一方、2026年6月には、おぼんが腎盂腎炎で入院したことを公表しました。長年の不仲から2021年に和解した2人は、その後どのような関係を築いているのでしょうか。1965年の結成から不仲の原因、テレビ番組での仲直り、現在の活動と入院報道まで、時系列に沿って整理します。
【プロフィール】おぼん・こぼんとは?1965年結成から続く漫才コンビ

おぼん・こぼんは、大阪福島商業高校(現在の履正社高校)の同級生だった2人が結成した漫才コンビです。
結成は1965年。高校在学中から学生漫才師として活動し、卒業後には東京へ進出しました。
2人の特徴は、一般的な掛け合い漫才だけにとどまらない芸風です。歌やタップダンス、楽器演奏などを取り入れたショースタイルを確立し、テレビだけでなく、劇場の生の舞台でも長く活躍してきました。
飛鳥新社から刊行された共著『東京漫才』には、結成前夜から下積み時代、漫才ブーム、不仲、そして和解までの歩みが収録されています。
おぼん・こぼんのプロフィール比較| 項目 | おぼん | こぼん |
|---|---|---|
| 本名 | 井上博一 | 馬場添良一 |
| 生年月日 | 1949年2月2日 | 1948年12月24日 |
| 2026年10月現在 | 77歳 | 77歳 |
| 出身 | 大阪府 | 兵庫県 |
| 出身高校 | 大阪福島商業高校 | 大阪福島商業高校 |
| コンビ結成 | 1965年 | 1965年 |
| 所属 | 漫才協会 | 漫才協会 |
出典:飛鳥新社の書籍紹介、日本タレント名鑑など。
1980年『お笑いスター誕生!!』でブレーク結成から約15年後の1980年、2人は日本テレビ系のオーディション番組『お笑いスター誕生!!』に出演します。
ここで達成したのが、10週連続勝ち抜きのグランプリ獲得です。
当時はツービートやB&Bなどが活躍した漫才ブームの時代。おぼん・こぼんも人気を獲得し、テレビや演芸場で幅広く活動するようになりました。
また、赤坂のレストランシアター「コルドンブルー」で長期間ショーに出演していた経験も、現在につながる芸風の土台になっています。
単に漫才のネタを披露するだけでなく、歌や踊り、タップなどを組み合わせるスタイルは、2人が積み重ねてきた舞台経験から生まれたものです。
【不仲の理由】おぼん・こぼんはなぜ絶縁状態になったのか?
おぼん・こぼんの不仲が広く知られるようになったのは、2019年の『水曜日のダウンタウン』への出演がきっかけです。
しかし、実際の対立は番組出演よりもずっと前から続いていました。
不仲の背景には、漫才協会での人間関係や理事選をめぐる衝突、さらにおぼん自身の人生における大きな転機がありました。
2015年の漫才協会理事選が対立を深めた2021年9月29日放送の『水曜日のダウンタウン』では、2人の不仲の経緯が詳しく紹介されました。
特に注目されたのが、2015年に行われた漫才協会の理事選です。
報道によると、それまで長く理事として活動していたおぼんに対し、この選挙ではこぼんの得票数が上回りました。7票差だったことも、共著『東京漫才』の目次に記されています。
おぼんは理事としての活動に対する不満を募らせ、理事の仕事を放棄。これにこぼんも反発し、2人の関係はさらに悪化しました。
この出来事が不仲を決定的にした要因として、番組内でも取り上げられています。
おぼんの借金完済も大きな転機だった実は、理事選だけが不仲の原因ではありません。
2022年3月31日付の日刊スポーツの記事では、共著『東京漫才』の出版記念会見で明かされた、もう一つの重要な事情が報じられました。
おぼんはバブル期にゴルフ場の会員権をめぐるトラブルに遭い、約6000万円の借金を背負ったとされています。
