パーソナルカラー診断で「イエベともブルベとも言い切れない」「診断を受けるたびに結果が変わる」と感じたことはないだろうか。その疑問を解くキーワードが、ニュートラルだ。ニュートラルとは、一般的にイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の中間に位置する色の傾向を指す言葉である。どちらか一方の黄みや青みに強く偏らず、色相以外の明るさや鮮やかさ、くすみの程度が似合う色を決める重要な手掛かりになる。
2026年は、パーソナルカラーの研究にも新しい動きがあった。日本パーソナルカラー協会(JPCA)が日本色彩学会で肌の色と似合う色の関係について研究発表を行ったほか、国際カラープロフェッショナル協会(ICPA)では、ニュートラルを取り入れた15分類の診断方法を紹介している。今回は、こうした最新情報を踏まえ、ニュートラルの意味、見分け方、似合うファッションやコスメ、ネットで話題になる診断の疑問まで詳しくまとめる。
【基本知識】パーソナルカラーのニュートラルとは?イエベ・ブルベとの違い

ニュートラルとは、英語の「Neutral」に由来する言葉で、中立・中間という意味を持つ。パーソナルカラーの分野では、イエローベースとブルーベースのどちらにも強く偏らない色や、そのような色が調和しやすい人の傾向を表すために使われる。
一般的な4シーズン診断では、イエベ春・イエベ秋・ブルベ夏・ブルベ冬の4種類に分類する。しかし、実際の色の見え方は必ずしも二分できるわけではない。黄みの強い色よりも青みの強い色よりも、その中間にある色のほうが顔になじむ人もいる。
イエベ・ブルベ・ニュートラルの違いそれぞれの特徴を整理すると、次のようになる。
- イエローベース:黄色みを含んだ温かみのある色が調和しやすい傾向。
- ブルーベース:青みを含んだ涼しげな色が調和しやすい傾向。
- ニュートラル:黄み・青みのどちらにも極端に偏らない中間的な色が調和しやすい傾向。
ここで注意したいのは、ニュートラルだからといって、必ずしもすべての色が似合うわけではないことだ。色相の影響が比較的小さくても、明るすぎる色、暗すぎる色、鮮やかすぎる色などは顔から浮いて見える場合がある。
例えば、黄みの強いオレンジと青みの強いローズピンクの両方がしっくりこない人でも、落ち着いたピンクベージュやニュートラルなモーブなら自然になじむ可能性がある。
ニュートラルは正式な第5のシーズンなのかこれは検索ユーザーが特に混乱しやすいポイントだ。
結論からいえば、ニュートラルがすべてのパーソナルカラー診断に共通する第5のシーズンとして定められているわけではない。
4シーズンを基本とする診断では、ニュートラルな色を各シーズンの中から見つけたり、黄み・青みの度合いとして扱ったりする。一方、一般社団法人国際カラープロフェッショナル協会(ICPA)は、イエベ・ニュートラル・ブルベという3つのベースカラーを使う独自の15分類を展開している。
つまり、ニュートラルという言葉は共通していても、診断体系によって意味や分類上の位置付けが異なる。この違いを理解しておくと、サロンごとに診断結果が異なる理由も整理しやすくなる。
【2026年最新情報】ニュートラルをめぐる研究とパーソナルカラー診断の変化
2026年の注目ニュースは、日本パーソナルカラー協会による研究発表だ。
JPCAは2026年6月20日から21日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催された「日本色彩学会第57回全国大会[大阪]'26」に参加し、「肌の色と似合う色の関係性について」というテーマで研究発表を行った。
研究の背景には、SNSや美容メディアで広まっている「黄み肌にはイエベカラー、色白やピンク肌にはブルベカラーが似合う」という単純な考え方がある。研究チームは、肌色の見た目と、似合うと判断されるベースカラーの関係を実験によって検討した。
