2026年11月現在、延長コードはダイソーやキャンドゥなどの100円ショップでも購入できます。ただし、すべての商品が110円(税込)というわけではありません。コードの長さや仕様によって220円、330円、440円(税込)など価格に違いがあり、販売状況も店舗やオンラインショップによって異なります。
特に気になるのが、100均の延長コードは安全に使えるのか、何ワットまで対応しているのかという問題です。延長コードは毎日の家電使用に欠かせない一方、使い方を間違えると異常発熱や火災につながる可能性があります。2025年に公表された製品安全に関するニュースや、2026年時点で確認できる公式商品情報を踏まえ、価格比較からリコールの経緯、ネット上で話題になりやすい疑問まで詳しく解説します。
【2026年最新情報】延長コードは100均のどこで買える?ダイソー・キャンドゥを調査

100均で延長コードを探している人にとって、まず知りたいのは、どの店舗で購入できるのか、いくらで販売されているのかという点でしょう。
2026年11月時点で確認できる公式オンラインショップの商品情報を整理すると、ダイソーとキャンドゥで取り扱いが確認できます。
ダイソーは110円以外の商品も充実ダイソーの公式ネットストアには、電気用品カテゴリーの中に「延長コード・ケーブル」という商品分類があります。
掲載されている商品の一例は次のとおりです。
- 延長コード(1個口・1m):220円(税込)
- 延長コード(1個口・2m):330円(税込)
- 延長コード(1個口・3m):440円(税込)
この価格設定から分かるのは、100均という店舗の名称と、すべての商品が100円であることは必ずしも一致しないという点です。
特に3mタイプは、一般的な110円商品よりも高い価格設定ですが、コンセントから離れた場所にあるテレビやパソコンなどに電源を届けたい場合には、長さの面で選択肢になります。
また、ダイソーの公式商品情報には、1個口・3mタイプについて、定格電圧125V、定格電流15A、合計使用量1500Wまでという仕様が記載されています。
ただし、これらは商品ごとの仕様です。別の長さや形状の商品にも同じ性能があると考えてはいけません。
キャンドゥにも330円の延長コードがあるキャンドゥの公式ネットショップでは、「延長コード1口 1M」という商品が掲載されています。
確認できる情報は次のとおりです。
- 商品名:延長コード1口 1M
- 価格:330円(税込)
- JANコード:4562380817310
- 原産地:中国
- 材質:塩化ビニル樹脂
- サイズ:約109×27×17mm
シンプルな1口タイプで、短い距離の電源延長を想定した商品です。
ただし、公式オンラインショップでは販売期間外と表示されているため、現在の購入可能性は店舗や入荷状況によって異なります。
セリアでは過去の回収情報にも注意セリアについては、2015年に延長コードの自主回収が実施された経緯があります。
この出来事は、現在でも100均の延長コードを検索するときに混同されやすい情報です。
ただし、過去の特定商品の回収と、現在販売されている100均商品全体の安全性は別の問題です。詳しい経緯は後述します。
【徹底比較】100均の延長コードの価格・長さ・仕様一覧
ここでは、公式オンラインショップで確認できる商品情報を比較します。
| 店舗・商品 | 長さ | 価格(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイソー・1口タイプ | 1m | 220円 | 短距離の電源延長 |
| ダイソー・1口タイプ | 2m | 330円 | 標準的な室内用 |
| ダイソー・1口タイプ | 3m | 440円 | 離れた場所への配線 |
| キャンドゥ・1口タイプ | 1m | 330円 | シンプルな延長用 |
| セリア | ― | ― | 過去の自主回収情報あり。現行商品の販売状況は店舗確認が必要 |
※価格は公式オンラインショップの掲載情報に基づきます。実店舗の価格、在庫、取り扱い状況は変更される場合があります。
価格だけで比較するとダイソーが有力今回確認できた掲載商品では、ダイソーの1mタイプが220円(税込)で、キャンドゥの1mタイプは330円(税込)です。