さらに養育費などの支払いもあり、経済的な負担を長く抱えていました。
本人によると、ゴルフ場のローンと養育費の支払いは月額約200万円に達し、それらが完済したのは2016年ごろだったといいます。
日刊スポーツによると、おぼんは借金などの負担がなくなったことで気持ちが変化し、コンビを解散してもいいと考えるようになったと振り返っています。
つまり、漫才協会の選挙は表面化した対立のきっかけであり、長年の負担や互いの不満が重なったことも見逃せません。
舞台でも目を合わせないほどの関係に不仲が深刻だった時期には、舞台上でも互いに目を合わせない状態が続いていたといいます。
小学館の雑誌『サライ』のインタビューでは、2人自身が当時の様子を振り返っています。
漫才では本来、相方との呼吸や視線のやり取りが重要です。しかし、2人は舞台上でも視線を交わさず、それぞれが独立して漫才をしているような状態だったと語っています。
50年以上にわたって一緒に活動してきた2人だからこそ、長年積み重なったわだかまりは簡単には解消できませんでした。
【和解の真相】水曜日のダウンタウンで何が起きた?2019年から2021年まで
おぼん・こぼんの不仲を全国的に知らしめたのが、TBS系『水曜日のダウンタウン』です。
番組では、ナイツの塙宣之と土屋伸之らも関わりながら、2人の関係修復を目指す企画が進められました。
ただし、最初から順調だったわけではありません。
2019年2月:解散ドッキリで不仲が明らかに最初の大きなきっかけは、2019年2月27日放送の「芸人解散ドッキリ。師匠クラスの方が切ない説」です。
番組が2人に解散ドッキリを仕掛けたところ、冗談では済まないほど激しい口論に発展しました。
こぼんがおしぼりを投げる場面なども放送され、視聴者に2人の関係が知られることになります。
2019年7月:催眠術による仲直り企画も失敗その後、2019年7月3日には「おぼん・こぼんでも催眠術さえあれば仲直りできる説」が放送されました。
しかし、こちらも関係修復にはつながりませんでした。
表面的に仲直りするだけでは解決できないほど、2人の間には長い時間をかけて蓄積された不満があったのです。
2021年9月29日:不仲の歴史を振り返る番組は新たな企画「おぼん・こぼんヒストリー」を開始します。
ナイツがプレゼンターとなり、2人がそれぞれの立場から過去を振り返る内容でした。
高校時代の出会い、上京、芸人としての成功、漫才協会での対立などを振り返り、関係が悪化した過程を掘り下げていきます。
この回では、こぼんの娘・いづみさんの結婚式も重要な要素として登場しました。
おぼんは、家族ぐるみで付き合ってきたこぼんの娘から、結婚式への出席を望まれていたのです。
2021年10月6日:「おぼん・こぼん THE FINAL」で奇跡の和解シリーズの完結編となったのが、「おぼん・こぼん THE FINAL」です。
こぼんの娘の結婚式に、おぼんが出席するかどうかが大きな焦点になりました。
当日は一度、2人が歩み寄るような雰囲気になったものの、再び口論が発生。ついには互いに解散を口にする展開となりました。
しかし、ナイツの2人や家族、長年付き添ってきたマネジャーらの働きかけもあり、最終的に2人は再び向き合います。
そして、「もういっぺんやり直そう」という方向で握手を交わし、コンビとして再出発することになりました。
さらに番組では、後日、浅草東洋館で2人が漫才を披露する様子も放送されました。
10年以上披露していなかった会話中心の漫才を再び演じ、そろって笑顔を見せたのです。
この放送は、2021年10月度のギャラクシー賞月間賞も受賞しました。
【関係と活動の年表】和解後のおぼん・こぼんはどう変わった?
