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ペガサスの朝は誰の曲?五十嵐浩晃の名曲とCM起用・歌詞の意味、カバー版を徹底解説

小野寺 拓海 小野寺 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

1980年に発表され、爽やかな歌声と印象的なメロディーで多くの人の記憶に残る「ペガサスの朝」。歌っているのは、北海道出身のシンガーソングライター・五十嵐浩晃です。発売日は1980年11月1日。作詞をちあき哲也、作曲を五十嵐浩晃、編曲を鈴木茂が担当しました。明治チョコレートのCMソングに起用されたことをきっかけに広く知られ、当時の音楽シーンを代表するヒット曲となりました。

この曲の魅力は、明るく伸びやかなメロディーだけではありません。歌詞には、恋愛と友情の境界にある男女の関係や、過去を乗り越えて新しい朝を迎える心情が描かれています。2026年11月1日で発売から46年。越山元貴や辰巳ゆうとによるカバー、現在のJOYSOUNDでの配信状況、アルバム『ナチュラル・ロード』の収録内容まで、楽曲の歩みを整理します。

【まず結論】ペガサスの朝は五十嵐浩晃が歌う1980年のヒット曲

ペガサスの朝

「ペガサスの朝」は、五十嵐浩晃が1980年11月1日にCBS・ソニーから発売したシングルです。

当時の五十嵐にとっては3枚目のシングルであり、「愛は風まかせ」「ミルク・レディ」に続く作品でした。

楽曲の基本情報は次のとおりです。

項目 内容
曲名 ペガサスの朝
歌手 五十嵐浩晃
発売日 1980年11月1日
作詞 ちあき哲也
作曲 五十嵐浩晃
編曲 鈴木茂
レコード会社 CBS・ソニー
CMタイアップ 明治チョコレート
シングルとしての位置づけ 3枚目
B面 冬子の朝
ザ・ベストテン最高位 5位
連続ランクイン 8週

五十嵐浩晃は1957年生まれの北海道出身のシンガーソングライターです。1979年に第1回CBS・ソニーSDオーディションに合格し、1980年5月21日に「愛は風まかせ」でソロデビューしました。

その後、3枚目のシングルとして発表された「ペガサスの朝」が大きな成功を収めます。

2017年のSmartFLASHのインタビュー記事では、1980~1981年の売上枚数を42.9万枚と紹介しています。また、TBS系『ザ・ベストテン』には1981年2月12日に7位で初登場し、最高5位、8週連続ランクインを記録しました。

単なるCM用の楽曲にとどまらず、テレビの音楽番組でも支持を集めたヒット曲だったのです。

【誕生秘話】明治チョコレートのCMに起用された経緯とは?

「ペガサスの朝」を語るうえで欠かせないのが、明治チョコレートとの関係です。

この曲は、CMを通じて多くの人に知られるようになりました。特に注目したいのは、楽曲が生まれた背景と、CM起用に伴う歌詞の変更です。

五十嵐浩晃が20歳のときに生まれたメロディー

五十嵐浩晃は2017年のSmartFLASHのインタビューで、この曲が生まれたきっかけを語っています。

本人の回想によれば、20歳のころ、男女4人で札幌の真駒内競技場に遊びに行った際、突然メロディーと歌詞の一節が浮かんできたそうです。

当時の気持ちについて、五十嵐は次のように振り返っています。

天気がよくて、友情があって、最高の学生生活で、超楽しい!

この曲は、もともとアマチュア時代に作られた作品でした。

当初のタイトルは、Aメロの歌詞をそのまま使った長いものだったといいます。五十嵐自身が歌詞を書き、ライブではアンコールの定番曲として披露していました。

本人が当時から手応えを感じていた楽曲だったことが分かります。

CM起用を機に、ちあき哲也が歌詞を書き直した

重要なのは、現在知られている歌詞が、五十嵐の原案をそのまま使ったものではないという点です。

SmartFLASHのインタビューによると、明治チョコレートのCM曲に決まった際、歌詞を作詞家のちあき哲也に書き直してもらったと五十嵐本人が明かしています。

つまり、メロディーの核は五十嵐浩晃が生み出し、最終的な歌詞の世界観はちあき哲也との共同作業によって形になったのです。

この制作過程は、曲の印象を考えるうえでも興味深いポイントです。

個人的な青春の記憶から生まれたメロディーが、より多くの人に伝わる普遍的な恋と友情の歌へと発展しました。

CMから人気が広がった理由

昭和歌謡を振り返るコモレバWEBの記事では、CMでサビが流れると、爽やかで伸びやかな歌声に関心を持った視聴者から、歌手名や曲名について明治製菓(当時)への問い合わせが相次いだと紹介されています。

