2026年11月現在、ボートレース界で確かな実績を持つトップレーサーの一人が、愛知支部所属の平本真之(ひらもと・まさゆき)だ。登録番号4337、96期生。SG優勝3回という輝かしい実績に加え、選ばれた選手だけが名乗れる「ゴールデンレーサー」の称号も獲得している。
1984年5月5日生まれで、2026年11月2日時点では42歳。2014年のSG初優勝から2016年のボートレースオールスター、2021年のボートレースダービー制覇まで、異なる時期に大舞台で結果を残してきた。2026年もA1級として第一線で走り続けており、勝率や平均スタートタイミング、直近のSGでの戦いぶりにも注目が集まる。
この記事では、BOAT RACE公式の選手プロフィールや競走成績、SG記録、ゴールデンレーサーの認定情報をもとに、平本真之の経歴、強さの理由、2026年の最新データを整理する。
【プロフィール】平本真之は愛知支部・96期の実力派A1レーサー

平本真之は、愛知県出身のボートレーサーで、愛知支部に所属している。登録番号は4337。2005年5月20日に蒲郡でデビューした96期生だ。
基本プロフィールを整理すると、以下のとおり。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 氏名 | 平本真之 |
| 読み方 | ひらもと まさゆき |
| 生年月日 | 1984年5月5日 |
| 年齢 | 42歳(2026年11月2日時点) |
| 出身地 | 愛知県 |
| 所属支部 | 愛知支部 |
| 登録番号 | 4337 |
| 登録期 | 96期 |
| 現在の級別 | A1級 |
| 身長 | 159cm |
| デビュー | 2005年5月20日 |
| デビュー場 | 蒲郡 |
出身地と所属支部がともに愛知県という点も特徴だ。地元の蒲郡や常滑は、平本の競走成績を見るうえで注目したい水面である。
実際、直近3年間の競艇場別成績では、蒲郡の1着率が29.8%、2連対率が55.8%、3連対率が79.8%。常滑も1着率33.7%、2連対率57.8%、3連対率74.7%という数字を記録している。
ただし、地元だから必ず好走するという単純な話ではない。競艇場ごとの水面特性、モーター性能、コース取りなどが結果を左右するため、開催ごとの状況を合わせて見る必要がある。
【経歴とSG優勝歴】2014年から2021年までにSG3冠を達成
平本真之のキャリアを語るうえで欠かせないのが、SG優勝3回という実績だ。
SGはボートレースにおける最高峰のグレード競走。出場できる選手が限られ、全国のトップレーサーが集まるため、優勝するには高い技術だけでなく、モーター調整、スタート、レース展開への対応力も求められる。
平本は2014年にSG初優勝を飾り、2016年に2度目、2021年に3度目のSGタイトルを獲得した。
平本真之のSG優勝3大会1.2014年12月23日:第29回グランプリシリーズ
平本が初めてSGタイトルを獲得したのは、2014年の第29回グランプリシリーズだ。
開催地はボートレース平和島。優勝戦では5コースからスタートし、コンマ10の好スタートを決めてまくりで勝利した。
インコースが有利とされるボートレースで、外側の5コースからSG優勝をつかんだ点は印象的だ。これがSG初優勝となり、トップレーサーとしての存在感を一気に高めた。
2.2016年5月29日:第43回ボートレースオールスター
2度目のSG優勝は、ボートレース尼崎で開催された第43回ボートレースオールスター。
優勝戦は1号艇から出走し、コンマ10のスタートから逃げ切った。
公式記録では、2着が重成一人、3着が峰竜太。平本は予選から安定した走りを見せ、優勝戦でもインコースの利点を生かして勝利している。
