2026年の女性お笑い芸人の活躍を数字で比較するうえで、注目したいのが株式会社エム・データの「2026年上半期TV番組出演ランキング」だ。
同社が2026年7月6日に公表した調査では、2026年1月1日から6月30日までのテレビ出演回数を集計。横澤夏子が217回で首位となり、やす子、大久保佳代子、ヒコロヒー、近藤春菜が続いた。
出典:エム・データ「2026年上半期TV番組出演ランキング」
| 順位 | 女性お笑い芸人 | 出演回数 |
|---|---|---|
| 1位 | 横澤夏子 | 217回 |
| 2位 | やす子 | 172回 |
| 3位 | 大久保佳代子(オアシズ) | 156回 |
| 4位 | ヒコロヒー | 149回 |
| 5位 | 近藤春菜(ハリセンボン) | 147回 |
| 6位 | いとうあさこ | 126回 |
| 7位 | 信子(ぱーてぃーちゃん) | 109回 |
| 8位 | 柳原可奈子 | 108回 |
| 9位 | あんり(ぼる塾) | 104回 |
| 10位 | 福田麻貴(3時のヒロイン) | 95回 |
| 11位 | 荒川(エルフ) | 92回 |
| 12位 | 田辺智加(ぼる塾) | 89回 |
| 13位 | かなで(3時のヒロイン) | 85回 |
| 14位 | 吉住 | 80回 |
| 15位 | 江上敬子(ニッチェ) | 79回 |
| 16位 | 渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹) | 77回 |
| 16位 | キンタロー。 | 77回 |
| 18位 | 熊元プロレス(紅しょうが) | 76回 |
| 19位 | ゆめっち(3時のヒロイン) | 69回 |
| 20位 | 稲田美紀(紅しょうが) | 68回 |
このランキングから分かるのは、女性芸人の活躍が特定の世代や芸風に集中していないことだ。ベテランのいとうあさこや大久保佳代子に加え、やす子やヒコロヒーといった異なるタイプの芸人も上位に並んでいる。
ランキングを見る際の注意点出演回数は、人気や面白さを直接数値化したものではない。エム・データの調査はNHK総合と民放キー局の地上波番組を対象に、レギュラー出演やゲスト出演などの放送回数を集計している。再放送も含まれる。
そのため、出演回数が多い芸人はテレビ局から継続的に起用されていることを示す一方、視聴者の好感度やネタの評価まで証明する数字ではない。人気投票や賞レースの結果と組み合わせることで、より立体的に評価できる。
【最新人気投票】歴代の人気女性芸人ランキングとテレビ出演実績を比較

テレビ出演ランキングとは別に、視聴者が好きな女性芸人を選ぶ参加型ランキングも存在する。
2026年10月23日更新の「みんなのランキング」の女芸人ランキングでは、2,810人が参加し、合計15,313票が集まっている。テレビ出演回数とは異なり、回答者が好きな芸人に評価を付ける形式だ。
2026年10月時点の女性芸人人気ランキングTOP20出典:みんなのランキング「女芸人ランキング」2026年10月23日更新
| 順位 | 芸人名 |
|---|---|
| 1位 | いとうあさこ |
| 2位 | 大久保佳代子 |
| 3位 | 阿佐ヶ谷姉妹 |
| 4位 | ガンバレルーヤ |
| 5位 | 渡辺直美 |
| 6位 | 友近 |
| 7位 | イモトアヤコ |
| 8位 | 椿鬼奴 |
| 9位 | 森三中 |
| 10位 | 海原やすよ ともこ |
| 11位 | ヒコロヒー |
