モデル、俳優、そしてフリーマガジン『EA magazine』の編集長。山本奈衣瑠(やまもと・ないる)は、ファッションの世界でキャリアを築きながら映画の世界にも活動の幅を広げ、独自の存在感を放ってきた表現者だ。今泉力哉監督の『猫は逃げた』で長編映画初主演を果たし、『SUPER HAPPY FOREVER』ではヴェネツィア国際映画祭に選出された作品の主要キャストを務めた。加えて、第38回高崎映画祭では最優秀助演俳優賞を受賞している。
2026年11月現在は、映画『Miracle Summer(ミラクルサマー)』で主演を務め、第39回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門への選出も話題となっている。2025年のイギリス語学留学から帰国後、映画や広告など活動を再び広げている山本奈衣瑠。プロフィールやモデル時代からの経歴、Netflix作品への出演、『EA magazine』編集長としての顔まで、これまでの歩みと現在を整理する。
【プロフィール】山本奈衣瑠とは?年齢・出身地・所属事務所を紹介

山本奈衣瑠は、モデルとしてファッション誌や広告、ファッションショーなどで活動を始め、その後、映画やドラマへと表現の場を広げてきた東京都出身の俳優だ。
特徴的なのは、俳優業だけに活動を限定していないこと。自らフリーマガジンを立ち上げ、編集長として社会的なテーマを発信するなど、表現する側であると同時に、企画や編集を手がけるクリエイターとしても活動している。
山本奈衣瑠の基本プロフィール| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 山本奈衣瑠(やまもと・ないる) |
| 生年月日 | 1993年11月12日 |
| 年齢 | 32歳(2026年11月3日時点) |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 160cm |
| 所属事務所 | High Endz |
| 職業 | モデル・俳優・クリエイター |
| 編集活動 | フリーマガジン『EA magazine』編集長 |
| 特技 | ダンス |
| 趣味 | ラジオ聴取 |
上記は所属事務所High Endzの公式プロフィールを中心に整理した情報だ。2026年11月12日に33歳の誕生日を迎える。
モデルとして培ったファッション感覚と、俳優として作品に向き合う表現力の両方を持つ点が、山本奈衣瑠の大きな特徴といえる。
所属事務所はHigh Endz山本奈衣瑠のプロフィールが掲載されているのは、俳優事務所High Endzの公式サイトだ。出演映画やドラマ、広告などの情報も紹介されており、2026年の活動についても更新されている。
2019年には一度事務所から独立してフリーランスとして活動した経緯がある。その後、俳優業への挑戦を通じて現在のマネージャーと出会い、新たな活動の環境を築いていったことが、過去のインタビューで明かされている。
単純にモデルから俳優へ転職したというより、自分の表現の可能性を広げるために活動の形を変えてきた人物と捉えると、そのキャリアが理解しやすい。
【経歴】モデルから俳優へ!山本奈衣瑠のキャリアと転機
山本奈衣瑠のキャリアは、ファッションモデルとして始まった。20歳でモデル活動を開始し、雑誌や広告、ファッションショーなどで経験を積む。その後、フリーランスとしての活動や編集者としての挑戦を経て、2019年から俳優業にも取り組むようになった。
2014年:20歳でモデル活動をスタート山本奈衣瑠は2014年ごろから本格的にモデル活動を開始した。
『NYLON JAPAN』『GINZA』『anan』『MEN'S NON-NO』などの雑誌や、国内外のファッション関連媒体に登場。アパレルブランドの広告やビジュアル撮影にも参加し、東京ガールズコレクションやガールズアワードなどのショーにも出演してきた。
モデルとしての経験は、現在の俳優活動にもつながっている。衣装や身体の見せ方、立ち姿、表情のわずかな変化など、ビジュアル表現に関する感覚は、映像作品でも生かせる強みだ。
2019年:独立と『EA magazine』創刊、俳優業への挑戦2019年は山本奈衣瑠のキャリアにおける大きな転換点だ。所属事務所を離れてフリーランスとなり、活動の選択肢を自ら広げていく方向へ進んだ。