同じ1mという長さでも110円の差があります。
ただし、価格だけで優劣を判断するのは適切ではありません。実際に比較するときには、次の項目を確認する必要があります。
- 定格電流と最大消費電力
- プラグの形状
- 絶縁カバーの有無
- コードの長さ
- 屋内専用か屋外対応か
- PSE表示の有無
特に注意したいのが、商品によって最大使用電力や使用できる電気機器が異なる点です。
ダイソーの公式商品情報では、対象の延長コードについて合計1500Wまでと記載されていますが、同時にドライヤー、ヒーター、電子レンジ、電気ポットなどへの使用を禁止する注意書きもあります。
1500Wという数字だけを見て、あらゆる家電に使用できると判断するのは危険です。
【失敗しない選び方】100均の延長コードを購入する前の5つのチェックポイント
延長コードを選ぶときは、値段よりも使用環境と接続する家電の種類を優先してください。
1. 使用場所に合った長さを選ぶまず確認したいのは、コンセントから家電までの距離です。
1mタイプは、机の周辺や家具の裏側など、比較的短い距離の配線に向いています。
2mタイプは、一般的な室内での配置変更に便利です。
3mタイプは、壁のコンセントから離れたテレビ台やパソコンデスクなどで使いやすい長さです。
ただし、長ければ便利というわけではありません。
余ったコードを束ねたまま使用すると放熱が妨げられる可能性があります。家具の下に押し込んだり、コードを強く折り曲げたりする使い方も避けましょう。
2. 1500Wという数字の意味を理解する延長コードのパッケージには、最大消費電力や定格電流が記載されています。
例えば、100V・15Aの商品であれば、計算上の容量は1500Wです。
100V×15A=1500W
ただし、これはあくまで定格上の数値です。
接続する家電の消費電力を合計し、製品に記載された上限を超えないようにしなければなりません。
加えて、家電メーカーが延長コードの使用を禁止している場合は、定格容量に余裕があっても使用を避ける必要があります。
3. PSEマークを確認する電気用品を購入するときに確認したいのがPSEマークです。
経済産業省によると、電気用品安全法では、危険や障害が発生する可能性のある電気用品を規制対象としています。
その中には「延長コードセット」も含まれ、特定電気用品として扱われます。
特定電気用品には、ひし形のPSEマークが表示されます。
購入時には、商品本体やパッケージの表示、事業者名などを確認しましょう。
なお、PSE表示があるからといって、どのような使い方をしても安全という意味ではありません。定格容量や使用条件を守ることが前提です。
4. 使用場所が屋内か屋外かを確認する100均の延長コードには、屋内専用の商品があります。
ダイソーの公式掲載商品にも、屋内専用・日本国内専用という仕様が記載されています。
そのような商品をベランダや庭、水がかかる場所で使うのは避けてください。
屋外で使用する場合は、屋外使用に対応した防水・防雨仕様の商品を選ぶ必要があります。
5. 安全機能の有無を確認する価格帯の高い電源タップには、次のような機能が搭載されている場合があります。
- ホコリ防止シャッター
- トラッキング防止機能
- 雷サージ保護機能
- 個別スイッチ
- 耐熱性の高い差し込み口
100均の商品にも仕様の異なる製品があるため、機能の有無はパッケージで確認してください。
長期間コンセントに差しっぱなしにする用途では、こうした機能も選択基準になります。
【安全ニュース】100均の延長コードは危険?火災事故の実態と原因
延長コードを購入する際に、多くの人が気にするのが火災リスクです。
実際、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、延長コードやテーブルタップなどの配線器具について、繰り返し注意喚起を行っています。
2019~2024年の事故は219件NITEが2025年8月に公表した製品安全情報によると、2019年から2024年までの6年間に報告された電源プラグ・電源コード・コンセントの事故は219件でした。