| 12位 | 近藤春菜 |
| 13位 | ハリセンボン |
| 14位 | 吉住 |
| 15位 | 井森美幸 |
| 16位 | ぼる塾 |
| 17位 | ミラクルひかる |
| 18位 | 横澤夏子 |
| 19位 | 3時のヒロイン |
| 20位 | 黒沢かずこ |
両方のランキングに登場する芸人を比較すると、興味深い違いがある。
| 芸人 | テレビ出演順位 | 出演回数 | 人気投票順位 |
|---|---|---|---|
| 横澤夏子 | 1位 | 217回 | 18位 |
| やす子 | 2位 | 172回 | TOP20圏外 |
| 大久保佳代子 | 3位 | 156回 | 2位 |
| ヒコロヒー | 4位 | 149回 | 11位 |
| 近藤春菜 | 5位 | 147回 | 12位 |
| いとうあさこ | 6位 | 126回 | 1位 |
比較対象:エム・データ2026年上半期調査、みんなのランキング2026年10月23日更新。順位は各調査の対象・集計期間に基づく。
特に目立つのが大久保佳代子だ。テレビ出演ランキング3位に加えて人気投票でも2位に入り、メディアでの存在感と視聴者からの支持の両方を獲得している。
いとうあさこも、テレビ出演6位に対して人気投票は1位。長年にわたって積み重ねてきた親しみやすさや、幅広い番組に対応できるトーク力が支持につながっていると考えられる。
一方、横澤夏子は出演回数で圧倒的な首位ながら、人気投票では18位。これは人気が低いという意味ではなく、テレビ番組への起用頻度と、投票で好きな芸人を選ぶ行動が異なることを示している。
なお、こうした参加型ランキングは、参加者の年齢層や投票時期、サイト利用者の傾向によって順位が変わる。すべての日本人を対象とした世論調査や、歴代の人気を確定させる公式ランキングとは区別する必要がある。
【注目の女性芸人5人】人気・現在の活動・実力を徹底分析
2026年のランキング上位には、それぞれ異なる強みを持つ女性芸人が並ぶ。ここでは、テレビ出演実績や公式プロフィール、これまでのキャリアから、特に注目したい5人を紹介する。
1.横澤夏子|人間観察を笑いに変える実力派ピン芸人
1990年7月20日生まれ・新潟県糸魚川市出身
吉本興業・NSC東京校15期生
横澤夏子の最大の武器は、日常生活にいる人物の特徴を細かく拾い上げ、一人コントとして再構成する観察力だ。
代表的なネタには、少しイラッとする女性や音楽の先生など、身近な人物をモデルにしたキャラクターがある。大げさな設定に頼るのではなく、誰もが一度は見たことがあるような人物の癖や話し方を誇張することで笑いを生み出す。
2016年と2017年にはR-1グランプリのファイナリストに選出された。吉本興業の公式プロフィールには、ベビーシッター資格やチャイルドマインダー資格、日本子ども教育センターのリトミック講師としての情報も掲載されている。
2026年はフジテレビ系「ぽかぽか」の月曜レギュラーとしても活動。生活者の感覚を生かしたコメントや企画への参加は、ネタで培った観察眼と相性がよい。
3児の母としての生活経験も、同世代の視聴者との接点になっている。芸人としての表現力に加え、育児や家庭生活をめぐる話題にも自然に参加できることが、幅広い番組で起用される理由の一つだ。
2.やす子|元自衛官という経歴を生かした独自のキャラクター
1998年9月2日生まれ・山口県宇部市出身
ソニー・ミュージックアーティスツ所属
やす子は2019年にピン芸人としてデビュー。元自衛官という経歴を生かしたネタと、独特の口癖である「はい~!」で知名度を高めた。