同じ時期に俳優業にも挑戦し、フリーマガジン『EA magazine』を創刊。モデルとして仕事を受けるだけでなく、自分で企画を立て、発信する側にも回った。
土屋鞄製造所のインタビューでは、モデル活動を続けるなかで別の可能性を探したことや、さまざまな経験を積むために芝居のワークショップへ参加した経緯が紹介されている。そこで現在のマネージャーと出会ったことも、俳優として活動を始めるきっかけになった。
2020年〜2022年:映画出演から長編初主演へ2020年には映画『追い風』『とんかつDJアゲ太郎』などに出演。2021年にはNetflix映画『浅草キッド』などにも参加し、映像作品での経験を積み重ねた。
そして大きな転機となったのが、2022年3月18日公開の『猫は逃げた』だ。今泉力哉監督が手がけ、城定秀夫が脚本を担当した同作で、オーディションを経て長編映画初主演に抜擢された。
モデルとして知られていた山本奈衣瑠が、映画の中心人物としてスクリーンに立ったことで、俳優としての認知も広がった。
2024年:主演・主要キャスト作品が相次いで公開2024年は映画出演が続いた重要な年だ。『走れない人の走り方』『SUPER HAPPY FOREVER』『ココでのはなし』『夜のまにまに』『冬物語』など、主演や主要キャストを務める作品が相次いで公開された。
特に『SUPER HAPPY FOREVER』は、ヴェネツィア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門に選出されたことで国内外の映画関係者から注目を集めた。
山本本人も、2024年の出演作について、作品ごとに撮影時期は異なり、自分でオーディションに足を運んだ先で出会いが生まれたとインタビューで振り返っている。
2025年:映画賞受賞とイギリス留学2025年3月には『SUPER HAPPY FOREVER』での演技が評価され、第38回高崎映画祭の最優秀助演俳優賞を受賞した。
加えて、同年4月からは語学留学のためイギリスへ渡り、2025年末に帰国。俳優として出演を重ねている時期に海外での学びを選んだことも、キャリアの特徴的な出来事だ。
留学後はNetflix映画やドラマへの出演、2026年の映画祭出品作など、新しい活動につながっている。
【出演映画】『猫は逃げた』『SUPER HAPPY FOREVER』など代表作を解説
山本奈衣瑠の出演作を振り返ると、インディーズ映画を中心にしながら、国内外の映画祭で評価された作品や、配信プラットフォームの大型作品にも出演していることが分かる。
『猫は逃げた』:俳優としての知名度を高めた初主演作『猫は逃げた』は、山本奈衣瑠の俳優キャリアを語るうえで欠かせない作品だ。
2022年3月18日に公開された同作は、今泉力哉監督と城定秀夫脚本による人間ドラマ。猫をめぐる出来事をきっかけに、男女の関係やすれ違い、恋愛における複雑な感情を描いている。
山本はオーディションを経て主演に抜擢された。長編映画で初めて主演を務めた作品であり、モデルとは異なる俳優としての存在感を示す機会となった。
自然体の表情や、人物の内面を過度に説明しない演技は、その後の作品にもつながる山本の持ち味として注目されている。
『SUPER HAPPY FOREVER』:国際映画祭で評価された重要作2024年公開の『SUPER HAPPY FOREVER』は、五十嵐耕平監督による日本・フランス合作映画だ。
山本奈衣瑠は、物語の重要人物である凪(なぎ)を演じた。
作品は、5年ぶりにリゾート地を訪れた男性と親友が、亡き妻との記憶をたどりながら、かつて失くした赤い帽子を探す物語。過去の時間や人との関係、失われたものへの思いを繊細に描いている。
第81回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門に選出され、オープニング作品として上映されたことも大きな話題となった。
そして、この作品での演技が評価され、山本は第38回高崎映画祭の最優秀助演俳優賞を受賞。映画祭での評価と俳優としての実績が結びついた、代表的なキャリアの転換点である。
