2026年9月4日に公開された『白鳥とコウモリ』は、東野圭吾の同名小説を原作とするミステリー映画。松村北斗と今田美桜がW主演を務める。
松村が演じるのは、倉木和真。殺人事件の容疑者となった倉木達郎(三浦友和)の息子という役どころだ。
物語の発端は、弁護士・白石健介(中村芝翫)が刺殺された事件。容疑者の倉木達郎が犯行を自供し、事件は解決したかに見えた。しかし、倉木和真と被害者の娘・白石美令(今田美桜)は、それぞれの父親の言動に疑問を抱き始める。
やがて2人は協力し、事件の裏側に隠された真実を追っていく。
主な共演者は次のとおり。
- 今田美桜:白石美令
- 三浦友和:倉木達郎
- 中村芝翫:白石健介
- 柄本佑:五代努
- 前原滉:中町
- 井川遥、吉田羊、風吹ジュン
監督は岸善幸、脚本は向井康介。原作の持つ重厚な人間ドラマを映像化した作品だ。
松村にとっては、若者同士の恋愛や青春を描く作品とは異なり、家族の過去や事件の真相に向き合う人物を中心に演じる作品。今田美桜とのW主演という点でも注目度が高い。松竹の作品情報でも、公開日と配役が確認できる。
『汝、星のごとく』では久住尚人役2026年10月9日公開の『汝、星のごとく』は、凪良ゆうの本屋大賞受賞小説を実写映画化した作品。
主演は横浜流星と広瀬すず。松村北斗は久住尚人役で出演している。
作品の舞台は瀬戸内の島。家庭環境に悩みを抱える青埜櫂(横浜流星)と井上暁海(広瀬すず)が出会い、15年にわたって愛と人生の選択に向き合う物語だ。
松村が演じる久住尚人は、櫂の相棒として一緒に夢を追う人物。物語の中心となる恋愛関係を演じる主演2人とは異なる立場から、作品の人間関係を支える。
主な出演者は以下のとおり。
- 横浜流星:青埜櫂
- 広瀬すず:井上暁海
- 松村北斗:久住尚人
- 中村アン:二階堂絵理
- 濱田岳:植木渋柿
- 尾野真千子:青埜ほのか
- 木村佳乃:井上志穂
- 石田ゆり子:林瞳子
- 長谷川博己:北原草介
監督は藤井道人、脚本は安達奈緒子。主題歌にはRADWIMPSの「夕星-ゆうづつ-」が起用された。
ここで押さえたいのは、松村北斗が本作の主演ではないという点だ。横浜流星と広瀬すずのW主演作に、重要な共演者として参加している。
【松村北斗の映画一覧】歴代出演16作品を公開日順に紹介

松村北斗の映画出演歴を振り返ると、2012年の初期作品から2026年の最新作まで、出演ジャンルが少しずつ広がってきたことが分かる。
以下は、劇場公開作品と劇場アニメの声の出演を含む一覧だ。2027年の公開予定作も加え、公開済み15作品と公開予定1作品の計16作品を整理した。
公開日・役名は映画作品データベース、JFDB、各作品の公式発表などを参照。
一覧のうち2027年の『映画 九条の大罪』は2026年11月2日時点で未公開。ほか15作品は公開済み。
初期の『劇場版 私立バカレア高校』から、2021年の『ライアー×ライアー』、2024年の『夜明けのすべて』、2025年の『秒速5センチメートル』まで、映画作品の出演歴は継続している。
【2025年の主演映画】『秒速5センチメートル』と『ファーストキス』の違い
2025年は、松村北斗の俳優としての評価を考えるうえで重要な年となった。
『ファーストキス 1ST KISS』と『秒速5センチメートル』という、性質の異なる2作品が公開され、日本アカデミー賞でも評価された。
『ファーストキス 1ST KISS』硯駈役2025年2月7日公開。
監督は塚原あゆ子、脚本は坂元裕二。松たか子が主演を務め、松村北斗は夫・硯駈を演じた。
物語の主人公は、結婚15年目に夫を事故で亡くした硯カンナ(松たか子)。タイムトラベルによって過去に戻ったカンナは、出会う前の若い駈と再会する。
再び恋に落ちた2人を通じて、夫婦の関係や人生の選択を描くオリジナルラブストーリーだ。
共演者には吉岡里帆、森七菜、YOU、竹原ピストル、リリー・フランキーらが名を連ねる。
松村の役は物語の中心となる男性人物だが、作品全体の主演は松たか子。ここを『秒速5センチメートル』との違いとして押さえておきたい。