2021年の「ぐるナイ おもしろ荘2021新年SP」への出演をきっかけに注目され、テレビ出演の機会を増やした。2023年には「女芸人No.1決定戦 THE W」の決勝にも進出している。
やす子の強みは、分かりやすいキャラクターと、周囲の出演者が反応しやすいリアクションだ。迷彩服や独特の話し方といった視覚・聴覚の特徴があり、短い出演時間でも印象を残しやすい。
また、2026年3月には予備自衛官の招集訓練に参加するため「ヒルナンデス!」を欠席したことも報じられた。芸能活動と予備自衛官としての役割を両立している点も、一般的なタレントとは異なる特徴だ。
2026年上半期の出演回数は172回。本人も自身のXでランキング2位を報告し、視聴者や仕事関係者への感謝を伝えている。
やす子の場合、単純な面白さだけではなく、親しみやすさ、誠実な印象、独自の経歴が一体となって支持につながっている。
3.大久保佳代子|飾らないトークと大人のユーモア
1971年5月12日生まれ・愛知県出身
オアシズ・プロダクション人力舎
大久保佳代子は、幼なじみの光浦靖子と1992年にオアシズを結成した。千葉大学文学部を卒業し、テレビ番組「めちゃ×2イケてるッ!」などへの出演を通じて広く知られるようになった。
彼女の人気を支えているのは、歯に衣着せぬ発言と、自分自身を笑いの対象にできる柔軟さだ。恋愛や人間関係、日常生活の不満など、大人の視聴者が共感しやすいテーマを笑いに変える能力に長けている。
2026年上半期の女性芸人出演ランキングでは156回で3位。所属事務所の公式プロフィールには「上田と女が吠える夜」「上田と女がDEEPに吠える夜」「ノンストップ!」などの出演情報が掲載されている。
加えて、ラジオやポッドキャスト、エッセイなど、テレビ以外の活動も続けている。2026年のインタビューでは、求められるキャラクターを演じ続けてきたことへの葛藤や、仕事に対する率直な思いも語っている。
テレビでは強い言葉を使う一方、日常生活では周囲との関係を慎重に考える。そのギャップも、単なる毒舌芸人では終わらない魅力につながっている。
4.ヒコロヒー|独特の世界観と鋭い言葉選び
1989年10月15日生まれ・愛媛県出身
松竹芸能所属
ヒコロヒーは、近畿大学在学中に落語研究会に所属。学園祭で披露した一人コントをきっかけに芸能事務所からスカウトされ、2011年にデビューした。
芸風の特徴は、独特な人物設定、淡々とした語り口、鋭いセリフ回しだ。大声や派手なリアクションではなく、会話の間や人物の内面を描くことで笑いを生み出す。
ジェンダーや人間関係など、社会生活の中で感じた違和感を題材にすることもある。ただし、本人は過去のインタビューで、自分が興味を持ったことや面白いと感じたことを表現しているという趣旨を語っている。
2023年には「GQ MEN OF THE YEAR 2023」のブレイクスルー・エンターテイナー賞を受賞。2025年には短編集『黙って喋って』で第31回島清恋愛文学賞を受賞した。
テレビ、ラジオ、コラム、執筆と活動領域は広い。芸人としての表現力を文学的な創作にも生かしている点が、同世代の女性芸人の中でも際立っている。
5.近藤春菜|抜群の対応力で番組を支えるツッコミ役
1983年2月23日生まれ・東京都出身
ハリセンボン
近藤春菜は箕輪はるかと2003年にハリセンボンを結成。2007年と2009年にはM-1グランプリの決勝に進出した。
彼女の持ち味は、相手の発言を受け止めて笑いに変える反応の速さと、場の空気を読む能力だ。自分から笑いを取りにいくだけでなく、共演者の魅力を引き出す役割も担っている。