2014年の5コースからのまくりとは異なる勝ち方であり、インからもアウトからも勝負できる選手としての幅を示した。
3.2021年10月31日:第68回ボートレースダービー
3度目のSG優勝は、ボートレース平和島で開催された第68回ボートレースダービー。
優勝戦では1号艇を獲得し、コンマ11のスタートから逃げ切って優勝した。
2着は秦英悟、3着は峰竜太。強豪がそろった優勝戦を制し、SG3冠を達成した。
興味深いのは、優勝者インタビューで平本自身が、それまでのダービーについて「相性がいいとは言えない大会だった」と振り返っていることだ。
得意意識があった大会を制したのではなく、課題を抱えていたSGで結果を出した。この優勝は、平本の対応力と勝負強さを象徴する実績といえる。
キャリアの主な転換点| 年月 | 出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2005年5月20日 | 蒲郡でデビュー | 96期レーサーとしてプロデビュー |
| 2014年12月23日 | SGグランプリシリーズ優勝 | SG初制覇 |
| 2016年5月29日 | SGボートレースオールスター優勝 | SG2冠を達成 |
| 2021年8月30日 | ゴールデンレーサー認定条件を達成 | メダル24個を獲得 |
| 2021年10月31日 | SGボートレースダービー優勝 | SG3冠を達成 |
| 2026年11月1日 | SG第73回ボートレースダービーに出場 | A1級としてSG戦線で活動を継続 |
この年表から分かるのは、平本がデビューから約9年でSG初優勝を果たし、その後も大舞台で実績を積み上げてきたことだ。
一度の大きな成功だけでなく、2014年、2016年、2021年と異なる時期にSGを制している点が評価につながっている。
【ゴールデンレーサー】平本真之が獲得した特別な称号とは?
平本真之を調べると、SG優勝歴と並んで目にするのが「ゴールデンレーサー」という言葉だ。
これは単純にSGを何回優勝したかだけで決まる称号ではない。ボートレースの競走を通じてメダルを積み重ね、特定の大型競走でも優秀な成績を収めた選手に与えられる特別な表彰制度である。
ゴールデンレーサーの認定条件BOAT RACE公式の2021年8月30日付発表では、次の条件が示されている。
- BOATRACE振興会会長賞メダルを24個以上獲得する。
- GRANDE5競走で1着から3着までに授与されるメダルを3個以上獲得する。
GRANDE5に含まれるのは、以下の5大会だ。
- SGグランプリ
- SGボートレースダービー
- SGボートレースメモリアル
- SGボートレースオールスター
- SGボートレースクラシック
現在の公式制度では、選手としての品格を保ち、ほかの選手の模範となることも求められている。
平本は2021年に認定条件を達成2021年8月、蒲郡で開催されたSG第67回ボートレースメモリアルで平本は優勝戦2着となり、BOATRACE振興会会長賞メダルを獲得した。
この結果、メダル獲得数が24個に到達。公式発表でゴールデンレーサーの認定条件を満たしたことが明らかになった。
公式のゴールデンレーサー紹介ページでは、平本は第8号として掲載されている。
ここで押さえておきたいのは、ゴールデンレーサーはSG優勝回数ランキングとは別の評価軸だということ。
SGを3回優勝したという実績だけではなく、長期にわたってグレード競走で結果を残し、メダルを積み重ねてきたことが称号につながっている。
つまり、この称号は平本の一発勝負の強さだけでなく、継続的な競技実績を示すものでもある。
【2026年最新成績】勝率6.77と平均ST0.13をどう見る?
