スタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』の声優は誰なのでしょうか。かぐや姫役を務めるのは朝倉あき、捨丸役は高良健吾、翁役は地井武男です。加えて、媼・語り役の宮本信子、相模役の高畑淳子、女童役の田畑智子など、俳優やタレント、落語家といった幅広い分野の著名人が声の出演を担当しています。
本作は2013年11月23日に公開された高畑勲監督の長編アニメーション映画です。『竹取物語』を原作に、かぐや姫の生涯と心の動きを独自の映像表現で描いています。2026年現在もキャストへの関心は高く、登場人物と出演者の関係を整理しておくと、作品をより深く楽しめます。
【まず答え】『かぐや姫の物語』の声優は誰?主要キャスト12名を紹介

『かぐや姫の物語』の中心となるキャストは、朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子をはじめとする実力派の出演者です。
特に注目したいのは、主人公のかぐや姫を朝倉あきが演じている点です。映画やドラマで活躍する俳優を中心に、落語家の立川志の輔やタレントの伊集院光、音楽家の宇崎竜童なども参加しています。
主な配役は次のとおりです。
- かぐや姫:朝倉あき
- 捨丸:高良健吾
- 翁:地井武男
- 媼・語り:宮本信子
- 相模:高畑淳子
- 女童:田畑智子
- 斎部秋田:立川志の輔
- 石作皇子:上川隆也
- 阿部右大臣:伊集院光
- 大伴大納言:宇崎竜童
- 御門:中村七之助
- 車持皇子:橋爪功
このほか、北の方役の朝丘雪路、炭焼きの老人役の仲代達矢なども出演しています。脇を固める出演者まで確認すると、作品のキャスティングの幅広さが分かります。
【声優一覧】登場人物とキャストの配役を一覧表で確認
ここでは、主要人物から物語を支える脇役まで、声の出演者と役柄を整理します。スタジオジブリの公式作品情報やディズニー公式のキャスト情報、映画情報データベースなどで確認できる配役をまとめました。
| 登場人物 | 声の出演 | 役柄・物語での立場 |
|---|---|---|
| かぐや姫 | 朝倉あき | 物語の主人公。竹から生まれた美しい姫君 |
| 捨丸 | 高良健吾 | 山里で姫とともに過ごした幼なじみ |
| 翁 | 地井武男 | かぐや姫を育てる父親 |
| 媼・語り | 宮本信子 | 姫を育てる母親であり、語りも担当 |
| 相模 | 高畑淳子 | 都で姫の教育を担当する女性 |
| 女童 | 田畑智子 | かぐや姫の身の回りの世話をする少女 |
| 斎部秋田 | 立川志の輔 | 姫の名づけを担当する人物 |
| 石作皇子 | 上川隆也 | かぐや姫に求婚する公達 |
| 阿部右大臣 | 伊集院光 | かぐや姫に求婚する貴族 |
| 大伴大納言 | 宇崎竜童 | かぐや姫に求婚する貴族 |
| 石上中納言 | 古城環 | かぐや姫に求婚する公達 |
| 御門 | 中村七之助 | かぐや姫に心を寄せる帝 |
| 車持皇子 | 橋爪功 | かぐや姫に求婚する公達 |
| 北の方 | 朝丘雪路 | 石作皇子の正妻 |
| 炭焼きの老人 | 仲代達矢 | 山に暮らし、姫に捨丸たちの消息を伝える人物 |
| 特別出演 | 三宅裕司 | 公式キャスト情報に特別出演として掲載 |
なお、媒体によってキャスト一覧の掲載範囲には違いがあります。石上中納言役の古城環などは、映画情報データベースや出演者一覧で確認できる配役です。一方、三宅裕司は公式キャスト情報で特別出演として掲載されていますが、同ページには役名の記載がありません。
配役を調べる際は、単に出演者の名前だけでなく、どの登場人物を演じているのかまで照らし合わせると、情報を取り違えずに済みます。
【人物関係】朝倉あき・高良健吾・地井武男らが演じる物語の中心人物
本作の人物関係を理解するうえで重要なのが、山里での暮らしと、都に移ってからの生活という2つの舞台です。声の出演者も、それぞれの環境に関係する人物を演じています。
かぐや姫役・朝倉あき主人公のかぐや姫を演じるのは朝倉あきです。
竹の中から現れた姫は、驚くほどの速さで成長し、山里で自然に囲まれながら暮らします。子どもたちと野山を駆け回る少女時代から、都で美しい姫君として扱われるようになるまで、彼女の人生は大きく変化していきます。
朝倉あきが担当するのは、そうした変化を経験する主人公の声です。自由に生きたいという気持ちと、周囲から期待される役割との間で揺れる姫の姿が、物語の中心にあります。
捨丸役・高良健吾捨丸を演じるのは高良健吾です。
捨丸は、山里でかぐや姫と一緒に過ごした少年です。子どもたちの中でも中心的な存在で、姫からも親しまれていました。
しかし、翁が姫を都で高貴な姫君として育てようと決めたことで、2人の生活は分かれていきます。
