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ONE PIECE STAMPEDEとは?海賊万博・バレット・興収100億円の全貌

白川 結衣 白川 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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劇場版『ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)』は、2019年8月9日に公開された劇場版『ONE PIECE』シリーズ第14作。テレビアニメ放送20周年を記念して制作され、世界中の海賊が集結する「海賊万博」を舞台に、海賊王ゴール・D・ロジャーが残した宝をめぐる壮絶な争奪戦を描いた作品だ。

物語の中心となるのは、万博を主催するブエナ・フェスタと、元ロジャー海賊団のダグラス・バレット。麦わらの一味だけでなく、最悪の世代、海軍、王下七武海、革命軍、CP-0までが入り乱れるオールスター形式の展開が大きな特徴となっている。国内興行収入55.5億円、全世界興行収入100億円突破という実績も残した。

2026年11月現在、Filmarksでも5万件を超えるレビューが投稿されている本作。声優キャストや指原莉乃の出演、WANIMAの主題歌「GONG」、歴代ワンピース映画との興行成績の違いまで、作品の魅力を整理する。

【作品概要】ONE PIECE STAMPEDEは劇場版第14作!公開日と制作背景

onepiecestampede

『ONE PIECE STAMPEDE』は、原作者・尾田栄一郎が原作・監修を務めた2019年の劇場版アニメーション作品だ。テレビアニメ放送20周年という節目に制作され、シリーズの人気キャラクターを一堂に集める大規模なエンターテインメント作品として企画された。

ONE PIECE.comの公式作品紹介では、本作を劇場版シリーズ14作目と紹介している。「STAMPEDE」という英単語には、熱狂的な行動、殺到、暴走といった意味がある。作品に登場する海賊たちの暴走や、次々と勢力が集結する展開を象徴するタイトルだ。

基本情報
  • 作品名:劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』
  • 公開日:2019年8月9日
  • シリーズ:劇場版第14作
  • 制作記念:テレビアニメ放送20周年
  • 原作・監修:尾田栄一郎
  • 監督:大塚隆史
  • 脚本:冨岡淳広、大塚隆史
  • 音楽:田中公平
  • 主題歌:WANIMA「GONG」
  • 配給:東映

制作面で注目したいのは、大塚隆史監督と冨岡淳広による脚本体制だ。原作者の尾田栄一郎が監修に参加し、シリーズの世界観を踏まえながら、劇場版ならではの大規模な戦闘とキャラクターの競演を実現している。

また、テレビアニメ20周年という企画背景も重要だ。長年作品を追い続けてきたファンにとって、過去の人気キャラクターや異なる勢力が同じスクリーンに登場すること自体が大きな見どころとなった。

【あらすじ】海賊万博の宝探しとダグラス・バレット、フェスタの計画

物語の舞台は、世界中の海賊が集結する一大イベント「海賊万博」。主催者であるブエナ・フェスタから招待状を受け取った麦わらの一味は、華やかなパビリオンが並ぶ会場へ向かう。

万博の最大の目玉は、海賊王ゴール・D・ロジャーが遺した宝を探し出すこと。名声と財宝を求める海賊たちが一斉に参加し、会場は熱狂に包まれる。

海賊万博に集結する海賊たち

会場には麦わらの一味だけでなく、最悪の世代に属するユースタス・キッド、カポネ・ベッジ、バジル・ホーキンス、ジュエリー・ボニーなども姿を現す。

加えて、バルトロメオやキャベンディッシュといった個性的な海賊たちも参加。普段は異なる目的で行動する人物たちが、ロジャーの遺した宝という共通の目標を追う構図が生まれる。

しかし、華やかな祭典の裏側では、主催者フェスタが別の計画を進めていた。彼は「最悪の戦争仕掛け人」とも呼ばれる人物であり、海賊たちを一網打尽にしようとする危険な陰謀を張り巡らせている。

ダグラス・バレットの乱入で状況が一変

宝争奪戦が激化するなか、突然現れるのがダグラス・バレットだ。

バレットは元ロジャー海賊団の一員で、「鬼の跡目」と呼ばれた圧倒的な実力を持つ男。海賊たちの争いをさらに激化させ、ルフィたちの前に立ちはだかる。

彼の登場によって、単なる宝探しだった海賊万博は、世界の勢力図を揺るがす大規模な戦闘へと変わっていく。

海軍、七武海、革命軍まで参戦する大乱戦

事態の収束を図るため、海軍も動き出す。藤虎や黄猿をはじめ、ハンコック、ミホークなどの強力な人物が登場。さらにクロコダイル、サボ、ロブ・ルッチもそれぞれの目的で戦いに加わる。

海軍は最終的にバスターコールを発動。海賊万博を中心に、複数の勢力が入り乱れる前代未聞の戦闘が展開される。

本作の面白さは、宝を手に入れるという単純明快な目的から始まり、各人物の思惑が重なることで物語の規模が一気に拡大していくところにある。

【人物相関・声優一覧】ダグラス・バレットとブエナ・フェスタの関係は?