2026年の平本真之を評価する際には、勝率だけでなく、集計期間と数字の意味を区別する必要がある。
BOAT RACE公式の期別成績では、2025年11月1日から2026年4月30日までの成績が公開されている。
| 成績項目 | 数値 |
|---|---|
| 勝率 | 7.47 |
| 2連対率 | 51.60% |
| 3連対率 | 70.83% |
| 出走回数 | 120回 |
| 優出回数 | 5回 |
| 優勝回数 | 1回 |
| 平均スタートタイミング | 0.13 |
| フライング回数 | 0回 |
| 能力指数 | 72 |
この期間の勝率7.47は、A1級レーサーとして高い水準の数字だ。
特に注目したいのは、3連対率が70.83%という点。120回の出走で、3着以内に入った割合が7割を超えている。
1着だけでなく、2着や3着を含めて安定して上位に入っていることが分かる。
2026年10月31日時点の全国勝率は6.77一方、2026年10月31日の尼崎出走表に掲載された全国勝率は6.77。全国2連対率は39.84%、平均スタートタイミングは0.13だった。
ここで7.47と6.77という2つの数字が出てくるが、集計対象の期間が異なる。
7.47は2025年11月から2026年4月までの公式期別成績。一方、6.77は2026年10月31日の出走表に表示された全国勝率である。
したがって、6.77を2026年の暦年通算勝率と読み替えるのは正確ではない。
また、2026年5月から10月までの保存レースを集計したデータでは、97走で1着23回、2着20回、3着24回という結果も確認できる。2連対率は44.3%、3連対率は69.1%だ。
複数の集計値を比較する場合は、対象期間やデータの収録範囲をそろえることが大切になる。
【強さの理由】スタート技術とコース対応力に注目
平本真之の強さを数字から読み解くと、主に3つの特徴が浮かび上がる。
1.平均ST0.13の安定したスタートボートレースでは、スタートのタイミングがレース展開を大きく左右する。
平均スタートタイミング(平均ST)は、選手がスタートラインを通過するまでの時間を示す指標で、数字が小さいほど早いスタートを切っていることになる。
平本の公式期別成績では平均STが0.13。
これはスタートの安定性を考えるうえで重要な数字だ。
もちろん、平均STが小さければ必ず勝てるわけではない。モーターの性能、進入コース、風向き、波の高さ、ほかの選手とのスタート比較も関係する。
それでも、SG優勝歴のある選手が平均ST0.13を維持していることは、競走力を評価する材料になる。
2.1コースで高い3連対率を記録BOAT RACE公式のコース別成績では、平本のコース別3連対率は次のようになっている。
| 進入コース | 3連対率 | 平均ST |
|---|---|---|
| 1コース | 89.3% | 0.13 |
| 2コース | 70.6% | 0.15 |
| 3コース | 63.6% | 0.15 |
| 4コース | 76.9% | 0.13 |
| 5コース | 69.0% | 0.12 |
| 6コース | 36.4% | 0.15 |
特に目を引くのが1コースの3連対率89.3%だ。
インコースからの逃げはボートレースの基本的な勝ちパターンだが、その有利な位置でしっかり結果を残している。
さらに注目したいのが5コースの成績である。
5コースの3連対率も69.0%で、平均STは0.12。公式ページのコース別進入率でも5コースは24.2%と、最も高い割合になっている。
つまり、平本は1コースのイン戦だけに依存するタイプではない。
実際に2014年のSGグランプリシリーズでは5コースからまくりを決めて優勝している。コースが外側になっても勝負できることは、過去のSG優勝歴からも裏付けられる。
3.地元愛知の蒲郡・常滑でも好成績直近3年間の競艇場別データでは、蒲郡と常滑の数字も目立つ。
蒲郡は3連対率79.8%、常滑は74.7%。どちらも高い水準だ。
地元水面への理解や経験が競走に生きている可能性はあるが、競艇場ごとにモーターの抽選結果や水面状況は異なる。
そのため、地元開催という理由だけで評価するのではなく、直前の展示タイムやモーターの2連対率なども確認したい。
平本の強さは、スタート、コース取り、インからの安定感、外からの攻めを組み合わせられるところにある。
【現在と直近成績】2026年のボートレースダービーで見せた走り