大人になった姫が故郷の山へ戻ったとき、捨丸はすでにその土地を離れています。再会を果たす場面は、本作の中でも特に印象的な展開です。
物語終盤では、姫と捨丸が不思議な力で空中を舞い、手をつなぐ場面が描かれます。しかし、月が現れると2人は離れ、捨丸にとってその出来事は夢のような逢瀬として残ります。捨丸はその後、妻子のいる暮らしへ戻っていきます。
翁役・地井武男と媼・語り役・宮本信子かぐや姫の育ての親である翁を演じるのは地井武男、媼を演じるのは宮本信子です。
翁は竹の中から見つけた姫を連れ帰り、媼とともに育てます。その後、竹から得た財宝や衣装をきっかけに、姫を都で高貴な女性として育てようと考えるようになります。
一方、媼は姫の気持ちに寄り添い、成長を温かく見守る存在です。宮本信子は媼だけでなく語りも担当しており、作品全体の物語をつなぐ重要な役割を担っています。
翁と媼は同じ娘を大切に思いながらも、その育て方や将来への考え方に違いがあります。この違いが、姫の心の葛藤にもつながっています。
【都の登場人物】高畑淳子・立川志の輔・中村七之助らの役どころ
山里から都へ移ったかぐや姫の周囲には、教育係や貴族、帝など、さまざまな人物が登場します。ここでは、それぞれの役柄を整理します。
相模役・高畑淳子と女童役・田畑智子相模を演じるのは高畑淳子です。相模は、都で暮らすかぐや姫の教育係を務めます。
姫に高貴な女性としてふさわしい教養や作法を身につけさせようとしますが、山里で自由に育った姫にとって、都の生活は窮屈なものでした。
女童を演じるのは田畑智子です。女童は姫の身の回りの世話を担当する少女で、都での生活を支える人物の一人です。
斎部秋田役・立川志の輔立川志の輔が演じるのは斎部秋田です。
翁から姫の名づけを依頼された斎部秋田は、その美しさに感銘を受け、「なよたけのかぐや姫」と名づけます。
この名前は、姫が都で広く知られるきっかけにもなります。落語家として知られる立川志の輔が、物語の重要な転換点に関わる人物を担当している点も興味深いところです。
5人の求婚者と演じる出演者かぐや姫の美しさが都に広まると、複数の貴族が結婚を申し込みます。原作『竹取物語』でも有名な5人の求婚者が登場し、本作でも物語の重要なエピソードを形づくっています。
- 石作皇子:上川隆也
- 車持皇子:橋爪功
- 阿部右大臣:伊集院光
- 大伴大納言:宇崎竜童
- 石上中納言:古城環
求婚者たちはそれぞれ異なる人物像を持ち、姫に対してさまざまな態度を見せます。姫は彼らに難しい結婚条件を提示し、求婚者たちはその条件を満たそうとします。
このエピソードは、単なる結婚をめぐる騒動ではありません。姫が相手の財力や地位ではなく、その人の真心を見極めようとする姿勢が描かれています。
御門役・中村七之助と北の方役・朝丘雪路御門を演じるのは中村七之助です。御門は姫の美貌に強く惹かれ、自分のものにしようとする帝です。
姫の意思を尊重することなく、自らの立場や欲望を優先する姿は、都での生活に対する姫の違和感を象徴する要素の一つになっています。
また、北の方を演じるのは朝丘雪路です。北の方は石作皇子の正妻として登場する人物で、物語の中では夫の振る舞いに関わる重要な役割を果たします。
炭焼きの老人は仲代達矢が担当しています。姫が故郷の山を訪れた際、捨丸たちがすでにその土地を離れたことを伝える人物です。
【作品情報】2013年公開の高畑勲監督作品と竹取物語の関係
『かぐや姫の物語』は、スタジオジブリが制作した長編アニメーション映画です。原作は日本の古典文学『竹取物語』で、原案・脚本・監督を高畑勲が担当しました。
基本情報を整理すると、次のようになります。
- 作品名:かぐや姫の物語
- 公開日:2013年11月23日
- 制作:スタジオジブリ
- 配給:東宝
- 原作:竹取物語
- 原案・脚本・監督:高畑勲
- 脚本:坂口理子
- 音楽:久石譲
- 主題歌:「いのちの記憶」二階堂和美
- 上映時間:約137分
本作は、高畑勲にとって1999年公開の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、約14年ぶりとなる長編監督作品でした。
高畑監督は『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』など、人物の感情や日常生活を丁寧に描いた作品を手がけてきました。
『かぐや姫の物語』でも、その作風は色濃く表れています。昔話として知られる物語を、かぐや姫という一人の女性の人生や感情に焦点を当てて描き直しました。
水彩画のような映像表現にも注目本作の特徴は、従来のアニメーション映画とは異なる、筆で描いたような柔らかい線と水彩画を思わせる背景表現です。
映画テレビ技術協会が2014年に開催した勉強会でも、本作のビジュアル構成が取り上げられました。制作には8年余りが費やされ、キャラクターの線や背景の表現に独自の工夫が凝らされています。