『走れない人の走り方』:映画制作の世界を描いた主演作『走れない人の走り方』は、蘇鈺淳監督による東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品をもとにした映画だ。
山本は新人映画監督を演じ、映画を作ることや、自分自身の表現と向き合う人物を体現した。
この作品は、後に『SUPER HAPPY FOREVER』への出演につながる出会いにも関係している。NiEWのインタビューでは、同作の上映時に映画館で隣の席に座った宮田佳典との偶然の出会いが、五十嵐耕平監督作品への出演につながった経緯が語られている。
そのほかの主な出演映画- 『追い風』(2020年):佐藤ちゃん役で出演。
- 『とんかつDJアゲ太郎』(2020年):映画出演作の一つ。
- 『浅草キッド』(2021年):Netflix映画に出演。
- 『親密な他人』(2022年):中村真夕監督作品に出演。
- 『記憶の居所』(2024年):常間地裕監督作品に出演。
- 『ココでのはなし』(2024年):戸塚詩子役で主演。
- 『夜のまにまに』(2024年):加部亜門とのダブル主演。
- 『冬物語』(2024年):奥野俊作監督作品に主要キャストとして出演。
- 『オン・ア・ボート』(2025年):ヘソ監督作品に主要キャストとして出演。
- 『グッドニュース』(2025年):Netflix映画にアスカ役で出演。
出演作の傾向を見ると、若手監督の作品や独立系映画で経験を重ね、その実績をもとに幅広い作品へと活動を広げている。単に出演本数を増やすのではなく、作品や役柄との出会いを大切にする姿勢も、インタビューから読み取れる。
【編集長としての顔】『EA magazine』とは?創刊の背景と活動内容
山本奈衣瑠をモデルや俳優という肩書だけで理解すると、活動の全体像を見落としてしまう。もう一つの重要な仕事が、自ら創刊したフリーマガジン『EA magazine(エア・マガジン)』の編集長だ。
2019年に創刊したフリーマガジン『EA magazine』は、2019年に創刊されたフリーマガジン。社会に存在するさまざまな課題や問題について考えるきっかけを提供することを目的としている。
創刊の背景には、山本がモデルやクリエイターの仲間たちと社会問題について話し合っていたことがある。そうした会話の延長から、NIKEとの取り組みをきっかけに雑誌制作が具体化したことが、NEUT Magazineのインタビューで紹介されている。
誌名のEAは「AIR(空気)」に由来する。普段は当たり前に存在している人や物、自然、環境などに改めて目を向けるという考えが込められている。
社会問題を一方的に教えるのではなく、一緒に考える『EA magazine』の特徴は、特定の価値観や正解を押しつけるのではなく、さまざまな立場の人の考え方を紹介し、読者自身が考える余地を残すことにある。
2020年のNEUT Magazineのインタビューでは、創刊号のテーマとして「自分のこと、どれくらい知ってる?」を掲げたことが紹介されている。NIKEとのタイアップで制作され、人種差別やアイデンティティ、性差別など、多様な社会的テーマを扱った。
また、第2号では「FIND YOUR LINE」をテーマに掲げ、ESTIVOとの取り組みを展開した。
「皆さんと一緒に考えるもの」
これは、山本が『EA magazine』の制作姿勢を説明した際の考え方を端的に表す言葉だ。
後年のNiEWのインタビューでも、山本は自分より年下の世代に、なるべくよい種を渡したいという思いを語っている。自身が情報を届けられる立場にいるなら、その機会を生かしたいという考え方だ。
モデル・俳優と編集者は、どのようにつながっているのかモデルはビジュアルを通じて表現し、俳優は役を通じて人物の感情や人生を表現する。一方、編集者は他者の考えや情報を整理し、読者に届ける役割を担う。
山本奈衣瑠の場合、この3つの活動には「自分の視点を持ち、それを他者に伝える」という共通点がある。
ただし、本人は過去のインタビューで、モデルと俳優が仕事の中心であり、マガジンやZINEの制作は個人的な活動という感覚も語っている。すべてを同じ規模の仕事として扱うのではなく、それぞれ異なる位置づけで続けている点も理解しておきたい。