2026年上半期のテレビ出演は147回で女性芸人部門5位。人気投票でも12位に入っており、ハリセンボンとしては13位にランクインしている。
2024年12月には、コンビ結成20周年ライブ「にぃまる」を草月ホールで開催。コンビとしての舞台活動を続けながら、近藤個人もテレビを中心に活動している。
ハリセンボンの魅力は、近藤のテンポのよいツッコミと、箕輪はるかの独特な間や世界観が組み合わさることにある。個人の知名度だけでなく、コンビとしての完成度も長く支持される理由だ。
【女性ピン芸人と女性コンビを比較】面白い女性芸人の選び方
女性お笑い芸人は、大きく分けるとピン芸人、女性コンビ、トリオ・グループという活動形態に分類できる。それぞれネタの構成やテレビでの見せ方に違いがある。
女性ピン芸人の人気ランキング2026年10月下旬の「みんなのランキング」における女性ピン芸人の投票結果は、次のとおりだ。
- いとうあさこ
- 椿鬼奴
- 友近
- イモトアヤコ
- ヒコロヒー
- ミラクルひかる
- 渡辺直美
- 吉住
- 横澤夏子
- ゆりやんレトリィバァ
このほか、紺野ぶるま、キンタロー。、やす子、あぁ~しらき、だいたひかる、牧野ステテコなどもランクインしている。
ピン芸人は、一人でネタの世界観を作り、観客の反応を見ながらテンポを調整する必要がある。モノマネ、一人コント、フリップ芸、漫談など、個人の特技や表現力を最大限に生かせるのが特徴だ。
女性お笑いコンビの人気ランキング女性コンビの人気投票では、ピン芸人とは異なる顔ぶれが上位に入っている。2026年10月18日更新のランキングでは、次の順番となった。
- ガンバレルーヤ
- 阿佐ヶ谷姉妹
- 海原やすよ ともこ
- ハリセンボン
- オアシズ
- 天才ピアニスト
- おかずクラブ
- Aマッソ
- 森三中
- 紅しょうが
11位にはハイヒール、12位にはたんぽぽ、13位には3時のヒロイン、14位にはエルフが入った。
コンビの魅力は、二人の性格や価値観の違いを笑いに変えられることだ。ボケとツッコミの役割分担だけでなく、互いの個性を生かした掛け合いがネタの面白さを左右する。
例えば、阿佐ヶ谷姉妹は二人の穏やかな雰囲気と独特の掛け合いが魅力。ガンバレルーヤは、二人の強いキャラクターと身体表現を生かした笑いで支持を集めている。
また、海原やすよ ともこのように、漫才の技術とトーク力を兼ね備えた実力派も根強い人気を持つ。
ピン芸人とコンビの違いを整理| 比較項目 | ピン芸人 | 女性コンビ |
|---|---|---|
| ネタの中心 | 個人のキャラクターや発想 | 二人の掛け合い |
| 主な表現 | 一人コント、漫談、モノマネ | 漫才、コント |
| 強み | 独自の世界観を作りやすい | 相互作用で笑いを広げられる |
| テレビでの魅力 | 個性やコメント力を発揮 | コンビ間の関係性を見せられる |
| 代表例 | 友近、吉住、やす子 | ハリセンボン、ニッチェ、阿佐ヶ谷姉妹 |
どちらが優れているということではなく、笑いの作り方が違うと考えるのが適切だ。独創的な一人コントを楽しみたい人にはピン芸人、テンポのよい掛け合いや二人の関係性を楽しみたい人にはコンビ芸人が向いている。
加えて、3時のヒロインやぼる塾のような女性トリオ・グループも独自の魅力を持つ。複数人のキャラクターが交差することで、一人や二人では生み出せない展開が可能になる。
【THE Wの歴史と2026年の変化】女性芸人の賞レースはどう変わる?