2026年の研究で注目された実験内容研究は2026年1月21日と2月22日の2回に分けて実施された。評価者は美容専門学校生の男女35人と、パーソナルカラーアナリスト・検定講師の男女22人。モデルには20代から40代の日本人女性が各実験日5人ずつ参加した。
実験では、パーソナルカラー診断用のドレープを顎の下に配置し、イエローベースとブルーベースの色を比較した。明度や彩度、清濁については可能な範囲で近似させ、色の提示順序による影響にも配慮している。
照明環境は北窓からの昼光と白色の室内照明を組み合わせ、顔周辺の照度はおおむね1,000~1,200ルクスに設定された。
研究結果が示した要点発表内容によると、肌色のベースカラーと、似合うと判断されたベースカラーの間には、一部で一致する傾向があったものの、モデルによって結果が異なった。一貫した対応関係は確認されず、統計解析でも多くの条件で有意な関連は認められなかった。
また、美容専門学校生のグループではブルーベースの選択が多い傾向が見られた一方、プロフェッショナルのグループではモデルの特徴に応じた選択が行われたという。
この研究が示すのは、肌の色だけを見て似合う色を決めることの難しさだ。色相だけでなく、明度や彩度、清濁など、複数の要素を合わせて考える必要がある。
なお、これは5人のモデルを対象とした研究であり、あらゆる人に当てはまる普遍的な結論を確定したものではない。実験条件や対象者の範囲を踏まえて受け止める必要がある。
研究の概要は2026年9月8日にJPCAからも公表された。2026年のパーソナルカラー関連ニュースの中でも、肌色と似合う色を同一視しない考え方を広める重要な動きとなっている。
2026年10月にはニュートラルを含む15分類も話題にもう一つの動きが、ICPAによる15分類進化型パーソナルカラーアナリシスの紹介だ。
2026年10月20日公開の記事では、従来のイエベ・ブルベの2分類にニュートラルを加え、さらに5種類のトーンを組み合わせる考え方が詳しく紹介された。
診断では、明るさや鮮やかさ、色の清濁を重視する。イエベかブルベかだけでは説明できない人の特徴を、より細かく把握するための方法だ。
この方式はICPA独自の診断体系であり、すべての協会やサロンが採用する統一基準ではない。ただし、4シーズンだけでは説明しにくい色の好みや顔映りを整理する選択肢として注目できる。
【詳細比較】ニュートラルの診断体系と色の特徴を一覧で整理
ニュートラルを理解するには、どの診断方法が何を重視しているのかを比較するのが近道だ。代表的な考え方を整理した。
| 診断・考え方 | 分類・評価軸 | ニュートラルの扱い | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 4シーズン診断 | 春・夏・秋・冬 | 独立した第5タイプとは限らない | イエベ・ブルベを基本に季節ごとの色調を判断 |
| JPCAの考え方 | 色相・明度・彩度・清濁 | 黄み・青みの中間的な色も考慮 | 肌色だけではなく、色を当てた際の顔の見え方を重視 |
| ICPAの15分類 | 3ベースカラー×5トーン | 独立したベースカラーとして設定 | イエベ・ニュートラル・ブルベとトーンを組み合わせる |
| 一般的なニュートラルカラー選び | 黄み・青みの偏りの少なさ | 中間色を中心に選ぶ | ベージュ、グレージュなどを使った実用的な色選び |
出典は、日本パーソナルカラー協会の公式FAQ・研究発表、国際カラープロフェッショナル協会の15分類解説、一般的な4シーズン診断の解説など。
JPCAが重視する色の四属性とはJPCAが説明するパーソナルカラーの基本は、次の4つの属性だ。
- 色相:黄色寄りか、青色寄りか。
- 明度:明るい色か、暗い色か。
- 彩度:鮮やかな色か、穏やかな色か。
- 清濁:澄んだクリアな色か、くすみを含む色か。
例えば、同じピンクでも、青みの強いローズピンクと黄みのあるコーラルピンクでは顔映りが違う。加えて、明るいパステルピンクと深いローズピンクでも印象は変わる。