『秒速5センチメートル』遠野貴樹役2025年10月10日公開。
新海誠監督による2007年公開の劇場アニメーションを実写映画化した作品で、松村北斗が主人公・遠野貴樹を演じた。
監督は奥山由之。共演者には高畑充希、森七菜、青木柚、木竜麻生、宮﨑あおい、吉岡秀隆らがいる。
本作は、遠野貴樹の18年間にわたる人生を描く。幼少期に出会った篠原明里との思い出、高校時代の恋愛、そして大人になってからの孤独や過去との向き合い方が物語の軸となる。
アニメーション版のファンにとっても、実写版で松村がどのように貴樹の人生を表現するのかが大きな見どころだった。
2026年の日本アカデミー賞で評価2026年1月に発表された第49回日本アカデミー賞では、松村北斗が次の評価を受けた。
- 『秒速5センチメートル』:優秀主演男優賞
- 『ファーストキス 1ST KISS』:優秀助演男優賞
- 話題賞・俳優部門:松村北斗
主演作と助演作の両方で評価された点は注目に値する。
ただし、優秀賞と最優秀賞は別の区分であり、最優秀主演男優賞は吉沢亮、最優秀助演男優賞は佐藤二朗が受賞している。
2作品で異なる役柄を演じ分けたことが、松村の俳優活動を語るうえで重要な実績になった。
【2012年~2024年】松村北斗の過去の出演映画と俳優としての転換点
松村北斗の映画キャリアは、最初から主演作品ばかりだったわけではない。
若手俳優としての出演を重ねながら、青春映画、恋愛映画、実写化作品、社会派ドラマへと活動の幅を広げている。
2012年~2019年:青春映画で経験を積んだ時期『劇場版 私立バカレア高校』(2012年)
松村の初期映画出演作。浅田哲也役を演じた。ドラマ版から続く作品で、森本慎太郎、島崎遥香らと共演している。
『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』(2016年)
林秀太役。ジェシー、田中樹とともにトリプル主演を務めた青春SFコメディーだ。SixTONESのメンバー3人が映画初主演を果たした作品としても知られる。
『坂道のアポロン』(2018年)
松岡星児役。知念侑李、中川大志、小松菜奈らと共演した青春音楽映画。1960年代の長崎を舞台に、ジャズを通じた友情や恋愛を描く。
『映画 少年たち』(2019年)
ダイケン役。ジェシー、京本大我、森本慎太郎、田中樹、髙地優吾らと出演した群像劇で、若者たちの葛藤を描いている。
この時期は、若手キャストの一人として存在感を示し、映画出演の経験を積み重ねていた段階だ。
2021年~2022年:主演作と声優への挑戦『ライアー×ライアー』(2021年)
森七菜とのW主演で、高槻透を演じた。義理の姉弟という複雑な関係を軸にしたラブストーリーで、松村にとって代表的な恋愛映画の一つだ。
『劇場版 きのう何食べた?』(2021年)
田渕剛役。西島秀俊、内野聖陽らが出演する人気シリーズの映画版に参加した。田渕は美容師で、思ったことを率直に口にするキャラクター。シリーズに新たな人物関係を加えた。
『ホリック xxxHOLiC』(2022年)
百目鬼静役。神木隆之介、柴咲コウ、玉城ティナらと共演し、蜷川実花監督の独特な映像世界に参加した。
『すずめの戸締まり』(2022年)
新海誠監督の劇場アニメーション作品で、松村は宗像草太の声を担当した。
草太は、災いをもたらす扉を閉じる役目を担う閉じ師。主人公・岩戸鈴芽とともに物語を進める重要人物だ。
この作品は、松村が実写映画の俳優としてだけでなく、声の演技でも活動領域を広げた代表例といえる。
第46回日本アカデミー賞では新人俳優賞などの評価にもつながった。
2023年~2024年:人間の内面を表現する役柄へ『キリエのうた』(2023年)
2023年10月13日公開。松村は潮見夏彦を演じた。
岩井俊二監督が原作・脚本・監督を担当した音楽映画で、アイナ・ジ・エンド、黒木華、広瀬すずらが出演。
夏彦は、姿を消した婚約者を探し続ける青年。過去にとらわれた人物の複雑な心情が作品の重要な要素となっている。
『夜明けのすべて』(2024年)
2024年2月9日公開。上白石萌音とのW主演で、山添孝俊を演じた。
