アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』で主人公・空条徐倫を演じている声優は、ファイルーズあいさんです。荒木飛呂彦さん原作の『ジョジョの奇妙な冒険』第6部で、徐倫は空条承太郎の娘として登場し、スタンド「ストーン・フリー」を操りながら過酷な運命に立ち向かいます。
ファイルーズあいさんは、もともと『ジョジョ』に強い思い入れを持ち、声優を志すきっかけにもなった作品で憧れの徐倫役を獲得しました。2013年のゲーム版では沢城みゆきさんが徐倫を演じていたため、声優の交代が気になっている人も少なくありません。2026年10月現在の所属事務所や出演状況、代表作、オーディションの裏側まで、本人のインタビューと公式キャスト情報をもとに整理します。
【結論】空条徐倫の声優はファイルーズあい!アニメ版の公式キャストを紹介

空条徐倫のアニメ版声優は、ファイルーズあいさんです。
2021年4月4日、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の制作発表と同時に、公式ポータルサイトでキャストが発表されました。主人公の徐倫役にファイルーズあいさんが起用され、シリーズ第6部のアニメ化を象徴するキャスティングとなりました。
徐倫は、空条承太郎の娘であり、無実の罪によって州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収容される人物です。父親から受け継いだ強い意志と精神力を持ち、スタンド「ストーン・フリー」を使って仲間とともに困難へ立ち向かいます。
ファイルーズさんが担当する徐倫の魅力は、単に力強い声や迫力ある掛け声だけではありません。物語の序盤では未熟さや不安を抱えた若い女性として描かれ、仲間との出会いや数々の戦いを通して精神的に成長していきます。その変化を声の表現で描き分けている点が注目ポイントです。
なお、アニメ版の主要キャストには、次の声優陣が参加しています。
- 空条徐倫:ファイルーズあい
- エルメェス・コステロ:田村睦心
- フー・ファイターズ:伊瀬茉莉也
- エンポリオ・アルニーニョ:種﨑敦美
- ウェザー・リポート:梅原裕一郎
- ナルシソ・アナスイ:浪川大輔
- 空条承太郎:小野大輔
- エンリコ・プッチ:関智一
制作はdavid productionが担当。原作は荒木飛呂彦さん、シリーズ構成は小林靖子さん、音楽は菅野祐悟さんです。
【プロフィール】ファイルーズあいの経歴と代表作を徹底紹介
ファイルーズあいさんは、力強くエネルギッシュな演技と、キャラクターの繊細な心理を表現する演技力を併せ持つ声優です。
所属事務所のマウスプロモーションが公開しているプロフィールによると、東京都出身で、誕生日は7月6日。趣味・特技には絵を描くこと、ホラー映画鑑賞、ファッション、読書、デスボイスなどが挙げられています。
ファイルーズあいの基本プロフィール- 名前:ファイルーズあい
- 誕生日:7月6日
- 出身地:東京都
- 職業:声優
- 所属事務所:マウスプロモーション
- 所属開始:2025年4月1日
- 趣味:絵を描くこと、ホラー映画鑑賞、ファッション、読書
- 特技:デスボイス
- 受賞歴:第14回声優アワード新人女優賞
生年については、クリーク・アンド・リバー社の過去のプロフィール資料に1993年生まれとの記載があります。一方、現在の所属事務所の公式プロフィールでは誕生日と出身地が掲載されており、生年は掲載されていません。
ファイルーズあいの代表作・代表キャラクター徐倫以外にも、ファイルーズさんは幅広いジャンルの作品で主要キャラクターを演じています。特に、明るく活発な女性から、個性的で大胆な人物、戦闘能力の高いキャラクターまで、役柄の幅が広いことが特徴です。
- 『ダンベル何キロ持てる?』:紗倉ひびき
- 『トロピカル~ジュ!プリキュア』:夏海まなつ/キュアサマー
- 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』:えりぴよ
- 『チェンソーマン』:パワー
- 『怪獣8号』:四ノ宮キコル
- 『ドラゴンボール DAIMA』:パンジ
- 『株式会社マジルミエ』:桜木カナ
- 『悪役令嬢レベル99』:ユミエラ・ドルクネス
- 『七つの大罪 黙示録の四騎士』:ガウェイン
- 『無職転生Ⅱ』:リニアーナ・デドルディア
キャリアの転機となったのは、2019年放送の『ダンベル何キロ持てる?』です。ファイルーズさんは主人公・紗倉ひびき役に抜擢され、アニメの本格的なアフレコ経験がほとんどない段階で主演を務めました。