このように、単純な色の名前だけでは似合うかどうかを判断できない。ニュートラルを理解する際にも、色相以外の3属性を見落とさないことが重要になる。
【実践編】ニュートラルに似合う色・メイク・ファッションの選び方
ニュートラル傾向の人が色選びで意識したいのは、黄み・青みを無理に決めるよりも、自分に調和するトーンを見つけることだ。
ここでは、ニュートラルカラーを使ったファッションやメイクの実践方法を紹介する。なお、以下は試しやすい色の候補であり、すべてのニュートラルタイプに共通する固定の正解ではない。
ニュートラルにおすすめの色1. ベージュ・グレージュ
ベージュは黄みを含むものが多い一方、グレーを混ぜたグレージュには黄みが比較的控えめな色もある。服やバッグ、ジャケットなど、面積の大きいアイテムから取り入れやすい。
2. モーブ・ニュートラルピンク
ピンク系の中では、青みが強すぎず、黄みも強すぎないモーブや落ち着いたピンクベージュが候補になる。リップやチークで試しやすい色だ。
3. ココアブラウン・トープ
ブラウン系を選ぶ場合は、オレンジや赤みが強すぎないものを比較してみたい。ココアブラウンやトープは、落ち着いた雰囲気のコーディネートにも合わせやすい。
4. グレー・ニュートラルグリーン
グレーは比較的ベースカラーの偏りが少ないものを見つけやすい。グリーンも黄みのあるカーキから青みのあるミントまで幅広いため、色の強さや明るさを比較すると選びやすい。
メイクはリップ・チーク・アイシャドウから調整ニュートラル傾向の人は、イエベ向け・ブルベ向けという商品分類だけでコスメを選ぶと、実際の顔映りと合わない場合がある。
リップなら、ピンクベージュ、ローズベージュ、モーブ系などを比較する。アイシャドウでは、グレージュ、ココアブラウン、落ち着いたピンク系などから、自分の得意な明度や彩度を探していくとよい。
例えば、同じニュートラルでも明るい色が得意な人と、深みのある色が得意な人では、似合うアイシャドウは異なる。
最初からニュートラル向けという表示に限定せず、実際に肌にのせたときに顔色が沈まないか、唇だけが浮かないかを確認することが大切だ。
ファッションは顔周りの色から試す服の場合、顔に近いトップスやストールから取り入れると、色による印象の違いを確認しやすい。
例えば、白いトップスでも、黄みのあるアイボリーと青みの少ない柔らかなホワイトでは印象が異なる。黒が似合わないと感じるなら、チャコールグレーやダークブラウンなども比較してみたい。
アクセサリーも、ゴールドとシルバーの二択にこだわる必要はない。シャンパンゴールドやシルバーとゴールドを組み合わせたデザインなど、色味の中間に位置するものも候補になる。
ワコールのパーソナルカラー案内でも、イエベ・ブルベとは別にニュートラルカラーを紹介しており、黄み・青みの影響が比較的小さい中間色を色選びの選択肢として扱っている。
【セルフ診断】自分がニュートラルか見極める5つのチェックポイント
ニュートラルかどうかを考えるとき、手のひらの色や肌の明るさだけで決めるのは避けたい。色を実際に顔の近くに当てて、どのような変化が起きるかを比較するほうが参考になる。
チェック1:黄みの強い色と青みの強い色を比較するコーラル系とローズ系など、色の明るさや鮮やかさが近いものを用意する。片方だけが極端に顔から浮くのか、両方とも自然になじむのかを観察する。
チェック2:中間色を当てて顔映りを確認するピンクベージュやグレージュなどを顔周りに当ててみる。黄み・青みの強い色よりも中間色のほうが肌の印象を整えて見せるなら、ニュートラルな色が得意な可能性がある。
チェック3:明るさの違いを比べる同じ色相でも、明るい色と暗い色を比較する。明るい色を当てたときに顔が生き生きして見えるのか、深い色を当てたときに輪郭が引き締まるのかを確認したい。