『ONE PIECE STAMPEDE』では、麦わらの一味、映画オリジナルキャラクター、既存の人気キャラクターが複雑に交差する。物語を理解するうえで押さえておきたい人物と関係性を整理した。

人物・勢力 声優・キャスト 作品内での役割・関係性
モンキー・D・ルフィ 田中真弓 麦わらの一味の船長。海賊万博に参加し、バレットと対峙する。
麦わらの一味 中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルック。ルフィとともに万博へ参加する。
ダグラス・バレット 磯部勉 元ロジャー海賊団の「鬼の跡目」。本作の中心的な強敵。
ブエナ・フェスタ ユースケ・サンタマリア 海賊万博の主催者。「最悪の戦争仕掛け人」と呼ばれる人物。
歌姫アン 指原莉乃 海賊万博に登場する歌姫。映画オリジナルキャラクター。
ドナルド・モデラート 山里亮太 海賊万博の司会者。イベントを盛り上げる役割を担う。
海軍・王下七武海・革命軍・CP-0 既存シリーズの声優陣 それぞれの立場と目的から海賊万博の戦いに関わる。
ダグラス・バレットとは何者なのか

ダグラス・バレットは、本作のために設定された映画オリジナルキャラクター。元ロジャー海賊団という経歴を持ち、「鬼の跡目」という異名で知られる。

重要なのは、彼が単なる新作映画の敵役ではなく、伝説の海賊王ロジャーと関係する人物として設定されていることだ。

ロジャーの名前が物語の中心にある以上、バレットの存在は海賊万博の宝探しと深く結びつく。ルフィとの戦いは、単純な力比べだけでなく、海賊として何を求めるのかという価値観の対立としても楽しめる。

ブエナ・フェスタの計画が物語を動かす

ブエナ・フェスタは、表向きには世界最大級の海賊の祭典を開催する人物だ。しかし、その裏側には海賊たちを巻き込む大規模な計画が存在する。

フェスタの役割は、物語を動かす仕掛け人。バレットが圧倒的な戦闘力によって脅威を生み出すのに対し、フェスタは万博そのものを利用して戦乱を引き起こす。

この2人の役割を分けて理解すると、作品の構造が見えやすくなる。フェスタが舞台を整え、バレットがその舞台を破壊的な戦場へ変えていくのだ。

【声優キャスト・主題歌】指原莉乃の役柄とWANIMA「GONG」に注目

本作の声優陣は、長年シリーズを支えてきたレギュラーキャストに加え、映画ならではのゲスト声優を起用している。

麦わらの一味を演じる主要声優
  • ルフィ:田中真弓
  • ゾロ:中井和哉
  • ナミ:岡村明美
  • ウソップ:山口勝平
  • サンジ:平田広明
  • チョッパー:大谷育江
  • ロビン:山口由里子
  • フランキー:矢尾一樹
  • ブルック:チョー
  • ダグラス・バレット:磯部勉

主人公のルフィを田中真弓が演じるほか、シリーズおなじみの声優陣が再集結。映画オリジナルキャラクターのバレットを磯部勉が担当している点も注目だ。

ゲスト声優の指原莉乃、ユースケ・サンタマリア、山里亮太

映画のゲスト声優は次の3人だ。

  • ユースケ・サンタマリア:ブエナ・フェスタ役
  • 指原莉乃:歌姫アン役
  • 山里亮太(南海キャンディーズ):ドナルド・モデラート役

なかでも検索されることが多いのが、指原莉乃の出演だ。指原が演じたのは、海賊万博に登場する歌姫アン。単なる本人役やナレーションではなく、物語に登場する映画オリジナルキャラクターを担当している。