このうち、8割以上が火災事故に発展しています。
ただし、この219件は延長コードだけを対象にした統計ではありません。電源プラグ、電源コード、コンセント、延長コード、テーブルタップなどに関係する事故を含む数字です。
そのため、100均の延長コードだけで火災が219件発生したという意味ではありません。
実際に発生した延長コードの事故NITEが紹介した事故の一例では、2024年2月に福岡県で延長コードの差し込みプラグ付近から出火し、周辺が焼損する事故が発生しました。
調査では、壁のコンセントに差し込まれていた延長コードの可動式プラグ付近が曲げられた状態で使用されていたことが確認されています。
プラグ部分に繰り返し負荷が加わり、可動部分が変形・破損して異常発熱したものと考えられています。
この事例から分かるのは、延長コードは購入時の性能だけでなく、設置方法や日常的な扱い方によっても安全性が左右されるということです。
特に注意したいトラッキング現象トラッキング現象とは、コンセントや電源プラグの周辺にたまったホコリと水分などが原因で、異常発熱や発火につながる現象です。
家具の後ろやテレビ台の裏など、普段掃除しにくい場所では注意が必要です。
NITEは、次のような対策を呼び掛けています。
- プラグや差し込み口のホコリを定期的に取り除く。
- プラグを奥までしっかり差し込む。
- コードを引っ張ったり踏みつけたりしない。
- 変形や変色、ひび割れのある製品は使用しない。
- 最大消費電力を超えて使用しない。
特にプラグ部分が異常に熱くなったり、焦げた臭いがしたりする場合は、使用を中止する必要があります。
【炎上・噂の真相】セリアの延長コード自主回収と100均商品の安全性
100均の延長コードを調べると、セリアのリコールや発煙・発火という情報が見つかることがあります。
この話には実際の公的記録があります。
2015年9月24日にセリアが自主回収を発表経済産業省のリコール情報によると、株式会社セリアは2015年9月24日、延長コードの自主回収を開始しました。
対象となったのは、2010年11月から2013年12月までに販売された製品です。
対象製品には、次のような仕様が含まれていました。
- 1.5m・白・1口
- 1.5m・黒・1口
- 1m・白・1口
- 20cm・白・1口
- 1m・白・3口
回収の理由は、製造上の不具合によって使用中に電源コードが破損し、短絡や出火に至るおそれがあったためです。
対象製品については、回収と返金が実施されました。
この情報は、経済産業省と消費者庁のリコール情報サイトでも確認できます。
過去のリコールは現在の100均商品全体に当てはまるのかここで整理したいのは、特定の商品に発生した不具合と、100均で販売される延長コード全体の安全性を混同しないことです。
2015年のセリアの自主回収は、対象となった製品についての重要な安全情報です。
しかし、それを理由に現在のダイソーやキャンドゥの商品まで一律に危険と判断することはできません。
反対に、価格が安いからといって安全性の確認を省略してよいわけでもありません。
ネットの反応で混同されやすい3つのポイント延長コードの購入を検討するとき、特に誤解しやすいのは次の3点です。
誤解1:100均の商品はすべて110円で買える
実際には、ダイソーには220円、330円、440円の商品があり、キャンドゥにも330円の商品が掲載されています。
誤解2:PSEマークがあれば火災の心配はない
PSEは電気用品安全法に基づく表示であり、定格を超える使用や不適切な配線まで防いでくれるものではありません。
誤解3:過去に回収があったブランドの商品はすべて危険
リコールの対象は特定の製品です。対象製品と現在の商品を区別して考える必要があります。
なお、今回確認した公的なリコール情報や各社の商品情報からは、2026年に100均の延長コード全般が一斉回収されたという事実は確認できません。
特定の商品について不安がある場合は、商品名やJANコードを使って個別に回収情報を確認することが大切です。
【プロの結論】100均の延長コードがおすすめな人・避けた方がよい人
100均の延長コードは、用途を限定して使用するのであれば、費用を抑えられる選択肢です。