また、同記事では、先にCMで楽曲を認知させ、その後に五十嵐本人を登場させる展開が紹介されています。

この流れは、現在の音楽プロモーションにも通じるものがあります。

まず短いCMでメロディーを覚えてもらい、楽曲への関心が高まった段階で歌手の存在を広く知らせる。テレビCMとレコード販売を結びつけた展開が、ヒットを後押ししたと考えられます。

当時の五十嵐は、特徴的なカーリーヘアと親しみやすいキャラクターでも注目を集めました。

【歌詞の意味を考察】恋なのか友情なのか?ペガサスの朝が描く青春

「ペガサスの朝」の歌詞で特に印象的なのは、男女の関係を恋愛だけで説明していないことです。

一見すると明るいラブソングのようですが、歌詞を読み進めると、もっと複雑で繊細な感情が浮かび上がってきます。

恋人になりきれない二人の関係

楽曲の中心となるのは、次の一節です。

あなたとは恋といえない
友達でいたい

ここに、この曲の大きなテーマがあります。

相手に好意を持っていることは伝わってきます。しかし、その感情を恋愛と呼ぶことにはためらいがあり、友達という関係を大切にしたい気持ちも残っています。

好きだからこそ恋人になりたいという一般的な恋愛ソングとは、少し違う視点です。

二人の距離を無理に縮めるのではなく、今ある関係を守りたい。そんな気持ちが、爽やかなメロディーの裏側に感じられます。

恋愛に発展する前の初々しさだけでなく、友情と愛情の境界で揺れる大人びた感情も表現されているのです。

ペガサスの翼が象徴する時間と希望

タイトルに使われているペガサスは、ギリシャ神話に登場する翼を持った馬です。

歌詞では、ペガサスの翼が時間の流れと結びつけられています。

ここでの翼は、過去にとらわれず未来へ向かう力の象徴として解釈できます。

過去の経験や傷ついた記憶があっても、時間は前へ進んでいく。その流れに乗って、新しい夢へ向かって羽ばたいていく姿が描かれています。

単に空を飛ぶ幻想的なイメージではなく、青春の成長や再出発を感じさせる表現です。

朝という言葉が持つ再生のイメージ

もう一つの重要なモチーフが「朝」です。

朝は夜が明け、新しい一日が始まる時間です。

楽曲に登場するサンライズの表現には、生きていることへの感謝や、未来への期待が込められているように感じられます。

恋愛の成就だけを目指すのではなく、誰かと出会えたこと、一緒に過ごせたことそのものを肯定する世界観です。

だからこそ、失恋の歌としても、友情の歌としても受け取ることができます。

歌詞の背景には五十嵐自身の青春があった

前述したインタビューで、五十嵐はこの曲の原型について、友人たちと過ごした楽しい時間が創作の出発点だったと説明しています。

また、下地にあった曲として『手のひらを太陽に』を挙げています。

このエピソードから分かるのは、「ペガサスの朝」が最初から複雑な恋愛感情を描くためだけに作られたわけではないということです。

若いころの友情や開放感、自然に湧き上がった喜びがメロディーの出発点となり、ちあき哲也の詞によって、恋愛と友情を含む幅広い青春の歌へと仕上がりました。

この制作背景を知ると、明るい曲調の中にある繊細な感情が、より理解しやすくなります。

【カバー歌手の歴代】CRaNE・越山元貴・辰巳ゆうとが歌い継ぐ名曲

「ペガサスの朝」は、オリジナルの五十嵐浩晃だけでなく、異なるジャンルの歌手にも歌い継がれてきました。

確認できる主なカバー作品を紹介します。

CRaNE(クレイン):2010年に30年ぶりのカバー

静岡県を拠点に活動する男女デュオCRaNE(クレイン)は、2010年4月に「ペガサスの朝」をカバーしました。

放送ライブラリーに登録されている2011年のSBSラジオ番組『ペガサスの絆 30年の時を超えて』では、五十嵐浩晃とCRaNEの交流が取り上げられています。

このカバーがきっかけとなり、五十嵐とCRaNEの間には交流が生まれました。

番組紹介によると、五十嵐はCRaNEのために新曲を3曲書き下ろすなど、世代を超えた音楽的なつながりへと発展しています。

単に過去のヒット曲を歌い直しただけではなく、原曲の歌手とカバーした若いアーティストの交流につながった事例です。

越山元貴:北海道への愛を込めたカバー

越山元貴は、2013年1月23日に発売したカバーアルバム『I'm A 北海道MAN』で「ペガサスの朝」を収録しています。