女性芸人の実力を語る際に欠かせない大会が、日本テレビの「女芸人No.1決定戦 THE W」だ。
2017年にスタートした同大会は、女性芸人を対象にした賞レースとして、ピン芸人からコンビ、トリオまで幅広い出場者にチャンスを提供してきた。
THE W 2025の優勝者はニッチェ2025年12月13日に放送された第9回大会では、女性お笑いコンビのニッチェが優勝した。
ニッチェは近藤くみこと江上敬子によるコンビ。長年の活動を経て、芸歴21年目で初めて同大会の頂点に立った。
2025年大会のエントリー数は過去最多の1,044組。優勝賞金1,000万円に加え、日本テレビの人気番組への出演権や冠番組などの副賞も用意された。
この結果は、若手だけでなく、長年舞台で経験を積んできた芸人にも大きなチャンスがあることを示している。
THE Wは2026年に開催されない2026年7月13日、日本テレビは定例社長会見で、THE Wを2026年には開催しないと説明した。
同局の岡部智洋常務執行役員は、大会が女性芸人のスター発掘に貢献してきたことを評価したうえで、一定の役割を果たしたとの判断を示している。
2017年から2025年まで9年連続で開催されてきた大会が、2026年は行われないという大きな転換点だ。
日本テレビは、男女の区別なく芸人が競える舞台として、2025年に始まった「ダブルインパクト」にも言及している。女性芸人にとって、今後は性別を限定しない賞レースや大型お笑い大会での活躍も重要になってくる。
なお、2026年の開催見送りは発表されているが、翌年以降の開催について確定した再開日が示されたわけではない。
THE W以外にも注目したい賞レース女性芸人の実力を評価する場はTHE Wだけではない。
- R-1グランプリ:ピン芸人を中心とした一人芸の大会。横澤夏子や吉住など、女性芸人もファイナリストとして実績を残している。
- M-1グランプリ:男女を問わず漫才の実力を競う大会。ハリセンボンは2007年と2009年に決勝進出を果たした。
- キングオブコント:コントの構成力や演技力を競う大会。男女混合の舞台で女性コンビやトリオが実力を示す機会となっている。
- ダブルインパクト:男女を限定せず、芸人が競い合う新しい賞レースとして注目される。
大会によって評価される能力は異なる。漫才の構成力、コントの演技力、一人芸の発想力など、複数の舞台で実績を残す芸人ほど、芸の幅広さを証明しやすい。
【女性お笑い芸人の歴史】女流漫才師から現代の人気タレントまで
女性お笑い芸人の歴史は、テレビが普及してから始まったものではない。戦前から女性は漫才や大衆演芸の世界で活躍し、独自の表現を確立してきた。
戦前から活躍したミスワカナ女性漫才師の歴史を語るうえで重要なのが、ミスワカナ・玉松一郎だ。
大阪府立上方演芸資料館の記録によると、ミスワカナは明治43年(1910年)生まれ。玉松一郎とのコンビでは、ワカナがテンポのよいしゃべくりで主導し、一郎が楽器演奏や相づちで支えるスタイルを確立した。
当時の男女コンビとしては珍しい女性主導の漫才であり、ワカナの話術は高く評価されていた。現在の女性芸人が自分の視点や言葉で笑いを作るスタイルにも、歴史的な先駆者の存在を見て取れる。
1950年代のかしまし娘と女性トリオの台頭1956年にデビューした「かしまし娘」は、正司歌江、正司照枝、正司花江による実の三姉妹のトリオだった。
三味線やギターを使った音楽漫才と、姉妹ならではの息の合った掛け合いが人気を集めた。1966年には第1回上方漫才大賞を受賞している。
大阪府立上方演芸資料館は、かしまし娘を女性トリオによる音楽ショーの先駆けとして紹介している。
テレビ時代から現在へテレビの普及によって、女性芸人の活躍の場は寄席や舞台から全国放送のバラエティ番組へと広がっていった。
1980年代以降の漫才ブームやテレビバラエティの拡大を経て、女性芸人にも漫才、コント、体を張った企画、司会、情報番組への出演など、多様な仕事が求められるようになった。
ハイヒールやオアシズ、森三中、ハリセンボンなどは、コンビやグループとしてのネタだけでなく、テレビでのトークや企画対応力でも存在感を示してきた。