ただし、すべての家庭環境や電気機器に適しているわけではありません。
100均の商品が向いている人次のような条件に当てはまる人には、100均の商品も選択肢になります。
- テレビやパソコンなどの比較的消費電力が小さい機器を接続したい。
- 1~3m程度の短い延長が必要。
- 屋内で使用する。
- 定格容量と使用条件を確認できる。
- 必要最低限のシンプルな機能で十分。
特に、デスク周辺の配線整理や、コンセントから少し離れた場所への電源供給などでは便利です。
100均の商品を避けた方がよい人一方、次のような用途では、家電メーカーの指定や製品の仕様を優先してください。
- エアコンや暖房器具を接続したい。
- 電子レンジや電気調理器を使いたい。
- ドライヤーなど消費電力の大きい家電を使いたい。
- 屋外や水がかかる場所で使用したい。
- 長時間、高負荷で使用する予定がある。
- 雷ガードやホコリ防止機能などを重視したい。
ダイソーの公式商品説明でも、ドライヤー、ヒーター、電子レンジ、掃除機、電気ポットなどは使用を避けるよう注意されています。
こうした家電には、延長コードを介さず壁のコンセントに直接接続する方法が基本です。
安全性を重視するなら家電量販店の商品も比較100均の商品と一般的なメーカー製品を比較するときは、価格だけでなく、安全機能や耐久性、保証、製品情報の充実度も見てください。
雷サージ保護やホコリ防止シャッターなどが必要なら、そうした機能を備えた電源タップを選ぶ価値があります。
また、使用年数が長く、コードに硬化や変色、ひび割れなどが見られる場合は、価格にかかわらず交換を検討すべきです。
【よくある質問】延長コードの100均購入に関するFAQ
Q1:延長コードはダイソーで110円で買えますか?
A1:一般的なAC電源用の延長コードは、110円以外の商品もあります。2026年に確認できる公式掲載情報では、1mが220円、2mが330円、3mが440円(税込)の商品があります。
Q2:100均の延長コードでドライヤーを使えますか?
A2:商品によりますが、ダイソーの今回確認した商品ではドライヤーの使用が禁止されています。消費電力が大きい家電は、取扱説明書の指示に従い、壁のコンセントに直接接続してください。
Q3:100均の延長コードを複数つなげても大丈夫ですか?
A3:延長コード同士を連結する使い方は避けてください。接続部分の接触不良や配線の過負荷などにつながる可能性があります。必要な長さに合った製品を最初から選びましょう。
Q4:100均の延長コードにもPSEマークは必要ですか?
A4:電気用品安全法の規制対象となる延長コードセットには、PSE表示が必要です。特定電気用品に該当するものは、ひし形のPSEマークが目印になります。
Q5:セリアの延長コードはリコール対象ですか?
A5:2015年9月24日に自主回収が発表された対象製品があります。2010年11月から2013年12月までの販売期間に該当する旧製品を持っている場合は、使用を中止して消費者庁や経済産業省のリコール情報を確認してください。
まとめ:100均の延長コードは価格より仕様と安全性で選ぶ
2026年11月現在、100均の延長コードはダイソーやキャンドゥの公式オンラインショップで商品情報を確認できます。
ダイソーでは1m・2m・3mの商品が220円~440円(税込)で掲載され、キャンドゥには1口・1mの330円(税込)の商品情報があります。ただし、オンラインでの販売状況と実店舗の在庫は異なるため、購入前の確認が必要です。
また、延長コードは価格が安いか高いかだけで安全性を判断できる商品ではありません。
PSE表示、定格容量、コードの長さ、使用場所、接続する家電の消費電力を確認することが基本です。
NITEが公表した2019~2024年の事故情報でも、電源プラグやコードなどに関係する事故の8割以上が火災に発展しています。ホコリの除去、コードの劣化確認、過負荷の防止といった日常的な管理も欠かせません。
安さを優先するなら100均、長期使用や安全機能を重視するならメーカー製品も比較する。 この基準で選べば、価格と使いやすさのバランスを取りながら、延長コードをより安全に活用できます。