チェック4:鮮やかな色と穏やかな色を比較するビビッドな色が似合うのか、少しくすんだソフトな色が似合うのかも重要だ。ニュートラルだからといって、必ず淡い色やくすみカラーが得意とは限らない。
チェック5:自然光に近い環境で確認する照明によって肌や服の色の見え方は変わる。できるだけ自然光に近い環境で比較し、メイクの色やヘアカラーによる影響も考慮したい。
資生堂の美容情報でも、パーソナルカラーは肌色だけでなく、髪や瞳、色の明るさや鮮やかさなどを総合的に判断するものとして紹介されている。
セルフ診断だけで決めないほうがよい理由簡易診断は、自分の色の傾向を知る入り口として便利だ。しかし、スマートフォンの画面や写真だけでは、照明、カメラの補正、ディスプレイの色設定などが影響する。
また、実際の診断ではドレープを当てて顔色の変化を比較するため、自己判断とは異なる結果になることもある。
複数の診断で結果が異なる場合は、単に診断者の知識不足と決めつけるのではなく、診断方法、使用した色布、照明条件、評価する属性の違いも確認したい。
【噂の真相】ニュートラルは何色でも似合う?ネットの反応や炎上の背景を整理
ニュートラルという言葉が広まるにつれて、さまざまな疑問も生まれている。特に多いのが「イエベとブルベの両方が似合うなら、どんな色でも着こなせるのか」というものだ。
噂1:ニュートラルなら何色でも似合う?これは誤解だ。
ニュートラルは、黄みや青みの偏りが小さい色が調和しやすいという考え方であり、すべての色が似合うという意味ではない。
例えば、黄みと青みの両方が強い色は苦手でも、明るいベージュや落ち着いたローズ系なら自然になじむ場合がある。また、色相は合っていても、明るさや鮮やかさが合わなければ違和感につながる。
噂2:ニュートラルはグリーンベースと同じ?これも区別が必要だ。
JPCAの公式FAQでは、イエベとブルベの中間的な色が似合う人はいるものの、そのことを「グリーンベース」と呼ぶことはないと説明している。
一方、美容分野ではグリベという言葉が独自の意味で使われるケースもある。診断団体によって用語の定義が違うため、言葉だけで判断するのは避けたい。
噂3:診断結果が毎回違うのは誤診なのか必ずしもそうではない。
2026年10月20日にICPA認定イメージコンサルタントが公開した解説でも、診断結果が異なる原因として、簡易診断による情報不足、照明やメイクの影響、ヘアカラー、4シーズン分類では捉えにくい色の特徴などが紹介されている。
特に、4シーズン診断で結果が分かれる人にとって、ニュートラルという考え方は選択肢を広げる手掛かりになる。
ネットの反応と炎上の噂はどう見るべきかパーソナルカラーをめぐるネット上の議論では、「以前はブルベ夏だったのに別のサロンではイエベ春と言われた」「診断結果に合わせてコスメを買ったのに似合わなかった」といった診断の難しさが論点になりやすい。
ICPAの2026年の解説記事でも、診断結果が毎回違うという相談や、4シーズンのアドバイスに違和感を持つケースが取り上げられている。ただし、これは同協会の診断現場で寄せられた相談の紹介であり、SNS利用者全体の統計ではない。
また、ニュートラルという分類をめぐる考え方の違いと、特定の人物や団体による炎上事件は別の問題だ。2026年の主な動きとして確認できるのは、JPCAの研究発表やICPAの診断体系の紹介であり、ニュートラルそのものをめぐる大規模な炎上が中心になっているわけではない。
話題性の高い投稿や断定的な美容情報を見る際は、どの診断体系に基づいているのか、実際の色比較が行われているのかを確認することが重要だ。
【プロの結論】ニュートラル診断を受けるべき人と失敗しない選び方
ニュートラルという考え方が特に役立つのは、イエベ・ブルベのどちらかに分類されても、実際の服やコスメ選びで違和感が残る人だ。
ニュートラル診断を検討したい人- イエベ春とブルベ夏など、異なる診断結果を受けたことがある。
- 黄みの強い色も青みの強い色も、極端なものは似合わないと感じる。