山添はパニック障害を抱え、以前とは異なる生活を送ることになった青年。上白石が演じる藤沢美紗はPMS(月経前症候群)によって日常生活に困難を感じている。
2人は同じ職場で働きながら、互いの事情を理解し、少しずつ支え合うようになる。
恋愛関係を中心に据えるのではなく、友人とも恋人とも異なる関係性を描くところが作品の特徴だ。
監督は三宅唱。原作は瀬尾まいこの同名小説で、第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にも出品された。
『ディア・ファミリー』(2024年)
2024年6月14日公開。松村は富岡進役を演じた。
大泉洋が主演する実話を基にした作品で、心臓疾患を抱える娘の命を救うため、人工心臓の開発に挑む家族の姿を描く。
富岡は研究医であり、主人公の坪井宣政に手を差し伸べる重要な人物。松村は大泉洋と初共演し、冷静さと内面に秘めた熱意を持つ役柄に挑んだ。
2023年の『キリエのうた』から2024年の2作品までを見ると、恋愛や青春だけではない、複雑な背景を持つ人物を演じる機会が増えている。
【俳優・松村北斗の魅力】主演映画と脇役、声優出演の違い
松村北斗の出演作を整理すると、単に主演作品が増えたというだけではなく、作品の中で担う役割そのものが多様化している。
1. 主演作品では物語の中心人物を担う代表的な作品は次のとおり。
- 『バニラボーイ』:ジェシー、田中樹とのトリプル主演
- 『ライアー×ライアー』:森七菜とのW主演
- 『夜明けのすべて』:上白石萌音とのW主演
- 『秒速5センチメートル』:主人公・遠野貴樹役
- 『白鳥とコウモリ』:今田美桜とのW主演
特に2025年の『秒速5センチメートル』と2026年の『白鳥とコウモリ』は、物語の中心に立つ役柄を続けて担った点で重要だ。
2. 重要な共演者として作品を支える一方で、『ディア・ファミリー』の富岡進や『汝、星のごとく』の久住尚人のように、主人公を取り巻く重要人物として参加する作品もある。
こうした役は出演時間や宣伝上の主演表記だけでは評価しきれない。主人公の選択や物語の展開にどのような影響を与えるかが、役柄の見どころとなる。
3. 声優としての表現にも挑戦『すずめの戸締まり』の宗像草太役は、実写作品とは異なる表現力が求められる仕事だった。
映像に合わせて声だけで感情を伝えるため、表情や身体の動きに頼らず、声の抑揚や間合いによって人物を表現する必要がある。
松村の映画歴を調べる際は、実写出演と声の出演を区別しておくと、出演実績をより正確に把握できる。
初めて松村北斗の映画を見るなら?作品選びは、好みのジャンルから入るのがおすすめだ。
| 見たいジャンル | おすすめ作品 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 恋愛・青春 | ライアー×ライアー | 恋愛関係の変化 |
| 切ない恋愛 | 秒速5センチメートル | 長い時間を生きる主人公 |
| 夫婦・人生ドラマ | ファーストキス 1ST KISS | 時間を超えた夫婦の物語 |
| ヒューマンドラマ | 夜明けのすべて | 他者との支え合い |
| ミステリー | 白鳥とコウモリ | 家族と事件の真相 |
| アニメーション | すずめの戸締まり | 声優としての表現 |
幅広いジャンルを楽しみたい人には、2024年の『夜明けのすべて』から2025年の『秒速5センチメートル』、2026年の『白鳥とコウモリ』という順番で見る方法もある。
青春映画の松村から、複雑な人間関係を背負う人物、ミステリーの中心人物へと、役柄の変化を追いやすい組み合わせだ。
【2027年最新予定】『映画 九条の大罪』で烏丸真司役に挑戦
松村北斗の次の注目作が、『映画 九条の大罪』だ。
東宝の公式発表によると、全国公開日は2027年1月8日。原作は『闇金ウシジマくん』で知られる真鍋昌平の漫画で、監督は土井裕泰、脚本は根本ノンジが担当する。
主演は柳楽優弥。松村は烏丸真司役を演じる。
松村北斗が演じる烏丸真司とは?烏丸真司は、東大を首席で卒業したエリート弁護士。