『EA magazine』は、単なる芸能人の副業ではない。自分の関心や問題意識を独自の媒体に落とし込み、社会との接点を作るクリエイティブな取り組みといえる。
【ドラマ・配信作品】『グッドニュース』『ガンニバル シーズン2』にも出演
山本奈衣瑠の活動は映画だけにとどまらない。テレビドラマや動画配信サービスの作品にも出演し、国内外の視聴者に接する機会を増やしている。
Netflix映画『グッドニュース』ではアスカ役2025年10月17日からNetflixで配信された韓国映画『グッドニュース』に、山本奈衣瑠はアスカ役で出演している。
監督はピョン・ソンヒョン、主演はソル・ギョング。日本の旅客機がハイジャックされ、北朝鮮へ向かうよう要求されるという設定を軸に、奇抜な解決作戦を描くサスペンス・コメディだ。
日本人キャストとして山田孝之、椎名桔平、笠松将らも参加している。韓国映画の主要なキャスト陣と共演する経験は、山本にとって国内のインディーズ映画とは異なる制作環境に触れる機会となった。
Netflixの公式作品情報にも山本奈衣瑠の名前が出演者として掲載されており、海外制作作品への参加を確認できる。
Disney+『ガンニバル シーズン2』では後藤久露恵役2025年3月19日から配信されたDisney+のドラマ『ガンニバル シーズン2』にも出演。山本が演じたのは後藤久露恵役だ。
『ガンニバル』は、供花村という閉鎖的な集落を舞台に、後藤家をめぐる謎や村に隠された秘密を描くサスペンス作品。シーズン2では物語がさらに展開し、登場人物たちの関係や村の過去にも焦点が当たる。
山本の出演は、所属事務所の公式プロフィールでも確認できる。
そのほかのドラマ出演歴- 『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』(2020年):日本テレビの第4話に出演。
- 『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』(2020年):第15話に出演。
- 『リコカツ』(2021年):TBSドラマの第1話に出演。
- 『OZU ~小津安二郎が描いた物語~』(2023年):第5話「東京の女」に出演。
- 『未来の私にブッかまされる!?』(2024年):NHK夜ドラでヘアメイクの紬役を演じた。
- 『ガンニバル シーズン2』(2025年):後藤久露恵役。
映画で積み上げてきたキャリアに加え、配信ドラマや海外映画にも出演することで、山本奈衣瑠の活動領域は着実に広がっている。
【2026年最新】主演映画『Miracle Summer』と東京国際映画祭への選出
2026年の山本奈衣瑠を語るうえで、最も注目したいのが主演映画『Miracle Summer(ミラクルサマー)』だ。
所属事務所のHigh Endz公式サイトによると、同作はサイ・ユウリン監督作品で、山本が主人公の真尋役を務める。2026年10月26日に開幕した第39回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門に選出された。
『Miracle Summer』の作品概要とあらすじ『Miracle Summer』は、中国出身で東京藝術大学大学院映像研究科を修了したサイ・ユウリン監督による長編デビュー作。日本製作のSF青春映画で、上映時間は65分だ。
主人公は、仕事に追われる日々を送る真尋。久しぶりに故郷へ帰った彼女は、かつて身近だった夏の風景にどこか距離を感じている。
そんなある日、弟とその仲間たちに巻き込まれ、思いがけない“小さな存在”に出会う。最初は信じていなかった真尋も、子どもたちの好奇心に触れるうちに、その存在を追いかけるようになる。
物語の中心にあるのは、子どもの頃には確かに見えていたものや、大人になるにつれて忘れてしまった記憶や感情を取り戻していく過程だ。
1972年の「介良事件」に着想を得たSF青春映画本作の興味深い背景として挙げられるのが、1972年に高知市で起きたとされる「介良事件」だ。
当時、高知市の中学生たちが両手に収まるほどの小型UFOを発見したとされる出来事で、本作はこの事件から着想を得ている。
単なるUFOや超常現象を扱う作品ではなく、未知の存在を追いかける子どもたちの視点と、仕事に追われる大人の視点を重ねることで、記憶や好奇心をめぐる物語を描いている。