人物の表情だけでなく、風や草木、山の風景までが生き生きと描かれている点も見逃せません。かぐや姫が山里で過ごす場面と、都で暮らす場面では、画面から受ける印象も大きく異なります。
高畑勲の遺作となった作品高畑勲は2018年4月5日に82歳で亡くなりました。スタジオジブリも翌6日に公式に訃報を発表しています。
『かぐや姫の物語』は、長編劇場用アニメーション映画として高畑監督が最後に手がけた監督作品です。そのため、作品を振り返る際には、長年にわたって日本のアニメーション表現を切り開いてきた監督の集大成という側面もあります。
2015年には第87回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされ、国内外で高い評価を受けました。
【声優の見どころ】俳優を中心としたキャスティングが作品にもたらした魅力
『かぐや姫の物語』のキャスティングで注目したいのは、一般的なアニメ作品でイメージされる声優専門の出演者だけでなく、映画俳優、舞台俳優、落語家、タレント、音楽家など、多彩な表現者が参加していることです。
朝倉あき、高良健吾、宮本信子、地井武男といった俳優陣に加え、立川志の輔、伊集院光、宇崎竜童など、それぞれ異なる分野で経験を積んだ出演者が声を担当しています。
声優という呼び方と実際の出演者は異なる検索では「かぐや姫の物語の声優」という言葉が使われますが、公式のスタジオジブリ作品ページでは「声の出演」という表現が用いられています。
つまり、ここでいう声優一覧は、声優専門の職業に就いている人だけを指すものではありません。作品内のキャラクターに声を吹き込んだ出演者全体を意味しています。
この違いを理解しておくと、俳優や落語家の名前が多く並ぶ理由も分かりやすくなります。
キャストを知ってから見ると分かる人物描写出演者を把握してから作品を見ると、人物同士の関係性や感情の変化にも注目しやすくなります。
例えば、朝倉あきが演じるかぐや姫の自由を求める気持ちと、高良健吾が演じる捨丸との関係。地井武男が演じる翁の親心と、宮本信子が演じる媼の温かい見守り方。こうした人物ごとの立場を意識すると、物語の奥行きが見えてきます。
また、求婚者や御門など、姫の人生に影響を与える人物の配役を知っておくことで、都での生活がなぜ姫にとって苦しいものになっていくのかも理解しやすくなります。
【かぐや姫の物語の声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:かぐや姫の声優は誰ですか?
A1:主人公のかぐや姫を演じているのは朝倉あきです。山里で育った少女時代から、都で美しい姫君として暮らす姿までを演じています。
Q2:捨丸の声優は誰ですか?
A2:捨丸役は高良健吾です。捨丸はかぐや姫が山里で暮らしていた頃の幼なじみで、物語の中でも重要な存在です。
Q3:翁と媼の声優は誰ですか?
A3:翁役は地井武男、媼役は宮本信子です。宮本信子は媼に加えて語りも担当しています。
Q4:相模と女童を演じているのは誰ですか?
A4:相模役は高畑淳子、女童役は田畑智子です。相模は姫の教育係、女童は姫の身の回りの世話をする人物です。
Q5:高畑勲監督の作品ですか?
A5:はい。2013年11月23日に公開されたスタジオジブリ制作の映画で、高畑勲が原案・脚本・監督を担当しています。原作は『竹取物語』です。
まとめ:『かぐや姫の物語』は声優と人物関係を知るとさらに楽しめる
『かぐや姫の物語』の主人公・かぐや姫を演じるのは朝倉あき、捨丸役は高良健吾、翁役は地井武男、媼・語り役は宮本信子です。そのほか、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、中村七之助、橋爪功など、多彩な出演者が物語を支えています。
2013年公開の本作は、『竹取物語』を高畑勲監督独自の視点で描き直した長編アニメーション映画です。山里での自由な暮らしと、都で求められる高貴な姫君としての生活。その対比を理解すると、登場人物それぞれの役割も見えてきます。
2026年に改めて作品を鑑賞する際は、朝倉あきと高良健吾が演じる2人の関係だけでなく、地井武男と宮本信子が演じる育ての親、そして都で姫を取り巻く人物たちの声にも注目してみてください。キャストを知ることが、高畑勲監督が描いた物語の新しい魅力を発見するきっかけになります。
編集部向け・事実確認資料
- スタジオジブリ公式作品情報:公開日、スタッフ、声の出演者、上映時間。
- ディズニー公式作品情報:主要キャストと役名、作品概要。
- ORICON NEWS:登場人物と配役の一覧。
- シネマトゥデイ:各キャラクターの役割と2026年の作品紹介。
- 映画テレビ技術協会:制作期間とビジュアル表現に関する記録。
- スタジオジブリ公式訃報:高畑勲監督の逝去日。