九条間人(柳楽優弥)とはかつての仕事上のパートナーであり、現在は袂を分かっている。九条の法律事務所や裏社会の人々との関係を通じて、法律と倫理の境界に向き合う人物だ。
公式作品紹介では、九条の過去を知る存在として、物語の重要な役割を担うことが示されている。
共演者と作品情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 映画 九条の大罪 |
| 公開日 | 2027年1月8日 |
| 主演 | 柳楽優弥 |
| 松村北斗の役 | 烏丸真司 |
| 監督 | 土井裕泰 |
| 脚本 | 根本ノンジ |
| 原作 | 真鍋昌平 |
| 配給 | 東宝 |
主な共演者は以下のとおり。
- 柳楽優弥
- 池田エライザ
- 町田啓太
- 音尾琢真
- ムロツヨシ
- 黒木華
- 生田斗真
- 光石研
特に柳楽優弥との弁護士同士の関係性は、作品の大きな見どころとなる。
2026年のNetflixシリーズと2027年の映画は別作品ここは混同しやすいポイントだ。
『九条の大罪』は2026年4月2日からNetflixで実写シリーズが配信され、その後、2027年1月8日公開の劇場映画が発表された。
劇場版はドラマの単純な再編集ではなく、公式には「完全新作」として紹介されている。
そのため、2026年の配信シリーズと2027年の映画は、媒体も作品内容も区別して把握しておきたい。
松村北斗が演じる烏丸真司は、法律の知識と倫理観を持ちながら、九条と複雑な関係を築く人物。これまでの青春映画や恋愛映画とは異なる、法律をめぐる社会派クライム作品での演技に期待が集まる。
【松村北斗の映画出演】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松村北斗の映画出演作は全部で何作品?
A1:2026年11月2日時点で、公開済みの劇場映画・劇場アニメは15作品。2027年1月公開予定の『映画 九条の大罪』を含めると16作品となる。
Q2:松村北斗の2026年最新映画は何?
A2:2026年公開作は『白鳥とコウモリ』と『汝、星のごとく』。前者では倉木和真役で今田美桜とW主演、後者では久住尚人役で出演している。
Q3:松村北斗は『すずめの戸締まり』で何役を担当した?
A3:宗像草太役を担当した。新海誠監督の劇場アニメーションで、実写出演ではなく声の出演となる。
Q4:松村北斗の2025年の主演映画は?
A4:『秒速5センチメートル』で主人公の遠野貴樹を演じた。『ファーストキス 1ST KISS』にも硯駈役で出演しているが、こちらは松たか子主演の作品だ。
Q5:松村北斗が2027年に出演する映画は?
A5:『映画 九条の大罪』。烏丸真司役で出演し、2027年1月8日に全国公開予定。主演は柳楽優弥。
まとめ:松村北斗の映画は2026年から2027年も注目作が続く
松村北斗の映画出演歴は、2012年の『劇場版 私立バカレア高校』から始まり、青春映画、恋愛映画、ヒューマンドラマ、アニメーション、ミステリーへと広がってきた。
特に押さえておきたい作品は次の5本だ。
- 『夜明けのすべて』:上白石萌音とのW主演で、人と人との支え合いを描いた作品。
- 『ファーストキス 1ST KISS』:松たか子と共演し、夫婦の人生を描いた恋愛映画。
- 『秒速5センチメートル』:主人公・遠野貴樹を演じた2025年の主演作。
- 『白鳥とコウモリ』:今田美桜とのW主演で挑んだ2026年のミステリー。
- 『映画 九条の大罪』:2027年1月8日公開予定の新作で、烏丸真司役を担当。
2026年には『秒速5センチメートル』で優秀主演男優賞、『ファーストキス 1ST KISS』で優秀助演男優賞という評価も受けた。
さらに『白鳥とコウモリ』では主演として物語を牽引し、『汝、星のごとく』では重要な共演者として作品に参加。異なる立場の役柄を経験していることも、現在の出演歴の特徴だ。
次の大きな節目となるのが『映画 九条の大罪』。柳楽優弥との共演で、これまでとは異なる弁護士役に挑む松村北斗の2027年の活動にも注目したい。