2026年5月22日公開のJ:magazine!のインタビューでも、本人は同作を声優としての「出発点」と振り返っています。初めてのアフレコで主演を任された経験が、その後のキャリアを築く基盤になりました。
また、第14回声優アワードでは2020年度の新人女優賞を受賞しています。デビュー初期から実績を重ね、人気作品の主要キャラクターを任される声優へと成長しました。
【声優になった理由】徐倫との出会いがファイルーズあいの人生を変えた
ファイルーズさんが声優を目指した理由を語るうえで欠かせないのが、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』との出会いです。
2026年5月22日に公開されたJ:magazine!のインタビューでは、本人が徐倫との出会いから声優を志すまでの経緯を詳しく語っています。
中学生の頃に出会った空条徐倫ファイルーズさんが『ジョジョ』に興味を持ったきっかけは、インターネット上で流行していた「オラオラオラオラ!!」などの作品由来の言葉でした。
その後、作品について調べているときに書店で第6部のコミックスを見つけます。第6部も巻数が1巻から始まっていたため、最初はシリーズの第1部だと思って購入したというエピソードも明かしています。
そこで出会ったのが、空条徐倫でした。
当時のファイルーズさんにとって、徐倫は単なる漫画の主人公ではありませんでした。自分の力で信頼を獲得し、仲間を増やし、自らの道を切り拓いていく姿が、学校生活や人間関係に悩んでいた本人の心に強く響いたのです。
特に印象的なのは、徐倫を演じたいという気持ちだけで声優を志したわけではない点です。
本人は、当初は徐倫を助ける役を演じたいと考えていたと説明しています。大好きなキャラクターに救われた経験から、今度は自分が声優になって彼女を支えたいという夢を抱くようになりました。
約12年間追い続けた夢が実現声優への思いを強めたファイルーズさんは、高校時代にインターネット上の友人と朗読活動を始めました。人前で演技を披露した際に褒められたことも、声の仕事を目指す後押しになったと語っています。
加えて、養成所に入る前から原作のセリフを繰り返し声に出して読み、録音して聞き直す練習を続けていました。
2021年4月4日の公式発表では、徐倫役に決まった喜びについて、次のようにコメントしています。
「12年間追い続けていた夢が叶った」
このコメントは、キャスティングが単なる人気声優への出演依頼ではなく、本人の長年の目標が実現した出来事だったことを示しています。
また、徐倫については「世界一勇敢で美しくて強くて愛情深い」と表現し、憧れの人物を演じる責任と喜びを伝えました。
徐倫役のオーディションで起きた意外な展開2022年12月14日のウォーカープラスのインタビューでは、オーディションの具体的な経緯も明らかになっています。
実はファイルーズさんは、最初から徐倫役だけを受けていたわけではありません。エンポリオ役とフー・ファイターズ役にも挑戦していました。
本人は自分の声が高いことから、徐倫の持つ迫力や凄味を表現できるか自信がなかったと振り返っています。そのため、徐倫役で次の選考段階に進んだ際には、むしろ戸惑いを感じていたそうです。
加えて、オーディション会場には『ジョジョ』への愛情を全身で表現するような派手な服装で向かったものの、セリフの出来には納得できなかったといいます。
しかし、最終オーディション後、監督から徐倫役に決まったことをサプライズで伝えられました。本人はその場で泣き崩れるほど喜んだと、後のインタビューで明かしています。
この経緯から見えてくるのは、作品への愛情だけでなく、本人が抱えていた不安や役柄への向き合い方も含めて、徐倫役を獲得するまでの過程があったということです。
【起用理由と演技力】ファイルーズあいはなぜ徐倫に選ばれたのか
ファイルーズさんの起用理由を考えるうえで注目したいのが、制作側から伝えられた演技の方向性です。
2023年3月31日のマイナビニュースのインタビューで、ファイルーズさんは、徐倫役を演じるにあたって制作スタッフから重要な助言を受けたことを明かしています。
それは、徐倫を最初から完成された強い人物として演じるのではなく、物語序盤では等身大の女の子として表現することでした。
承太郎の娘ではなく、空条徐倫という一人の女性を演じる徐倫は承太郎の娘です。そのため、声の雰囲気や力強さを父親に近づけることも考えられます。
しかし、ファイルーズさん自身は当初、低い声を意識して承太郎のようなかっこよさを表現しようとしていたと振り返っています。
その後、アフレコを重ねるなかで、徐倫には徐倫自身の魅力があることを改めて意識するようになりました。
