柔道の男女混合団体戦は、男子と女子が一つのチームを組み、6つの階級で対戦する競技です。個人戦のように一人の選手の勝敗だけでメダルが決まるのではなく、チーム全体で勝ち星を積み重ねていきます。
男女混合団体戦の6階級IJFの2026年版競技規則に基づくシニア混合団体戦の階級は、次の6つです。
- 女子57kg級(57kg以下)
- 男子73kg級(73kg以下)
- 女子70kg級(57kgを超え70kg以下)
- 男子90kg級(73kgを超え90kg以下)
- 女子70kg超級(70kg超)
- 男子90kg超級(90kg超)
男子3階級、女子3階級で構成され、各階級の試合時間は男女ともに4分です。試合順は抽選によって決まり、すべての対戦が必ず同じ順番になるわけではありません。
何勝すればチームが勝つ?基本的には6階級の対戦で先に4勝を挙げればチームの勝利です。IJF規則では、6試合の過半数を制したチームが勝者となります。
3勝ずつで並んだ場合は、ゴールデンスコアによる決着方法が適用されます。個人戦のように勝敗を独立して考えるだけでなく、チームとしてどの階級で勝ち星を取るかが勝負を左右します。
また、各階級に2人登録されている場合でも、1試合で畳に上がるのはそのうち1人です。監督・チーム責任者が対戦ごとに出場選手を選びます。このため、12人全員が1試合に出場するわけではありません。
個人戦と団体戦の違いを整理| 比較項目 | 個人戦 | 男女混合団体戦 |
|---|---|---|
| 競技単位 | 選手個人 | 男女混合チーム |
| 階級数 | 男子7・女子7 | 男子3・女子3 |
| 勝敗 | 個人の試合結果 | 6階級の勝ち星 |
| 登録人数 | 各階級の代表選手 | 最大12人 |
| 起用方法 | 個人の組み合わせ | 各階級から対戦ごとに選出 |
| メダル | 個人に授与 | チームに授与 |
団体戦では個人戦と異なる階級区分を採用しているため、個人戦で活躍した選手が団体戦でも同じ階級名で登録されるとは限りません。この違いを押さえると、選手名簿が格段に理解しやすくなります。
【大会結果】日本は男女混合団体戦で3大会連続の金メダル

2026年10月3日、愛知国際アリーナ(IGアリーナ)で行われた男女混合団体戦で、日本は決勝まで勝ち上がり、カザフスタンを4対0で下しました。
この優勝によって、日本はアジア大会の柔道男女混合団体戦で3大会連続の金メダルを獲得しました。日刊スポーツやTBS NEWS DIGも、この結果を報じています。
日本代表の決勝までの戦績| 対戦相手 | 結果 | ラウンド |
|---|---|---|
| ウズベキスタン | 4-1 | 準々決勝 |
| モンゴル | 4-0 | 準決勝 |
| カザフスタン | 4-0 | 決勝 |
準々決勝ではウズベキスタンに4勝1敗、準決勝ではモンゴルに4勝0敗。決勝でもカザフスタンに4勝0敗と、安定した戦いを見せました。
決勝で勝利した4選手カザフスタンとの決勝で勝ち星を挙げたのは、次の4人です。
- 石原樹(男子73kg級):有効を奪って優勢勝ち。
- 寺田宇多菜(女子70kg級):相手の指導3回による反則勝ち。
- 徳持英隼(男子90kg級):相手の指導3回による反則勝ち。
- 椋木美希(女子70kg超級):内股で一本勝ち。
特に注目したいのは、追加選出された寺田と徳持が決勝で勝利を挙げたことです。個人戦の出場選手だけでなく、団体戦のために登録された選手も日本の優勝に直接貢献しました。
椋木は豪快な内股で一本を決め、4勝目を獲得。日本の3連覇を締めくくりました。
【柔道団体メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年アジア大会の柔道男女混合団体戦メンバーは何人ですか? A1:男子6人、女子6人の合計12人です。男子は90kg超級・90kg級・73kg級、女子は70kg超級・70kg級・57kg級にそれぞれ2人ずつ登録されました。
Q2:個人戦には出場せず、団体戦だけに選ばれた選手は誰ですか? A2:中村雄太、徳持英隼、寺田宇多菜、大野萌亜の4人です。いずれも男女混合団体戦の追加選出選手として登録されました。
Q3:太田彪雅や石原樹は個人戦と団体戦の両方に出場しましたか? A3:はい。太田は個人戦100kg超級、石原は個人戦73kg級に出場し、男女混合団体戦にも登録されました。団体戦ではそれぞれ90kg超級、73kg級の選手として登録されています。
Q4:男女混合団体戦は何勝すれば優勝できますか? A4:通常の6階級の対戦では4勝が過半数となるため、先に4勝したチームが勝利します。3勝3敗の場合にはゴールデンスコアで決着します。
Q5:2026年アジア大会の柔道男女混合団体戦で日本は優勝しましたか? A5:はい。2026年10月3日の決勝でカザフスタンに4対0で勝利し、3大会連続の金メダルを獲得しました。
2026年アジア競技大会の柔道男女混合団体戦には、男子6人・女子6人の計12人が日本代表として登録されました。
男子は太田彪雅、中村雄太、岡田陸、徳持英隼、石原樹、服部辰成。女子は椋木美希、杉村美寿希、寺田宇多菜、谷岡成美、白金未桜、大野萌亜です。
個人戦との違いを理解するうえで重要なのは、個人戦代表14人のうち8人が団体戦にも登録され、残る4人は団体戦の追加選出選手だったことです。個人戦の代表名簿だけでは団体戦の全容を把握できません。
また、2026年大会では追加選出の寺田宇多菜と徳持英隼が決勝で勝利し、団体戦専用の登録選手が果たす役割を結果でも示しました。
【プロの結論】 柔道の団体メンバーを正確に把握するには、選手名だけでなく、①個人戦と団体戦の登録区分、②団体戦での階級、③所属先、④追加選出かどうか、⑤実際の試合での起用結果、という5つの観点で確認するのが有効です。
日本の3連覇を支えた12人の構成を知ることは、個人の強さだけでは見えない柔道のチーム戦略を理解する手がかりにもなります。