そして現在は、横澤夏子の人間観察型コント、やす子のキャラクター芸、ヒコロヒーの独自の世界観、吉住の構成力など、個人の表現を生かした芸風が広がっている。
テレビだけでなく、YouTube、ポッドキャスト、SNS、エッセイ、舞台など、芸人がファンと接点を持つ媒体も増えた。テレビ出演回数だけでは測れない人気や実力が生まれる環境になっている。
【プロの結論】2026年の女性芸人を評価する3つの基準
女性お笑い芸人の人気を正しく理解するには、単純にランキングの順位だけを見るのでは不十分だ。編集・エンタメ分析の観点からは、次の3つを組み合わせて評価することが大切だ。
1.テレビ出演回数は起用される力の指標217回で首位の横澤夏子や172回で2位のやす子は、番組の出演者として継続的に求められている存在だ。幅広い企画への対応力や、共演者との相性が重要になる。
2.人気投票は視聴者との長期的な関係を示すいとうあさこや大久保佳代子が上位に入る背景には、長年の活動で築いてきた親しみやすさや、幅広い世代に受け入れられるトーク力がある。瞬間的な話題性だけでは説明できない支持だ。
3.賞レースはネタそのものの実力を見る場テレビでのコメント力と、舞台上でネタを完成させる能力は必ずしも同じではない。R-1やM-1、キングオブコントなどの成績は、芸人としての表現力を別の角度から評価する材料になる。
つまり、テレビ出演ランキングは「番組で求められる力」、人気投票は「視聴者から愛される力」、賞レースは「ネタで勝負する力」を見る指標として使い分けるのが合理的だ。
【お笑い芸人の女性に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年に最もテレビ出演が多い女性お笑い芸人は誰ですか?
A1:2026年上半期は横澤夏子です。エム・データの調査で217回を記録し、女性芸人部門の1位になりました。
Q2:2026年の女性芸人人気投票で1位は誰ですか?
A2:「みんなのランキング」の2026年10月23日更新データでは、いとうあさこが1位です。2位は大久保佳代子、3位は阿佐ヶ谷姉妹でした。
Q3:人気の女性ピン芸人には誰がいますか?
A3:いとうあさこ、友近、椿鬼奴、ヒコロヒー、吉住、横澤夏子、ゆりやんレトリィバァ、やす子などが代表的です。モノマネや一人コント、漫談など、それぞれ芸風が異なります。
Q4:女性お笑いコンビで人気があるのは誰ですか?
A4:2026年10月の参加型人気投票では、ガンバレルーヤ、阿佐ヶ谷姉妹、海原やすよ ともこ、ハリセンボン、オアシズなどが上位です。
Q5:THE Wは2026年も開催されますか?
A5:2026年は開催されません。日本テレビが2026年7月13日の会見で発表しました。最後の開催となった2025年大会ではニッチェが優勝しています。
Q6:女性芸人の歴代人気ランキングはありますか?
A6:長期間にわたる人気を統一基準で確定した公式の歴代ランキングはありません。現在の参加型人気投票やテレビ出演データ、賞レースの実績、過去の活動歴を組み合わせて比較する方法が適切です。
まとめ:2026年の女性お笑い芸人は個性と実力で選ぶ時代へ
2026年の女性お笑い芸人は、テレビ出演回数、人気投票、賞レースのそれぞれで異なる評価を受けている。
テレビ出演ランキングでは横澤夏子が1位、やす子が2位、大久保佳代子が3位。人気投票では、いとうあさこ、大久保佳代子、阿佐ヶ谷姉妹が上位を占めた。
また、女性ピン芸人には友近やヒコロヒー、吉住、ゆりやんレトリィバァなど独自の芸風を持つ実力者がそろい、女性コンビにはガンバレルーヤ、ハリセンボン、ニッチェ、紅しょうがなどがいる。
2025年にニッチェがTHE Wで優勝した一方、2026年は同大会が開催されないという大きな変化も起きた。女性芸人が活躍する舞台は、性別を限定した賞レースだけでなく、幅広いお笑い大会やテレビ、配信、舞台へと広がっている。
女性芸人の本当の魅力を知るには、出演回数だけでなく、ネタの完成度、トーク力、独自性、長く支持される理由まで見ることが大切だ。ランキングの順位を入口に、自分の好みに合う芸人や、まだ知られていない実力派を見つけることが、お笑いをより深く楽しむ方法になる。