用できる選手層を持っていた団体戦は5試合制で、3勝を先取したチームが勝者となる。
今回の決勝では孫穎莎が第2試合と第4試合、王曼昱が第1試合と第5試合に出場した。
孫穎莎は2試合とも勝利。王曼昱も張本に敗れた後、最終試合で勝利している。
つまり中国は、片方のエースが敗れても、もう一方のエースが試合を立て直せる構成だった。
一方、日本は張本と橋本が白星を挙げたものの、残る3試合を落とした。
この違いは、団体戦における選手層の厚さを象徴している。
2.孫穎莎への対策が最大の課題今回の決勝で日本にとって大きな壁となったのが孫穎莎だった。
早田と張本の2人を相手に、いずれもストレート勝ちを収めている。
特に第4試合では、張本が第1試合で見せた攻撃的なプレーを封じ込めた。
日本が今後、中国との対戦で金メダルを狙うには、孫穎莎の速い攻撃に対するレシーブやラリーの組み立てを含め、複数の戦術を準備する必要がある。
3.橋本帆乃香のような戦術的な多様性は日本の強み一方で、今回の日本代表には明確な収穫もあった。
橋本帆乃香のカットプレーは、中国の攻撃型選手である蒯曼にも通用した。
張本の両ハンド攻撃、早田の攻撃力、橋本の守備と変化をつけたプレー。それぞれ異なる持ち味を持つ選手を組み合わせられることは、日本の大きな強みだ。
今後は、こうした戦術の多様性をチーム全体の勝利につなげられるかが焦点となる。
2024年大会との共通点2024年の釜山大会でも、日本は中国と女子団体決勝を戦い、2対3で敗れた。
2026年も同じ2対3という結果になった。
ただし、2026年大会では張本美和が王曼昱に初勝利を挙げ、橋本帆乃香も蒯曼を破った。
中国から2勝を奪う力を示したことは、日本女子にとって大きな前進である。
【世界卓球2026女子結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界卓球2026女子団体の優勝国はどこですか?
中国です。2026年5月10日の決勝で日本を3対2で破り、女子団体7連覇を達成しました。
Q2:日本女子の最終順位と獲得メダルは?
準優勝で銀メダルです。2014年から6大会連続の銀メダルとなりました。
Q3:日本対中国の女子決勝スコアは?
日本2対3中国です。張本美和が王曼昱に、橋本帆乃香が蒯曼に勝利しましたが、中国が第4、第5試合を連取しました。
Q4:張本美和の決勝の試合結果は?
1勝1敗です。第1試合で王曼昱に3対2で勝利し、第4試合では孫穎莎に0対3で敗れました。
Q5:早田ひなと橋本帆乃香の決勝結果は?
早田ひなは孫穎莎と王曼昱にそれぞれ0対3で敗れ、2敗。橋本帆乃香は蒯曼に3対1で勝利し、1勝でした。
Q6:世界卓球2026ロンドン100周年大会はいつ開催されましたか?
2026年4月28日から5月10日まで、英国ロンドンで開催されました。女子団体の決勝は5月10日です。
Q7:女子団体の銅メダルはどの国が獲得しましたか?
ドイツとルーマニアです。準決勝で敗退した両チームが銅メダルを獲得しました。
まとめ:世界卓球2026女子結果が示した日本卓球の現在地と次への課題
世界卓球2026ロンドン100周年大会の女子団体は、中国が7連覇、日本が6大会連続の銀メダルという結果で幕を閉じた。
日本女子は決勝で中国に2対3と惜敗したものの、張本美和が王曼昱から初勝利を挙げ、橋本帆乃香も蒯曼を破った。
特に、日本が2勝1敗とリードして金メダルに王手をかけた展開は、世界トップとの差が着実に縮まっていることを感じさせるものだった。
一方、孫穎莎の2勝や王曼昱の最終戦での勝利は、中国の強さが依然として際立っていることも示した。
今大会の結果から見えてくる要点は次の3つだ。
- 張本美和の成長: 中国のトップ選手に対する勝利は大きな自信につながる。
- 橋本帆乃香の戦術的価値: カットプレーという日本独自の強みが世界の舞台で通用した。
- 中国との実力差: エース対決だけでなく、チーム全体の選手層と安定感が今後の課題となる。
銀メダルという結果だけを見れば、またしても中国に敗れた大会だった。しかし、決勝で2勝を挙げ、優勝まであと1勝に迫ったことも紛れもない事実だ。
日本女子が次の世界大会で悲願の金メダルを手にできるのか。張本美和、早田ひな、橋本帆乃香を中心とした日本代表の今後に注目したい。