- ピンクベージュやグレージュなどの中間色をよく選ぶ。
- 4シーズンのおすすめカラーを使っても、顔映りに違和感がある。
- 色相よりも明るさや鮮やかさのほうが重要だと感じる。
一方、特定の黄み系や青み系の色を身につけたときに明確な違いが出る人は、必ずしもニュートラル診断を選ぶ必要はない。
また、ベージュやグレーが好きだからといって、ニュートラルタイプだと決まるわけでもない。好みの色と、顔映りがよく見える色は別の問題だからだ。
サロン選びで確認したい3つの基準第一に、診断方法が明確であること。 4シーズンなのか、16分類なのか、15分類なのかを確認する。ニュートラルを独立したベースカラーとして扱うかどうかも重要だ。
第二に、ドレープによる比較を行うこと。 口頭の質問だけで結果を決めるのではなく、複数の色を顔の近くに当てて、顔色や印象の変化を確認する方法が望ましい。
第三に、診断理由を説明してくれること。 「あなたはニュートラルです」という結果だけでなく、なぜその色が似合うのか、明度や彩度のどこが重要なのかを具体的に説明できる診断者を選びたい。
診断結果をファッションやメイクに活かすなら、似合う色だけでなく、苦手な色を取り入れる方法まで教えてもらえると実用性が高まる。
パーソナルカラーのニュートラルに関するよくある質問(FAQ)
Q1:ニュートラルはイエベとブルベのどちらですか?
A1:一般的には、イエベとブルベの中間的な傾向を指す。診断体系によっては独立した第3のベースカラーとして分類されるが、4シーズン診断では別の扱いになる場合もある。
Q2:ニュートラルに似合う色は何色ですか?
A2:グレージュ、ピンクベージュ、トープ、ココアブラウン、ニュートラルなグレーなどが候補になる。ただし、明るさや鮮やかさによって似合う色は変わるため、実際に顔周りで比較することが大切だ。
Q3:ニュートラルは何色でも似合うのでしょうか?
A3:そうではない。黄み・青みの偏りが少ない色が得意でも、暗さや鮮やかさが合わなければ顔映りが悪くなることがある。
Q4:ニュートラルとグリーンベースは同じですか?
A4:同じとは限らない。JPCAは中間色が似合うことをグリーンベースとは呼んでいない。診断団体によって用語の使い方が異なるため、定義を確認したい。
Q5:ニュートラルかどうかを自分で診断できますか?
A5:黄み・青みの強い色と中間色を比較することで、傾向を把握することはできる。ただし、照明やメイクなどの影響もあるため、正確に知りたい場合はドレープを使った専門的な診断が参考になる。
Q6:2026年の最新研究では何が分かりましたか?
A6:JPCAが2026年6月に日本色彩学会で発表した研究では、肌色のベースカラーと似合うベースカラーの間に一貫した対応関係は確認されなかった。肌の色だけで似合う色を決めるのではなく、複数の色の属性を考慮する必要性が示された。
まとめ:ニュートラルは自分に似合う色を広げる新しい視点
パーソナルカラーのニュートラルとは、イエベとブルベの中間的な色の傾向を表す考え方だ。ただし、すべての診断体系で共通する独立したタイプではなく、分類方法によって意味や位置付けが異なる。
2026年は、JPCAによる肌色と似合う色の関係についての研究発表や、ICPAによる15分類の解説など、パーソナルカラーをより多角的に捉える動きが見られた。特に、肌が黄み寄りだからイエベ、色白だからブルベという単純な判断では不十分だという点は、今後の色選びにも関わる要点だ。
ニュートラルを理解するうえで大切なのは、イエベかブルベかという二択にこだわらないこと。色相だけでなく、明るさ、鮮やかさ、清濁まで比較することで、自分に合う色の範囲はより明確になる。
ファッションやメイクは、診断結果に自分を合わせるためのものではない。自分の魅力を引き出す色を見つけ、着たい服や使いたいコスメをもっと自由に楽しむための手段だ。ニュートラルという視点を取り入れながら、自分にとって本当に心地よい色を見つけてほしい。