第39回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に選出2026年10月26日から11月4日まで開催される第39回東京国際映画祭で、『ミラクルサマー』は「アジアの未来」部門に選ばれた。
映画祭の上映作品情報では、10月28日と11月1日の上映が案内され、ワールドプレミア作品として紹介されている。山本奈衣瑠は、サイ・ユウリン監督や共演者の谷岡真緒、番家一路、上山就輝らとともに作品を支える。
この選出は、山本にとって国内の映画祭で評価を受けるだけでなく、新作の主演俳優として国際的な映画祭の舞台に作品を届ける機会でもある。
劇場公開は2027年夏を予定ここで注意したいのが、映画祭への出品と一般公開の時期は別だという点だ。
『Miracle Summer』は2026年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映された作品だが、劇場での一般公開は2027年夏予定と発表されている。
したがって、2026年に映画祭で上映されたからといって、同年中に全国の映画館で一般公開されるという意味ではない。2026年11月時点では、映画祭での上映を経て、翌年の劇場公開を控える作品として整理するのが正確だ。
2026年は広告・ファッション分野でも活動映画以外の活動も続いている。
High Endzの公式プロフィールでは、2026年8月10日公開のOpenAIのChatGPT CM「Donut」への出演が掲載されている。また、10月8日公開のBEAMSのCM「まとめて愛してゆく。」篇ではRIKO役を務めた。
モデルとしてキャリアをスタートした山本にとって、ファッションブランドの広告出演は、俳優業と並ぶ重要な活動領域だ。映画祭への出品作を抱えながら、広告やブランドのビジュアル表現にも参加していることが、2026年の活動を特徴づけている。
2025年末のイギリス留学からの帰国を経て、2026年は映画、広告、ファッションという複数の領域で活動が確認できる年となっている。
【プロの結論】山本奈衣瑠の魅力はモデル・俳優・編集者を横断する表現力
山本奈衣瑠のキャリアを整理すると、単純なモデル出身の女優という説明だけでは足りないことが分かる。
彼女の活動には、3つの異なる表現領域がある。
- モデル:ファッションや広告を通じて、視覚的な表現を届ける。
- 俳優:映画やドラマで役柄を演じ、人間の感情や関係性を表現する。
- 編集者・クリエイター:『EA magazine』を通じて社会的なテーマを取り上げ、読者が考えるきっかけを作る。
この3つは、それぞれ別の仕事でありながら、本人の視点や感覚を他者に届けるという点で共通している。
特に俳優としてのキャリアでは、オーディションを受け、自ら現場に足を運び、監督や共演者との出会いから次の仕事につなげてきた過程が印象的だ。『走れない人の走り方』での上映時の出会いが『SUPER HAPPY FOREVER』への出演につながったエピソードは、その象徴といえる。
また、2025年の高崎映画祭での受賞は、モデル時代から積み重ねてきた表現活動が、俳優としての評価にも結びついたことを示す実績だ。
今後の活動を判断するうえで注目したいのは、次の3点である。
第一に、2027年夏公開予定の『Miracle Summer』。東京国際映画祭でのワールドプレミアを経て、一般公開でどのような評価を得るかが注目される。
第二に、国内外の映像作品への出演機会。『グッドニュース』や『ガンニバル シーズン2』への参加を経て、映画と配信作品の両方で経験を重ねている。
第三に、『EA magazine』をはじめとする個人のクリエイティブ活動。俳優としての知名度が高まるなかで、編集者としてどのようなテーマを発信するかも、山本奈衣瑠という人物を理解する重要な視点になる。
出演作品だけを追う読者には映画やドラマが、ファッションに関心がある読者にはモデル時代の広告やブランド活動が、社会的なテーマに関心がある読者には『EA magazine』が、それぞれ異なる入口になる。
山本奈衣瑠に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山本奈衣瑠は何歳ですか?