2026年11月2日時点で、平本真之はA1級の現役レーサーとして活動している。
直近の大きな舞台となったのが、2026年10月27日から11月1日までボートレース尼崎で開催されたSG第73回ボートレースダービーだ。
この大会で平本は予選得点率6.00を記録し、予選終了時点では13位だった。
予選の着順は4着、1着、4着、3着、3着、3着。6走で1勝を挙げ、3着以内に4回入っている。
その後の準優勝戦では4着。最終日の11月1日は2Rで1着を獲得し、11Rの特別選抜戦では4着となった。
最終日の2Rでは1コースからスタートし、コンマ13で1着。決まり手は「抜き」だった。
ただし、この2026年大会で平本が優勝したわけではない。第73回ボートレースダービーの優勝者は佐賀支部の山田康二である。
SG優勝3回の実績を持つ選手であっても、毎回優勝戦に進出できるわけではない。トップレーサー同士が競うSGでは、モーターの仕上がりや展開のわずかな差が結果を左右する。
今回の大会では、予選から着順をまとめ、最終日にも1着を記録した一方、準優勝戦では4着に終わった。
こうした結果を含めて見ることが、2026年現在の平本の実力を正しく把握するポイントになる。
直近成績を見るときの判断基準平本のレースをチェックする際には、次の4項目を確認したい。
- 全国勝率: 選手全体の近況を把握するための基本指標。
- 平均ST: スタートの安定性や相手との比較に使う。
- コース別成績: 1コースか5コースかなど、進入位置による違いを見る。
- モーター性能: 選手自身の実力とは別に、開催ごとの機力を確認する。
特に平本はコース別成績に特徴があるため、単純に全国勝率だけで評価するよりも、当日の進入コースと平均STを組み合わせたほうが競走内容を理解しやすい。
【平本真之に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:平本真之の年齢は何歳?
A1:1984年5月5日生まれで、2026年11月2日時点では42歳。愛知支部所属の96期生で、登録番号は4337。現在もA1級として活動している。
Q2:平本真之のSG優勝回数は何回?
A2:SG優勝は通算3回。2014年のSGグランプリシリーズ、2016年のSGボートレースオールスター、2021年のSGボートレースダービーを制している。
Q3:平本真之がゴールデンレーサーと呼ばれる理由は?
A3:BOATRACE振興会会長賞メダル24個以上と、GRANDE5競走での3着以内のメダル3個以上という条件を達成したため。2021年8月に認定条件を満たしたことが公式発表され、公式紹介ページでは第8号として掲載されている。
まとめ:平本真之は実績と安定感を兼ね備えた愛知のトップレーサー
平本真之は、愛知支部所属の96期生として2005年にデビューし、2014年、2016年、2021年にSGを制した実力派ボートレーサーだ。
2021年にはゴールデンレーサーの認定条件も達成。SG3冠という華やかな実績だけでなく、長年にわたってグレード競走でメダルを積み重ねてきたことも評価されている。
2026年の成績では、10月31日時点の全国勝率6.77、平均ST0.13という数字が確認できる。公式期別成績の7.47という勝率や、1コース89.3%の3連対率も、競走力を読み解く重要な材料だ。
一方、2026年のボートレースダービーでは優勝を逃しており、SGの舞台で常に結果を残す難しさも表れている。
【プロの結論】
平本真之を評価するときに見るべきなのは、SG優勝回数だけではない。
本質的な強みは、スタートの安定性、インコースでの高い信頼性、そして5コースからSGを制した実績に裏付けられたコース対応力にある。
今後のレースを追うなら、全国勝率だけで判断せず、平均ST、進入コース別の3連対率、モーター性能、直近の着順を組み合わせて評価することが大切だ。
SG3冠とゴールデンレーサーの称号を持つ平本真之が、次の大舞台でどのような走りを見せるのか。2026年以降も、愛知支部を代表する実力派レーサーの一人として注目したい。
主な根拠資料
- BOAT RACE公式・選手プロフィール、期別成績、コース別成績。
- BOAT RACE公式・SGグランプリシリーズ、ボートレースオールスター、ボートレースダービーの歴代・優勝記録。
- BOAT RACE公式・ゴールデンレーサー認定発表(2021年8月30日)。
- BOAT RACE公式・2026年SG第73回ボートレースダービーの競走結果。
- 2026年の出走表および競走履歴の集計資料。