このアルバムは、北海道出身アーティストの楽曲や北海道に関連する楽曲を中心に構成された作品です。

収録曲には、松山千春の「大空と大地の中で」、中島みゆきの「空と君のあいだに」、安全地帯の「悲しみにさよなら」などが並んでいます。

越山元貴自身も北海道にゆかりの深いアーティストであり、故郷への思いを込めた選曲が特徴です。

特に注目されたのが、2013年1月度の札幌エリア有線リクエストランキングです。

うたまっぷNEWSが紹介したキャンシステムのランキングでは、越山元貴が歌う「ペガサスの朝」が札幌エリアで8位にランクインしました。

原曲と同じ北海道にゆかりのある歌手が取り上げたことで、地域との結びつきも感じられるカバーになっています。

辰巳ゆうと:演歌・歌謡曲の歌手が挑戦したニューミュージック

もう一人の注目すべきカバー歌手が、演歌歌手の辰巳ゆうとです。

2019年12月25日に発売したファーストアルバム『辰巳ゆうとファーストアルバム ~力いっぱい、歌いました!~』に「ペガサスの朝」を収録しています。

このアルバムは2枚組で、DISC1が演歌・歌謡曲盤、DISC2がポップス・ニューミュージック盤という構成です。

「ペガサスの朝」はDISC2の5曲目に収録されています。

編曲は阿部靖広が担当しました。

辰巳ゆうとは、演歌を中心に活動する歌手ですが、このアルバムでは野口五郎の「私鉄沿線」、松山千春の「青春II」、村下孝蔵の「初恋」、福山雅治の「桜坂」など、幅広いジャンルの楽曲を歌っています。

その中で「ペガサスの朝」を選んだことは、楽曲が演歌やニューミュージックといったジャンルの枠を越えて歌える作品であることを示しています。

主なカバー版の比較
歌手・グループ 発表時期 収録作品・関連情報
五十嵐浩晃 1980年11月1日 オリジナルシングル
CRaNE 2010年4月 30年ぶりのカバー。五十嵐との交流につながる
越山元貴 2013年1月23日 『I'm A 北海道MAN』収録
辰巳ゆうと 2019年12月25日 ファーストアルバムのDISC2に収録

カバー版を聴き比べると、同じメロディーでも歌手によって異なる表情が生まれることが分かります。

五十嵐浩晃の爽やかなニューミュージックとしての魅力を楽しむなら原曲、北海道にゆかりのある楽曲として聴くなら越山元貴、歌謡曲的な歌唱表現を楽しむなら辰巳ゆうとというように、聴き比べる楽しみがあります。

【アルバム情報】ナチュラル・ロードの収録曲と作品の魅力

「ペガサスの朝」をアルバムで楽しみたい人に紹介したいのが、五十嵐浩晃の『ナチュラル・ロード』です。

ソニーミュージック公式ディスコグラフィーでは、全10曲を収録したセカンドアルバムとして掲載されています。

1980年の作品で、1991年5月15日にはCD版が発売されました。

ナチュラル・ロードの全収録曲
曲順 収録曲
1 ペガサスの朝
2 フォギー・ナイト
3 小さな明日
4 雪が降る前に
5 ナチュラル・ロード
6 ブリージー・ナイト
7 流星群
8 イノセント
9 いつまでも
10 幸せいろのなみだ

このアルバムは、ヒット曲「ペガサスの朝」を入口に、五十嵐浩晃のメロディーメーカーとしての魅力を知ることができる作品です。

タイトル曲だけでなく、バラードを含む幅広い楽曲が収録されています。

シングル曲だけを聴いていると見落としがちな、アーティストとしての表現の広がりを感じられます。

シングル盤のB面「冬子の朝」も注目

オリジナルシングルのB面には「冬子の朝」が収録されていました。

こちらは五十嵐浩晃と大杉実による作詞、五十嵐浩晃による作曲、鈴木茂による編曲です。

A面の「ペガサスの朝」と同じく朝を題材にしたタイトルであり、当時のシングル盤を聴く際には、ぜひ合わせて確認したい楽曲です。

【2026年最新】ペガサスの朝は現在もカラオケで歌える?JOYSOUND配信情報

昔のヒット曲を久しぶりに歌いたい人にとって気になるのが、現在のカラオケ配信状況です。

2026年11月時点で確認できるJOYSOUND公式の楽曲情報では、「ペガサスの朝」は配信済みとなっています。

JOYSOUNDの楽曲番号は681

JOYSOUNDでの基本情報は次のとおりです。

項目 内容
曲名 ペガサスの朝
歌手名 五十嵐浩晃
楽曲番号 681
配信状況 配信済み
対応機種 JOYSOUND X1、MAX GO、MAX2、MAX
家庭用対応 Nintendo Switch、Steamなど