和解後の2人を理解するには、テレビ番組の感動的な結末だけでなく、その後の活動も確認する必要があります。
次の表に、結成から2026年の最新動向までをまとめました。
出典:飛鳥新社、日刊スポーツ、MANTANWEB、オリコンニュース、イープラスなど。
和解後も親友のような関係に戻ったわけではないここで誤解したくないのは、和解したからといって、2人がいつも仲良く過ごすようになったわけではないという点です。
2022年3月の取材では、おぼんが番組で握手してから関係を保っているという趣旨の説明をしており、こぼんも、恋人同士のように振る舞う必要はないという考えを示しています。
また、『サライ』のインタビューでは、おぼんが、最後には再びこぼんと面白い漫才をしたいと思ったことを振り返っています。
この発言から分かるのは、2人を結び付けているものが、単なる人間関係の親密さではないということです。
同じ舞台に立ち、観客を笑わせる。その仕事への思いが、長い対立を乗り越える大きな理由になったと考えられます。
【2026年最新】おぼん・こぼんは現在も活動中?入院報道と舞台出演
2026年10月30日現在、2人はコンビを解散していません。
むしろ、今後の公演情報を見ると、テレビ出演だけに頼らず、舞台を中心に活動する姿勢が続いていることが分かります。
2026年の舞台出演予定イープラスの公演情報には、2026年10月30日時点で、おぼん・こぼんの出演予定として次の公演が掲載されています。
| 公演日 | 会場・地域 | 公演 |
|---|---|---|
| 11月8日 | 茨城県・水戸市民会館 | 爆笑☆オン・パレード |
| 11月15日 | 沖縄県・沖縄コンベンションセンター | 豪華競演!大爆笑!!浅草漫才大行進 |
| 12月20日 | 新潟県・加茂文化会館 | 爆笑お笑いフェスin加茂 |
11月15日の沖縄公演は、民主音楽協会の公式公演案内にも出演者としておぼん・こぼんの名前が掲載されています。
これらは公演予定であり、実際の出演完了を意味するものではありません。ただし、2026年後半もコンビとしての仕事が組まれていることを示す具体的な情報です。
浅草東洋館は現在も重要な活動拠点おぼん・こぼんにとって、浅草東洋館は長く活動してきた重要な舞台です。
東洋館は漫才協会などが関わる演芸場で、漫才やコントなど、いわゆる色物芸を中心に楽しめる施設です。
2026年9月の東洋館の公演情報にも、おぼん・こぼんの出演者名が掲載されていました。また、10月中席の公演案内でも、10月15日・16日の出演予定が紹介されています。
テレビ番組で和解した後も、2人の本来の主戦場は生の舞台です。
観客の反応を直接受けながら漫才を披露する環境が、現在の活動を支えています。
2026年6月、おぼんが腎盂腎炎で入院2026年の大きなニュースとなったのが、おぼんの入院報告です。
2026年6月26日、おぼんは自身のSNSで、腎盂腎炎によって入院していることを明かしました。
本人の投稿によると、入院したのは6月24日。4年前にも経験した腎盂腎炎が再発し、40度近い熱が出て、つらい日々を送っていると伝えています。
また、投稿時点では6月28日または29日ごろの退院を予定していると説明していました。
腎盂腎炎は腎臓や腎盂に細菌感染が起こる病気です。発熱などの症状を伴うことがあり、医療機関での適切な治療が必要になります。
今回の報道で重要なのは、おぼん本人が入院を公表したという事実です。
一方、退院予定の発言と実際の退院確認は別の情報です。10月30日現在、入院後の詳しい治療経過や健康状態について、今回参照できた報道からは確認できません。
ただし、イープラスなどの公演情報には、11月以降のおぼん・こぼん名義の出演予定が掲載されています。
したがって、入院報道だけを理由にコンビが解散した、あるいは活動を終了したと判断する根拠はありません。
【プロの結論】おぼん・こぼんの和解が示したコンビの本当の価値
おぼん・こぼんの歩みを振り返ると、2021年の和解は単なるテレビ番組の感動的な演出として片付けられるものではありません。
1965年に結成してから半世紀以上。売れた時期もあれば、互いに顔を合わせることさえ難しい時期もありました。