A1:1993年11月12日生まれです。2026年11月3日時点では32歳で、同月12日に33歳になります。
Q2:山本奈衣瑠の所属事務所はどこですか?
A2:俳優事務所High Endzの公式プロフィールに掲載されています。モデルとして活動した後、2019年に独立してフリーランスで活動した経歴があります。
Q3:山本奈衣瑠の代表作は何ですか?
A3:長編映画初主演となった『猫は逃げた』や、凪役を務めた『SUPER HAPPY FOREVER』などが代表作です。ほかに『走れない人の走り方』『ココでのはなし』『夜のまにまに』などにも出演しています。
Q4:山本奈衣瑠は高崎映画祭で何を受賞しましたか?
A4:『SUPER HAPPY FOREVER』での演技が評価され、第38回高崎映画祭の最優秀助演俳優賞を受賞しました。授賞式は2025年3月23日に開催されました。
Q5:山本奈衣瑠が編集長を務めるEA magazineとは何ですか?
A5:2019年に創刊されたフリーマガジンです。社会問題や多様な価値観について考えるきっかけを届けることを目的としており、山本自身が編集長を務めています。
Q6:Netflixの『グッドニュース』では何役を演じていますか?
A6:2025年10月17日から配信された韓国映画『グッドニュース』で、アスカ役を演じています。
Q7:『ガンニバル シーズン2』では何役ですか?
A7:Disney+で2025年3月19日から配信された『ガンニバル シーズン2』で、後藤久露恵役を務めています。
Q8:『Miracle Summer』は2026年に一般公開されていますか?
A8:2026年は第39回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門でワールドプレミア上映されました。一般劇場公開は2027年夏の予定です。山本奈衣瑠は主人公の真尋役を演じています。
まとめ:山本奈衣瑠の現在と今後の活動に注目
山本奈衣瑠は、2014年ごろからモデルとして活動を始め、2019年に俳優業と『EA magazine』の創刊に取り組み、2022年の『猫は逃げた』で長編映画初主演を果たした。
2024年には『SUPER HAPPY FOREVER』をはじめとする複数の映画に出演し、2025年には第38回高崎映画祭の最優秀助演俳優賞を受賞。Netflix映画『グッドニュース』やDisney+『ガンニバル シーズン2』など、配信作品にも活動の場を広げている。
2026年の大きなトピックは、主演映画『Miracle Summer』の第39回東京国際映画祭「アジアの未来」部門への選出だ。2027年夏の一般公開も予定されており、次のキャリアを占う作品として期待される。
モデル、俳優、編集者という異なる活動を続けながら、自分の表現方法を広げてきた山本奈衣瑠。映画での演技だけでなく、広告やファッション、社会的なテーマを扱う編集活動まで視野に入れることで、そのキャリアの全体像が見えてくる。
2027年の『Miracle Summer』劇場公開を含め、今後どのような作品やクリエイティブ活動に参加するのか。2026年以降も注目したい表現者の一人だ。
主な参照資料・確認先
- High Endz公式プロフィール・出演情報
- 第38回高崎映画祭公式受賞者発表
- 第39回東京国際映画祭公式上映作品・ゲスト情報
- NiEW 山本奈衣瑠インタビュー(2024年11月25日)
- NEUT Magazine 山本奈衣瑠インタビュー(2020年9月2日)
- Netflix公式『グッドニュース』作品情報
- 映画『Miracle Summer』公式サイト