店舗の機種や契約サービスによって選曲できるかどうかは異なる場合がありますが、JOYSOUNDの公式楽曲ページには現在も配信情報が掲載されています。

カラオケで歌うときのポイント

この曲は、爽やかで伸びやかな歌声が特徴ですが、実際に歌うと意外に難しい部分があります。

SmartFLASHのインタビュー記事では、五十嵐本人によるカラオケのワンポイントアドバイスも紹介されています。

特に意識したいのは次の3点です。

1. ビブラートを控える: 原曲の爽やかな雰囲気を再現するには、過度なビブラートを避ける。
2. サビ前を丁寧に歌う: 音程が跳ねる部分を意識して、フレーズを滑らかにつなぐ。
3. サビは伸びやかに歌う: 明るい朝をイメージしながら、声をしっかり響かせる。

五十嵐本人が歌唱上のポイントを説明している点も興味深いところです。

懐かしさを楽しみたい人はもちろん、1980年代のニューミュージックに興味がある若い世代にもおすすめできる一曲です。

【よくある質問】ペガサスの朝に関するFAQ

Q1:ペガサスの朝は誰が歌っている曲ですか?

A1:北海道出身のシンガーソングライター・五十嵐浩晃が歌っています。1980年11月1日に発売された3枚目のシングルで、明治チョコレートのCMソングとしても知られています。

Q2:ペガサスの朝の作詞・作曲者は誰ですか?

A2:作詞はちあき哲也、作曲は五十嵐浩晃です。編曲は鈴木茂が担当しました。もともとは五十嵐が20歳のころに作った楽曲で、CM起用に際してちあき哲也が歌詞を書き直しています。

Q3:ペガサスの朝をカバーした歌手は誰ですか?

A3:確認できる主なカバー歌手・グループには、CRaNE、越山元貴、辰巳ゆうとがいます。越山元貴は2013年の『I'm A 北海道MAN』、辰巳ゆうとは2019年のファーストアルバムに収録しています。

Q4:ペガサスの朝は2026年現在もカラオケで歌えますか?

A4:はい。JOYSOUNDでは配信済みです。楽曲番号は681で、JOYSOUND X1、MAX GO、MAX2、MAXなどが対応機種として掲載されています。

まとめ:ペガサスの朝が46年を経ても歌い継がれる理由

「ペガサスの朝」は、五十嵐浩晃が20歳のころに生み出したメロディーを原点とし、作詞家・ちあき哲也との共同作業によって完成した1980年の名曲です。

明治チョコレートのCMソングへの起用をきっかけに知名度を高め、1981年には『ザ・ベストテン』で最高5位を記録。約42.9万枚の売上を紹介する記録も残っています。

この曲が長く親しまれている理由は、単なる懐かしさだけではありません。

恋愛と友情の境界にある気持ち、過去を乗り越えて未来へ向かう希望、そして新しい朝を迎える喜び。時代が変わっても共感できる感情が、楽曲の中に息づいています。

2010年のCRaNE、2013年の越山元貴、2019年の辰巳ゆうとによるカバーは、その魅力が異なる世代や音楽ジャンルに受け継がれていることを示しています。

2026年11月1日で発売から46年。原曲を聴き直すなら五十嵐浩晃のオリジナル、別の歌唱表現を楽しむならカバー版、実際に歌ってみたいならJOYSOUNDの楽曲番号681を覚えておくと便利です。

「ペガサスの朝」は、1980年の青春を閉じ込めた懐メロであると同時に、今聴いても新しい希望を感じさせてくれる一曲なのです。

主な参照資料: SmartFLASHの五十嵐浩晃本人インタビュー、北星学園大学、ソニーミュージック公式ディスコグラフィー、ビクターエンタテインメント、辰巳ゆうと公式ディスコグラフィー、放送ライブラリー、JOYSOUND公式楽曲情報、うたまっぷNEWS。

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小野寺 拓海

アニメ誌編集を経て Web メディアへ。放送・配信の日程は作品公式サイトと各配信サービスの告知で確認し、ガジェットの仕様はメーカーの公式スペック表を引用します。

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