それでも2人が再び舞台に立つことを選んだ背景には、漫才という仕事への強い愛着があります。
和解の本質は「仲良しに戻ること」ではなかった一般的に、コンビの仲直りというと、互いに謝罪し、昔のように仲良くなるイメージがあります。
しかし、おぼん・こぼんの場合は少し違います。
2022年のインタビューでも、2人は舞台に立つことの難しさや楽しさを語っていました。
おぼんは毎日の身体づくりを続け、こぼんも楽器やタップダンスの練習を重ねてきたといいます。
つまり、2人にとって大切なのは、プライベートで常に一緒にいることではなく、舞台上で互いの力を発揮できる関係を取り戻すことだったのでしょう。
長く続くコンビには互いの役割があるおぼん・こぼんの芸風は、漫才だけでなく歌、踊り、楽器演奏などを組み合わせた総合的なショーです。
そのため、一方だけでは成立しない場面も多くあります。
『サライ』のインタビューで、こぼんは、おぼんがいなくなれば自分はコンビとしての活動を終えるという趣旨の考えを語っています。
この言葉からも、長年の相方が単なる仕事仲間ではないことが伝わります。
2026年に入院報道があったことを踏まえても、今後の活動を考えるうえでは、健康面への配慮と舞台出演の両立が大切になります。
【おぼん・こぼん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:おぼん・こぼんは2026年現在もコンビで活動していますか?
A1:はい。2026年10月30日現在、解散したという発表はなく、イープラスには11月8日、11月15日、12月20日などのコンビでの公演予定が掲載されています。
Q2:おぼん・こぼんの結成は何年ですか?
A2:1965年です。大阪福島商業高校(現在の履正社高校)の同級生としてコンビを結成しました。
Q3:おぼん・こぼんが不仲になった理由は何ですか?
A3:2015年の漫才協会理事選をめぐる対立が大きなきっかけです。また、おぼんの借金完済など、長年積み重なった事情も関係していました。
Q4:おぼん・こぼんが仲直りしたのはいつですか?
A4:2021年10月6日放送の『水曜日のダウンタウン』「おぼん・こぼん THE FINAL」です。こぼんの娘の結婚式をきっかけに、最終的に2人が握手を交わしました。
Q5:おぼんが2026年に入院した病気は何ですか?
A5:腎盂腎炎です。2026年6月24日に入院し、26日に本人がSNSで公表しました。4年前にも同じ病気を経験したと説明しています。
Q6:おぼん・こぼんは浅草東洋館に現在も出演していますか?
A6:はい。2026年の東洋館の公演情報にも出演予定が掲載されています。浅草東洋館は2人にとって長年の活動拠点です。
Q7:おぼん・こぼんの不仲と和解の経緯を知るには何を見ればよいですか?
A7:『水曜日のダウンタウン』の2019年の解散ドッキリ企画、2021年9月29日の「おぼん・こぼんヒストリー」、10月6日の「THE FINAL」が代表的です。また、2022年3月刊行の共著『東京漫才』には、テレビでは語られなかった不仲や和解の背景も収録されています。
まとめ:おぼん・こぼんは2026年も舞台で歩み続ける
おぼん・こぼんは1965年に結成し、1980年の『お笑いスター誕生!!』でのブレークを経て、長年にわたって漫才界で活躍してきました。
一方で、2015年の漫才協会理事選などをきっかけに関係が悪化し、2019年には『水曜日のダウンタウン』で不仲が広く知られるようになります。
しかし、2021年10月6日の「おぼん・こぼん THE FINAL」で和解。2022年には共著『東京漫才』を刊行し、2人で歩んできた人生を振り返りました。
2026年6月にはおぼんの腎盂腎炎による入院という心配なニュースもありましたが、10月30日現在、コンビの解散は発表されておらず、11月・12月の公演予定も確認できます。
おぼん・こぼんの本当の魅力は、何十年も常に仲が良かったことではなく、対立を経験しても、もう一度2人で舞台に立つ道を選んだことにあります。
これからも浅草東洋館をはじめとする舞台で、2人ならではの漫才とショーを見せてくれることに期待したいところです。