ユースケ・サンタマリアは万博の主催者、山里亮太は司会者という役どころ。イベントを舞台とする本作の設定に合わせ、それぞれ異なる立場のキャラクターを演じている。

主題歌はWANIMAの「GONG」

主題歌には、熊本県出身の3人組ロックバンドWANIMAによる「GONG」が採用された。

WANIMAは2010年結成。メンバーはKENTA(ボーカル・ベース)、KO-SHIN(ギター・コーラス)、FUJI(ドラム・コーラス)だ。

公式発表によると、WANIMAのメンバーは全員、原作者・尾田栄一郎と同じ熊本県出身。作品への思い入れも強く、映画の主題歌オファーが実現した経緯が紹介されている。

「GONG」というタイトルは、試合や戦いの開始を告げるゴングを連想させる。大勢の海賊が一斉に動き出す本作の世界観とも相性がよく、作品の熱量を支える楽曲となっている。

劇中の戦闘シーンだけでなく、海賊たちの競争や仲間との共闘を思い浮かべながら聴くと、主題歌としての役割がより鮮明になる。

【興行収入を検証】国内55.5億円・全世界100億円突破はどれほどすごい?

『ONE PIECE STAMPEDE』の興行成績は、国内外の両方で大きな成功を収めた。

国内興行収入は55.5億円。全世界興行収入は100億円を突破している。

国内興行収入55.5億円の実績

一般社団法人日本映画製作者連盟が公表した2019年の年間興行収入資料では、本作の国内興行収入は55.5億円と記録されている。同年の邦画興行収入ランキングでは4位に位置した。

映画公開から短期間で大きな数字を記録しただけでなく、シリーズの固定ファンを中心に幅広い観客を劇場へ集めたことが分かる。

全世界興行収入100億円突破の経緯

海外展開も好調だった。ONE PIECE.comは2019年11月8日の発表で、全世界興行収入93億円突破を報告している。

この時点では、海外での公開が続く国や地域も残されていた。その後、2020年3月には全世界興行収入100億円突破が発表された。

したがって、93億円と100億円という数字は矛盾するものではない。2019年11月時点の途中経過と、2020年3月時点の到達記録という違いがある。

歴代ワンピース映画との興行収入比較

東映アニメーションが公表したシリーズの興行成績を比較すると、STAMPEDEは当時のシリーズ上位に位置する作品だった。

  • 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年):48億円
  • 『ONE PIECE FILM Z』(2012年):68.7億円
  • 『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年):52億円
  • 『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年):55.5億円
  • 『ONE PIECE FILM RED』(2022年):国内累計203.3億円

特に注目したいのは、『FILM GOLD』の52億円を上回り、『FILM Z』の68.7億円に次ぐ成績を残したことだ。

その後、2022年公開の『ONE PIECE FILM RED』が国内興行収入203.3億円に到達し、シリーズの興行規模はさらに拡大した。STAMPEDEは、その大きな飛躍につながる2010年代後半の代表作として位置づけられる。

なお、国内興行収入と全世界興行収入は集計範囲が異なる。55.5億円と100億円を同じ国内ランキングの数字として比較しないことが大切だ。

【評判・レビュー】ONE PIECE STAMPEDEは面白い?評価が分かれる理由

本作の評価を理解するには、興行成績と映画レビューの両方を見る必要がある。

2026年10月31日時点で確認できるFilmarksの表示では、平均評価は5点満点中3.8点、レビュー数は54,681件。内訳は4.1~5.0点が24%、3.1~4.0点が63%、2.1~3.0点が11%、1.0~2.0点が2%となっている。

ユーザー評価では肯定的な評価が多数を占める一方、全員が同じポイントを評価しているわけではない。

高評価につながっている3つのポイント

1. 人気キャラクターの豪華共演

最大の魅力は、普段なら同じ戦場に集まらないようなキャラクターが一堂に会することだ。麦わらの一味、最悪の世代、海軍、七武海、革命軍など、多様な勢力が登場する。

Filmarksのユーザー反応でも、キャラクターの集合や、それぞれに見せ場が用意されていることを評価する傾向が確認できる。

2. スピード感のあるバトル展開

海賊万博での宝争奪戦から始まり、バレットの登場、海軍の介入、バスターコールへと展開が加速する。戦闘シーンを中心に楽しみたい人には満足度の高い構成だ。

3. シリーズファンへのサービス精神

過去の登場人物や各勢力の関係性を知っているほど、キャラクターの登場そのものに意味を見いだしやすい。特に、複数の人気人物が共闘する場面は、長年のファンにとって大きな魅力となっている。

低評価につながるポイントもある

一方で、レビューにはストーリーの掘り下げが足りないという意見も見られる。

登場人物が非常に多いため、一人ひとりの背景や心理を丁寧に描く時間は限られる。その結果、キャラクターの登場を楽しめても、物語そのものの深さには物足りなさを感じる人がいる。