アニメイトタイムズの2022年10月12日のインタビューでは、次のような役作りについて説明しています。
- 序盤の徐倫は、まだ経験の浅い等身大の女性として演じる。
- 父親の承太郎をそのまま模倣せず、徐倫独自のかっこよさを追求する。
- 原作を繰り返し読み込み、キャラクターへの理解を深める。
- 身体づくりや発声への意識を通して、声の表現を磨く。
- 共演者との掛け合いを通じて、感情や演技の瞬発力を高める。
特に重要なのは、徐倫の成長に合わせて声の表現も変化させることです。強さを最初から押し出すのではなく、恐怖や戸惑いを抱えながらも前に進む人物として演じることで、後半の迫力がより際立ちます。
ファイルーズあいの演技力が評価されるポイントファイルーズさんの演技の特徴は、声量や勢いだけに頼らないところです。
『ストーンオーシャン』では、戦闘中の激しい叫び声と、仲間を思いやる場面の柔らかい声を使い分けています。特に徐倫が精神的に追い込まれる場面では、強さの裏側にある不安や悲しみも表現されています。
また、アフレコでは「オラオラ」の掛け声や徐倫独特の言い回しにも細かな調整が行われました。本人は、マイクを通すと意識していた発音が十分に伝わらないことがあり、少し大げさに表現することが必要だったと語っています。
こうした具体的な役作りの過程を見ると、ファイルーズさんの魅力は、単に声質が徐倫に合っているという点だけではありません。原作への深い理解、キャラクターの心理分析、演出に応じて演技を調整する柔軟性が、役柄を支えているのです。
2020年度の声優アワード新人女優賞という実績も、キャリア初期からの評価を示す客観的な材料です。ただし、賞の受賞だけで個々の演技の良し悪しが決まるわけではありません。実際の演技を確認するなら、序盤と終盤の徐倫を比較することが最も分かりやすいでしょう。
【歴代比較】空条徐倫のゲーム版声優は沢城みゆき!アニメ版との違い
空条徐倫の声優を調べると、ファイルーズあいさんと沢城みゆきさんの2人の名前が出てくることがあります。
これは誤情報ではありません。登場するゲーム作品の発売時期によって、担当声優が異なるためです。
2013年のゲーム版では沢城みゆきが担当2013年に発売されたPlayStation 3用ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では、空条徐倫役を沢城みゆきさんが担当していました。
当時は第6部のテレビアニメ化前であり、ゲーム独自のキャスティングが採用されていました。そのため、2013年版をプレイしたファンにとっては、沢城さんの声が徐倫の印象として残っているケースがあります。
2022年の『オールスターバトル R』ではファイルーズあいに変更2022年9月1日に発売された『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』では、徐倫役がファイルーズあいさんに変更されました。
バンダイナムコエンターテインメントの発表によると、同作では第6部までのキャラクターについて、テレビアニメに合わせたキャスティングが採用されています。
つまり、アニメ版のキャストをゲーム版にも反映する方針によって、ファイルーズさんが徐倫役を引き継いだということです。
空条徐倫の声優・歴代比較表| 時期・作品 | 徐倫役の声優 | キャスティングの特徴 |
|---|---|---|
| 2013年『オールスターバトル』 | 沢城みゆき | テレビアニメ化前のゲーム版キャスト |
| 2021年4月4日・アニメ制作発表 | ファイルーズあい | アニメ版の公式キャストとして発表 |
| 2022年『オールスターバトル R』 | ファイルーズあい | 第6部までのキャストをアニメ版に統一 |
| 2022年以降のアニメ関連展開 | ファイルーズあい | アニメ版の徐倫役として継続 |
ここで覚えておきたいのは、ゲーム版の徐倫の声優が一律に同じではないということです。
2013年版のゲームと2022年版のゲームを比較すると、キャスティング変更の理由が分かります。ファイルーズさんへの変更は、単純に過去の声優を否定するものではなく、アニメ化に伴うシリーズ全体のキャスト方針の変更によるものです。
沢城さんの演じた徐倫とファイルーズさんの演じた徐倫は、それぞれ異なる時期の作品を彩った表現として楽しめます。
【2026年最新】ファイルーズあいの現在の活動と所属事務所
2026年10月30日現在、ファイルーズあいさんはマウスプロモーションに所属しています。
2025年3月31日をもってラクーンドッグを退所し、翌4月1日からマウスプロモーションに所属したことが、同事務所の公式発表で確認できます。
2025年に所属事務所を移籍2024年末には一部活動を制限することが発表されましたが、2025年4月1日には活動制限の解除と活動再開が本人から報告されたと、コミックナタリーやORICON NEWSが伝えています。
同日には所属事務所の移籍も公表され、新たな環境で活動を続けることになりました。
現在の所属事務所が公開するプロフィールには、徐倫役をはじめ、これまでの代表的な出演作品が掲載されています。
2026年も新作アニメへの出演が続く2026年の出演状況を見ると、ファイルーズさんは引き続き複数のアニメ作品に参加しています。
- 『ガンバレ!中村くん!』:2026年3月に所属事務所から出演情報が発表。
- 『世界最強の魔女、始めました』:2026年9月29日に所属事務所が出演を発表。エリミナ役として10月7日から放送。
特に『世界最強の魔女、始めました』では、冒険者ギルドのマスターで「焼滅の魔女」の異名を持つエリミナを演じています。
公式プロフィールに掲載されている過去の代表作と比較しても、力強いキャラクターから個性的な人物まで、幅広い役柄を担当していることが分かります。
2026年は徐倫役で知られる声優としての実績を持ちながら、新しい作品でも活動を続ける時期です。特定の一作品だけにとどまらず、声優としての表現領域を広げている点にも注目したいところです。
【よくある質問】空条徐倫の声優に関するFAQ
Q1:空条徐倫のアニメ版声優は誰ですか?
A1:ファイルーズあいさんです。2021年4月4日に『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の公式キャストとして発表されました。
Q2:空条徐倫のゲーム版声優もファイルーズあいですか?
A2:作品によって異なります。2013年発売の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では沢城みゆきさん、2022年発売の『オールスターバトル R』ではファイルーズあいさんが担当しています。
Q3:ファイルーズあいが声優になった理由は何ですか?
A3:『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の空条徐倫との出会いが大きなきっかけです。徐倫の強さに勇気をもらい、今度は自分が声優になって彼女を助ける役を演じたいと考えたことから、声優を目指しました。
Q4:ファイルーズあいの代表作は何ですか?
A4:『ダンベル何キロ持てる?』の紗倉ひびき、『チェンソーマン』のパワー、『トロピカル~ジュ!プリキュア』の夏海まなつ、『怪獣8号』の四ノ宮キコルなどが代表作として知られています。
Q5:ファイルーズあいは2026年現在どこの事務所に所属していますか?
A5:マウスプロモーションです。2025年4月1日付で所属となり、2026年もアニメ作品への出演が確認されています。
まとめ:空条徐倫の声優はファイルーズあい!作品への愛が生んだキャスティング
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』で空条徐倫を演じているのは、ファイルーズあいさんです。
中学生の頃に徐倫と出会い、彼女の生き方に勇気をもらったことが声優を目指すきっかけになりました。その後、約12年間追い続けた夢を実現し、憧れのキャラクター本人を演じることになったのです。
2013年のゲーム版では沢城みゆきさんが担当していましたが、2021年のアニメ化発表を経て、2022年の『オールスターバトル R』からはファイルーズさんにキャストが統一されました。
また、徐倫の演技では、父親の承太郎を模倣するのではなく、一人の女性として成長する徐倫の個性を表現することに力が注がれています。序盤の不安定さと、物語後半の揺るぎない強さを比較すると、ファイルーズさんの役作りをより深く理解できます。
2026年現在もマウスプロモーション所属の声優として活動を続け、新作アニメへの出演も確認されています。
空条徐倫の声優を調べる際は、アニメ版と2013年のゲーム版を区別すること、そしてファイルーズあいさん本人のインタビューを通して役への思いを知ることがポイントです。作品をもう一度見るときは、ぜひ徐倫の声の変化や仲間との掛け合いにも注目してみてください。
主な根拠資料: ジョジョ公式ポータルサイト、マウスプロモーション公式プロフィール・出演情報、J:magazine!(2026年5月22日)、ウォーカープラス、マイナビニュース、アニメイトタイムズ、声優アワード公式記録、バンダイナムコエンターテインメント公式ゲーム情報。