また、敵であるバレットの圧倒的な強さや、次々と展開する戦闘に対して、展開が大味だと感じる意見もある。

つまり、本作は緻密な心理描写や一人の人物の成長を中心に据えた映画というより、シリーズ全体のキャラクターとアクションを楽しむイベント型の作品だ。

【プロの結論】STAMPEDEをおすすめできる人・できない人

本作をおすすめできるのは、次のような人だ。

  • 麦わらの一味以外の人気キャラクターも好きな人
  • 海軍や七武海、革命軍など複数勢力の共演を楽しみたい人
  • スピード感のあるバトルや大規模なアクションが好きな人
  • テレビアニメ20周年の記念作品としてシリーズの熱気を味わいたい人
  • WANIMAの「GONG」を含め、音楽や演出も楽しみたい人

反対に、次のような人にはやや好みが分かれる可能性がある。

  • 少数の登場人物を中心とした深い心理描写を求める人
  • 映画オリジナルキャラクターの背景を時間をかけて描く作品が好きな人
  • 原作の物語に直接つながる重要な展開を期待している人

作品の価値を興行収入だけで判断するのではなく、どのような映画体験を提供しているかで見ることが重要だ。STAMPEDEは、シリーズの人気とキャラクターの多様性を、劇場ならではのスケールで楽しませることに強みがある。

ONE PIECE STAMPEDEに関するよくある質問(FAQ)

Q1:ONE PIECE STAMPEDEの公開日はいつ?
A1:2019年8月9日(金)に全国公開された。テレビアニメ放送20周年を記念した劇場版第14作だ。

Q2:ONE PIECE STAMPEDEの興行収入は何億円?
A2:国内興行収入は55.5億円。全世界興行収入は2020年3月に100億円を突破した。2019年11月時点では93億円突破と発表されている。

Q3:指原莉乃は何の役で出演している?
A3:映画オリジナルキャラクターの歌姫アンを演じている。ゲスト声優にはユースケ・サンタマリアと山里亮太も参加している。

Q4:ダグラス・バレットとブエナ・フェスタはどんな人物?
A4:バレットは元ロジャー海賊団の「鬼の跡目」と呼ばれる強敵。フェスタは海賊万博の主催者であり、「最悪の戦争仕掛け人」と呼ばれる人物だ。2人は本作の物語を動かす重要な映画オリジナルキャラクターである。

Q5:ONE PIECE STAMPEDEの主題歌は?
A5:熊本県出身の3人組ロックバンドWANIMAが歌う「GONG」。作品の激しい戦闘や海賊たちの熱狂的な世界観を盛り上げる楽曲だ。

Q6:ワンピース映画の歴代作品と比較して興行収入は高い?
A6:2019年公開時点では国内55.5億円を記録し、『FILM Z』の68.7億円に次ぐ高い成績だった。その後、『FILM RED』が国内203.3億円を記録している。

まとめ:ONE PIECE STAMPEDEは2026年も楽しめるオールスター映画

『ONE PIECE STAMPEDE』は、2019年8月9日に公開された劇場版第14作であり、テレビアニメ20周年を象徴する作品だ。

海賊万博を舞台にした宝探し、ブエナ・フェスタの陰謀、ダグラス・バレットの圧倒的な存在感、そして麦わらの一味をはじめとする人気キャラクターの共演が、作品全体を大きく盛り上げている。

国内興行収入55.5億円、全世界興行収入100億円突破という数字も、その人気を裏付ける実績だ。2026年現在は『FILM RED』など後続作品との比較もできるが、STAMPEDE独自の魅力は大人数のキャラクターが一斉に動き出す圧倒的な祭典感にある。

ストーリーの緻密さよりも、キャラクターの共演、迫力ある戦闘、シリーズファンへのサービスを重視する人には特におすすめできる。ワンピースの世界を存分に味わいたいなら、今見返しても楽しめる劇場版の代表作だ。

主な根拠資料: ONE PIECE.com公式作品紹介・公式ニュース、劇場版公式サイトのスタッフ/キャスト・ストーリー情報、東映アニメーションの興行成績発表、日本映画製作者連盟の2019年興行統計、Filmarksのレビュー情報。

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白川 結衣

生活情報の編集に9年。化粧品の成分表示と厚生労働省・学会の公開資料を一次情報とし、体験談と公的データを混ぜずに書き分けます。

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